テーマのヒント

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卒園式後のブラヘイジ

雪が降り、関東の桜が開花宣言をしたあの日、ブラヘイジへ。

コーヒーを飲もうと立ち寄ったお店の天井に

塾長より、「あれ、いいね。」「ドイツでは水の生き物をトイレに飾るんだよね。」

ということで早速購入。

そして園のトイレへ

「水に関係する装飾を増やすといいよね。」「ネットとか網とかかけるともっと雰囲気が出るかもね。」

2012年6月12日『テーマのヒント』の中でこう書かれています。

テーマに沿っていろいろな企画をするときに感じるのが、さまざまなアイディアが出る人と、なかなかアイディアが出ない人がいるということです。それは、生まれつきもあるのですが、それ以上にいろいろな経験をしているかどうかに関係してきます。それは、いろいろな場所に旅行に行くことも大切でしょうし、映画を見たり、本を読んだりすることも必要でしょうし、遊園地、デパートの子ども広場、地域の公園などに行くのもいいでしょう。もしかしたら、和風の居酒屋や、素敵な洋風のレストランにもヒントがあるかもしれません。私は、テーマが宇宙だった時に、夕涼み会の全体イメージでいいヒントがないかと思って、北九州のスペースワールドに行ったことがありますし、鳥がテーマの年には、野鳥公園にも行きました。私の子どもが小さかったころは、よく家族で地域のウォークラリーに参加していました。保育という仕事は、そんなことが、仕事のうちだということができる職業であることに感謝しています。

 しかし、いろいろな体験をすることが大切であるといっても、そこから感じ取る感性がなければなりません。何気なく見過ごしていることでも、そこにはヒントがたくさんあるのです。私は、職員と時間があるときには「ブラヘイジ」という、地域を歩く会を持ちますが、ただ見学して歩くのではなく、そこに保育のヒントがたくさんあり、それをレクチャーするという意図もあるのです。店のディスプレーを見て、「これは園の装飾に使えるね!」、しゃれたグッズの店に行くと、「これをあそこに置くといいかもね!」、ドイツに行ったときにも、園の見学だけでなく、店を見て歩くときにも、道を歩くときにも何かヒントがないかを探します。たとえば、ビアホールに入ったら、ビールの原料のホップが梁からぶら下がり、壁にはビールをかたどったリースがかけられています。こんな装飾を見ると、園での装飾の参考になります。それは、職業的「性」ではなく、職業的「楽しみ」なのです。

もっと鋭く、もっと楽しんでいかなくてはと思います。

(報告 加藤)

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