11月6日の塾報告

チャオ! 塾生の小林です。
突然ですが秋って最高ですよね!
暑くもなく寒くもなく、花粉もない。
秋って本当に最高ですね!
ですが秋という季節は年々短くなっていくように感じます……。
春も同様ですが……(春も花粉さえなければいい季節ですね! 花粉め!)。
日本も夏と冬のみの風土になる日も近いかもしれませんね。

さて今回は11月6日にありました塾の報告を書かせていただきます。
この日は現地での開催でした。

藤森先生から2つのテーマについてレクチャーしていただきました。
一つはグローバル化・多様性について、もう一つはチーム保育についてです。またそれ以外にも塾生が作った手作り玩具の紹介するなど、かなり盛りだくさんの内容の日でございました。
その全てを紹介するのは難しいため、私が印象的に思った部分やそれに対して考えたことなどを、今回は記させていただきます。
この日の塾で特に印象に残ったのは、グローバル化・多様性についてのお話です。私が重要なポイントと思ったことを下記に箇条書きいたします。

⚪︎移民・難民の増加は世界的なトレンド
⚪︎ グローバル化はより加速している
⚪︎ 同時に反グローバル化の動きも世界的に見られる。
⚪︎ 他者へ共感性や異なる文化に対する敬意などをもつことは、今後より重要になってくる。

まずこれらが前段となります。
移民や難民の増加も含めて、グローバル化は間違いのない世界の潮流であると思います。同時に反グローバル化の動きもそれに伴って目立つようになってきています。トランプ大統領が再選したことに象徴されるように、グローバル化への反発として保護主義的・排外主義的だけでなく、差別主義的な動きも大きくなっているように感じます。
そういった世界の流れの中で、他者に共感したり異なる文化を受け入れたりできるということは、より大切な資質になっていきます。

では、これからの時代を生きる子どもたちを導く責任をもつ我々は、どのような保育をした方がいいのでしょうか?
藤森先生はグローバル化・多様性といった切り口で、当園ではどのような取り組みを行っているのか(以前行っていたことと含む)を改めて解説くださいました。それらが下記になります。

⚪︎異年齢保育 
目的のひとつとして、外から見える姿からの刷り込みをなくすというものがある。子どもを、男女、しょうがい、年齢、国籍によって判断するのではなく、その子の特性、発達によってその子の課題を見つけていくことが保育者側としてと大切。
⚪︎ゾーンの活用 
345歳児クラスは、ロールプレイングゾーンがある。これはいわゆる「ままごと」ではない。家庭での調理といったことだけでなく、店舗で接客するなどのさまざまな職業体験ができる環境である。外国の民族衣装や異性向けの服を着る経験もできる。また多文化ゾーンにおいては、外国の絵本や玩具を用意してして多文化に触れる体験をする。伝承遊びも多文化のうちの一つである。季節ならではの遊びを体験することもできる。
⚪︎保育において 
・週一回の頻度で多文化ゾーンにて「海外を知ろう講座」を、希望する子ども向けにしていたことがある。
・シンガポールの子どもたちとオンラインビデオ通話でコミュニケーションをとったことがある。
⚪︎行事
・親子遠足 
・お楽しみ会 

先生からご解説いただいている中で私が特に重要と感じたポイントは下記です。
・新宿という地に園を構えていることの地域性
・保育者がさまざまなことに興味がある必要がある。
・環境を用意するだけでなく、活動や働きかけをする必要がある。

まず地域性についてです。当園のある新宿という土地は外国籍の世帯が非常に多いところです。新宿区は23区において最も外国人率の高い区です(全国的には川口市に次いで2位)。
そういった地域の特性を活かす保育をすることは大切なことであると改めて感じました「多様性を重視した保育のモデルを示せる可能性がある」という先生のお言葉も大変印象的でした。

また「保育者がさまざまなことに興味がある必要がある」ということも、多様性を大切にする保育をする上で重要と思いました。多様性を子どもたちに実感してもらうには、保育者自身も多様な引き出しをもつ存在でいなければいけません。これはグローバル化や多様性というテーマに限らないことであり、保育者は日々の生活の中で好奇心を強くもちながら様々なアイディアを取り込んでいく意識がなくてはいけないと、再認識させられました。またプライベートでも積極的に様々な体験をするように心がけていきたいと思いました。

環境を用意するだけでなく、活動や働きかけをする必要がある」ということも、保育全般にいえることであり、改めて肝に銘じていかなければならないことであると思います。きちんと意図性をもちながら、人的環境として活動を提案したり言葉を掛けたりしていかなければ感じました。

報告は以上です!
グラツィエ!
アッリーヴェデルチ!
(報告 小林)

9月4日の塾報告

1ヶ月ぶりの現地塾でした。

6月より新宿せいがで勤務しております伊藤です。
9月1日から高田馬場近くに引越しして、一人暮らしを始めました。1日目から押し入れにてゴキブリと鉢合わせまして(笑)、掃除グッズをどんどん集めている日々です。

