8月27日 塾報告

8月27日の塾の報告になります。

8月も終盤、皆様いかがお過ごしでしょうか。

夏の疲れが出やすい時期ですが、ここでひと息入れて、残りの夏も楽しんでいけたらいいですね!

今回の塾はzoomでの開催でした。

まずは中村先生のお話でした。

中村先生は昨年度新宿せいがを退職され、現在働かれてる園で見守る保育・藤森メソッドを地域や保護者の方に広めようと頑張っているとのことでした。

まずはせいがを真似するところから始めているとのことで、成長展も4月からはじめており、シルエットを8月にやってみたとのことでした。

成長展のシルエットを初めてやる子どもたちしかいないので、おもしろい作品がたくさんできていたみたいです。

はじめは探り探りで子どもたちもやっていたみたいですが、興味を持ってやってくれていたようです。

みんなシルエットを並べて話やストーリーを教えてくれてたみたいです!

この写真は、ある年長さんの男の子が作った作品とのことでした。

その男の子はシルエットで恐竜を作ったみたいです。

はじめてシルエットに取り組む子が多い中で、子どもたちの色々な発想や考えがあることがわかり、とても興味深いお話でした。

シルエットもせいがでは機械がカットしてくれるのですが、中村先生の園では先生方がハサミで切っているとのことで、 とてもありがたいことだとお話さされていました。

3月の成長展に向けて少しずつ取り組んでいる最中とのお話でした。

次運動会もあるそうで、子どもの発達や成長を保護者と共有できるものにするために少しずつ取り組んでいき、できるところから少しずつはじめているとのことでした。

私は大学を卒業した頃から新宿せいがで働かせていただいているので、この環境や行事が当たり前になっていますが、1から見守る保育・藤森メソッドを導入している園の話や子どもたちの様子を聞くことができて、とてもおもしろくタメになるお話でした!

そして、話はGTチャンネル サブちゃんで公開された新宿せいがの夕涼み会の動画についてでした。

中村先生も拝見されたみたいで、とても懐かしくなったとのことでした。

ぜひ皆様もご覧ください!

次に、久しぶりに参加されたひろむ先生のお話でした。

ひろむ先生も中村先生同様に昨年度で新宿せいがを退職され、8月からは長崎の見守る保育・藤森メソッドを取り入れはじめたばかりの園で働かれているとのことでした。

今は0.1のクラスにいるとのことで、環境もこれから作っていっているとのことで、その日の活動もひろむ先生がせいがで学んだことを活かして実践しているとのことでした。

私は、ひろむ先生が入職された1年目と2年目で同じクラスでやらせていただき、同じ長崎県出身とのことで、ぜひ頑張っていってほしいですね!

次に佐野先生のお話でした。

佐野先生は、保育をしながらサノモッコーとして子どもたちが遊ぶおもちゃや家具を作ってくださっています!

サノモッコーでは、お家で遊ぶおもちゃというよりは、子ども集団の中で遊べるおもちゃを主に作っていらっしゃっています。

そして、そのおもちゃで子どもたちが遊ぶ姿を見て、改めて子どもたちがと友だちがいるから自分のおもちゃが成り立っているんだなと感じているそうです。

佐野先生の作ったおもちゃはどれも子どもたちに人気で、その時の子どもたちの様子や発達にあったおもちゃや家具を作ってくださるので、園では本当に佐野先生の存在はありがたく助かっています!

サノモッコーのInstagramでは、色々なおもちゃや家具が見れるので、皆様もぜひ目を通してみてください!

他にたくさんの先生方から色々なお話を聞くことができましたが、今回は割愛させていただきます。

色々な先生方や久しぶりに参加された先生方のお話や近況を聞くことができ、とても刺激をもらえる塾となりました!

最後にたすく先生からで、今回ギビングツリーの公式ラインをはじめたとのことでした!!

ラインだと手軽に隙間時間にでも見守る保育・藤森メソッドのことが見ることができるため、皆様ぜひ追加お願いいたします!

