Red floor philosophy episode 37『意図の模倣』『模倣から指導へ』より

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東京にも雪が降りました。

たくさん遊んだ午後の陽だまりですね。

たくさん遊んだ午後の陽だまりですね。

普段は「動のスペース」として活用されているこの場所。ここは、今日は雪の中でいっぱい遊んでびしょびしょになった服や靴を乾かす場所になりました。興味深かったのは、子どもたちがこの空間に立ち入る姿を見かけなかったことでした。

ブログ『臥竜塾』2018年1月19日『意図の模倣』の中でこう書かれています。(太字をクリックすると塾長藤森先生のブログ『臥竜塾』にとび、この回のブログの全文を読むことができます。)

「大人が一連の複雑な行動をするところを14~18か月児に観察させます。示した行動には、モデルの発声行動から「意図的」であることがわかるものと、モデルの言葉から「偶発的」であることがわかるものがありました。その後、モデルを模倣する機会を与えると、乳児は偶発的な行動の2倍の頻度で、意図的な行動を再現したそうです。このことからも、乳児が大人の意図をある程度理解しており、意図的な、目的指向的な行為は模倣しますが、偶発的な行為の模倣はしないことが示唆されたそうです。」

また、2018年1月23日『模倣から指導へ』の中では心理学者トマセロ氏の言葉が引用されています。

「指導者から文化的に学ぶためには、指導を指導者の視点に近い視点から理解するためには、子どもは自身の視点とは異なる心の視点を理解できなければならない。そして、その視点を自分の視点と顕在的に関連付けなければならない。」

雪遊びの楽しさ物語る光景を維持させていたもの。大人の意図を理解する子どもたちの心と言えるのかもわからないと思えたこの度の出来事でした。

(報告者 加藤恭平)

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