オープン臥竜塾

12月12日(水)のオープン臥竜塾の報告

オープン臥竜塾とは…
普段我々が行なっている臥竜塾に塾生以外の方を招待し、塾をオープンにする会のことです。いつも通り藤森先生と一緒に助手が出張に行った報告をしてくれます。割と新宿せいがの職員の方が多く参加してくださっています。
そしてただの臥竜塾ではなく、毎年クリスマスのお祝いも兼ねて行なっています。それぞれ1000円程度のプレゼントを用意しここで全員の名前が入ったクジを引き当たった人にプレゼントを渡します。ここまでは普通のクリスマス会ですが、オープン臥竜塾では当たった人に対して、「良いところ」一言添えてお渡しします。今回はそんな会で行われたことを簡単に紹介できたらと思います。

会場はメンズディスカッションなどで使用している高田馬場にある10℃カフェの3階のフリースペースです。プロジェクターが完備してあり、10人以上の話し合いですとおすすめかもしれません。

全体はこういった感じ

全体はこういった感じ

話が脱線しました…

もちろんメニューはこれです

もちろんメニューはこれです

他にもマックのポテトやピザで豪勢に…

さて、初めに席決めから。笑

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即席あみだくじで席を決め皆着席。

そして乾杯へと移ります。

乾杯も「あみだでいいんじゃない?」との一言から西村氏があみだを引いたところまさかの西村氏。

一言お願いします。

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しっかりと耳を傾ける中山副園長

しっかりと耳を傾ける中山副園長

乾杯を無事終えたところで、いつも通り出張報告へと移ります。

最近一緒に出張に行っている田崎氏方出張報告です。

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出張報告は講演の話のみではなく、その道中の話から始まるのでなかなか面白く、また大変な思いをして会場に着く時もあれば、アクシデントが起こってヒヤヒヤする場面もあったりと講演以外のドラマが個人的には好きです。今回は電車の遅延があり、空港に着くまででの東西線が激混みで大変だったということ。普段自転車通勤の田崎氏からしてみたらこれは一大事ですね。講演に行くと行っても簡単なことではなく様々な刺激がそこに待っているのですね。また塾長はそんな講演へ移動している最中に様々なアイディアが浮かぶことが多いようです。飛行機の中でもそうですね。非日常的な部分を大切にしていきたいところです。

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富山ではこんな美味しそうなものを爆食いしたとのこと。天然ものぶりしゃぶです。富山は本当に美味しいものばかり…ちなみに元祖ブラックラーメンも食べたそうです。

 

我らが塾頭の故郷ですね。

そして本題である講演のお話。

講演ではパワーポイントを操作する田崎氏。眠くて膝をペンでガシガシしていたというのはここだけの話。
講演の後の質疑応答での気になるところをピックアップします。
質問
『せいがでは、どのタイミングで職員間の話合いをしていますか??』
回答
月1回職員会議、あとは昼休みに係で集まったり…でも、無駄な会議、研修、書類は無くしていきたいというところが基本的な考えとしてあるということ。またせいがでは保育の合間で割と職員で話し合うことも多く見られます。お昼寝の時間に共有しておきたいことを集中して話すこともあり、職員室の先生にクラスに入ってもらいクラス全員集まる時間を設けたりする時もあります。クラスによって異なりますが、「合間」や「気になった時」にすぐ話すことが多いのかもしれないですね。
「コミュニケーションが取れる集団は、笑いがあふれている。」と塾長から。
確かに新宿せいがには笑いがあふれているかもしれません。何かと笑って解決することもしばしば…
あっ、これで良いのかも…思うシーンも日常であり、笑いに救われる部分というのあるかもしれません。かと言って全て笑いで終わるのではなくしっかりと話すところもあります。やはり、そこはメリハリな気もします。
と個人的な意見になってしまいました。
質問
『未満児はどこまで見守ればいいのか??』
回答
詳しくはここをクリック↑
その他には「応答性で基本的に一歩待って考える」という回答。なんでも先回りするのではなく子どもからの訴えに気づき、温かく応答してあげることが大切であることが言われていますね。またその子のことをよくわかっていないと応答出来ないことも重ねて言われています。どんなことを訴えているのかがわからなくては意味がありませんし、発達を理解しているからこそ対応できることが多いもしれませんね。先回りと応答の違いの区別も難しいとこかもしれないですね。
質問
『せいがでは、10の姿についてどんなふうに取り組んでますか??』
回答
現在10の姿について臥竜塾セミナーを行っています。塾生が文言に対して実践や参考書、塾長の助言などを受け、発表したのちに、参加者の方に一枚の写真と一言添えてもらいポスター写真を作ってもらう宿題をしています。例えば「健康な心と身体」に対してどういう写真と言葉が適切なのかを考えてもらい発表してもらっています。それに対してのディスカッションを行っています。
またせいがでは塾生が皆さんに発表する前にせいが職員に見てもらい、こんな姿もあるよねなど雑談も交えながら、その文言に足して話す機会を設け、自分たちの保育を振り返る機会を設けることでより共通理解をし、理解出来ている気がしています。
という質問があったそうです。
保育に対して熱いお話ができるというのは幸せなことだと感じますね。
富山出張は他にもジブリ博覧会に行ったことや、富山県立美術館にも足を運んだそうです。なんとも興味深いですね。田崎先生報告ありがとうございました。
続いては西村氏による、大学報告、更には水野氏によるシンガポール報告などあり盛りだくさんでありました。
内容が異次元に行くときもありましたので盛りだくさんのため割愛したします。
水野氏シンガポール報告の様子

水野氏シンガポール報告の様子

司会の森口氏

司会の森口氏

クリスマスプレゼントの方は森口氏の進行によりスムーズに行われ、楽しい会となりました。

毎年皆さんにお集まりいただき笑いあり涙ありの楽しい会となっていることに感謝の気持ちでいっぱいです。このように毎年盛り上がりつつも保育の話をしています。

また来年が楽しみです。ありがとうございました。

皆さん自由です。

皆さん自由です。

報告者 本多悠里

 