さて1ヶ月ぶりの現地での塾ということもあり、
話は、一夏の思い出について語ることから始まりました。帰省や旅行、美術館等々に行った話を語っていただきました。小林先生の語ってくださった100階建ての家の展覧会は是非とも行ってみたいです。


中でも廣田先生の21 21での話にあった、
「美術館は、気づきを与えるきっかけをくれる場所ですよね」という話は印象的でした。
アートやデザイン作品を見ていても
何だろうこれ?
何を表現したかったのか。
想像を膨らませたり、新たな視点をくれるのが鑑賞の面白いところかなと思います。

かくいう私も夏の思い出として、
ART SQUIGGLE YOKOHAMA 2024 | やわらかな試行錯誤 芸術と私たちを感じる45日間
https://artsquiggle.com
という企画展に行ってきました。その中でも、《今日の遊び場》中島佑太の作品のハンマーで岩石から石、砂へと削って作っていくワークショップに参加しました。
大きな岩石を、みのとハンマーで岩肌を削ぐように叩いていくことで石を取り、ハンマーで石を砕いて砂にしていく…。
園庭の砂場ひとつとっても、身の回りにあるものって何から出来てるんだろうというのを体験しながら考えれることが面白かったです。

話はそれましたが、本日のメインは塾生内での異年齢保育のプレ発表でした。見守る保育や個別最適な支援について、項目ごとに実例の動画を多く含めながら、発表していただきました。中でも、異年齢保育での関わりには2つ分けることができる話が大きな学びとなりました。


一つに年長児が年少児に教えることはもちろんいい関わりはあるのですが、
もう一つ、能力による異年齢の関わりも異年齢保育では大切ということを学びました。チェスやオセロや、コマなど年齢が違くても同じくらいの強さであれば遊びは深められることが挙げられます。逆に言えば同じ発達でなければ遊びは深めることは出来ません。
せいがでも、コマの得意な年少児が年長児とどちらが長く回せるか勝負して遊んでいる姿が見受けられます。この能力による異年齢の観点は抜け落ちがちですが、大事にしたいですね。

実例の動画を多く踏まえた発表でしたが、まだまだ作り途中ということで2週間後の本番発表が楽しみです!

8/7 ZOOM塾報告

おはようございます。こんにちは。こんばんは。廣田です。報告が遅れてしまいましたが、8/7の塾報告をさせていただきます。

この日はオンラインでの塾でした。最初の話題は、藤森先生と塾生の本多先生が、昔仙台に出張へ行かれた時の話をお聞かせいただきました。

その時は、東北新幹線はやぶさが開通して間もないころだったそうです。初めてのはやぶさの感動はいまだ忘れられないと、本多先生がお話しされておりました。

記憶に残ったエピソードは、はやぶさでは終わらなかったとのことです。皆さんは仙台で行われている七夕まつりをご存じでしょうか?

仙台七夕まつりは、東北夏祭りの一つで、毎年200万人以上が訪れる大きなお祭りです。

この時の出張は、7/7の七夕の日に行かれたとのことでしたが、お祭りもやっていなければ、人も全然いないと…。なぜだ?と調べてみたところ、七夕まつりは本来、旧暦7/7の行事として全国で広まっているが、仙台七夕まつりでは、その季節感に合わせるため、新暦の一か月遅れの暦である中歴を用い、8/6~8/8に開催されていると記載があったそうです…。

これも新たな学びだったとのことでした。笑

余談になりますが、僕の学びとして、岩手の「盛岡さんさ踊り」や新潟の「長岡花火大会」などの有名な行事、ありますよね。てっきり大きな祭りのような行事は、8月の第一週の週末に行われるのだと思っていましたが、盛岡さんさは8月1日~4日。長岡花火大会は8月2日~3日と、曜日ではなく日にちを基準に毎年行われています。長岡花火大会に関しては、1945年8月1日の空襲被害から、長岡復興祭として、日にちが決まっているようです。盛岡さんさは、伝統的に上記の日にちで行われているようです。

日本の伝統的な行事は、開催する日にちにも意味があるのだと学びを得ました…!

さて、今回の塾報告では、印象に残った2つの話題についてお伝えしていこうと思います。

1つ目は「おあつまりについて」。そして2つ目が「保育の遊び心について」です。

まず「おあつまりについて」です。皆さんの園では“おあつまり”、行っているでしょうか。

そして“おあつまり”と聞くと、どのようなものを想像されるでしょうか。

よくあるものとしては、子どもたちが大体登園した時間帯、主活動に入る前に、子どもたちが同じ場所に集まって、日にちや天気を確認したり、活動についての話や大事な話を聞いたりする場、というのが“おあつまり”ではないかと考えています。

藤森先生は“おあつまり”に関して、こうお話されていました。

おあつまりは、生活にメリハリをつくる一つの区切りである。朝のおあつまりでは、今日することを伝え、それを聞いた子どもたちは、自由に活動を選択する。そして遊ぶゾーンの話し合いをこの場で行うことで、参加していた子どもたちの意見を反映できる。逆を言うならば、参加しなければ自分の意見は反映されなくなってしまう。子どもたちが自由に選択して過ごすには、これらの基本が大切。

