ゲストティーチャー募集中

5月26日(火)の生臥竜塾

今回の生臥竜塾は、先週末に塾長と助手の西村先生が、富山に出張に行かれた内容を西村先生から報告していただくことらスタートしました。

今回の出張は、3日間の日程で行われました。

1日目は、富山市公立保育所長部会講演という題目の公立の園長先生たちに向けた講演を行い、次に高岡市の双葉保育園さんで園内研修を行いました。

その後、食事会に招待され、塾長と西村先生は別テーブルに割り振られ、西村先生は若手の保育士さんたちのテーブルで食事をすることになったそうです。

そこで西村先生は、デザート決めに臥竜塾方式の「せーのっぴっ!」を使ったそうです。

「せーのっぴっ!」というニュアンスを聞いて、だいたいの人はわかってしまったと思いますが、説明させていただきます。

人数分の異なったデザートに「せーのっぴっ!」という掛け声に合わせて、自分の食べたいデザートに指差しをします。

単独であればGET、複数の箇所はやり直しとなり、全員GETするまで終わらないゲームです。

このゲームで西村先生は最後の2人にまで残ったそうです。持ってますね(笑)

そこで西村先生は、自分の食べたいデザートを曲げずに貫くか、折れるかを悩み、結局相手の方を気遣い、食べたいデザートではない方を指差したそうです。

普段の生臥竜塾では折れたことないのに…(笑)

男性より女性の方が貫く姿勢が強いのかもしれませんね。

2日目は、新宿せいがに去年から事務で勤めている五島先生のご実家の園である、ちゅうりっぷ保育園さんで、午前に保護者講演、午後に園内研修を行いました。

保護者講演では、100人を超える保護者の方々が集まってくれたそうです!

西村先生は、このちゅうりっぷ保育園さんを来園させていただいたのが、2回目で、1回目はまだまだ環境についてなどわからない点が多かったため、2回目の来園では、環境1つでもどのような意図を持って構成しているのかなどがわかり、違った視点で楽しめたそうです。

西村先生が行った挨拶では、新宿せいがでは表現ゾーンとおままごとゾーンが一緒になっていることを紹介してくれたそうです。

3日目は、高岡のいずみ幼稚園さんで、こちらも午前に保護者講演、午後に園内研修を行い、保護者講演の演題が「やってあげる育児から見守る育児へ」、園内研修が「見守る保育について」と「こども園へ移行するときに大切なこと」です。

次に塾頭の山下先生から近々、新宿せいが名物の「男祭り」を開催するとの予告がありました。

「男祭り」とは、その名の通りで、新宿せいが職員の男性だけで集まり、保育のみならず男だけだからこそできる話をしながら盛り上がる会です。

新宿せいがは、各クラスのチーム力や全体のチーム力もそうですが、各係やその他様々あるチームでもそれぞれ魅力的な一面が必ずあります。

その他様々あるチームの1つに「男チーム」があり、その結束を高められる「男祭り!」

今から楽しみでなりません。

次に臥竜塾発足以来続いてきた「ゲストティーチャー」の話題に移りました。

「ゲストティーチャー」とは、毎週火曜に行われる生臥竜塾にゲストで招き、お話を頂戴する方のことです。

発足以来続いてきましたが、2013年4月以降はなかなか機会に恵まれていないようです。

私が入塾したのが2013年の12月なので、私自身「ゲストティーチャー」を招いての会に参加できていません。

今回のタイトルそのままに「ゲストティーチャー」を募集していますので、ご都合のつく方は塾長にご連絡の上ご参加ください!

保育のことはもちろんとして、保育以外でも良い学びが得られる会ですので、一緒に学びを深めていきましょう!

塾生一同お待ちしております!

最後に今回のメニューを紹介させていただきます。

今回は夏を感じさせる気候が続いているため、さっぱりと冷やし中華にしました。

お供にイカのカツレツとメンチカツ、そして中華スープです。

300(1)

冷やし中華に揚げ物、中華スープ

 

デザートは杏仁豆腐とマンゴープリン、黒ゴマプリンを用意し、今回の報告で紹介させていただいた「せーのっぴっ!」を用いて各々決めました。

今回は私と本多先生が最後まで残ってしまいました…

(報告者 若林)

自分の考えが増える

先日、「動物キャラナビ」という著書で有名な、個性心理学研究所、所長の弦本將裕氏が来園されました。人間の個性を12種類の動物キャラクターに当てはめ、そのキャラの個性が細かく書かれています。単なる占いではなく、人生を楽しくする指南書として人気を集めているようです。職員は、よくその本を活用して他の職員とコミュニケーションを図ったり、行事の担当を決める際などに参考にすることもあるくらいです。その弦本將裕氏が、一冊の絵本(DVD付き)を紹介してくれました。それが「杉の木の両親と松の木の子ども」という本です。今回の生臥竜塾では、そのDVDを観ました。

絵本&DVD

絵本&DVD

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内容は、【杉の木の夫婦に生まれた松の木の子ども。思う通りに育ってくれず、杉の木の両親は松の木の子どもの枝を切ってしまい…。衝撃の結末とともに、子育てとは何か、個性とは何か。子育ての問題をえぐる絵本です。】という紹介文があるように、“子どもの個性を許せない”親たちの現状、現代の子育ての問題点などに焦点を当てた内容となっています。

詳しくは、こちらのHPをご覧下さい。

http://www.sinkan.jp/special/cedar_trees/

この本で、一番何を伝えたいのだろうと考えてみると、「個性は遺伝しない」ということであるのかなと感じました。親がいくら「こうなってほしい…」と子どもに願っても、その子どもには、その子どもなりの“個性”が存在し、必ずしも、親の個性と同じであるということではないということであり、その個性を活かす環境を用意することが子育てでもあるのかなと思いました。