AIに健康寿命を聞いてみた

12月4日の臥竜塾では、塾長が録画をしてくれていたNHKスペシャル「AIに聞いてみた どうすんのよ!?ニッポン 第3回 健康寿命」という番組をみんなで見ました。
NHKが独自に開発した人工知能 「AIひろし」に、日本の65歳以上の生活データを学習させ、老後も元気な人の秘密を解き明かすという番組でした。
AIひろしの解析結果を読み解いていくと、とても意外で一見関係ないようなものばかりでした。たとえば、「運動や食事よりも、読書をすることが大事!?」といった日常に関わるものや「健康寿命を左右するのは、住んでいる地域の治安」という意外な関連、さらには「子供と同居するより、1人暮らしがいい」など一見信じられない内容でした。
「運動や食事よりも、読書をすることが大事!?」という部分では、本を探すために外に出て歩き回ることで運動しています。そして、読みたい本というのは、興味や関心があるからその本を読みます。そういった好奇心から、いろんな知識を得たり考えたりすることができるのでは!?と見ていました。
また、「地域の治安」に関しても、インタビューを受けた高齢の方が「治安が良くなる→ゴミの不法投棄が減る→綺麗な道を散歩する→ひとつ気合いが生まれる→健康になる。といった流れになっていく。と番組内でも紹介されていました。
一番気になったのが「子供と同居するより、1人暮らしがいい」というところでしたが、出演者のマツコ・デラックスさんが、「これも趣味や、興味で今までやらなかったガーデニングや料理を始めたり、自由にやりたいことがきるようになるのが健康的。そのためには、近くにそういった趣味が共有できるコミュニティーがあるなら良いと思う」というようにコメントしていました。個人的には、確かにお互いにイヤイヤ同居して気まずかったりするのであれば別々の方が良くも感じます。一人になってやりたいことができる人はいいですが、そうではない人はどうすればいいのかな・・・?と感じてしまいました。
解析をしたAIひろしは、あくまでも関係性がありそうだと判断をしているだけであって、必ずしもそうなっていくという物ではありません。今回見た番組はとても興味深かかったのはもちろん、やはり興味、関心や好奇心というのは、健康面や子どもの成長面など多岐にわたって、人間にとって大切だと学びました。

先日の日曜日に塾長の家の大掃除をしました。それは、普段の塾で使わせて頂いていますし、塾で購入し使った調味料や残っている食材などの整理をするためです。その際にパン粉がたくさん余っていたということもあり、今回メニューは「パン粉を使った料理」というテーマがありました。
パン粉といえばハンバーグのつなぎとしてたくさん使うので、どうかと思い塾長に相談したところ「この前食べたからな〜・・・アジフライは?」という一言でアジフライに決定しました。そして仕事を終えて塾長から「アジを買いに中野へ行こう」と提案があり17時半頃に園を出て18時に閉店する魚屋さんへ急いで行きました。途中で閉店間際だしそもそもアジの旬は夏前なので正直あるのか不安で、無かったときに違う魚のフライのパターンも考えていましたが、なんとレジ横にたくさんのアジ!しかもタイムセールということで15匹のアジを買って塾長のお宅へ。
柿崎がアジを捌き、塾頭がパン粉付け、西村君が揚げるという連携プレーで美味しいアジフライとなめこの味噌汁、ご飯という今回のメニューでした。園を出る前に西村君と「アジフライには何をかけて食べるか」という話題になり、当たり前のようにソースと言った私に対して、西村君はタルタルソース派ということで驚いていたところで、別の職員からは醤油派という意見も。塾でみんなで食べながら何派か聞いていくとマヨネーズ+ソース派の森口君や、ケチャップとマヨネーズ派の田崎君など、ソース以外に食べたことが無かった私にとってはとても面白く、最終的にはアジと一緒に買っていたタルタルソースで美味しく食べていました(笑) デザートには横田君が買ってきてくれたフィナンシェを食べました   (報告者 柿崎)

今回見たNHKスペシャル

今回見たNHKスペシャル

計15匹捌きました

計15匹捌きました

横田君からのお土産

横田君からのお土産

11月27日 報告 心のバリアフリー

前回の報告から、かなり時間が空いてしまいました・・。すみません。

思い出を振り返った後は、塾長が録画した番組をみんなで見ました。

それは「発達障害」に関する番組です。

それぞれADHD、LD、自閉症を抱えている3人の方のそれぞれの症状や経験などを聞きました。

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まずはADHDの小島慶子さんです。

おそらく保育関係者の方はなんとなく症状は理解していると思いますが、

小島さんの場合は一つのことに集中することができません。

例えば部屋の片付けをすると、片付けようとした本を読んでしまい、そのまま読み耽ってしまうことや、家族旅行に出発するのに、やりかけの仕事始めてしまい出発時間を30分もおバーしてしまうなど、一つの事を継続してやるのが難しいようです。

またテレビの収録中にコメンテーターで出演した場合、自分のコメントに集中しすぎるあまりに、ずっと話してしまうというのもあるようです。

しかし小嶋さんの2人の息子さん、そしてマネージャーも小嶋さんの症状をちゃんと理解してくれているそうですね・・・。

 

2人目は柳家花緑さんです。

花緑さんは読み書きのLDです。ですので、小学校の時には大変苦労されたようです。

通知表は体育と図工以外はほとんど2だったそうで、先生からもいつも注意され続け、

「自分は何をやってもダメなんだ・・・」と思い込んでしまったそうです。

しかし、落語と出会い人生がガラリと変わりました。

落語というのは読み書きではなく、師匠の話を耳で聞き、それを覚えて自分のものにしていくので、読み書きが苦手な花緑さんにとっては、逆に聞くことに関しては突出していたため、飲み込みが早く、ぐんぐんと力をつけていったそうです。

そしてついには、戦後最年少の22歳で真打にスピード昇進を果たしたのです。

自身が発達障害と自覚したのはテレビの出演で自分の中学校時代を振り返り

「落ちこぼれで、読み書きはてんでダメでした。通知表も1が並んでました」と公開したところ視聴者から「息子も花緑さんと同じ発達障害です」とメールが届き、初めて自分が障害と気づき、最初はショックを受けましたが、今では知って良かったと話されています。