トーク画面はこのようになっています。

本日もありがとうございました。

報告者 伊藤

8月21日塾報告(燻製づくり)

こんにちは。塾生の小林でございます。
暑い日が続いていますが、朝夕の風に少しずつ夏の終わりの気配も感じられるようになってきました。季節の移ろいを感じる今日この頃、8月21日に行った塾の活動についてご報告いたします。

今回は「燻製づくり」に挑戦しました。
用意した食材は、ベーコンやチーズ、ソーセージといった定番のものから、枝豆やお刺身、さらにはお菓子のコアラのマーチまで、バリエーション豊かに取りそろえました。燻製中は立ちのぼる煙の香りがなんとも心地よく、鼻をくすぐる香ばしさに自然と笑みがこぼれました。

作業の合間には、煙に包まれながら「これはどんな味になるかな?」「これ、意外と合うかも!」といった声が飛び交い、楽しい雰囲気で活動が進みました。実食してみるとチーズはやはり安定のおいしさで、「やっぱりチーズは間違いない!」という声が多く聞かれました。少し煙の香りがついたうずらの卵もおいしかったです。また、意外にもコアラのマーチも「これはこれでアリ!」と好評で、ちょっとした発見にもつながりました。

こうした一見すると保育とは関係のなさそうな活動も、実はとても大切な学びの場になると改めて感じました。
それぞれが自然に役割を引き受け、声をかけ合いながら進めるうちに、作業の流れが整い、居心地のよいチームの空気ができあがっていきました。お互いの声かけだけでなく、うなずき・目配せなどのアイコンタクトによって、言葉以上のやりとりが生まれたことが印象的でした。こうしたやりとりはまさにチーム保育の基礎そのものであり、役割を明確にしながらも、お互いを気にかけて柔軟に補い合う姿勢は、日々の保育においても欠かせないものだと感じました。

みんなで一緒に作業を進める中で自然と生まれる会話や協力関係、ちょっとした工夫や気づき――そうしたひとつひとつが、私たちのチームとしての絆を深めてくれます。そして、日常ではなかなか得られない体験を通して、五感や発想が刺激され、保育という仕事に新たな視点やアイデアをもたらしてくれるのだとあらためて実感しました。

子どもに多様な経験を届けるためには、まず大人である私たち自身が多様な経験をしておくことが大切です。こうした体験は、いずれ言葉や関わりの端々にじわじわとにじみ出て、子どもたちにも伝わっていきます。
保育とは、保育者自身の人間性がにじみ出る仕事です。だからこそ、人としての感性や視野を広げていくこと――それが最終的には「質の高い保育」へとつながっていくのだと思います。

これからも「保育と直接関係なさそうだけど、面白そうなこと」にもどんどん挑戦していきたいです。みんなで一緒に笑って、ちょっと真剣に向き合って、ときには新しいことに驚いて――そんな時間を重ねていけたらと思います。

以上、8月21日の塾の活動報告でした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!(報告小林)

様々な材料を切っていきます
ダンボールを利用して燻します
ここから少し色がついていきます
サーモンもおいしい
やっぱり安定のチーズでした

森口君とカレラ君より

7月9日の報告です。

最初の話題は、森口君より最近見ている本に書かれていた言葉がすごく良いことが書いてあったとのことで、紹介をしてくれました。

一部ですがその本の内容が「『内側』から『これから』を考える」というテーマでした。自分がいるグループ(家族、趣味、会社、日本、世界など)に良い影響を与えるためには何をしたらいいか、考えることが大切ということでした。何か大きいことをしなくてもよく、朝会った時に「笑顔で挨拶をする」ということでも、明るい雰囲気がつくれる。「電車で席を譲る」という行動も日本をよくすることにほんの少しだけ影響を与えることになるかもしれない。自分がいるグループを「内側から」よくしようとする意識、そして「終わったこと」を話すのではなく「これからどうするか」にフォーカスを当てて行動することが大切ということでした。

確かに自分のいるグループや環境が、より良くいたいという気持ちは当然誰しもが思うことだと思いますが、受け身のままだとそう簡単に変わらないというのも当然だと思います。