園生活でのメリハリと選択するための取り組み、この2つの要素が強いのだと、話を聞いていて感じました。

よく「子どもがおあつまりに来ない」という話を耳にします。そこに関しても藤森先生は、話を聞かなければ、その子が困るのだから、無理に呼ばなくてもいい。と話します。

僕も以前、おあつまりに参加しない子を見ていて、結局おあつまりに参加しなくても、活動には入れるし、遊べるし、ご飯は食べられるしで、困るという経験をしていないように見えました。

「これでは、自分の好きなことをし続けていても困らないのだから、おあつまりに参加しようとは思わないかもな」そう思ったことを思い出しました。

ここで少し気を付けなければいけないことがあると、藤森先生は話します。それは、来なかった子に対して、嫌味を言うことです。

嫌味とは例えば「○○くん(ちゃん)が来なかったからできないんだよ」とか言うことですね。そうではなく、淡々としていればよい、とおっしゃられていました。

無視をするということではなく、あまり関わりすぎない、諭そうとしすぎないことが大切なのかと、今回の話を聞いていて感じたところです。

おあつまりの中で、ゾーン決めのような、子どもたちが意見を述べ、それを基に遊びを展開していくような取り組みがあることも重要なのでしょう。

そして、2つ目の話題にもつながりますが、リーダーを務める保育者が、子どもが「見たい!」「参加したい!」と思うようなことを行うことも大切だと思います。

そこで出てくるのが「遊び心」です。

塾生の小松崎先生のお話に出てきた「ラッキーボーイ・ラッキーガール」というイベントが楽しそうで、強く印象に残っています。

ラッキーマンです

イベントとは言いましたが、行うのはご飯の時間。食事を終えた後、1枚だけお皿の裏にマーク?を隠しておくそうです。

そしてご飯を食べ終えた子が、お皿の裏を見て、マークがあるか確認する。マークがあった子が、その日の「ラッキーボーイ・ラッキーガール」です。

景品があるわけでもなんでもありません。周りの友だちから、「今日いいことあるよ!よかったじゃん!」と言われる。それも当たった嬉しさの一つなのです。

周りの友だちから祝福をされることというのは、子どもたちにとって想像以上に嬉しいようで、みんないい表情を浮かべるそうです。

この遊びは、配膳をもらった後の子どもたちがお皿の裏を見て「今日模様入ってる!」「こっち書いてないやー」と会話しているところから着手したそうです。

この遊びへの広げ方も、日々「遊び心」をもっていなければ、見逃してしまうことだったんではないかと思います。

ちょっとした工夫で、保育はどこまでも楽しくなるのだと感じさせられる回でした。

以上で報告を結ばせていただきます。また次回、お楽しみに!

報告者:廣田

7月24日 塾報告

今回の塾では、環境セミナーで受けた質問、「食事のマナー」について塾生みんなで考えました。

「ご飯に味噌汁をかけて食べる、ぶっかけ飯はいいのでしょうか?」という質問があったそうです。

たしかに、見た目を悪く感じることもありますし、おかずと一緒にご飯を食べてほしいと思うこともあります。

藤森先生は、ぶっかけ飯について、「文化も関係あり、一概に悪いとは言えない。日本食は味が濃いため、ご飯を食べて中和している面もある。文化の差が大きい。他に、箸で食べる文化もあれば、手で食べる文化もある。」と仰っております。

ぶっかけ飯のように、冷や汁やお茶漬けなどの汁を入れて食べるものもたくさんあります。

一概にどちらが悪いとは言えません。

食事のマナーに関して、文化の差がありますし、日本においても地域の差があります。

ご飯と味噌汁の置き方にも文化の違いがあり、一般的にはご飯が左側、味噌汁が右側に置くと思いますが、大阪では逆だそうです。

お寿司は斜めに置くのは右利きが食べやすいように置いていて、右利きと左利きも関係があるそうです。

私自身も、食べる前はご飯を左に置きますが、食べ始めると、左ではない食べやすい位置に置くこともあります。

子どもに配膳をする際は、左側にご飯を置くように伝えますが、食べ始めたら特に声をかけたりはしません。

その人が食べやすく美味しいと感じることができればいいのではないのでしょうか。

マナーを押し付けるのも違いますし、一緒に食事をする上で、みんなで美味しく食べられるように相手に配慮することが大切なのではないでしょうか。

食事を共にするということは、共に生きる姿勢にもつながると感じました。

次の質問です。

「なぜ新宿せいがでは、一斉にいただきますをしているのですか?」という質問があったそうです。

藤森先生は、「みんなが揃って食べられるのは人間だけ。動物はすぐに食べてしまう。目の前の欲望に負けてしまう。待つ力は食べる楽しみがあるからこそ身に付く。」と仰っています。

01歳児クラスでも絵本や紙芝居を読んで、食事を待ちます。それは気を逸らして、待つ力を育てているからです。

保育業界において、子どもに待たせることはいけないという風潮を強く感じます。

しかし、生きていく上で待たなければいけないことはたくさんあります。

急いでいるからといって、赤信号で進むわけにもいきません。

排泄の自立も、その場ですぐにしてしまうわけにはいきません。

やはり、待つ力は重要です。

ただただ無駄に待たせればいいのかというわけではなく、目の前に楽しみがあるからこそ待つことができます。待ち方も、見通しが持てるような待たせ方をしなくてはいけませんね。