 

3人目は漫画家の沖田×華(おきた ばっか)さんです。

沖田さんはASD、ADHD、学習障害の3つの障害を併発しています。

コミュニケーションが苦手であったり、感覚が過敏になってしまうそうです。

普段、私たちは相手の会話を聞き取ることが容易なことですが、自閉症スペクトラムの場合は周りの人、全ての会話を耳で拾ってしまうようで、

特に苦手な音ほど大きく聞こえてしまうそうです。沖田さんは高校を卒業し、看護師の道を進みます。

しかし職場で人間関係が上手くいかず、退職し、あるギャグ漫画を読んだことがきっかけで、漫画家の道に進みます。

色々と調べると私と同じ富山県出身でした(笑)なんだか勝手に親近感を持ちました。

 

私たちは発達障害というのは理解しているつもりですが、

実際に発達障害を抱えて生きている人の気持ちを100%理解するのは難しいと思います。普通に読み書きはできるし、コミュニケーションも取れます。

番組の中でこんな疑似体験がありました。

それは文字のLDを抱えている人が文章を読むとこんな感じになるというものです。

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黄色枠に暗号と平仮名の文字が対応していますが、

それを暗号と平仮名が混ざっている文を読んで見てください。

かなり時間がかかりませんか??

文字のLDの人は、常にこういう状態だそうです・・・。

普通に読むと数秒で終わる文章が、何倍も何十倍もかかってしまいます。

文字のLDは、読み書きメインの国語だけでなく、文章というのは、どの科目にも関わってくるので勉強自体が苦手になってしまいます。

これは・・・辛いですね・・・。

藤森先生の講演でも、せいがの森保育園の職員で文字のLDの職員が在籍している話をよく聞きます。

私と同じ用務員として働かれており、私が就職したときに、本当に多くの事を教えて頂いた先輩です。手も器用で、何でも作ってしまうし、畑や野菜の栽培の事も詳しく、本当に素敵な先輩です。

その先輩が一番苦労されたのは車の免許を取る時だったそうです。

お持ちの方は分かると思いますが、テストは文章問題で全てが引っ掛け問題で構成されているので、普通の人でも読むのに時間がかかります。

それが先輩の場合は、もっと時間がかかるため、何度も落ちたそうです・・・。

先生は、警視総監に手紙を書こうかと思ったくらいだと言われてます。

その時に、平等の考えを話されます。

「与える側の平等と、受け取る側の平等」です。

ちょうど、その頃にイギリスから見学者が来られており、文字のLDの話をすると、

イギリスでは文字のLDを抱えた人にはペーパーではなく、ヒアリングでテストを受けてもらうそうです。このエピソードを聞いたときは本当に驚きました。

http://www.caguya.co.jp/blog_hoiku/archives/2006/04/post_232.html

 

平等というのは与える側がみんなに等しく与える事が平等ではなく、

最後は受け取る側がどう感じるかです。これは、本当に重要な考え方だと思います。

日本でもそうした障害を抱えた人でも安心して働ける場所が増えてきているそうです。

今回、紹介されたのは7割の社員が障害を抱えている職場です。

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写真のように様々な工夫がされており、障害を抱えている人でも安心して働ける環境を用意しています。

http://www.caguya.co.jp/blog_hoiku/archives/2009/05/post_1280.html

藤森先生は「バリアフリー」という言葉についてブログに書かれています。

障害のある人が障壁(バリア)となるものを除去するということですが、

「心のバリアフリー」ということも言われていたのを思い出します。

障害を持っている人に限らず、肌の色、目の色、髪の毛の色、言葉、世界には自分と違う人がたくさん生活しているように、

心の障壁をなくす事、それは「多様性」という考え方を子ども達には持って欲しいと思います。(報告者 山下祐)

11月27日 報告 「12年のふり返り・・・」

11月27日の臥竜塾の報告をします。

かなり久しぶりの報告になります。山下です。

今までは一度、家に帰って、子ども達と風呂に入り、食事を済ましてから参加していたので、後半から参加でしたので、報告が書けませんでしたが、

最近は次男も落ち着き始めたので、塾は食事の準備からフルに参加できるようになりましたので、報告も書けるようになりました。

 

まずはメニュー紹介からです。

先日、世界文化社の展示会で藤森先生の講演会がありました。

その際に、来場記念で「えび麺」と言うインスタントの素麺を頂きましたので、

今回のメインは「えび麺」に決定です。

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あとはレタス炒飯とバンバンジーサラダです。

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実は、食べる瞬間まで、私はえび麺をラーメンだと勝手に思い込んでいたので、

ラーメンなら炒飯で、中華料理だからサラダはバンバンジーにしよう・・・と決めてしまったのです。

普段、自宅で基本的には料理はしますが、塾での料理は久しぶりというのと、

小松崎くんと若林くんが臥竜塾に包丁をプレゼントしてくれた、

切れ味抜群の包丁を使うのにテンションが上がり、楽しかったですね・・・。

 

その日は早々に食事を済ませ、いつもはコーヒーのところ、ココアが余っていたので、

今回はホットココアをみんなで飲みました。ちなみに牛乳ではなく豆乳で割ったので、

健康的ですね。

さてココアも出来上がり、色々と話そうとした瞬間、

 

ポチッ!

 

「Happy Birthday to you〜♪」

そうです誕生日を迎える塾生がいたのです。田崎先生と本多先生です。

ケーキを出す前に西村先生が、2人別々にこんなことを言ったのです。

本多先生には・・・

「天悠の誕生日を祝いますね」と言い、

田崎先生には

「悠里さんの誕生日祝うからね」と言い、

まさか、2人同時にとは思わなかったでしょうね(笑)

ちなみに田崎先生は「あっ、自分の誕生日・・・忘れているのかな・・・」と

少し思ったそうです(笑)

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よくよく誕生日プレートを見ると・・・文字の質感が若干違いますね(笑)塾長自らチョコペンで書いてくれました!