塾長は、この話を「新人教育」に例えました。先月から今年度が始まり、多くの場所で新任職員が勤め始めたと思います。その際、どうしても新人さんには「これまでの慣習」を押しつけるかのように“これまでの自分してきた経験や能力のみを伝えること”がメインになってしまいがちだが、それでは、その作業を終えたら自分が必要でなくなってしまうのではないか…。二人合わせても能力はひとりぶんのままなのではないか…。確かに、自分が辞める時や伝達・伝承の際には必要となるものの、新人教育の場合には、【自分には持っていないものを活かさせる】方法を極めていけば、【自分の考えも増えていく】。違う例えでもいえば、話し合いという場においても、その場は【自分の考えを押し付ける】場であってはいけない。あくまでも、自分とは異なる相手の意見を受け入れ、“自分の考えが増える”というスタンスでいることが重要であるということを学びました。

また、出張先で訪れた名古屋城では、復元作業が行われていたそうです。その復元の仕方についても、昔あった建物を復元するという観点だけではなく、昔の技術を伝えるための復元であり、技術の伝承のための復元であったそうです。これまでに培ってきた技術を伝承させながらも、新しい技術を生み出し・受け入れていき、それによって社会を進歩・発展させていくことが重要であると感じました。

次に、「歴史秘話ヒストリア」というNHK番組【ザビエル 戦国を行く~知られざるニッポン 3万キロの旅~】の一部を観ました。これも、先日、塾長が出張で訪れた長崎県が舞台となっています。ザビエル上陸から、どのように布教し、日本人がどのように関わっていったのかが描かれていました。ザビエルと共に、日本を歩いた人に「アンジロー」という一人の日本人の活躍があったことなどを知りました。そして、その番組内では当時のザビエルの「日本人は貧しさを恥とは思っていない。誇りを持って生きている」「日本人よりも善良なひとたちは他にいないのではないか」「私は日本人への感謝の気持ちを書きつくすことができない」という言葉も紹介されていました。ザビエルが見た日本人は、親切で優しく、誇り高き国民であったそうです。塾長も、日本人の良さ・国民性として「優しさ」がダントツであがるのは、生存戦略でもあったように、アフリカから始まって一番最後に到達した国でもある日本が、一番色濃くその力を持っているからであると言っていました。もう一度、日本人としての誇りを持ち直さなければいけませんね。

最後に、来月行う「第3回臥竜塾年間講座」内容である“異年齢”についての道筋を、塾長からうかがいました。今回は、本多と小松崎で行います。私も、臥竜塾生としての誇りを持ちながら、講座に望みたいと感じました。

(報告者 小松崎高司)

本日のメニュー 海鮮中華丼 富山のイカ 園でとれたキャベツと塩昆布のサラダ 水菜と卵のスープ

本日のメニュー
海鮮中華丼
富山のイカ
園でとれたキャベツと塩昆布のサラダ
水菜と卵のスープ

新臥竜塾生

今回の臥竜塾は新宿せいがに入って2年目の保育士の加藤君がめでたく臥竜塾生となり、初参加のお祝いでした。

食事をし、塾生から加藤君へのお祝いのメッセージを一言ずつ言っていきました。その中でみんなが共通して言っていたのは「熱い」というのが加藤君に対する印象で、「熱い想いで」や「熱く話し合い」といった言葉を交えて歓迎のコメントを贈っていきました。最後に塾長からのメッセージは、塾生が毎週見ている大河ドラマ「花燃ゆ」から「松下村塾のような熱い想い過ぎて周囲が見えなくなってしまわないように。そして、熱い想いを実らすにはやはり命が大切」というお話と、「子どもは時に残酷なときもあるが、そういった面も含めて好きになれるのが本当の意味で子どもが好きと言える。同じように臥竜塾も勉強していない部分も含め良い仲間と言える」というお話をしていただきました。

 

加藤君からは「臥竜塾に入るのが本当に楽しみでした。今までは我流だったのがこれからは臥竜という事でこれから塾長や仲間たちと高め合い活かしていき、子ども達のために頑張りたいです」という事でいた。

 

『「我流」とは自己中心的という感じが強く出てしまうが、「省我」の「省」は、「省く(はぶく)」とも読むが、「省く」とは「のける」という意味ではなく、無駄なものをそぎ取って「真理をみる」ということ。無駄とは「自分が、自分が」という「我」を抜いて、本当の自分が見えてくるという意味』という事も塾長から教えてい頂きました。

 

話題は変わり「科学」の話になりました。

中学の教科書で、森へ行った時に寒くなったので火をつけて温まろうということに、アメリカなどの科学では、何かを燃やすときにはいろいろ燃やしてみたなかでよく燃えたものは長細いものだったという結果から、次にまた行うときには長細いものばかり集めてまた燃やそうとするがそうすると、その中でも燃えないものが出てきたときにその結果から細長い木が燃えやすいと試行錯誤することが「科学」なのだが、日本ではそうはしていないという話しをしました。

 

今回のメニューは、加藤君の初参加祝いという事で、加藤君の好物の「ちくわの磯辺焼き」作ろうという事になりました。そして、「豚バラ肉」が好きという事で、「豚バラの生姜巻き、みょうが巻き」他には、塾長が頂いたという讃岐うどんと、チンゲン菜でお浸しとクリーム煮を作り、食後にはケーキでお祝いをしました。いろいろな種類のケーキがあったのでそこはもちろんみんなで食べたいものに指を刺しかぶったらジャンケンという臥竜塾では恒例の決め方をしました。

(報告者 柿崎)

今回の食事

今回の食事

お祝いのケーキ

お祝いのケーキ