食事に関する質問でしたが、全ては生きていくこと、人と関わることの大切さににつながっているように感じました。

(佐野)

7月10日の塾

7月10日の塾報告になります。

この日は夕涼み会の進捗状況の報告からはじまりました。

2年目の竹内とうや先生が夕涼み会のリーダーをしています。リーダーという役割を一生懸命に頑張ろうとする姿がありました。できるできないではなく、ひたむきに一生懸命にやることの大切さを改めて私自身にも問うていかなければいけないとそんな思いを抱いております。

次に、私が園長先生の京都出張に同行した際の報告をさせていただきました。

京都では、全国保育協議会の近畿ブロック保育研究集会が行われ、その分科会の助言者に園長先生がなっているための参加になりました。

分科会のテーマは「新たな時代の保育実践~すべての子どもにむけて~」というタイトルで行われました。私は当日の打ち合わせにも参加させていただき、園長先生が保育の方法が異なる方達にどのように助言し、どのように分科会をもっていくのかを目の当たりにして、そのすごさというと安易な表現ですが、すべての人が納得し、向かうべき先が見えるようなアドバイスをされていました。

また、実践発表後の助言という藤森先生の話の中で、私が最も印象に残った言葉が、先生がはじめに言った一言でした。それは「保育は切りとりではない」という言葉でした。

まさにこれを保育の中で私たちは大切にしていかなければなりません。日々の中で様々な企画を考え、実行することは子どもの経験においてとても重要です。しかし、そのような保育ばかりになってしまうことにもまた注意が必要です。園の子どもたちははるかに長い時間を園の中で過ごします。それはまさに「生活」です。その中にいかに環境として、大人の関わりとして学びを引き出せる環境を用意できるか、そんな存在でいることができるかをもっと考えていかなければいけませんね。そんなことをこの藤森先生の言葉から感じました。

最近の自分のテーマでもあるのですが、よく藤森先生は「子どもには大人の人格が伝わる」ということを言われます。このことからは、保育としての技術よりもまず人としてどうであるかが、保育の質に影響するということを教えられます。だからこそ、職場という場では、自分の人格を高めることを目指す修行のような場なのかもしれないません。と言っても、自分自身、この辺りが全然できていないので、日々、毎時間、毎分、意識していきたいと思っています。まさに、「我を省みる」という「省我(せいが)」の精神を常にもっていきたいです。

報告者 MOりぐCHI たつや

7月3日の塾報告

ナマステー!
塾生の小林です。これを書いているのは7月上旬なのですが全く暑い日が続いています……。
7月の初めでこんなに暑いのですから夏本番がくるのが恐ろしいですね。皆様どうか健康に留意され無理なくお過ごしくださいませ。

さて今日は7月3日に行われた塾の様子について報告させていただきます。この日はZOOM上の塾でございました。

全国各地の先生方も交えて様々な話題に花が咲きました。その中で私が最も印象に残ったのが藤森先生が紹介してくださった孫正義氏の言葉です。
AIの開発競争がいかに激化しているかという孫さんの言葉を紹介しながらそういった世界の変化の速度に比べると、日本の幼児教育が大きく遅れているのではないかという危惧を先生はお持ちになられている様子でした。

6月30日(日)にTBS系列で放送された「サンデーモーニング」にソフトバンクの会長兼社長である孫正義氏が出演されていました。
上記の言葉はその中で発言されたものでした。番組の中でAIの開発競争が激化していることが話題となり、孫さんは下記のことを話したそうです(下記から引用)。

 孫氏はAIの進化について「4年間で1000倍になったんです。能力が」と断言。「チップの数が10倍に、チップあたりの能力が10倍、それを扱うモデルソフト、これも10倍」と説明した。さらに「すごいのは、ここから4年間でもう1回、1000倍になる」と予告。「もっとすごいのは、そこから4年間でさらに1000倍になる」と続け、「オリンピック3回分は我々のマイルストーンに入っているから見えている。我々の開発の現場では、1000倍×1000倍×1000倍で10億倍」と語った。

孫氏は「今から3回のオリンピックで、人類の走る能力は10%くらい伸びるかもしれないけど、コンピューター、AIの英知は10億倍になるわけです」とあらためて確認し、現在のAIが米国の医師国家試験に合格するレベルであることも紹介。「これを『AIなんてなあ』『人間が作った物を人間が超えることなんてない』」との声があることも残念がった。

番組冒頭で、この30年間、日本から世界をリードするテクノロジーがあまり出ていないことを指摘していた孫氏は、「失われた30年を日本がもう1回、繰り返したくないのであれば、目をバーーンと開かなきゃダメですよ」と力説。右手を振り下ろすようにして「知識人が上から目線で、なんちゃってで言うんですよ、知ったかぶりで。『あんた専門家か?』って言いたいですよ。専門家でもないのに、知ったかぶりして上から非難するんじゃない。もっと心を開いて、素直に真正面から、進化に対して純粋に取り組まないと、日本はヤバイですよ」と、持論を展開した。

