マメにコツコツ3

この度の出張先は島根県
手前に見える
赤褐色の瓦は、
日本三大瓦の一つ
「石州瓦」

島根県江津市にあります、有福温泉で一泊されました。

2日目はうさぎ山こども園にて2時間の保護者講演。

講演後、保護者から「(私が)英語が話せなくて困っている。子どもたちに英語を教えてほしい」という質問があったそうで、あなたが困っているのならあなたがやるべきでは、という返答をされたという塾長。海外での講演が多い塾長ならではの、これから、どんな言語を話せるかではなく、何を話せるか、という時代になるという教えに満ちた返答のように感じられます。

昼食はなんとも豪勢な
天丼
午後は別会場へ

島根県見守る保育研究会にて、リーダー対象の研修会が行われました。

講演の内容は昨今のハリスの話題を中心に展開されていきました。

夜は、石見神楽を見学

物凄い迫力ですね。

そして最終日は島根のGT園を対象とした講演会。5時間半もの講演が行われました。

「今後の保育の歩む方向」と題された田崎先生のメモから、その日の内容を伺い知ることができるかのようです。

  • 無藤先生のFasebook
  • 要領、指針、改定(元年)
  • ガイドライン 世田谷
  • 御茶ノ水
  • サピエンス前史
  • AI時代に向けて
  • EQ Creativity/Social skill
  • 脳機能
  • シナプスの刈り込み 選択
  • 愛着
  • 応答性
  • 集団社会化理論
  • ヒトという環境
  • リーダー論
  • オープン保育

これだけの内容を5時間半、淀みなく話される塾長。そしてその要点を簡潔に捉える能力を着実に磨かれている田崎先生。塾長の側でコツコツと積み上げているものが花開く時が必ずくることを感じずにはいられません。

塾長の教えに触れることのできる機会を大切に、日々の保育を鑑みていきたいと思います。

(報告者 加藤恭平)

マメにコツコ2

自由遊びの大切さについて、先生は話をして下さいました。

ブログ『臥竜塾』2019年6月17日『反社会的ライフスタイル』の中で「この研究では双子を被験者とする発達遺伝学の方法論を導人し、思春期の子どもたちの反社会的仲間集団への帰属における遺伝的関与を測定したのです。このような仲間集団への帰属に関しては遺伝子が大きく関与していましたが、親の子育て習慣の影響は確認できなかったのです。親の姿勢、それが双子に共通するものであっても、それぞれに異なるものであっても、双子の仲間への帰属意識および反社会的行動への傾倒を説明するには至らなかったそうです。」こう書かれています。最新の研究が示すように、仲間集団、子ども集団が子どもたちの人格形成においてとても特別な役割を果たしています。子どもたちはその集団間に生まれる様々な事柄を自由遊びの中で十分に経験します。例えば提案をしたり、時に我慢をしたり、配慮をしたり、思いやったり、とするような、他者と関わる力、社会適応能力などの力を子どもたちは自由遊びの中で自然磨いていくことになります。

その自由遊びが昨今少なくなってきてしまっている問題があります。それは、親がその時間を奪って習い事をさせたり、塾へ行かせたりとしている現状があるからでしょう。しかしながら、某付属大学小学校の受験選抜方法を見てみても、ペーパーによるテストはなく、『行動観察』という、「ゲームなどで遊ぶ様子」を見るというものがあり、認知的な部分というよりも、ソーシャルスキルや高度なクリエイティビティをどれだけ携えているかを見るような項目が目につきます。受験に合格する為に自由遊びをしようというわけではありませんが、自由遊びを重ねた子どもたちを必要としているような内容になっている点がとても興味深く思えてくるところです。

ゾーンという環境、子どもたちが自分たちでゾーンを設定し遊んでいるあの時間を改めて大切に思うと同時に、今の子どもたちが抱えざるを得ない社会環境の中でもとても柔軟に生きているということを知る思いがしました。

食事も済み、片付けへ。マメにお皿を洗ってくれている高橋先生の、今日は誕生日のお祝いです。

ハッピバースデー
マーメー♪
フー♪
ありがとうございまーす
「豆 おめでとう」

マメな高橋先生へ、激励のメッセージですね。

Casaneoという、ミルクレープ発祥のお店を塾頭がチョイス。

何段にも重ね合わせたからこその食感と、生地とクリームの取り合わせが最高の一品でした。

食べながら
本日のラストへ

最後は田崎先生の出張報告です。

(報告 加藤)

マメにコツコツ

梅雨の晴れ間の臥竜塾。先ずは夕ご飯作りです。

マメな高橋先生。丁寧に野菜を切っていきます。
左利きです
ニラの準備は川邊先生。
丁寧に水洗い。

下ごしらえにも性格が出ますね。

そんな川邊先生から今日のメインの紹介
塾長が出張先で買ってきて下さいました
いつも本当に有難うございます

塾長がいただいてくるお土産を食べられるのは塾の醍醐味の一つですね。

もう一品。先程の野菜と肉を炒め合わせて、
レバニラ
そして、
ネギたっぷりの中華風スープ
田崎先生が入れすぎたかに見えたゴマ油の分量が絶妙な仕上がりに

味付けの妙を理屈よりも背中で示す田崎先生ですね。

料理と同時並行で行われる調理器具の片付け

中華鍋を油で熱して錆を予防。大切な調理器具の手入れを川邊先生、マスターされています。

そして完成
森口先生用

野菜嫌いな森口先生の為に森口先生プレートを考案。それを見た塾長から、
「こういうのなら食べられるんじゃない?」と野菜の増量が提案されました。果たして。

「これこれこの味。島根はこの味。」と森口先生。

島根県民のソウルフード赤てんに舌鼓を打ちながら、自然に野菜たっぷりレバニラへと箸を伸ばし、何とも自然に野菜を食べ始める森口先生。本人に聞くと、「こういうのなら大丈夫」とのことで、流石塾長。

最近のブームはスープに柚子胡椒

田崎先生のご実家では定番の食べ方とのことで、柚子胡椒大臣西村先生からも先日太鼓判が押されました。皆で食べると、食の楽しみ方も広がります。
食べながら、塾長から保育のお話をいただきました。
(報告 加藤)