2023年 初塾

2023年1月11日 初めての臥竜塾を行いました。

今年もよろしくお願いします。

さて・・・

年末年始の過ごし方はそれぞれですね。

私は実家の富山に帰省し年末年始は過ごすのですが、毎年、雪が膝くらいまで積もり、

毎朝の日課は雪かきからスタートです。

そして、母校の小学校が実家の目の前ですので、校庭の築山でソリ滑りや雪だるまを作ったり、雪遊びが定番でしたが、今年は全く積もらず、子ども達は残念そうでした・・・。

ただ当の私は安心して過ごせた年末年始でした。

では、早速報告に移りたいと思います。

まずは新年ということもあり、塾生と外部塾生の新年の抱負から述べていただきました・・・

★山下

忘年会でもお話をさせていただいたのですが・・・今年は「見守る保育 藤森メソッド」をしっかりと全面的に押し出し、「攻め」の姿勢ていきたいと思います!そして1つでもいいのでギビングツリーとして新しい取り組みをしていきたいです!!

★本多先生

健康第一!!

初心忘れるべからず!!

省我の字のごとく、我を省みることを忘れずに見守る三省を忘れることがなければ良い保育、そして楽しい保育ができること信じてやっていきたいです!

★柿崎先生

「今年は昨年あまりできなかった食育活動などたくさんしていきたいと思っています」

よろしくお願いします!

★森口先生

①S T E Mの活動の充実!

②藤森メソッドをより深く理解していくこと!

③奥さんをイライラさせないw

★加藤先生

コロナによって、それぞれの生活観や、価値観までもがはっきりと分断され、それぞれに再解釈が成されたように感じられた昨年までを経て、それでも変わらないことは、信じていることを子どもたちの為に行う、ということだと思いました。

歳を重ねる毎に大切なことやものが増え、それを守る責任が増えていくことを実感する中で、出来事に対してどのような態度をとるかを自分で選択し、決定していくという作業について、今年は一層高い意識をもって、臨んでいきたいと思います。

★佐野先生(サノモッコー)

今年も保育の環境作りをし、子どもたちの遊びが豊かになるように頑張りたいと思います。そして、佐野木工が少しでも広まりますように…

★小林先生

今年の抱負は「チームに貢献する」です。昨年は先輩方から、いろいろ教えて頂いたり行動を指示して頂いたりと、何かと受け取るばかりの立場だったかと省みます。今後も助けて頂くことは多くあると思います。が、今年はそれだけでなく、私の方が誰かのお役に立てるよう尽力したり、時には主導的に動いたりと、チームの為に貢献する側としてより活動できればと考えております。

今年も自分のことで精一杯の部分もあるかと思いますが、チームの力になれるよう粉骨砕身する所存です!

★伊藤先生

「積極的に取り組む」です!!

1年目は教えてもらうことばかりで、言われたままに動いたり教えていただくことばかりで受け身になることが多かったので、2年目になる今年は、1年目で教えていただいたことを活かして自分から積極的に動いたり保育などをしていきたいと思ったからです!

★太田先生

「2年目は自分らしい保育を探して試行錯誤していく」にしようと思います

ここからは外部塾生です・・・

★西田先生(石川)

今年鹿児島で開催されるG T全国大会の次は石川で開催予定なので、まずは成功できるように準備をしっかりとしていきたいです。そして年齢も40になり新しいことを始められたらなぁ・・・

★松元先生(鹿児島)

鹿児島全国大会の成功!!

新年早々に失敗をしてしまったので、これを機に「調子」に乗らないように・・・

★邨橋先生(大阪)

力を抜く!!頑張ろうとしない!!

もっと現場の先生の声を聞けるように「力」を抜く、そしてもう少し自分がやりたいことをやてみる!!

★高橋先生(茨城)

新宿せいがにいた時よりも、今の方が藤森先生の言葉がすんなりと頭の中に入ってくるようになりました。それをしっかりと現場に還元していきたいです!

プライベートでは・・・ボルダリングをもっと頑張って、大会に出場して優勝!!!

★川辺先生

「忍耐」強く保育を実践していきたいです!!

★西村先生(長崎)

「楽しむ!!」新宿せいがにいた時のことを思い出して、楽しむこと!!

以上

なかなか塾生と外部塾生とでは立場が大きく違うため、それぞれの課題、目標が分かりやすく、明確ですね。

現在の塾生もいずれは実家に戻って管理職として働く人もいるでしょう。

外部塾生の存在というのは、とても大きく、そして見本となります。

藤森先生がよく私に

「管理職というのは一人で決断し判断しなければならない、そして常に孤独である」と話してくれました。まだ就職したての私は「え?周りに職員がいるじゃん?」と思って、正直意味が分かりませんでした。

しかし、10年以上働き、そして塾生が実家に戻って管理職として働いている姿や、話を聞いて、ようやく「孤独」の意味が理解できました・・・。

だからこそ、藤森先生がギビングツリーという団体を作ったのも1つの理由でしょう。

似たような悩みを持つ園長先生達が互いに意見交換し、互いに支え合う関係は大切だと思います。

「仲間」の存在は本当に大きいですからね。

私自身もその癖があるのですが、リーダーになるとどうしても一人で背負ってしまう癖があり、人に頼るのを時々、避けてしまう時があります。

一人で全てやることが美徳だ!のように・・・。

もちろん、一人でやってのける人も中にはいるでしょうが、人は完璧ではありません。

やはりどこかでミスをしたり、判断を間違ってしまう時があります。

それをできる限り、防ぐ方法の一つとして「仲間」の存在ではないでしょうか?