何か難しいことをやらなければならないと言うことではなく、「笑顔で挨拶」や少し勇気がいるかもしれませんが「席をゆずる」など小さな積み重ねの中から良い環境となることに少しでも貢献できればなと感じました。

次の話題はカレラ君の出張報告でした。

カレラ君の出張報告

出張先は毎年講演を依頼される滋賀県の園さんでした。塾長は前日から兵庫県へ出張中だったため、現地合流ということでした。

金曜日の勤務終了後にのぞみに乗り京都経由で滋賀県へと向かい、宿泊先のホテルで合流したそうです。翌日は講演依頼のあった園さんで、午前中は保護者向け講演を行いました。そこの保育園さんには10年くらい毎年行っているそうなのですが、保護者の方でも何回も塾長の話を聞きにくる方もいたそうで、今回もとても好評だったそうです。

午後からは保育士さん向けの講演でした。新入職員が複数名いると事前に話があったそうなので、子どもの発達を促す保育士の専門性の話などをしたそうです。また、質問などもあったそうで、入職2年目のカレラ君も質問に答える機会があったとのことでした。その質問が「0、1歳児の物の取り合いについてどうしたらいいか」ということでした。「集中して遊んでいる子から取ろうとしていたので、『今は難しそうだからこれ使ったら?』と他のものを手渡してみるか、それでもしつこく取ろうとするなら遊んでいる子を逃がします(笑)またそういった事で危険が無いように職員のチームで見るようにしています」と答えたとのことでした。

その後は、園舎内の見学をさせてもらったとのことでした。私や森口君も何度かその園さんの講演には同行したことがありましたが、園舎内をみたことがなかったのでカレラ君の撮ってきてくれた写真を通じて初めて見ることができました。何人かも言っていましたが、せいがの環境にとても似ているという感想でした。

その他にも、なかなか乗ることがないとのことでたくさんの新幹線の写真や、旅先で食べた美味しそうなものの写真を見せてもらいながら、とても充実した出張報告でした。

今月末の現地塾は、久しぶりに燻製作りをしようということになりました。また楽しい報告が上がると思いますのでお楽しみに(報告者 柿崎)

7月3日「保育現場×地域×研修の記録」

7月3日(水)の報告です。今回はzoomで行いました

オープニングトークとして邨橋先生の園の「夏祭り」についてお話をいただきました。

地域の店舗や出店者を招いた企画が紹介されました。

子どもたちにとっては“買い物体験”ができる貴重な機会ということで、出店者は出店料なしで参加し、地域と学校、保護者とのつながりを再構築する場を目的としたとのことです。

コロナ禍で見直された保護者会の在り方も含め、地域との新たな関係性が模索されています。幼稚園ならではと言いますか、職員だけでお店やブースを出店する夕涼みと違い、地域の商店がイベントに関わることで、子どもたちと地域を繋げるというのは重要ですね。

毎年、新宿せいががある地域のお祭りイベントがありますが、参加すると卒園児、保護者、多くの方と久しぶりに会うことができ、繋がりを再確認できていることを思い出しました。

その後、邨橋先生からは幼稚園と小学校の橋渡しについて、

近隣の小学校との連携も進んでいます。最近、校長先生が保育園を訪問されたことも報告されました。最近、佐野先生が同じように、近隣の幼稚園との交流会に参加した際の現状と課題を共有していただきました。小学校側からも自由遊びの導入など、子ども主体の交流のあり方が求められています。

さて、実家に戻って頑張っている??川邊先生から近況報告をいただきましたw

保育園での自身の立場や役割についての悩みを率直に語っていただきました。

現場からチーム保育についての発表を依頼されたということで、みんな「おぉ!川邊くんか?!」と驚きの反応w

なかなか上手く伝えられることができない自身を振り返り、新宿せいがへの研修やG T環境セミナーへの参加など、自身の成長に向けた取り組みも着実に進めていきますと!

川邊節を炸裂していただきました!!

