お土産三昧!!

9月4日の塾報告をさせていただきます。

まずは今回のメニューの紹介から。メニューはごはん、ホッケと大根おろし、茄子焼きもの、味噌汁、焼きそば、デザートに水ようかんでした。

ホッケとカッキー先生① 本多先生からのお土産

ホッケとカッキー先生①
本多先生からのお土産

ホッケとカッキー先生②

ホッケとカッキー先生②

園でとれた大きな茄子

園でとれた大きな茄子

修論_8

修論_10

修論_9

修論_7

デザートの水ようかん

デザートの水ようかん

とってもおおきなホッケは本多先生からの北海道お土産でした。肉厚のホッケはとっても甘くておいしかったです。本多先生ありがとうございました。茄子は園でとれたものでこれもとても大きくおいしかったです。茄子は無農薬で育てていて、それを聞いて本多先生が「無添加やっ!!」森口先生「それはくら寿司やっ!!」と鋭い突込み!!そんな会話をしながら賑やかに食事をしました。

そんな茄子の話題から話はサンマの話題に。今年はサンマが豊作だったらしく、スーパーでも低価格、高品質で売っているそうです。1匹100円で売っていたときもあったそうです。海のそばで育った田崎先生はサンマを食べたら何にも残らないと言っていました。その通りに今回のホッケも最後まで丁寧に身をほぐしてきれいに食べていました。

食事が終わると、デザートの水ようかんを食べました。これは、自分からの京都のお土産で3種類あり、全員で「せいのっぴっ!!」で食べたいものを選らんで食べました。「せいのっぴっ」とは食べたいのもを全員で一斉に指さし、誰ともかぶらなければそれが食べられる。重なった場合は再度重なった人達だけで指さしをやり直すというものです。ここで塾長からのトラップ。水ようかんが外側だけものがあり、中身は空っぽのものが仕掛けられていました。やっと食べたいものを選んだと喜ぶのもつかの間。持ち上げてみるとえらく軽い。空のやつは自分と本多先生が引きました。そんな遊びもしながら楽しい食事を終え、話題は次回の塾セミナーの話に移りました。

本多先生の北海道お土産  ボールペン!

本多先生の北海道お土産 
ボールペン!

 

今回の塾セミナーは育ってほしい10の姿の一つ「思考力の芽生え」です。加藤先生と元さん(松元先生)が担当されています。先生たちによるプレゼンをみんなで聞きました。聞きながらドイツのベルガーさんからのお土産のをいただきました。ベルガーさん、ありがとうございました。

 

ベルガーさんからのお土産! ドイツのビールとビーフジャーキー

ベルガーさんからのお土産!
ドイツのビールとサラミ

思考力の芽生え

身近な事象に積極的に関わる中で,物の性質や仕組みなどを感じ取ったり,気付いたりし,考えたり,予想したり,工夫したりするなど,多様な関わりを楽しむようになる。また,友達の様々な考えに触れる中で,自分と異なる考えがあることに気付き,自ら判断したり,考え直したりするなど,新しい考えを生み出す喜びを味わいながら,自分の考えをよりよいものにするようになる。

とされています。これからIT技術が進んで行く中で考えることが億劫になってい行く。人工知能などの発達で様々な仕事が無くなって行ったりなんて話もよく聞きます。その中で考えることが楽しい、もっと考えたいなどと思うにはやはり乳児からの関わりが大切なのではという話から始まりました。そこで新宿せいがならではの環境、子ども同士の関わりを動画、写真を見ながら紹介していました。内容の詳細については発表当日を楽しみにしていてください。

いつもなのですが、発表を聞いて、そんな理由があって今の環境があるんだなと思いました

何気なく毎日、保育していますが知らないことだらけで、毎日勉強だなと感じました。そういった環境の意図やねらいを知るだけで保育の見方も変わっていきます。

プレゼンの途中で塾長がおっしゃっていたのですが、多くの人は上の人が下の子にいろいろ教えると思っているが、実はそうではなく、経験者が未経験に教えるとおっしゃっていました。確かに、自分も1年目で何もわからないとき、子ども達に「違うよ先生。それはこうしないとダメなんだよ」なんていろいろ教えてもらったことを思い出しました。なにも下の子が教わるということだけではないんですね。