判断に迷ったら仲間に相談することで、もしかしたら同じ経験をしているかもしれません。

そうした素晴らしい仲間を増やしていきたいですね!!(報告者 山下)

12月21日 塾報告

12月21日(水)の塾報告をします。

この日は、今年最後の塾ということで、日本橋にある「焼肉チャンピオン」で行いました。みんなで美味しい焼肉を頂きながら、今年を振り返り来年の保育につなげていこうと、一人ずつ1年の反省を述べました。

⚫︎加藤先生

久しぶりの会食で、園長先生の家でみんなとご飯を食べていた頃(コロナ前)を思い出しました。子どもたちのことを色々と考えました。伊藤先生がいたからこそ今年は頑張ることができました。素直な気持ちで接している伊藤先生には感謝しかないです。最近、保育士が叩かれているが、子どもと大人は対等なのか?と考えることが多く、ドイツは外的な要因が大きいから対等でいられると感じました。保育士の立場が弱くなりつつあるため、できることを考えていきたいです。

⚫︎森口先生

「今年、2人目が生まれ、喜びと大変さを感じています。そして、いつまでも若くはいられないんだなと・・・。塾生として、見本となり言葉や行動に示していきたいですし、みんなで見守る保育を伝えていきたい。そういう集団でありたいし、みんなで藤森先生の考えを学び、それぞれが伝えていけるようになりたいです。大きいものを背負ってると思ってるので、プライドとプレッシャーを楽しんでいきましょう。

⚫︎本多先生

「息子が小学校になり、子どもってすぐに馴染むことに実感しました。わらす(3・4・5歳)と、ちっち(0歳児)に行って色々と学ぶことができました。せいがの由来、我を省みることをして、やるべきことをやっていきたいし、このメンバー、疑問に思ったことを聞ける仲間が大事で、迷ったときに話せるのは大事だと感じました。これからも仲間を大事にして、絆を深めていきたいです。

⚫︎山下先生

STEM研究やGTの活動が楽しい1年でした。これからも園とバランスを取ってやっていきたいですし、今後はGTがメインになれるように頑張りたいです。これからのことを考えると楽しいです。園に戻る人、残ったメンバーでGTとして、活躍できる場を作ることが役割と感じていて、土台を作っていきたいです。先生達が地元に帰ってGTを自慢できるように、見守る保育を安心してできるようにしていきたい。だからこそ、間違ったことをしていけないと感じています。

⚫︎小林先生

色々と教えて頂きありがとうございます。塾生としても違う切り口で支えていただきました。会社時代とは違って、明日何があるかなと楽しく思えます。子どもの力を信じることが大切で、有能な存在だと感じながら保育をしています。来年は日々勉強をし、もっと貢献したいです。

⚫︎太田先生

社会人としての心構えや、保育の仕事を学ばせてもらえました。これまでを振り返ると、周りの先生方にフォローしてもらったり、励ましてもらえて、学びと刺激に満ち溢れた一年でした。社会人として、保育士として、リアクションが返ってくることで、自分はこういう人間なんだなと知ることができました。

⚫︎柿崎先生

ご飯を作ることが好きだと実感しました。美味しかったと言われるのは嬉しいし、反応が来るのが面白いなと。個人的にはおにぎりはふわっとしたものが美味しいと思っていて、そう作るようにしているのですが、ある先生がおにぎりの固さに気づいてくれたことが嬉しかったです。来年は食育をやっていきたいし、自分なりに発信していきたいと思うので、やりたいことがあれば一緒にやりましょう。

⚫︎伊藤先生

東京に来るのが不安だったのですが、先生方に温かく接していただき、楽しく保育ができました。1年目で、様々な子の発達を見ることができたし、他の先生のリーダーの様子を見て、自分の引き出しが増えていて、勉強になりました。濃い一年で楽しく、先生や子どもに会えるのが楽しみ。初心を忘れずに来年も頑張りたいです。

⚫︎佐野

自分がどんな人なのかを、佐野木工として子ども達や先生方に理解してもらえたように思えます。広がったのも本多先生のおかげです。今後も佐野木工として環境を作ることで、見守る保育を広げていきたいです。

⚫︎中村先生

一年があっという間で楽しかったです。先を見る保育、これからの保育を能動的に話しているのが印象的でした。生まれも育ちも墨田区で、地域に恩返しができるようになりたい。そして、安心して預けてもらえるようになりたい。そのためには自分を振り返り、自分から発信して、子ども達のためにできることをしていきたいです。

⚫︎最後に藤森先生からお言葉を頂きました。

「待つことの大切さ、雑談をすることが大切で、どういう意味があるのかを考えてもらいたい。雑談の中に伝えたいことがあり、それを知ることが面白い。保育の面白さは、子どもを理解したり、子どものことを考えることにある。

最近報道される虐待を含め、保育園がバラバラになっているように感じる。どこかの園長が趣味でやってると思われたり、託児だと思われてることが多いので、保育の社会的地位を上げたい。エビデンスをもとに勉強をして、見守る保育を作り上げてきたことを積極的に出して、質を上げていきたい。」

こうして、今年最後の塾は終了しました。

やはり、虐待のニュースはそれぞれに影響があるようで、私自身も考えさせられることがありました。

藤森先生の講演の中で、忘れられない一言があります。

「主体性とは、子ども中心で考えること。子どものためになっているか考えること。」

保育者として、子どものためにできているのだろうかと悩むことがありますが、この言葉があるからこそ、塾生という仲間がいるからこそ、悩みながらも前に進むことができています。本当に感謝です。

報告者:佐野