【日刊スポーツ(2024)孫正義氏「知識人が『なんちゃって』で非難」の現状憂う…進化に心を開かないと「日本はヤバイ」https://www.nikkansports.com/entertainment/news/202406300000502.html (参照2024-07-10)】

塾で先生も言及なさっていたのですが、12年間(オリンピック3回分)でAIの能力が10億倍になるというのは衝撃的な内容です。
AIの進化が社会に及ぼす影響は絶大なものであると思います。そのAIの能力が10億倍になるということは、それがもたらす社会の変化は想像を絶するものでありましょう。AI以外の分野もAI技術と同様に(あるいはそのAIの進化もあいまって)大きく進化し続けており、社会の変革スピードは年々加速しているものと言えるかと思います。
そういった世界において保育をしている我々は「変われているのか」「変わっていけるのか」ということを、この度先生のお話をきいて改めて感じました。

未来を生きる子どもたちを教育する保育者は他の職業以上に、技術の進化や社会の変化に対して敏感である必要があると言えるかもしれません。そしてこれからの世界はどのような人材を必要としているのか、どのような資質が求められているのか、よく考えていくことが重要であると思いました。

またこのブログを書くにあたり、サンデーモーニングの孫さんの発言を調べたのですが、上記以外でも孫さんのコメントは興味深いものばかりでした。下記にも引用します。

37年半ぶりに1ドル160円を突破した円安加速についてもコメント。「テクニカルには金利だとか、その他いろいろあると思いますけど、構造的問題だと思いますよね。この30年間、日本の経済の底力、これがだいぶ弱まっているんだと思いますね」と語った。

続けて、身ぶりをまじえながら「30年前は、日本の自動車だとか、エレクトロニクスが世界最先端でね。新しい技術をリードしてました。半導体もそうでした。しかしこの30年間、新しい技術が日本からほとんど出てこなくなった。世界をリードするモノがね。その間、アメリカはものすごく進化して、これから進化するんですね。さらなる成長エンジンを国内に持っているかどうか、それが一番重要なファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)だと思いますね」と熱弁した。

この30年間の停滞の理由については「日本でバブルが弾けましたね。不動産、その他ありました。それで羹に懲りて(なますを吹く)…」と、ことわざをあげながら分析。「保守的な経営が日本の主流になっちゃったんです。インターネットだとか、そういうものが出てきた時に『これはまがい物だ』と言いすぎたんですね。『若い者が何言っているんだ』みたいな感じで、昔の重厚長大な大経営者とか、メディアも含めてですね。新しいモノを低く見すぎたんだと思う」と語った。

孫氏は「それで若者が萎縮しちゃったんですね。大企業も設備投資を…半導体の設備投資を萎縮しちゃった。これはやっぱり構造問題だと思いますね」と繰り返し「もう1回、立ち直らせるためには、最先端の技術を真っ正面から取り組まなければいけないと思います」と持論を展開した。

【日刊スポーツ(2024)孫正義氏、円安根源は日本の保守的経営と分析…新技術を「まがい物と言いすぎた」と熱弁https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/202406300000434.html?Page=2 (参照2024-07-10)】

進取の気性といいますか、新しいものを否定せず柔軟に受け入れて取り組むことの重要性について語っているものと思います。

先程の話にもつながりますが、我々保育者も旧態依然とした考え方に固執するばかりでなく、常に新しい考え方やデータに対して敏感にアンテナを張っていなくてはならないと思います。そして場合によってですが、それをきちんと受け入れて自らの考え方をアップデートしなくてはならないと感じました。

報告は以上になります。
ダンニャワード!
ピルミルテー!
(報告者 小林)

6月12日の報告

遅くなってしまいました、6月12日の塾報告です。

今回の塾は伊藤カレラくんが参加してから初のzoom塾でしたので、自己紹介をお願いするところだったのですが、少し遅れて参加する人もいたので自己紹介は後回しにして最初の話題はリーダー研修に参加した本多先生からの話でした。

研修のグループディスカッション中で、「リーダーの在り方」について話をしたとのことでした。本多先生以外はみんな主任さんクラスの人たちばかりだで、せいがには主任がいないので、全体的なリーダーではなく昨年が1歳児のクラスリーダー的な立ち位置だったのでそれを踏まえた話をしたということでした。

朝の会に子ども達を促す際にただ「早く行くよー!始まってるよー!」などではなくその声かけの仕方もみんなで決めていった。という事例を紹介したとのことでした。

ディスカッション残り5分くらいのところで、藤森先生から「理想のリーダー像なんてない。子どもの発達過程と一緒で、今できる自分の立ち位置を全うすればおのずとリーダーというものになっていく」という言葉に本多先生や一緒に参加していた森口先生も、正にそのとうりで素晴らしい言葉を聞いた。と言っていました。