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今回のケーキは塾長と西村先生がスカイツリーに今週、お楽しみ会で使用する道具を買いに行かれたので、スカイツリーのケーキ屋さんで購入したケーキなので、

ケーキの上にスカイツリーが飾ってある素敵なケーキタルトでした。

個人的な感想になりますが、実は前から目をつけていて、行ってみたいケーキ屋さんのケーキだったので、かなりテンションが上がりました!

もちろん味は抜群に最高で、タルト生地はもちろん、中に入っているクリームチーズがまた絶妙な酸味と甘みでいちご、クランベリーとの相性がバッチリのケーキタルトでした。

おそらく森口先生の餡子好きと匹敵するくらい、私は甘党です・・・。

趣味はデパ地下を巡ることです(笑)

 

さて、真面目な話にやっと入ります。

塾長がシンガポール報告をされるので、スマホで撮影した写真をテレビでみんなに見せてくれました。観光の写真を中心に見せて頂きましたが、

本当に何度見てもキレイな国ですね。

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そりゃ、助手として同行した柿崎先生もテンション上がりますよね〜

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本当は丁寧に紹介したいのですが・・・。

ここから、約10年の思い出を振り返ることに・・・

塾長のスマホで撮影した写真が、テレビ番組を録画できる外付けHDDにwifi経由で保存されるようになっています。

なので、今まで撮影した写真、すべて日付で保存されており、思い出を振り返ることができるのです。

シンガポールの写真を見た後に、森口先生の島根出張の写真です。

そこには、森口先生の愛娘、あおいちゃんを抱っこしている塾長が。

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そうです、あおいちゃんを出産した一ヶ月後に島根の出張があったので、

あおいちゃんと塾長の初対面の写真です!そんな写真を見ていると、私も同じように長男が生まれた後に福岡で出張があり、その時に塾長に抱っこしてもらったのを思い出したら・・・

ちゃんと残っていました(笑)

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感慨深い一枚です・・・。

 

さてここからは、森口先生と西村先生の変化を見ていきましょう。

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夕涼会の写真も見ましたが、

やはりテーマを設定するというのは大切ですね。

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特に夕涼み会に関して、僕は一番好きな行事かもしれません。

準備や作り物など大変かもしれませんが、作ることが大好きな私にとっては、

自分が持っている物を存分に表現できる行事の一つです。

テーマに沿って、いかに保護者の方と園児、そして職員が楽しめるか、

それを考えながら試行錯誤しながら企画するのが楽しいですね〜。

最近は森口先生の変化が定番になってきましたね(笑)

そして最後の一枚はなんと、私が初めて出張に行った時の写真で思い出は終わりました・・・。

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これは奈良県に出張の時に撮った写真です。「柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺」

http://www.caguya.co.jp/blog_hoiku/archives/2008/12/post_1124.html

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今から約12年前の写真です・・・

そして後半に移ります・・・。

(報告者 山下祐)

育休制度の在り方

11月20日(火)の臥竜塾の報告をさせていただきます。

先に報告が大変遅れてしまったことをお詫びいたします。申し訳ありません。

 

 

では、今日の夕飯メニューから

 

 

今日は塾長に用意していただいたハンバーグ

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そして山下先生考案、柿崎先生調理のさつまいもと人参のグラッセ

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そしてそして!田崎先生が長崎のお土産として持ってきてくれた

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こちらクジラ肉!

脂がのっていて、とても美味しかったです。

 

デザート、その前に、いつも塾のご飯をおいしく作って下さっている。柿崎先生、、、

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お誕生日おめでとうございます!

柿崎先生のこれまでを少し振り返ったりして、盛り上がりました。

 

そして、塾の話題はニュース番組のとある問題へ、、、

「保育園入れなかった、日本死ね」

この言葉、耳に残ってますよね。2016年に話題となったこの一言、待機児童問題がわが身に降りかかった親の声でした。

そんな言葉があった中、2018年のニュースには「保育園、落選狙い」というワードが上がってきました。

保育所に落選して子どもが預けられない状態になった際の救済措置として設けられた育休の延長期間。この制度を逆手にとって(上手く使って?)あえて保育所に落選することで育休期間の延長を獲得しようという親が増えているようです。

職場復帰の際に子育てに寛容的でない、ゆとりを持てない職場環境があったり、親が自身での子育てに専念したいという気持ちが根底にあるようです。

しかし、「落選狙い」であっても当選してしまう場合もあり、本当に保育所に預けたい親からすると下手に倍率を挙げてしまう迷惑な行為となってしまいます。また、自治体にとっても落選狙いの申請書は目を通して審査しなければならない書類であるため、非効率な作業といえるでしょう。こうなると制度の在り方が疑われてくるところですが、自治体によっては入所申請書に「入所の内定を辞退する」といった項目を用意し、落選狙いの親の意向を認め、必要な人に必要な援助ができるよう工夫しているところもあるようです。

 

これらの問題の背景として育休制度の根本的な考え方の問題があるのではないかと議題は進んでいきました。

子育てに先進的と言われているヨーロッパ各国では3歳、もしくはそれ以上の育休期間を取得できる国もあり、また与えられた育休期間を必要に分割して利用できる国もあるようです。

そして、「そもそも育休期間でも子どもを園に入れるようにするべきだよね」という塾長の言葉に、乳幼児から集団で子育てをする人間の起源を改めて考えさせられました。

親の仕事の様子、子どもの成長によって家族の在り方、過ごし方は変わっていきます。その時その時で必要な時間はその家族にしかわかりません。社会がそれを認めていくこと、すべての家庭が選択的に、本当に必要として、育休期間を取得できる保障をしていくことが「働き方改革」を進めていく一手へと繋がっていくのではないか、そう考えさせられる時間となりました。

ただニュースで報道された問題を目にして「そんなことが世間では起こってるんだなー」と他人事にしてしまったり、今与えられている政策に対して疑問を持たないことが多かったのですが、その理由はなにか、その根底には何があるのかと考えを巡らせ、自分の中にある知識と結び付けていくことが深い学びへとつながるのだと教えられました。

 

