生誕祭

「自然界には曲線がない、小学校で言ったら高学年なっていくにつれて曲線になっていくのだけれど、佐藤可士和は自然界には直線がないってことは直線は人間の物だというわけ、だから人間が作るわけだから直線で描くべきだと。自然界だったらそれを曲線にするのではなくて人が手を加えてしまったら自然界ではないから重力を使って描くべきだといって最後のところが重力で描いてる。」
藤森先生の言葉をお借りして説明しています。
これはかの有名な『佐藤可士和』さんの作品になります。

さて、なぜいきなりこの写真が出てきたかと言いますと…

4月15日は我らが塾長の誕生日あります。今回の塾報告は4月14日のものとなり1日早いですがお祝いを行わせていただきました。
いつもこの時期になると塾生はそわそわし、塾長へのプレゼントに胸を躍らせています。まずはどんなものが喜ばれるのか…そして、以前のプレゼントにはかぶらないように…などなど話し合いながら…。人が喜ぶ顔を想像しながら選ぶというのは人間特有であるのなと毎年思います。

そこで以前塾長と国立新美術館に行かれた山下氏と森口氏の提案から国立新美術館に行かれた際に「これほしいとおっしゃっていた!」という情報から決まったのプレゼントがこちら。

こちらの本をほしいとおっしゃっていたそうで。ならばこれしかないねと塾生満場一致しました!
やはり喜んでいただけることは嬉しい限りです!

前振りが長くなりましたが、この本をみんなで見ている時に冒頭のような話になった次第であります。

この佐藤可士和展に行かれた時の山下氏、森口氏も非常によかったという感想をの述べていました。その感動から、実際に直線でおりなす作品をサクッと作って保護者の前でさりげなく披露していたのをこの塾の時に知ったであります。

さりげなく直線の作品を山下氏が入園セレモニーの看板に採用しているところがにくいですね。

帰りになるほどこれかと感動した次第であります。こういった美術館などに出向くことでアイディアというのが自分の中で確立され、何かの物づくりのヒントになっていくことがわかります。塾長は私がまだ就職して間もない頃、様々ま場所に連れていってくださったり、何かを一緒に作ってくれたりと私に「経験」を与えてくださいました。そういった経験を保育に落としこむというのは楽しく、ワクワクすることでもあり、むずかしいことでもあるなと感じた次第です。
ふと思い出したことです、すいません。

そしてもう一つ。

ほしいと思うものが違うなと軽くショックを受けたましたが…

これがあるだけで様々な書体を見ることができ、尚且つ転写することで実際にその字体で書けるというのは嬉しいポイントですね。さすが塾長、欲しい物のレベルが違います。

塾長おめでとうございます!!!

報告者 本多悠里

久しぶりの対面塾

4月8日の報告です。

今回の塾は緊急事態宣言解除後、1回目の塾ということでZOOMではなく久しぶりに集まって行いました。

最初の話題は、「塾生が職員に実行機能の話をする」ということでした。

これまで塾長がブログで書いてきた内容をテーマで区切り、塾生それぞれが分担分けをして、園内研修ということで職員みんなの前で話すことになしました。そこに塾長が、新たな考え方を補足していくということでした。

それぞれの話すテーマとしては「実行機能とは」「実行機能の重要性」「実行機能の育ち方」「実行機能の仕組み」「実行機能の青年期」「実行機能の育て方」「実行機能の鍛え方」「まとめ」を塾生それぞれが話します。

3月に行われる成長展のテーマが「実行機能」ということで、年間を通して写真や動画などを撮っていけるようにと、共通理解をするために近々園内研修でやることになりました。

私自身あまり人前に立って話すのは得意ではないのですが、学習定着率90%を目指して自分のためと思ってしっかり話せればと思いました。

次の話題は、「コロナによって子どもの精神疾患が急増している」という話を塾長が教えてくれました。

ニュースで流れている情報は大人向けであるのに、それに子どもを当てはめて考えるのは逆にコロナにかかってしまう以前に、精神疾患にかかるリスクが高まるので危険、と小児学会は警鐘を鳴らしているとのことでした。現在もコロナによる子どもの死亡例は未だにないが、インフルエンザによっての死亡例は年間に800人にもなるそうです。

富山県のある中学校の校長先生が卒業式をちゃんとやってあげたいという気持ちから、ガイドラインを丹念に読み込むことで、対策をきちんとして行ったそうです。その対策というのが、マスクの着用は飛沫を防ぐためにするということから、飛沫の危険がない入場するときにはマスクを外すことで、親にも子どもの素顔を見た方がいいだろうと、マスクをせずに入場をして、着席をしたらマスクを着用するということにしたそうです。次に合唱をする際に子どもたちから、親の方を向いて歌いたいと希望があり、歌を歌うことに対しての飛沫対策はガイドラインでは7メートルの距離が必要とありました。それを先生たちが試行錯誤しながらなんとか距離を保つことができ、親の方を向いて歌うことができたそうです。

そして今、危険とされてるのが食事をするときに、食べるときはいいが、喋るときにはマスクをしないと危険というように、いけない事と、良い事と、しないと精神的にかえって死ぬ率が高くなってしまうということがあるそうです。ガイドラインに沿って行動をすれば、怖がる心配がないところで恐れることはないし、必要な対策をしっかりすることで無駄に窮屈な思いをしなくていいのかなと思えた今回の塾でした。   (報告者 柿崎)

お別れ遠足とSTEM

年度末、どの園も移行を行っており、新年度の準備に勤しんでいるのではないでしょうか?