普段の仕事をしながら、いろんな話を聞いたり、様々な経験をしたりする中で培ってきたものはたくさんあると思います。それらを生かして自分の立ち位置を全うしていくことで、いつの間にかリーダーというものになっているんだなと感じました。

話はそれるかもしれませんが、「失敗は成功のもと」「経験は財産」とはよく言ったもので、様々なことにチャレンジしたり、まずはやってみるということが、いつの間にか成功につながっていたり財産になるんだなと改めて思っていた自分にとっても素晴らしい話を聞いたなと感じました。

そういった話をしながら参加者が増えてきたので伊藤カレラくんの自己紹介の時間になりました。

「6月3日からせいがに入職して10日経って思うのは、昔、学ぶのも、人に教えるのも好きだったこともあり、先生になりないなと小学生の頃に思ったことがありました。そこから色々あって、そういう気持ちを押し殺したり?していたこともありました。今日0歳児のクラスに入って3ヶ月の子が初めての寝返りをしたところを見れたり、今日の職員会議に出て各クラスと情報交換をしていることで、あの頃にやりたかったことになれたんだなと、思った瞬間でした。」ということでした。

ちなみに動物占いは「気分屋の猿」ということで本多先生や中村先生と同じでした。新たなせいがの、塾生の仲間ということで、カレラ君を色々知っていきたいなと思いました。

せいがでは6月8日に父親保育を行ったこともあり、鹿児島の松元先生に父親保育どう?と話をふったところ「父親保育はまだやれていないけど、やりたいと思っています。お父さんの個性もあるが、細やかなお父さんもいればダイナミック、こだわりの強いお父さんもいて自分では考えつかなかったりすることもあるのでぜひやりたいと思っています」ということでした。その日に出す給食のメニューでも、お父さんたちから意見をもらうことで新しい発見や無茶な提案をもらえることもあり、何より子どもたちの普段とは違う楽しそうな顔や、その後のお父さん同士の関係、園への理解も含めてとても良い行事だなと毎年思っています。

そんな今回の塾でした!   (報告者 柿崎)

新メンバー加入!!

6月5日の塾報告です。

今回は現地での開催となりました。

そして、6月より新たに塾生が入ることになりました!

伊藤カレラ先生です!塾生に「伊藤」が二人になりましたw

伊藤先生は昨年まで他業種で仕事をされていましたが、

ご実家が保育園ということもあり、いつかは実家に戻る覚悟は心の隅にあったそうですが、

人生経験として、実家に戻る前に会社勤めをしてみたい!ということで、一般企業に就職をされたとのことです。

そこで約1年間、お仕事をされたのち、新宿せいが子ども園に就職し、「藤森メソッド」を学ぶ事になりました。

前職は都内の某高級スーパーでお仕事をされ、超多忙な日々を過ごされていて、

当時の話を聞き、私たちの職場環境と全く違うので、なかなか衝撃を受けました💦

さて、新しいメンバーが入ると、決まって塾生から質問攻めの会を開催するので、

伊藤先生に対しそれぞれ質問をしましたので、紹介できる範囲内でご紹介させていただきます。

Q好きな音楽のジャンル

→古めの曲!「2時間だけのバカンス」

年齢が若いのに、古い曲が好きなようですw

Qストレス発散方法

→ランニング!!結構長い距離を走って、最後の最後でダッシュをして追い込む!

 結構、自分を追い込むタイプのようです。

Q1番好きな漫画

→「呪術廻戦」「ワンピース」「ハイキュー」

  現代っ子ですねw

Q父親の好きなところ

→料理がとても上手!!3日かけて作るカレーorビーフシチュー

 父の姿は偉大ですねー。3日かけて作りながら、最終的にどちらかを決めるとのこと。3日もかけたら、どちらも絶対に美味しいに間違いないですね!

Q休日の過ごし方

→美術館巡り!六本木の「21_21」

 やはり美大出身ということで、美術館には興味があるようです。

Qサッカーのポジション

→足が速く体力があった方なので、サイドバックでした!

 サッカーはどうやら高校からスタートしたそうですが、足が早く、体力があるので、サイドバックで起用されていたようです!長友タイプですねw

Q好きな本、作家

→湊かなえ

ちょっと、この分野は私は苦手なので、ノーコメントで💦

Q名前で得たメリット、デメリット

→覚えてくれるのが早い!(メリット)

 女性やハーフと勘違いされやすい(デメリット)

車の名前が由来のようですw

Q川越の好きなところ

→街並み

Q好きな映画

→「バットマン」「ジョーカー」「バイオハザード」

Q新宿せいがで就職してみて

→まだ、数日ですが、とにかく大変です💦

 前職との大変さを聞いたところ、乳幼児施設はまた違う大変さがあります・・・と言われました。

Q子どもは好きですか?

→今は考え中です。ただ、人が変化(成長)していく姿を見るのは好きです

 その感覚はとても大切ですね!0歳児クラスから入園し、卒園するまでの6年間で、子どもたちが、どのように発達していくのかを見れるのは、カレラ先生にとっては、とても面白いかもしれません。

と、そんな伊藤先生です!

今後ともよろしくお願いします!!