報告が遅くなってしまったことを重ねてお詫びし、今回の塾報告を終了いたします。

 

報告者 松元泰志

ねぎシンガポール報告

11月13日の塾報告をさせていただきます。

まずはごはんの紹介から。今回のごはんは牛タン「ねぎし」での外食でした。11月4日から11日まで塾長がシンガポール、上海と出張に行かれましたので、「ごはんは、日本っぽいものがいいですね!何にしましょうか?」と相談したところ、「牛タンなんてどう?」ということで「ねぎし」でごはんを食べました。また今回は外部臥竜塾生である大阪の邨橋先生も参加してくださいました。塾生それぞれ好きなメニューを頼んで、ガツガツと食べました。「ねぎし」と言えば、ごはんのお替りが無料!!漬物でごはん、牛タンでごはん、とろろでごはん。「ごはんのお替り!!」という声があちらこちらで聞こえてきました。塾長を合わせて、11名のメンバーがテーブルをぐるりと囲み、楽しく、おいしく、お腹いっぱい満足するまで食事をしました!

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外部臥竜塾生の村橋先生 塾に参加してくださりありがとうございました

外部臥竜塾生の邨橋先生
塾に参加してくださりありがとうございました

ねぎしの牛タン! とてもおいしいです

ねぎしの牛タン!
とてもおいしいです

さて、食事が終わると、食後の運動もかねて、歩いて塾長の家へ。

到着して目についたのは神棚に飾ってある本「保育の起源」。塾内容ではありませんが、11月12日には塾長の古希祝&本の出版記念会があり、そこで紹介されたのが「保育の起源」でした。自分はまだ読んでいませんが、保育を様々な角度から見て、より良い保育につなげるための一冊だと確信しています。近いうちに読ませていただきたいと思います。また全国から大勢の方が会に参加してくださり、ありがとうございました。塾長おめでとうございます。

飾ってあった「保育の起源」

飾ってあった「保育の起源」

話が少しそれてしまいましたが、到着してすぐコーヒーを淹れてくださる西村先生。おいしく入れるためにお湯の注ぎ方(蒸らし方?)にコツがあるそうで、毎回おいしいコーヒーをいれてくださいます。ありがとうございます。コーヒーをいただきながら話題はさっそくシンガポールへ。柿崎先生からのシンガポール報告です。

コーヒーを入れてくださる西村先生

コーヒーを入れてくださる西村先生

11月4日の朝に日本をたち、シンガポールへ向かいます。旅にトラブルがつきものなのか、さっそくプチトラブルが。なんと集合時間になっても宮崎からくるはずのH先生の姿がありません。H先生がくるまで、メンバーの自己紹介、塾長がメンバーに話をしながらH先生を待っていたそうです。その時間はちょっとした講演会くらいだったそうです。それから、しばらくしてH先生が到着。全員そろいました。間に合ってよかったです。塾長と柿崎先生は少しの待ち時間をラウンジで過ごしたそうです。そしてここでも事件が。塾長「カッキー、飛行機の時間は?」柿崎t「10時40分です!」園長「じゃ、少しは入れるね。」と会話して入ったそうですが、実は10時40分発の飛行機だったそうで、飛行機の搭乗自体は30分から始まっていたそうです。そのことに直前に気づき、慌てて搭乗したそうです。そこで、「カメラがない!」と思ったそうです。ラウンジにカメラを忘れてしまったそうです。ラウンジに確認して帰りに返してもらうことに。不幸中の幸いでしょうか、カメラがちゃんラウンジにあってよかったです。ちなみに邨橋先生はシンガポールからの帰りに財布を紛失されたそうです。塾長が「必ず誰かが忘れ物すんだよ!」と言っていました。もし自分が旅をするときには気を付けたいです。

シンガポールへは6~7時間のフライトらしいです。到着して、シンガポールは赤道直下のためつくと着替えをするのですが、そこで柿崎先生が目についたものは、H先生のTシャツでした。(ちなみに、H先生は、私の叔父です)シンガポールでドイツ、バイエルンミュンヘンのTシャツを着ていたそうです(笑)塾内が笑い声でいっぱいに。

これからは写真を見ながら見学した園や、観光、食事などの話をしていきました。

報告する柿崎先生

報告する柿崎先生

まずは安着祝いでホテル横にある屋台で食事をされたそうです。

そして次に日(11月5日)から園見学をされたそうで、初めに行かれた園はなんと立体駐車場にある園でした。園内の表示は英語と中国語でしてありました。今回の園は、製作物、芸術系に力を入れている園らしいです。あちらこちらの製作された展示物がありました。また園に入口には廃材ボックスがおいてあり、家庭で出た廃材を入れるボックスが設置してありました。食堂には一ヶ月のメニューがチョークで書かれてあり、とてもオシャレに空間でした。

立体駐車場のある保育園。まるでデパート。

立体駐車場にある保育園。まるでデパート。

廃材回収のボックス

廃材回収のボックス

一ヶ月の献立 チョークで書かれてあり、とてもかっこいいです

一ヶ月の献立
チョークで書かれてあり、とてもかっこいいです

そして午後は科学に力を入れている園を見学されたそうです。そこでは科学フェスティバルが行われていました。ステージの上でストーリーが展開され、その話にそいながら科学の実験をやっていくような内容だったそうです。他にも面白そうな科学をテーマにした遊びがたくさんありました。そういった科学の話をしながら塾長が「手作り楽器も科学だよね。短くすれば高くなるとか長くすれば低くなるなんてまさに科学だよ」とおっしゃっていて本当に科学って日常のいろんなところに広がっているなと感じました。面白いですね。

科学のショーをしています。

科学のショーをしています。

科学をテーマにしたいろんなブース

科学をテーマにしたいろんなブース

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面白い手作りおもちゃ。

面白い手作りおもちゃ。

話は少しそれて、ちょっとしたトリビアですが、シンガポールの土地はとても高いそうです。一軒立てようと思えば4億は堅いらしいです。びっくりです。

さて3日目(11月6日)では主に観光をされたそうです。有名なF1コースを見て、植物園の観光をされたそうです。なんとレゴブロックでできた花なんてあったそうで面白そうなところでした。またシンガポール観光では欠かせないマーライオンにも行かれたそうです。