次は昨年まで、新宿せいがの職員として勤務していた中村先生からの近況報告です。

園内の雰囲気や保護者との関係についての報告があり、それ受けて藤森先生と森口先生は、組織の役職や運営形態についても議論されました。

保育現場には園長、副園長、主任など役職名がありますが、企業のようにCOOやCEOといった新たな視点での役職名やそれに伴う運営も必要ではないか?と藤森先生が言われました。

少し前までは教育現場に企業の思想は合わないのでは?と何か毛嫌いしている部分があると感じていますが、最近はチームビルディングにおいて企業から見習う部分は多いのではないか?と最近とても思います。

よく森口くんが言いますが、「目的を明確にし共有することが大切」と。

これはとても単純な言葉ではあり、当たり前のことではありますが、

この当たり前の部分をお疎かにし、「私は、私たちはできている?」と錯覚を起こし、

気づくと、明確になっておらず、共有ができていなかったり・・・

それが原因でチームとして機能していない・・・

なんとことが起きているのではないのでしょうか?

だからこそ、常に言葉にして発言するという行為はとても重要かもです。

そんな「伝える力を育む」ということで、

先日G T主催の「リーダー研修」に話題が移りました。

コロナが明けてから、2年前から復活したリーダー研修ですが、

参加者同士のディスカッションを多くプログラムに組み込んだ内容にしています。

同じ境遇の先生方と意見を交換し、共感し、「勇気」をもらえる研修です。

おかげさまで、定員がすぐに埋まるほどの人気ぶりで、

懇親会形式も交流促進に効果的との声が多くいただいております!

マンネリ化にならないよう、毎年、ブラッシュアップしていけるセミナーにしていきたいです。

今回のオンライン臥竜塾も現場のリアルな声と前向きな取り組みが詰まった今回の会議でした!!(報告者 山下祐)

6月17日の塾報告

こんにちは!6月17日の塾の報告になります。

当日は現地の塾でしたが、保育園を飛び出して、学びの園庭の花壇作りと、園の2階テラスの緑のカーテン作りのために、ホームセンターに買い物に行くところから始まりました!

前提として、2025年5月14日の塾報告「学びの園庭」を参考にしていただければと思います。

こちら中野の島忠です。初めて行きましたが、近くにこんな大きめのホームセンターがあったとは…!私事ですが最近観葉植物を集めているで、今後お世話になりたいなと思いました(笑)

こちらがテラスに緑のカーテンとして植えようと考えているゴーヤです。苗を12本と4つのプランター、ゴーヤをくくりつけるようのネットを買いました。

そして、肝心の花を買うところを撮り忘れてしまいました。すみません…。

花は15本ほど、色合いや季節感を考えて買っていたと思われます。

そして、こちらがものすごい量の土(笑)通常の土14L×30個と、培養土14L×10個、鉢用の石2セットです。

会計するのも一苦労でした!お店の方もここまで買われる方は中々いないとおっしゃっていました笑


流石に手では持って帰れないので、トラックをお借りして、園まで運びました。

場所は園に戻りまして、ここから花壇作りです。まずは園庭の一角の木板を剥がすところから始まりました。

土が流れないように、かつ水捌けも考え、6つのうちどこのブロックを埋めるか相談しながら進めます。

土を堰き止めるための板をノコギリで切って調整します。
苦労の末、レンガがうまくハマってくれました!
石と土を入れていきます。土は14L×8袋程度で、案外少なく済みました。
花を植えていきます。
最後の調整はやはり本多先生が!綺麗に並び替えてくれました。

完成です!本当にお疲れ様でした!やっぱり皆んなで相談して、工夫して何かを作るっていいですね。今後もこの園庭に対して皆んなでアプローチをかけていきたいです。


後日談になりますが、わらすテラスにもゴーヤを植えました。どこまで伸びるか。これからの成長が楽しみです。

そして今回のように園から外に出て、フィールドワークするのもいいなと思いました。心のアンテナ増やしていきたいです。ありがとうございました。

報告者 伊藤カ

今が大切(3月12日の報告)