(塾報告 山下祐)

5/29 塾報告

おはようございます。こんにちは。こんばんは。塾生の廣田です。5月29日の塾報告をさせていただきます。

この日はまず、今年度初の塾セミナーの日でした。塾生の小林先生による「子ども主体」をテーマにした発表が行われました。

塾セミナー開始直前の様子

小林氏の発表した内容で印象に強く残った内容を少し共有したいと思います。

“子ども主体の保育を行うための基盤として、藤森先生の提唱する「見守る保育の三省」があると話します。真心をもって、子どもの存在を丸ごと信じ、行動や活動を見守る、この意識がまず、子ども主体の保育を生むのではないか。つまり藤森メソッドは、子ども主体を実現するための保育なのだと。”

この三省に詰まっているという見方が私自身大変勉強になりました。日々の保育で子ども主体の意識を忘れぬために、振り返るために、三省を思い出すようにしたいと思います。

他の塾生も駆けつけて、小林先生にエールを送っていました

それでは、ここから塾の報告をさせていただきます。この日はオンライン(ZOOM)で行われました。

初めに、児童福祉施設における、マニュアルの話になりました。

マニュアルといっても、国、市区町村などから定められているものではなく、園独自で設けているマニュアルはどんなものがあるかという話でした。

実際にこの日の塾の少し前に、散歩に行く際の注意点、歩き方などの研修がありました。そこでは、1番の先生が先頭を歩き、ペースを調節しながら歩いていく。2番は1番の直ぐそばにつき、いつでもフォローができる状態にしておく。3番以降で、横断歩道での誘導や安全確認を行う。などの話がありました。

これもマニュアルの一つですよね。このマニュアル化をした経緯として、なにより「安全面の確保」があるのではないでしょうか。

多くの商品を買った際についてくるマニュアルですが、マニュアルというのは、使い方を守ってもらい、事故を未然に防ぐものだと思います。

園でのマニュアルも同じですよね。藤森先生も言うように、以前に危険なことがあったから、危険そうな箇所があるから、マニュアルを作るのです。危険を繰り返さないように。

では、すべてマニュアル通りに動くべきなのかといったら、そうではないでしょう。状況に応じて行動を変えたりする、応用力も大切だと思います。

そのために、チームでの協力は必要不可欠ですね。思考の共有のためにも、こまめに声を掛けあうことを私自身大切にしています。

「言わなくてもわかる関係などない。常に伝えろ。」サッカー日本代表の本田圭佑選手の言葉ですね。

話は藤森先生が教員時代に大切にしていたことの話へ。ある時、日記のコメントをなぜ書いてくれないんだと、保護者から言われたそうです。

その日記のコメントというのは、業務として書いているわけです。つまり、昼の休憩時などに書いたとしても全生徒分書ききれるわけありませんから、授業中に書いたりすることもあるでしょう。では、その書いている間は、子どもから目を離していることになります。藤森先生は、“子どもから目を離して親の要望に応え、日記を書く”ことよりも“目の前の子どもをしっかり見る”ことを選んだそうです。

教員時代の先生からも、今の見守る保育の大本の部分が見えるような気がします。日々保育をしていて、子どもたちを見ながら連絡帳の記載をする時がありますが、先生の話を聞いて、子どもを見る時間を大切にしたいと考えが改まりました。

そして、連絡帳で子どもの様子を伝えるだけでなく、保護者の方とお会いした時に、様子や育ちを直接お伝えすること、顔を合わせて話すことに重きを置きたいと思った次第です。

他にも議題は上がり、現在は廃盤となっている『こくごのはじまり』『さんすうのはじまり』のリメイクverを出そうという話に。

廃盤になってしまっているため、手元にないという先生も多いのではないでしょうか。

小学校で学ぶ算数や国語の教科書に沿って、乳幼児保育での実践に落とし込んだ内容が書かれています。今年はテーマが「数」ということもあり、新宿せいがでの夕涼み会も『さんすうのはじまり』を参考にして、内容が考えられています。

ここで“ちょこっと豆知識”の時間です。『さんすうのはじまり』がカラーなのに対して、『こくごのはじまり』がモノクロなのは、「表情」がわかりやすくするためだそうです。

藤森先生が出してきた本には、細部にわたって、こだわりが詰められています。

最後に、”学びがあるだけでなく、実際に行動に移してもらうための研修方法”はどういったものかという議題になりました。

そこで、現在茨城県の園で園長を務めている小松崎先生から「主体性をもって聞いてもらうためには、アクティビティがあったほうが良い。そこで参加者の抱いている課題や目的を引き出して、そこにフォーカスして話すことができたらよいのではないか。」

続けて「“正解なんてない”という言葉は、時には困ることもあると思う。だから“最適解はある”と伝えるようにしている。この子の発達、性格、状況、このおもちゃなら、こういう考えが出てくるよね、と話すようにしている。」という話がありました。

私自身、研修や先輩保育者との話の際に出てくる「正解はない」という言葉に悩んだことがあります。

人というのは、具体的なことに対しては行動に移しやすいですが、抽象的なことになると、行動しなくなる傾向にあります。なので「正解はないが最適解はある」という伝え方は、聞いている人に具体的な行動を伝えることができ、アクションを起こしやすくなる気がします。