F1のコース

F1のコース

レゴできたラフレシア 本物そっくり

レゴできたラフレシア
本物そっくり

4日目(11月6日)です。この日はなんと1000人規模の大きな保育園を見学されたそうです。1000人規模の保育と聞くとどんなものなのか、正直想像もつかないです。この園では情報の公開が制限されていますので詳しくは述べれないですが、屋上に運動する場所があったり、ツリーハウスをイメージした遊具、朝から夜にかけて明るさが変わる様子を表わした部屋など、とても面白い仕掛けや工夫のある園でした。一度は自分も実際に保育している様子を見てみたいなと思いました。

そして最終日(11月7日)です。この日は「my first skool」の系列園ではないところを2園見学されたそうです。1園目は企業系の園らしく、写真が禁止でした。柿崎先生曰く、がっつり幼稚園のようなところだったらしいです。

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2園目はNPO法人のようなところだったそうです。この園が一番子どもとの関わりがいいと思ったそうです。園にはプールがあり常に水?お湯?が入っていました。また植物で賞をとった園らしく、緑もとても豊かな感じでした。歓迎の踊りもしていただいたそうです。なんでも練習に6ヶ月ほどかけているそうで、踊りのクオリティもすごかったです。またはらぺこあおむしを書かれた

もあり面白そうでした。写真を見ながら森口先生が「壊れそうなものが多いけど壊さないんだね」と言っていて、たしかに!と思いハッとさせられました。

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プールが常設。熱帯という気候の違いを感じます

プールが常設。熱帯という気候の違いを感じます

歓迎の踊り

歓迎の踊り

エリックカールさんの作品をモチーフにしたもの

エリックカールさんの作品をモチーフにしたもの

これで、写真を見終わり今回の塾は終わりました。上海報告は時間に関係で次の機会になります。海外の写真を見ると、考え方などが違っていて、とても新鮮な気持ちで勉強することができます。「面白い」が連続する塾でした。

報告が遅くなり大変申し訳ありませんでした。

報告者 横田龍樹

 

応答的援助

今回の塾は、新宿せいが子ども園の本園である、省我保育園の起工式の話から始まりました。私と森口先生が参加させて頂いた起工式ですが、神社の神主さんがいらっしゃって祈祷をするという儀式がありました。早速そのモノマネを森口先生が披露し、爆笑をとると、神様の話から「古事記」に載っている神話の話題へと。塾長が学生の頃は古事記の内容を授業で習うことは当たり前だったようですが、最近はその辺を教えなくなったようです。しかし、授業で習わなくても、昔から伝わる神話は歌で覚えたと塾長は言います。実際に、因幡の白兎の歌を聴きましたが、ストーリーが歌になっていました。一寸法師や浦島太郎などの昔話は歌になっていますね。そのような教養を知っていると、その地に行った際の感動が増しますね。日本神話に関しての知識は、島根県出身の森口先生はよくご存知でした。現代の映画でも、そのような神話からアイデアをもらったような話がとても多いですよね。

そんな森口先生が10月26、27日に行った2015年ドイツツアーの同窓会@横浜の報告をしてくれました。当時、森口先生は新宿せいがではなく、島根県のさくら保育園の職員として参加したドイツツアーでした。

どの同窓会も、同窓会を単独でやるということは少なく、それに合わせて、公開保育&講演会などを行うのが恒例となっています。そして今回も、同窓会だけではなく、ドイツの子どもの環境用品メーカーエルフデザインさん(http://www.elfe-design.com)が主催する保育環境セミナーと、GT関東(神奈川大会)を同時に開催したそうです。日程としては、26日がエルフデザインさんのセミナーと夜に同窓会、27日がGT関東という日程だったそうです。26日は室内環境がテーマだったということで、「5M」のパワポを使用して講演だったそうです。5Mとは、もったいない・もてなし・めぐる・めりはり・むすびという5つのMから始まる日本の精神から、保育環境を考えたものです。この中の、もったいない・もてなしなどは日本語のまま世界共通語となっていますが、今後は、「保育」も日本語のまま世界共通語としていきたいという考えが塾長にはあるそうです。0.1.2歳の保育の本を英語に翻訳する際に、ふと保育園をどのように訳そうか考えたそうです。ナーサリースクール、デイケアセンターなど様々な訳語がありますが、今回出版される英語版では、「Hoiku center」、また保育士のことを「Hoiku teacher」と訳しているそうです。保育園は、親を保って、母親の代わりに育てたことが始まりなので、そこで働く人を保母さんと言っていました。しかし、現在の理論では、白紙論ではなく、子供の生まれつき持っているものを保ち育むことで保育なのです。それを日本から発信していこうということで、保育をそのまま訳したそうです。もったいないやもてなしのように、世界語にしていきたいですね。

また、ここ最近の塾のトレンドである白紙論に絡めて、赤ちゃんの模倣の話題へ。赤ちゃんがよく真似をするということは、普段保育をしているとよく目にする光景だと思います。心理学者であるピアジェは、模倣を学習していると言ったそうですが、現在の研究では模倣をすることで学習していると言われています。そして、模倣をするということは、そのモデルがいないと模倣をすることができません。だからこそ、子供集団が必要で、さらには発達が違う子がその集団に必要なのです。東京のある区では、年齢別と言うより学年別に部屋を分けなさいという指導をされるそうです。1学年で最大12ヶ月の発達の差があるとは言え、その刺激には限界があります。やはり2年3年の発達の差のある子が一緒にいることに大きな意味があるように感じます。塾長は、授業のような教えるためであれば、同年齢の方が確かにいいが、生活経験から学ぶ場合は、やはり異年齢の方が学ぶ機会が多いのではないかとおっしゃいます。同年齢にしなさいという指導は、つまり乳幼児期に教え込めと言っているような指導でもありますよね。真似をするという行為は、人間にしかできない行為であり、学ぶために大切な行為ですので、その経験は大切にしていきたいですね。

