新年一発目!

みなさん、あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします!

1月17日に今年最初の塾を行いました。塾長が鹿児島へ出張中だったこともあり今回はZOOMでの開催でした。

最初の話題は廣田君が群馬県みなかみ町のスキー場にある託児所で保育をしてきた話からでした。今年から見守る保育の導入を考えつつということで、現在新宿せいがにいる方の紹介ということで行ってきたそうです。

1日目は、利用者が2人と少ない状況ということもあり、子どもたちとの距離が遠くても近くても不安に感じている様子だったということでした。というのもスキー場利用の方の託児所で、子どもたちにとっては知らない場所で知らない人と過ごすというのは不安しかない中での保育だったので、接する距離感が難しかった1日目だったそうです。

2日目は午前が1名、午後が6名の利用ということでした。午前中の子はなかなか部屋にも入れず、玄関で大泣きし、外に散歩しに行くなど色々としてみたのですが、利用していた2時間半をほとんど泣いて過ごしていた感じだったそうです。午後は人数が増え、年長さんのような子もいたので、一人でも遊び込めるし何より他の子との関わりがあり一緒に遊んでいたので俯瞰して見れたそうです。

3日目の午前は2人の利用でそのうちの一人が前日に大泣きしていた子だったのでどうなることかと思っていたそうですが、徐々に慣れて行く様子があり帰る頃には笑顔で過ごしていたそうです。午後は10人ととても多かったのですが、年長さんもいたことで年下の子の面倒は見てくれるし、遊び込めるし廣田君がほとんど関わらなくても平気で、関わったのは寝かしつけの時だけということでした。

年長さんやある程度人数がいることで関わりが生まれたり、子どもの適応能力すごさを感じたとの感想でした。

また塾長からは、こういったところでも見守る保育というものを全面的に押し出していけたらいいよねというコメントでした。

ある程度ZOOMに参加してきたこともあり、気になっていたゲストの紹介がありました。鹿児島県から塾長はZOOM参加していたので、同じ画面に松元君ともう一方が映っていました。鹿児島県の研修で一緒に参加していたということで今回は、じげんじ保育園の宮原先生がゲスト参加してくれました。

次の話題ではおめでたい話でした。長崎の西村君に第一子が誕生したということで、塾長から心境の変化を聞かれた西村君は「まだ帰ってきていないので、心境の変化はまだないけど、今は安心した気持ちが強いですね」とのことでした。塾長から「男は子どもが生まれた当初は我が子の実感がないから、最初は父親に顔が似ると言われているそう」とのコメントがありました。

確かに私にも子どもが生まれた時、コロナ禍だったこともあり、立ち合いもできなければ、退院するまで会えなかったので、本当に実感がなかったです。いろんな人に見てもらった時には私に似ているという声が多く、今ではどっちにも似てきたと言われてきたので、納得してしまいました。

なにはともあれ西村君からは奥さんが妊娠したという話は塾長含めみんな知らなかったので本当に驚きで嬉しいサプライズでした。

次の話題は、小松崎君の園で設置している「ご意見・ご相談BOX」についてでした。そのBOXの中に「お迎え時に子どもが駐車場で走り回っているので危ないと思います」との意見があったそうです。それに対して小松崎君は見守る保育というものも理解して欲しかったので「当園で目指している保育は地域で子どもを見守っていく保育です。保育園で保育者が見るだけではなく、目の前の子は保育園の大切な子どもではなく、地域の大切な一人です。共同保育という考えから、みんなで一緒に見ていきましょう」というコメント書いたとのことでした。他の塾生からも自分の子どもだけではなく、そういう考えって大切だよねと話しました。

他にも地域で迷惑だったことを園の保護者だからといって役所に伝えそれを園から伝えてくれと言われても誰が当事者なのかわからないので注意の仕方が難しいよね。なんていう話もありました。

考えてみれば、昔に比べて子どもにも大人にも地域で注意し合うっていうのは希薄になっていっているように感じますね。お祭りや、地域行事が減っていっているので地域のコミュニティーが薄れているのも原因なのかなと感じました。そんな中でも新宿せいがの遠足は毎年地域を巡るというのは、そのコミュニケーションを維持し広げるというのは素晴らしいことだと改めて感じました。

最後は、元日に石川県を震源とした地震の中、金沢の実家に帰っていた川辺君の話題でした。やはり地震は凄かったようで、園の方も物が倒れたりと大変だったそうです。何より元日だったのでスーパーなど開いていなかったのでみんなコンビニで水を買いあさるという状況ということでした。川辺君がコンビニへ行った時にコンビニをハシゴし2Lの水を何本も抱えている兄弟におじさんが「お前らー!」と声を上げているのを見て何とも言えない切なさを感じたとのことでした。いつまたどこで起こるかわからないので水の備えは大切です。とのことでした。

そういったことも考えれば地域とのつながりや関係というのは、ますます大切なものになってくるなと感じた今回の塾でした。   (報告者 柿崎)