いつもお世話になります。森口でございます。

胃の調子も随分良くなってきた森口です。

3月12日の塾の様子を報告いたします。

この日の塾は藤森先生の「思い出は忘れてしまうけど、思い出すことはできる」という言葉が印象に残った塾になりました。

というのも、特に子どもの思い出に関することなのですが、子どもは過去を振り返るものではなく、前に前に気持ちがいくものだということを藤森先生は常々言われます。

これをはじめて聞いた時に、私は「そうか、だから子どもはうんちを流すのを忘れてしまいがちなんだな」という拡大解釈をしたのを思い出しました。

失礼しました。

だからこそ、「子どもは思い出に浸らないんだよ。浸るのは大人だけ。でも、何かのきっかけにふと保育園のことを思い出すことはあるよね。それくらいでいいんだよ」ということを藤森先生は言われます。

人は過去や未来を意識しすぎてしまうと不安になってしまうのかもしれません。私自身が不安感が強いタイプの人間なので、そのことを肌で感じます。

所ジョージ氏も「過去は過ぎたことだし、未来は起こってもいないこと。常に今しかない。今の連続しかない」と言っていました。

そして、「心配事の9割は起こらない」ということも科学的な根拠がある事実だそうです。

あまり詳しくないので、知ったようには言えませんが、座禅も、今を見つめるための行いですね。こうやっていろいろな情報を集めても、知っていても、やはり実際にそのことを意識する、行うことはとても難しいですね。知るだけではなく、それを体感させていくような技術を会得したいと思う日々です。

話がそれてしまいました!

卒園のシーズンということもあり、私たちはついつい思い出に浸ってしまい、どこか寂しい、悲しい気持ちを持ってしまいますが、子どもたちはその先の楽しさにワクワクしていますし、同時に子どもたちにはそうであってほしいというのは私たちの願いでもありますね。

どんな時にも希望をもって、ワクワクしながら生きてほしい。

そんなことを子どもたちの姿からは教えられますし、藤森先生からも改めて教えてもらいました。だからこそ、私たち大人も「寂しい、寂しい」と送り出すのではなく、「これから先は楽しいことがいっぱいだよ」という気持ちで子どもたちを送り出していきたいものですね。

また、私が印象に残っている藤森先生の言葉を改めて塾生に紹介させていただきました。

それは、「子どもたちには生きることの楽しさを教えていきたい」というものです。

これも、思い出の話とつながりますね。

いろいろと不安な情報の多い現代だからこそ、これらのことを私たち大人が意識して子どもの接していきたいなと思いました。

その後は藤森先生が行かれたドイツ視察の写真を見せていただき、学びを深めました!

報告者 森口達也

12/18 保育者の専門性がより求められていく

おはようございます。こんにちは。こんばんは。廣田です。

寒い日が続いておりますが、皆様お身体の調子はいかがでしょうか。朝のニュース番組を見ていると、毎日のように感染症のトピックが目に入ります。感染症の流行期は、子どもたちの体調に配慮して保育を行うとともに、自分たちの身体のケアも怠ってはいけません。

健康でいることも保育者の立派な仕事だと思うので、しっかり栄養を摂って、よく寝て、免疫力を高めていきたいですね!

それでは、12/18のZOOM塾報告をさせていただきます!

この日は最初に、あるニュースの記事に関する話になりました。

それがこちらです。

ご覧になった方も多いのではないでしょうか。乳児期に保育所へ通っていない子どもたちは、保育所で生活をしていた子どもたちよりも、対人スキルや問題解決能力などの発達に遅れが見られたという研究結果に関するニュースです。