「正解はない」と言いつつも、理論や発達過程にあてはめすぎて、考えが窮屈になってしまうことは避けたいと日々保育をしていて感じます。

藤森先生からのご提案では、実際の保育室を想定して、あなたならどう家具を配置して環境を作る?というアクティビティを教えていただきました。

子どもの動きを想定して、導線や遊びに夢中になれる環境を考える、良いきっかけになると思いますので、ぜひともやってみたいと思います。

今回の塾も多岐にわたって学びがあり、考える機会をいただきました。また次回の塾報告もお楽しみに。

ここまでご精読ありがとうございました!それでは失礼します。

報告者:廣田

5月20日塾報告

5月20日(月)の塾報告です。

今回は普段とは違い月曜日に現地開催となりました。

というのも、この日は次世代セミナーというものが塾の前に行われており、元せいが職員の臥竜塾生の先生方も多く新宿せいがこども園に来られていました。

懇親会な様子です。

この日は高田馬場にあるイタリアンレストランのEnさんのお料理でした。

懇親会の後は今回お料理を提供してくださったEnさんのシェフである鳥海さんの食に関するお話を聞かせていただきました。

鳥海さんは自然栽培や有機栽培のものを中心に使ったレストランを高田馬場でされています。

以前は、イタリアのミシュラン一つ星レストランで4年間セコンドシェフとしてやられてました。

全て自然栽培やオーガニックのものを使ったお料理を作られていたそうです。

山に行ったり自分たちの畑で作った無農薬のものも使われてたそうです。

話は野菜の選び方について、普段野菜を買う際、値段の安いものや形のいいものから選びがちですが、今スーパーで売られている種は種子消毒がされてたり農薬がかかっているものを栽培しているそうです。

理由としては発育が早く、どんどん出荷でき、売り上げが上がるからこのようなものを使っているそうです。

左が種子消毒された種で、左がされていない種です。

よく見る種のピンク色は農薬だそうです

主に種は『F1種』というものが使われており、これは作られた種です。

もう一つが『固定種』です。固定種は自らその種を花や実から取ったりするものです。

F1種から育った野菜から取った種を植えても再生しないとのことです。つまり1度しかしっかり育ちません。

なので、持続可能な種は固定種で味はいいですが、育ちがバラバラなのでなかなか綺麗に見えず、一般のスーパーとかには売られてないそうです。

なので、F1種の野菜を選ぶことが一般的だそうです。

また、国産の野菜と書いてあっても種は外国産のものがあったりし、日本の種は少ないそうです。

また、話は食材の遺伝子組み換えについてで、「遺伝子組み換えと聞くとなんとなく悪いんじゃないかと考えると思うですけど、今は遺伝子組み換えの表示はしなくてもいいというものが出てきており、消費者はわからなくなってきている」

「例えば、野菜を作るのに豚の遺伝子を入れたり、全く違う遺伝子を野菜に入れていくというのが遺伝子組み換えで、全く違う遺伝子を入れることで乾燥に強かったり味のいい品種を作ったりしている」

遺伝子組み換えは世界的に見ると減ってきていますが、日本は増えていっているそうです。

外国では法律で禁止されている農薬を日本ではホームセンターなどで買えたりし、使えたりするとのことです。

これらのことを自分で知識として入れて自分で判断して自分で生活していかないと危険だと鳥海さんはお話ししてくれました。

その辺に売っているからと信用せずに自分で見て聞いて判断していくことが生活していくことが体にとって大切になります。

この写真は、あるマッシュポテトの原材料などが記入されている部分の写真で、

ここにある、遺伝子組み換え不分別とは、混入が5%を超えているもの。

遺伝子組み換えが全部だと遺伝子組み換えと記入されているとのことです。

どちらにしても遺伝子組み換えと記入があるものは極力食べない方がいいとのことです。

また原材料名の斜線部以降は添加物の表示となっています。

その添加物の表紙の少ないものを買うことから始めるといいとのことでした。

同じ食材でも商品の裏などにある原材料名の斜線以降にある添加物の少ない方を選ぶなど少しずつ始めていけばいいとのことでした。

「食に関して知識を増やしていくことが子どもたちのためにもなるし、自分自身の健康や将来のためになり、自分の身は自分で守っていかないといけません。

情報源はYouTubeやSNSや本などで情報を入れていくしかないとのことです。

自分で見つけにいかないと見つけられないので、関心を持って調べていくことが大事になります。

私自身も今までとにかく安い食材をと思っていましたが、食事は毎日するものだからこそ、買う際に表紙も見たり、ちょっとでも体にいいものを選んだりと少しずつやっていくことが将来の自分や子どもたちのために大事になると感じました。

他にも食に関する様々なお話しをしてくださりました。

鳥海さん美味しいお料理とお話しありがとうございました。

最後に、この日臥竜塾生全員で撮った写真を共有して塾報告とさせていただきます。

報告者伊藤