これらのように、白紙論が前提にあることで、子供には指導しなければならないという考えが定着していましたが、最近の保育指針では「指導」という言葉はなくなり、「援助」という言葉に書き換えられています。それは、やはり保育は子ども主体であるという考えからでしょう。しかし、援助という言葉を使うことで、子どもの放任や過干渉へと向かう恐れがあります。もちろん、そのようなニュアンスで援助という言葉は使っていないはずです。そこで塾長が考えた言葉が「応答的援助」です。先回って援助はせず、援助が必要な時には子どもが援助を求めてくるはずなので、そのときに応えてあげるという意味です。この言葉の中に、見守る三省の要素が全て入っている、保育士の対応としてとても分かりやすい言葉のように感じます。

つくづく思うのは、子どもは白紙で生まれてこないとか、応答的援助など新しいような言葉や考えかたが最近出てきますが、実は塾長は昔からずっと変わらず言ってきたことに繋がるのです。何十年も前から、それを変わらず言ってきた塾長の考えはすごいなと改めて思います。おそらく時代が変わっても、大切にしなければならないものなのでしょう。

 

メニューの紹介です。まずレバニラ炒め
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京都にある「本田味噌」の味噌汁
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来週は塾長シンガポール〜上海出張のため、お休みです。

その報告が楽しみですね!

 

西村 宗玲

シンガーポール料理

10月23日の塾報告をさせて頂きます。
まず始めに、今回のメニューです。

●BAK KUT TEH
●CHILLI CRAB
●白米

今回のメニューは、先日シンガポールから10名ほど見学者が来られた際に、お土産としていただいたものです。シンガポールの皆さまありがとうございました。

そして、その先日の園見学では、各クラスを順に回り、環境や様子を見ながら、英語を話せる子どもや職員と英語で会話をする姿も見られました。海外の方ともコミュニケーションを取れるのは、本当に羨ましいなと感じました。
さて、シンガポールと言えば、塾長の講演でよく耳にしますが、経済協力開発機構(OECD)が実施している、PISA(国際学習到達度調査)で調査教科3教科とも1位という結果で現在、世界の中で最も学力の高い国として知られています。
その世界学力1位の背景には、シンガポールがマレーシアから1965年に独立した当時、資源もなく貧しく、教育レベルも低い国だったそうです。そのため、当時のシンガポール政府が世界の中で、生き抜いていくためには、“教育が大切だ“と国をあげて教育の向上を推進し、そして今では、世界でも有数の豊かな国と変貌を遂げたという歴史があるそうです。
そして来週末には、そのシンガポールに塾長が出張に行かれます。どんなエピソードが待っているのでしょうか。出張報告が楽しみです。

本日の料理を作ってくれたのは、柿崎先生と松元先生、横田先生です。
私も手伝うつもりが、調理方法が英語で書かれており見ていることしかできず・・・。
松元先生・横田先生が訳し、調理は柿崎先生が進めてくれました。

 

お土産でいただきました!!

お土産でいただきました!!

 

調理を進めながらこんなことを話していました。
「アニメのキャラで一番強いのって誰?」
「やっぱ、孫悟空?」
「ワンパンマンやと思いますよ!」
「ワンパンマン!?」
こういった何気ない世間話をしていましたが、話は盛り上がり、知らないアニメも知ることができました。

私は、東京に来て自分がどれだけ何も知らないかを痛感しているところですが、塾に入らせていただいたことで、初めて出会うことや初めて知る機会が増えています。毎日、何かしらの新しい発見があるのですが、答えを知って終わりではなく、さらに深く知っていこうとすることも大切だと教えてもらいました。
今回は、アニメについてでしたが、こうした仕事以外での何気なく楽しい会話をすることは、もしかしたら大切なことなのかもしれません。それは、園での昼休み時間にも、クラスの職員で一つのテーブルを囲んでコーヒーを飲みながら、こうした世間話をしたり、子どものことについて話あったりしながら連絡張を書く時間があります。チーム保育をする上でも、相手のことを知る機会であり、ベテランの先生や新人の先生もみんなで意見を交換し、それがチーム保育の連携につながっているのではないかと感じています。

書いているうちに、話がそれてしまいました(笑)

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ピリ辛味でとてもおいしかったです!!

食事を済ませ、食後のデザートにはシュークリームをいただきました。

 

そして、毎月行っている、臥竜塾セミナーが10月24日にあるので、そのプレ発表を森口先生が行ってくれました。
今年のテーマは「幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿」ですが、今回は「自然との関わり、生命尊重」についてです。
指針にはこのように記されています。
『自然に触れて感動する体験を通して、自然の変化などを感じ取り、好奇心や探求心を持って考え言葉などで表現しながら、身近な事象への関心が高まるとともに、自然への愛情や畏敬の念を持つようになる。また、身近な動植物に心を動かされる中で、生命の不思議さや尊さに気づき、身近な動植物への接し方を考え、命あるものとしていたわり、大切にする気持ちを持って関わるようになる。』
保育をする上でも、『自然』というテーマはつながりが大きいものだと思います。
月案や週案でも、「自然を感じる」「自然に触れながら」という言葉はよく使いますね。
「10の姿、自然との関わり、生命尊重」を紐解きながら、新宿せいが子ども園での実践を交え発表してくれました。とても分かりやすく、そして、聞いていて楽しい発表でした。
詳しくは、10月24日の臥竜塾セミナーで。ぜひ、ご参加いただければと思います。

今回の報告を終わりたいと思います。

報告者 田崎 天悠

面白がる3

田崎先生の富山出張報告です。

富山キトキト空港安着。塾頭山下先生のお父様が迎えに来て下さいました。

そこから講演会場となる岐阜県高山市まで84km。道中、スーパーカミオカンデを知り、「飛騨」を「ひぜん」ではなく「ひだ」と呼ぶことを知り、さるぼぼを知り、と初めての出会いの連続であったようです。