環境省が約4万人分のデータを基にして出した研究結果とのことです。この記事に対して注目したのは記事に対するコメントでした。

現役の保育者や保護者からは、やや批判的なコメントが多かった印象があります。

これを見てより一層、藤森メソッドの魅力、取り組みを広めていきたい、そういった気持ちになりました。

藤森先生は「この先、保育者の専門性が多く求められることになる。保育施設も淘汰されていくことになるかもしれない」、そう話します。

やはり私たちが行っていることは、託児ではなく、保育なのだと再認識したとともに、保育者としての専門性を高め続けていきたいと決意する、そんな議題でした。

この他に、藤森先生より環境の話もありました。

ある園での実際の環境を見させていただいたのですが、そこでの取り組みで印象的だったことが、園庭の環境づくりです。

その園は広大な敷地の園庭があるのですが、わざと砂利道にして平坦な道を減らしたり、凹凸のある道にしたりしています。

この環境づくりの意図として、「園内で怪我をしないように」ではなく「町で怪我をしないように」というものがあるそうです。

園内で安全な環境が用意されていれば、確かに園での怪我は少ない。では子どもたちは、どこで怪我を回避するすべを学んでいくのか、そういったところに着目して、環境づくりを行っているとのことでした。

藤森先生が成長展~からだの育ち~にて、「跳び箱のような普段使わない運動能力を見せるのではなく、街中の障害を避けるパルクール的な運動を見せよう」と話していたことに繋がるものだと思いました。

安全性だけでなく、子どもの本来必要な育ちを促す環境づくり、これも保育者の専門性が問われる重要なものだと気づかされました。

最後に、“東京都 魅力ある保育”についての話となり、塾生でその内容を見させていただきました。

魅力ある保育

新宿せいがでの取り組みや森口先生による、藤森メソッドについてのお話が見れますので、ぜひ内容を見ていただければと思います。

非常にわかりやすくまとめられており、新人の職員さんに研修資料として見ていただければ、藤森メソッドへの理解を深めてもらうこともできるのではないかと思います!

それでは、次回の報告もお楽しみに。ご精読ありがとうございました!

報告者:廣田

1月8日の塾報告

皆様方あけましておめでとうございます。

と、言いましたがすでに年が明けて一週間以上経ちました。

本年最初の塾は1月8日ZOOMでの開催となりました。

本日の主な話題として、塾生の年末年始の話を一人ずつ順番に行いました

私竹内は、実家である長崎に里帰りをしまして、のんびりと過ごさせていただきました。帰省中に地元で最近新しくできた体育館「ハピネスアリーナ」へといきまして、地元のプロバスケットチームである「長崎ヴェルカ」の試合のパブリックビューイングをしてきました。あまり多くはない人数での開催でしたが、応援への熱の入り方がすごく非常に盛り上がったものとなっていました。試合は無事に地元チームが勝ちまして、その喜びを見ず知らずの人たちと分かち合える経験は、非常に貴重な経験となりました。

さて、私の話はここまでにしておきまして他の塾生の年末年始どのように過ごしたかをご紹介していきたいと思います。

全てをご紹介するとあまりにも長くなってしまうので、私が勝手ながら厳選したいと思います

本日のZOOMの様子となります。

高橋先生…友だちと何か面白いことをやろうという一心で、限界ギリギリまで走った。高橋先生自身は40kmほど走ったそうです。

中村先生…奥さんの実家へと帰省。東京に戻ってからは神社巡りをしたそうです。浅草にも立ち寄ったそうですが、浅草寺はあまりにも人が多く近寄れなかったそうです。

太田先生…地元へと帰省し、中学・高校の同窓会に参加した。参加率が高く、50人ほど参加したそうです。

邨橋先生…東京に行く予定があったがいけず、のんびりとすごした。年始は親戚で集まって、3日には餅パーティーをしたそうです。

藤森先生…今まで出張などで忙しくて読めていなかった新聞を読んだとのことです。また新しく作られた「臥竜塾」のブログや園だよりの巻頭を書いていたとのことでした。

皆さん思い思いの年末年始をすごされていました。日々の疲れをリフレッシュできたのだと、話から伝わってきました。

最後に藤森先生からお話がありました。

異年齢保育では下の年齢の子が上の子を見て様々なことを学び、伝承していく。それこそが子ども主体の保育といえる。それは保育士も一緒で下の人たちが、先輩の姿を見て保育のやり方を学んでいくとおっしゃっていました。

私はまだ保育士になって2年目ということでまだまだ下の立場であります。日々の保育でも先輩方の姿を見て、見よう見まねで保育をしている最中です。藤森先生のこの言葉を受けて、自分の保育の学び方は間違ってはいないと思ったのと同時に、これからも日々精進していこうと思った次第でございます。

報告者 竹内とおや

11月27日 塾報告

こんにちは!

