自由遊びの大切さについて、先生は話をして下さいました。
ブログ『臥竜塾』2019年6月17日『反社会的ライフスタイル』の中で「この研究では双子を被験者とする発達遺伝学の方法論を導人し、思春期の子どもたちの反社会的仲間集団への帰属における遺伝的関与を測定したのです。このような仲間集団への帰属に関しては遺伝子が大きく関与していましたが、親の子育て習慣の影響は確認できなかったのです。親の姿勢、それが双子に共通するものであっても、それぞれに異なるものであっても、双子の仲間への帰属意識および反社会的行動への傾倒を説明するには至らなかったそうです。」こう書かれています。最新の研究が示すように、仲間集団、子ども集団が子どもたちの人格形成においてとても特別な役割を果たしています。子どもたちはその集団間に生まれる様々な事柄を自由遊びの中で十分に経験します。例えば提案をしたり、時に我慢をしたり、配慮をしたり、思いやったり、とするような、他者と関わる力、社会適応能力などの力を子どもたちは自由遊びの中で自然磨いていくことになります。
その自由遊びが昨今少なくなってきてしまっている問題があります。それは、親がその時間を奪って習い事をさせたり、塾へ行かせたりとしている現状があるからでしょう。しかしながら、某付属大学小学校の受験選抜方法を見てみても、ペーパーによるテストはなく、『行動観察』という、「ゲームなどで遊ぶ様子」を見るというものがあり、認知的な部分というよりも、ソーシャルスキルや高度なクリエイティビティをどれだけ携えているかを見るような項目が目につきます。受験に合格する為に自由遊びをしようというわけではありませんが、自由遊びを重ねた子どもたちを必要としているような内容になっている点がとても興味深く思えてくるところです。
ゾーンという環境、子どもたちが自分たちでゾーンを設定し遊んでいるあの時間を改めて大切に思うと同時に、今の子どもたちが抱えざるを得ない社会環境の中でもとても柔軟に生きているということを知る思いがしました。
食事も済み、片付けへ。マメにお皿を洗ってくれている高橋先生の、今日は誕生日のお祝いです。
マメな高橋先生へ、激励のメッセージですね。
Casaneoという、ミルクレープ発祥のお店を塾頭がチョイス。
何段にも重ね合わせたからこその食感と、生地とクリームの取り合わせが最高の一品でした。
最後は田崎先生の出張報告です。
(報告 加藤)