発表を終えて、「やはり赤ちゃんから思考が始まっている」ということで塾長が「哲学する赤ちゃん」という本を紹介していました。自分も今度、書店に行って探してみたいと思います。

今回の塾はこれで終わりました。

報告者 横田龍樹

道徳

8月29日の臥竜塾の報告をさせていただきます。

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本日のメニューは豚丼とお味噌汁です。アップで撮影してみました。

写真 2018-08-29 20 45 01

この日の塾は生活に潜む「知らない」ことの話題からスタートしました。
「つまようじの凹凸の部分はどういう意味か知ってる?」と塾長の口から。
皆さんはなんだと思いますか?

僕は開口一番「箸置きじゃないですか?」と口を開いたのですが、すかさず塾長から、「箸置きって答えは一番安易な答え」とあり、「パヒーーン」となりました笑
正解はというとこの写真を見ていただけると、、、分かるそうなのですが….

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これ、実は「こけし」を模しているのだそうです。

つまようじは当初、両端とも尖っていたそうなのですが(なんでですかね?片方使ったら、また片方使えるからですかね?)、片端を尖らせないように、切り落として制作されることになりました。しかし、それでは切り口から先端がささくれてしまうため、ヤスリで削ることにしたそうです。削ったことで、その先端がまるく、そして黒くなってしまいました。その姿がなんとなくこけしに似ているということから、凹凸をつけてこけしに似せたということなのです。
確かに言われてみると、こけしですね。

30年生きていきました。それなりにつまようじのお世話にもなってきました。耳かきがないときは耳掃除にも使ったことがありますが、まさかそのつまようじの背景にこけしがいたとは。
世の中、まだまだ知らないことは多いですね。
分かっていることだけで、自分の世界を作ってしまうことで、なんだか見えなくなってしまうことも多いのかなと感じる一幕でした。

話はちょっとだけ、政治の話題に。
その流れで、「道徳」の話にもなりました。

赤ちゃん(人)は遺伝子を繋いでいくことがある意味の正義なので、自分の遺伝子を繋いでいくために道徳というものを高めたという話が塾長からありました。道徳的に生きていくことは、自分の遺伝子を繋いでいくことにもなるということでした。この話は私自身、最近とても考えさせられるというか、あらゆることがつながるような思いがしています。

6月に行ったドイツでも「持続可能な社会」を目指しているという話がありました。自然を大切にするといったような取り組みが持続可能な社会の取り組みのひとつとして挙げられるのですが、自然を大切することが重要であるというのは多くの人が理解していることだと思います。しかし、ではどうしてそれが大切なのかと問われると私自身、「ん〜」と明確にはっきりと言えなかったのですが、自然が豊かであることが結果として、自分の遺伝子のためになるということと繋がり、とても腑に落ちました。これから自分自身、もしくは自分の子ども、そして孫と時代が移り変わっていく中で、やはり、自然環境が良くないと安心して地球で暮らしていくことはできません。だからこそ、自分たちのためにも自然を守っていくということが、妙に腑に落ちました。自分たちというと誤解されるかもしれませんが、自分たちの生活をしっかり守られているような感覚があると、余裕を持って周りを見ることができたり、意識することができるのかもしれません。それを「遺伝子は利己的である」という風に表現されるのですが、なるほどなと思えてきますね。

また、塾長から最近の子どもの研究の話もありました。その中で、「子どもは家と外では違うのは当たり前である」というような研究結果があると紹介していただきました。家と園での子どもの姿が全然違うことに不安を感じる方もおられるように思います。実際に、保護者の方からそのような声を聞くこともよくありますよね。しかし、最新の研究の結果ではそれは「当たり前である」ということが分かってきていると思うと、それは子どもの自然な姿でもあるのですね。

確かに、私自身も、属する集団、関わるひとによって自分が変わっているような感覚があります。様々な集団の中で、様々な人と関わる中で、その集団、その人に合わせた自分になるというのは、集団や他者の中で生きていくためには必要な力なのかなと思います。家の中での自分そのままで、家以外の集団に入ってしまうと、なかなか誤解というか、軋轢を生んでしまうことも考えされますよね笑。

子どものこともそうですが、本当にまだまだ知らないことがたくさんありますね。
そんなことを改めて感じました。

報告者 森口達也