もちろん新宿せいが子ども園もその一つの園です。

また退職する職員、新しく就職する職員・・・別れと出会いがあり、それぞれの新たなスタートを切るための準備期間でもありますね。

さて塾報告です。

高橋君が今年度最後のブログを更新しましたが、私のブログはもう少し前のブログなり、前後してしまいました!!すみません・・・毎日ブログを更新されている塾長 藤森先生のすごさを感じます。

今回もオンラインで行いました。

なぜかスマホゲームで人気の「ポケモンGO」の話題になりました。

ポケモン(ポケットモンスター)は私が小学5年生の頃にゲームボーイ専用ソフトとして発売されたゲームで、誰もが一度は聞いたことがある単語ではないでしょうか?

それが今の時代でも続いているというのは本当に驚きですね。

さらに言うと我が子がポケモンをして、共通な話題を持てると言うのは・・・。

当時は思いもしませんでしたw

ポケモンGOの説明は省きますが、

先生はよく休日に歩くので、たくさんモンスターをゲットできますね!

なんて笑い話しから、歩くと言うワードで「お別れ遠足」の話題に・・・。

毎年、国立科学博物館に行っていましたが、今年はやはりコロナの影響で行くことができず、近くの公園に散歩に行き、お弁当を食べると言うことになりました。

それを年長の担任が藤森先生に相談したところ、園を出発してたくさん歩こう!

そして公園を巡って、その度におやつを食べて、最終目的地は中野駅!

という企画になりました!

東京の土地に詳しい方ならば、この企画に驚くかもしれませんが、なかなかの距離ですw

そしてもう一つの狙いが「STEM」です。

藤森先生の話の中でプログラミングについて、子ども達が散歩先を決めて地図を見ながら自分でルートを決めて行くのがプログラミングと言われていました。

森口先生と「学びの時間」の時に年長さん数人と一緒に園周辺の地図を印刷して、

子ども達に目的地を決めてもらい、地図を見ながら進んでもらう体験をしました。

この様子は別の機会で報告できればと思いますが、

なかなか子ども達にとって地図を見ながら歩くというのは難しいことと、普段登園の時に通っている

道でも、地図を見ながらだと意外と間違えてしまったりと、子ども達にとっては新鮮な体験だったのではないでしょうか?

そうしたプロセスを含めた「お別れ遠足」になります。

「ここで右に曲がって」

「ここで左に曲がって」・・・

と写真のように次の目的地までの道のりを園長先生と確認して出発します。

ただ歩いて、公園でお弁当食べておしまいの遠足ではなく、

目的を持って歩く、そしてSTEMを学びながらのお別れ遠足になりました。

また最近、プログラミング学習の一環で、ロボット使ったおもちゃが多く出ています。

今年の卒園記念で保護者の皆様からいただきました。

せっかくなので卒園する前に一度、年長児と遊びましたが、やはり難しい!!という印象です。

理解すればスムーズにできる子もいますが、何よりもロボットの目線と自分の目線が一致しないというか・・・その辺は長くなりそうなので、別の機会で報告できればと思います!(報告者 山下祐)

interpreter

桜が綺麗に咲き誇り、そよぐ風に乗ってヒラヒラと落ちてくる花びらを、雪のようだと楽しそうに追いかける子ども達を眺めていると、忙しい日常もなんだか少しだけ和やかに感じますね。さてさてついに2020年度が終わりました。3月31日、今年度最後の塾の報告をさせていただきます。

先日、中国の園に向けて外部塾生や塾生の方々が講演をしました。見守る保育が日本を飛び出し、世界にその輪を広げていっているのかと思うと仲間が増える喜びに胸が踊ります。ただ、塾生には中国語を話せる人はいませんから、講演の際には通訳を介して行った、というこてとで、通訳というものについて盛り上がりました。

我々の言葉が中国語に訳されたとき、どんな言い回しになっているのか、どれだけ丁寧に説明されてるか、またどれだけ省略されているかを知る術はありません。通訳というものを介したときに、こちらが込めている意図をどれだけ先方が細かく理解してくれるのかというのは気になるもので、その意図を汲んでか、とても丁寧に通訳してくれたように感じたと、講演をした先生方は仰っていました。やはり日本語と中国語では言語の性質が違うため、それだけ丁寧に訳してもまだ足りないくらいなのでしょうね。中国語の方が伝わりやすいニュアンスがあり日本語の方が伝わりやすいニュアンスがある、多くの言語がある難しさであり面白さとも言えるのでしょう。

そういった意味では通訳者というのは本当に頭がいい人でないと務まらないし、発信する側と受診する側の両方の立場にたてる人でないと出来ないのだと再認識しました。そしてそれは園運営でも言えるようで、トップや、ベテランと経験の浅い先生の中間にいる、中堅という名の通訳者の存在が、いるのかいないのかで大きく変わるんだろうなと感じました。抽象的な理念や感覚的な話をしたときに、理解しやすく話変えるというのはそんなに簡単なことではないはずですし、上の立場の人の顔を立てなければいけないときもあるでしょう。

しかし、私がいうのもなんですが、新宿せいがにはそれが上手な先生が多いように感じます。私は現在保育士三年目で、まだまだ新人とはいえ右も左もわからない、という状況からは抜け出しつつあるのかなと思っています。園にも後輩という存在が増え始めた今、先輩として、ということも少しは考えなければなりませんね。

緊急事態宣言が解かれ、また塾生で食卓を囲える日がはやくくることを祈って今回の報告とさせていただきます。

(報告者 髙橋)