1月6日の塾報告を行います。
まずは、みなさん、明けましておめでとうございます。
昨年はどのような年だったでしょうか?コロナに振り回されながら、大変だったこともあったと思います。その中でも、今できることを考え、子供たちのために尽くしたそんなこともあったのではないでしょうか。また、オンライン飲み会など、インターネットを使った新しいスタイルも生まれましたね。
現在、東京では、1日に2400人もの感染者がでて、日々、その数は増していくばかりです。自分の地元、宮崎でもこれまでの感染者の数を更新していっています。正直、不安であったり、心配事や、やりたいこともできずストレスのかかる毎日であったりで下をむきがちですが、全国のみなさんたちと一緒に、今年もコロナに立ち向かいながら、また新しい形を創造したり、少しでも子供たちのためにつくしてしけたらと思っています。
今年もどうか、よろしくお願いいたします。
さて、そんな2021年最初の塾はオンラインで始まりました。振り返れば、オンライン塾もコロナのおかげではありませんが、コロナを契機に始まりました。
今回の塾では塾長を含め15名の先生方が参加されました。
21時から開始された塾ですが、ご家庭の都合で遅れて参加される先生もいらっしゃり、揃うまでコロナについての話をしました。最近ワクチンの開発が進んでいますが、ワクチンが開発されても感染者数は変わらないそうです。ワクチンは症状を軽くするのであって、重症者数は減少するみたいです。感染者数ではなく、重症者の数をこれからは比較していけばいいですね。ニュースの「本日の感染者数は〇〇です」と数だけに怯えないようにしたいですね。
また日本の保育では、マスクを!子供もに!みたいなこともありますが、ドイツではそんなことはないそうです。なんと、国が「保育中、園内では子供も、大人もマスクを一切してはいけない」とでているそうです。もちろん、園内では、ですので、園を出れば、マスクをして過ごしているみたいですが、国によっても対応が違いますね。
そんな話をしていると、参加者もそろい、次の話題に移りました。
1月13日に塾セミナーを予定しており、今回は「行事」についてがテーマで、森口先生が担当されます。塾では、そのプレ発表を行いました。ネタバレになってしまいますので、詳しい内容についてはここには記載できませんが少しだけ書きたいと思います。発表はとても分かりやすく、スッと自分の中に入ってくるような発表でした。見守る保育における行事をどう進めれば良いのか?そもそも行事が見守る保育の大原則(主体性を大切にする)と相反するものに見えるという話から始まりました。そこで、行事の目的の話、そもそも行事はなぜするか、行事においての重要な4つの柱についてなど、行事を改めて根本から考える、そんな発表だったように感じます。
そして番外編として、大人も行事を楽しむことも大切というところで発表が終わりました。
その話を終え、塾生、塾長らの質問や討議が始まりました。その中でも、特に心に残っているのは塾長が話してくださった、「なぜ、鼓笛隊や組体操といった伝統的な出し物といいますか、発表が残っているのか」という話でした。
ご存知の先生も多いとは思いますが、昔の教育要領は健康、社会、自然、言語、絵画制作、音楽リズムの6つであり、それが現在では健康、人間関係、環境、言語、表現の5つに変わっています。例えば、鼓笛隊を例にすると、音楽リズムという領域があり、そのために鼓笛隊がありました。しかし、現在では表現という領域にかわりました。表現する力を、鼓笛という手段で見せるのであればいいのですが、そうでないのであれば、見直す必要があります。よく、塾長が目的と手段の話をさせますが、まさにこれだと思います。伝統だからといって鼓笛隊をするのは、手段が先行していますね。「表現するため」という目的があり、そのための鼓笛隊であるべきですね。
行事を根本から考えるとても勉強になる時間でした。自分もいつか地元に戻った時に、伝統だからと言って、本当に大切にすべきものを見失わないようにしたいです。「手段と目的」というワード、とても重要ですね。
そして、塾も終盤になり、話は成人式の話へ。
1月12日は成人に日ですね。新成人の皆さん、おめでとうございます。
コロナ禍で成人式を中止しるところも多くありますが、新宿区では区長が成人式をやると断言しているそうです。その理由は、「新成人の皆さんは、予定を明けている。式を中止にしても、集まって会食をするかもしれない。今の若い人はコロナの怖さを知らない。では、式に参加してもらい、コロナの説明するいい機会である。会場をいくつかにわけ、密集しないようにする」とのことでした。コロナだからとやめるのは簡単ですが、今、できること、大切なことを考えて実行すること、すごいですね。保育の現場でも、コロナ対策を十分にしつつ、子供たちのために今できることを精一杯やっていきたいですね。
さて今回の塾はここで終わりました。
報告者 横田 龍樹