11月27日の塾報告を行います。

今回はオンラインでの塾でした。

はじめの話題は、先日行われた職域別セミナーについてでした。

藤森メソッドにおける子育て支援についてや藤森メソッドにおける食育、藤森メソッドにおけるICTや環境、保健について話されたとのことでした。

食育における子ども同士の関わりの関わりやチーム保育についてを面白い切り口で話されてたとのことでした。

ぜひ私も詳しく聞いてみたいです!

次に話題はMBTIについてでした。

みなさんMBTI診断とはご存知でしょうか?!

MBTIとは、「興味関心の方向(外向・内向)」「ものの見方(感覚・直観)」、「判断のしかた(思考・感情)」、「外界への接し方(判断的態度・知覚的態度)」の4つの指標によって、性格を計16タイプに分類した性格診断のことです。

スイスの有名な心理学者かつ精神医学者であるユングの著書「心理学的類型」をもとに、アメリカのキャサリン・ブリッグス(母)とイザベル・マイヤーズ(娘)の親子2人がつくったので、この2人の名前をとって「Myers-Briggs Type Indicator」頭文字をとってMBTI、日本語に訳すと「マイヤーズ=ブリッグス・タイプ指標」となっています。

この診断では

興味関心の方向(外向・内向)

ものの見方(感覚・直観)

判断のしかた(思考・感情)

外界への接し方(判断的態度・知覚的態度)

の4つの指標によって、性格を計16タイプに分類して捉えています。

私は以前からこのMBTIについて興味があり、友人などとお互いのMBTIのタイプを共有したりして話の切り口や話題の一つにしたりしていました。

そんな私はESFJ型でE(外向方)S(観察)F(感情型)J(計画型)です。

ちょっと書いてあることが難しいですね…。

このように簡単にまとめたものもあるので、ネットで検索してみるのもおすすめです!

16タイプに分けられるので、職場の人や友人などと自分のMBTIを共有することで、一つの話題作りにもなりますし、その人との関わり方やどういう人なのかの参考にもなるので、是非やってみるとおもしろいと思います!

※あくまで参考です。

また、その時々のその人の状況やおかれてる環境によってもタイプが変わるとのことで、定期的にしてみるのもおもしろいと思います。

私は何回かやってみましたが、同じタイプでした。

塾生の中にも

ENTJ型(指揮官)タイプ

ENFP型(運動家)タイプ

ENFJ型(主人公)タイプ

ESFP型(エンターテイナー)タイプ

INFP型(仲介者)タイプ

ISFP型(冒険家)タイプ

いろんなタイプの先生方がいて、それぞれの特徴や性格を知れるのもおもしろいです!

新宿せいが子ども園では、12月7日にお楽しみ会が、あるので、それについても各クラスの先生方が進捗状況や悩んでいることなども話されており、残り1週間ちょっとですが、私自身もいい会になるように準備していきたいと感じました。

そして、この会を通して成長していきたいです!

本日も学びのたくさんある、また様々なことを知ることができたいい塾となりました。

今年もあと1ヶ月ちょっとですね!

みなさま、風邪をひきやすい季節になりつつありますのでご自愛ください!

報告者:伊藤

11月6日の塾報告

チャオ! 塾生の小林です。
突然ですが秋って最高ですよね!
暑くもなく寒くもなく、花粉もない。
秋って本当に最高ですね!
ですが秋という季節は年々短くなっていくように感じます……。
春も同様ですが……(春も花粉さえなければいい季節ですね! 花粉め!)。
日本も夏と冬のみの風土になる日も近いかもしれませんね。

