11月20日(火)の臥竜塾の報告をさせていただきます。
先に報告が大変遅れてしまったことをお詫びいたします。申し訳ありません。
では、今日の夕飯メニューから
今日は塾長に用意していただいたハンバーグ
そして山下先生考案、柿崎先生調理のさつまいもと人参のグラッセ
そしてそして!田崎先生が長崎のお土産として持ってきてくれた
こちらクジラ肉!
脂がのっていて、とても美味しかったです。
デザート、その前に、いつも塾のご飯をおいしく作って下さっている。柿崎先生、、、
お誕生日おめでとうございます!
柿崎先生のこれまでを少し振り返ったりして、盛り上がりました。
そして、塾の話題はニュース番組のとある問題へ、、、
「保育園入れなかった、日本死ね」
この言葉、耳に残ってますよね。2016年に話題となったこの一言、待機児童問題がわが身に降りかかった親の声でした。
そんな言葉があった中、2018年のニュースには「保育園、落選狙い」というワードが上がってきました。
保育所に落選して子どもが預けられない状態になった際の救済措置として設けられた育休の延長期間。この制度を逆手にとって(上手く使って?)あえて保育所に落選することで育休期間の延長を獲得しようという親が増えているようです。
職場復帰の際に子育てに寛容的でない、ゆとりを持てない職場環境があったり、親が自身での子育てに専念したいという気持ちが根底にあるようです。
しかし、「落選狙い」であっても当選してしまう場合もあり、本当に保育所に預けたい親からすると下手に倍率を挙げてしまう迷惑な行為となってしまいます。また、自治体にとっても落選狙いの申請書は目を通して審査しなければならない書類であるため、非効率な作業といえるでしょう。こうなると制度の在り方が疑われてくるところですが、自治体によっては入所申請書に「入所の内定を辞退する」といった項目を用意し、落選狙いの親の意向を認め、必要な人に必要な援助ができるよう工夫しているところもあるようです。
これらの問題の背景として育休制度の根本的な考え方の問題があるのではないかと議題は進んでいきました。
子育てに先進的と言われているヨーロッパ各国では3歳、もしくはそれ以上の育休期間を取得できる国もあり、また与えられた育休期間を必要に分割して利用できる国もあるようです。
そして、「そもそも育休期間でも子どもを園に入れるようにするべきだよね」という塾長の言葉に、乳幼児から集団で子育てをする人間の起源を改めて考えさせられました。
親の仕事の様子、子どもの成長によって家族の在り方、過ごし方は変わっていきます。その時その時で必要な時間はその家族にしかわかりません。社会がそれを認めていくこと、すべての家庭が選択的に、本当に必要として、育休期間を取得できる保障をしていくことが「働き方改革」を進めていく一手へと繋がっていくのではないか、そう考えさせられる時間となりました。
ただニュースで報道された問題を目にして「そんなことが世間では起こってるんだなー」と他人事にしてしまったり、今与えられている政策に対して疑問を持たないことが多かったのですが、その理由はなにか、その根底には何があるのかと考えを巡らせ、自分の中にある知識と結び付けていくことが深い学びへとつながるのだと教えられました。
報告が遅くなってしまったことを重ねてお詫びし、今回の塾報告を終了いたします。
報告者 松元泰志
松元先生の語り口が思い出されるような文体で、思わず懐かしくなってしまいました。田崎先生が先日の鹿児島出張で会われていますが、5月も元気にしているでしょうか。離れた場所で活躍する仲間、思い出すだけで自分にもまたやる気がみなぎってくる感じがします。明日の保育も楽しんでいきたいと思います。