極め付けは、

「ピストンカーブ」

「ピストンカーブ」

「ヘアピンカーブ」の言い間違えですが、急なカーブも経験しました。それを全て運転して下さった山下先生。いつも本当に有難うございます。

その日は高山保育福祉会50周年記念の式典に参加。会場は衆議院議員、県会議員、市議会議員の方々も参加され、約250人程の参加者で会場はいっぱいであったとのことです。その記念講演で塾長が登壇されました。

食事会にも参加し、飛騨牛、松茸のお吸い物を経験。芸妓さんもいる中での食事もまた初体験でした。

また、この地域での伝統であるのか、食事会が始まったにも関わらず、参加者の皆様が静かに黙々と食べるのだそうです。不思議に思っていると、会の理事が三味線で「祝い唄」歌を歌い始めました。するとその会場全体での合唱になり、歌い切った後、大いに笑い声混じる歓談となったそうで、こういうことを粋と表現するのでしょうか、素敵な伝統との出会いがありました。

食事会の終わり方も一味違い、

万歳三唱→中締め→閉会の言葉→三々一拍子を3回

と、盛り沢山な会の終焉を経験しました。行く先々でこのような体験ができることはとても貴重ですね。

この話の流れから塾長が「手締め」について解説してくださいました。

ブログ『臥竜塾』2007年12月2日『手締め』の中にもこう書かれています。(太字をクリックすると塾長藤森先生のブログ『臥竜塾』にとび、この回の全文を読むことができます。)

最後にやる場合でも始まりのときにやる場合でも普通は「ちゃちゃちゃん、ちゃちゃちゃん、ちゃちゃちゃん、ちゃん」とやりますが、それは、「三が三つで九」「それに一つの点」を入れて「九に点」で漢字の“丸”を表し、いろいろの行事などが全部とどこおりなく、トラブルもなく無事丸くおさまった時など、とやるのは、「すべて丸くおさまりまして、みなさんご苦労さんでした」という意味になり、また、「これから万事うまくやりましょう」という願いをこめてやる場合もあります。

受け継がれてきたものには意味があるのですね。

そして2日目。

ブラ高山へ

ブラ高山へ

朝市へ出向きました。

魅力的な出店がたくさん

魅力的な出店がたくさん

そこで試食に試食を重ねているとナツメの種で歯を折りそうになりました。

昼食

昼食

こってりそうだけどさっぱりしてました

こってりそうだけどさっぱりしてました

試食のし過ぎでお腹がいっぱいでしたが、油で覆われたスープは意外な程あっさりしていて、美味しく全部いただけたそうです。

メモを見ながら一生懸命報告してくれた田崎先生。面白がって、色々なことに興味をもって取り組もうとしている姿勢に感化されます。次回の出張報告もとても楽しみです。

(報告者 加藤恭平)

面白がる2

話題は運動会について。

「清々しい秋空のもとで、というのは殆ど幻想で、実際に晴れの中でやれる確率はとても低い」

近くの中学校の体育館をお借りして、天候に左右されることなく運動会が行われる利点について塾長は話されていました。また、校庭を借りている場合は、悪天候の為でも順延をすることができずに多くの場合中止になってしまうとのことで、改めて予定日に決行できることの有難さを感じてしまいます。

また、運動会、と言えばパラバルーンや鼓笛隊、組体操など、お遊戯と呼ばれるような取り組みをする園も多く、子どもを主体として考えた時にその取り組みを見直したいと願う現場と、その取り組みを望む保護者との間で摩擦が起こる場合があるということです。

塾長もせいがの森保育園開園当時、保護者からの様々な声があったことを回想して下さいました。一斉保育や保育者主導の教育形態が当たり前と思われていた時代だったからこそ、その反響はとても大きなものがあったのでしょう。

「悪気でやってるわけではないから、そうするとポツンポツン、苦情を言ってきた人の声が少しずつ変わってきて、褒めてくれた人の声が大きくなってくる」

「苦情じゃ死にっこないし、そんなことで命を縮めたらもったいない」

塾長が園長になられてから今日に至るまで数々の試練や苦労があられたこと、それを乗り越えられてきた膨大な積み重ねの上に今日の塾長があることを改めて思います。また、当時園に対して様々な意見をもっていた保護者がある時、外で園のことを絶賛していた、ということを他の保護者から聞いたことがあり、

「苦情なんて当てにならない、とその時は思った」

「直すところ、改善するところはすぐ改善してクヨクヨしない」

そう考えるようになられたそうです。

「そんなに園のことを考えてくれてるなら有難い、一日中園のことを考えてくれてるなんて」

「苦情は親にとってのサンドバッグの時もある」

そんなユニークな言葉を交えながら、話をしていただきました。

邨橋先生もまた、「ベテランの先生方の有難さ」「近くにポジティブな人がいることの大切さ」について話されていました。現状を把握し、この状況があったからこそ見えたこと、この状況を肯定的に捉えられるような前向きな姿勢へと転じていく中で、ポジティブな人の存在や現場の第一線で園を守ってくれている先生方の存在の大きさは計り知れない、ということを話して下さいました。邨橋先生は、実際にその環境、状況に身を置いて初めてわかることの多さを実感していると言い、「耳で学ぶこと」との学びの質が異なる、と話して下さいました。

その立場、境遇へ、開拓者のように進まれている邨橋先生の言葉。とても心に残りました。

食器を片付けてコーヒータイムへ

食器を片付けてコーヒータイムへ

ボルダリングを初めた邨橋先生。数年前とは別人のような身体を手に入れました。強靭な肉体を更なる高みへと目指す塾頭と筋肉談義です。保育のことだけでないこういった時間もまたこの仕事のパフォーマンスを上げていくとても大切な要素ですね。

すると、部屋が暗くなり、

ありがとうございます

ありがとうございます

先日また一つ歳を重ねさせていただきました。

中に粒状の栗がたっぷり

中に粒状の栗がたっぷり

等分して

等分して

美味しくいただきました

美味しくいただきました

仲間と過ごす掛け替えのない時間は塾長からいただくプレゼントですね。感謝の気持ちでいっぱいになります。

そんな仲間の一人が先日から塾長の助手として出張に同行しています。先日の富山出張報告を田崎先生からしていただきました。

(報告者 加藤恭平)