さて今回は11月6日にありました塾の報告を書かせていただきます。
この日は現地での開催でした。

藤森先生から2つのテーマについてレクチャーしていただきました。
一つはグローバル化・多様性について、もう一つはチーム保育についてです。またそれ以外にも塾生が作った手作り玩具の紹介するなど、かなり盛りだくさんの内容の日でございました。
その全てを紹介するのは難しいため、私が印象的に思った部分やそれに対して考えたことなどを、今回は記させていただきます。
この日の塾で特に印象に残ったのは、グローバル化・多様性についてのお話です。私が重要なポイントと思ったことを下記に箇条書きいたします。

⚪︎移民・難民の増加は世界的なトレンド
⚪︎ グローバル化はより加速している
⚪︎ 同時に反グローバル化の動きも世界的に見られる。
⚪︎ 他者へ共感性や異なる文化に対する敬意などをもつことは、今後より重要になってくる。

まずこれらが前段となります。
移民や難民の増加も含めて、グローバル化は間違いのない世界の潮流であると思います。同時に反グローバル化の動きもそれに伴って目立つようになってきています。トランプ大統領が再選したことに象徴されるように、グローバル化への反発として保護主義的・排外主義的だけでなく、差別主義的な動きも大きくなっているように感じます。
そういった世界の流れの中で、他者に共感したり異なる文化を受け入れたりできるということは、より大切な資質になっていきます。

では、これからの時代を生きる子どもたちを導く責任をもつ我々は、どのような保育をした方がいいのでしょうか?
藤森先生はグローバル化・多様性といった切り口で、当園ではどのような取り組みを行っているのか(以前行っていたことと含む)を改めて解説くださいました。それらが下記になります。

⚪︎異年齢保育 
目的のひとつとして、外から見える姿からの刷り込みをなくすというものがある。子どもを、男女、しょうがい、年齢、国籍によって判断するのではなく、その子の特性、発達によってその子の課題を見つけていくことが保育者側としてと大切。
⚪︎ゾーンの活用 
345歳児クラスは、ロールプレイングゾーンがある。これはいわゆる「ままごと」ではない。家庭での調理といったことだけでなく、店舗で接客するなどのさまざまな職業体験ができる環境である。外国の民族衣装や異性向けの服を着る経験もできる。また多文化ゾーンにおいては、外国の絵本や玩具を用意してして多文化に触れる体験をする。伝承遊びも多文化のうちの一つである。季節ならではの遊びを体験することもできる。
⚪︎保育において 
・週一回の頻度で多文化ゾーンにて「海外を知ろう講座」を、希望する子ども向けにしていたことがある。
・シンガポールの子どもたちとオンラインビデオ通話でコミュニケーションをとったことがある。
⚪︎行事
・親子遠足 
・お楽しみ会 

先生からご解説いただいている中で私が特に重要と感じたポイントは下記です。
・新宿という地に園を構えていることの地域性
・保育者がさまざまなことに興味がある必要がある。
・環境を用意するだけでなく、活動や働きかけをする必要がある。

まず地域性についてです。当園のある新宿という土地は外国籍の世帯が非常に多いところです。新宿区は23区において最も外国人率の高い区です(全国的には川口市に次いで2位)。
そういった地域の特性を活かす保育をすることは大切なことであると改めて感じました「多様性を重視した保育のモデルを示せる可能性がある」という先生のお言葉も大変印象的でした。

また「保育者がさまざまなことに興味がある必要がある」ということも、多様性を大切にする保育をする上で重要と思いました。多様性を子どもたちに実感してもらうには、保育者自身も多様な引き出しをもつ存在でいなければいけません。これはグローバル化や多様性というテーマに限らないことであり、保育者は日々の生活の中で好奇心を強くもちながら様々なアイディアを取り込んでいく意識がなくてはいけないと、再認識させられました。またプライベートでも積極的に様々な体験をするように心がけていきたいと思いました。

環境を用意するだけでなく、活動や働きかけをする必要がある」ということも、保育全般にいえることであり、改めて肝に銘じていかなければならないことであると思います。きちんと意図性をもちながら、人的環境として活動を提案したり言葉を掛けたりしていかなければ感じました。

報告は以上です!
グラツィエ!
アッリーヴェデルチ!
(報告 小林)