9月 2016のアーカイブ
情熱大陸と大物
9月21日(水)の生臥竜塾
(いつもは火曜日に行いますが、台風の影響を考慮して1日ずらして行いました。)
田島ルーフィング株式会社やフォルボ等、床材「リノリウム」を活用した実践例、そして講演者として塾長が講演した話から、ある広報の方から脚光を浴びている幼稚園について質問されたそうです。その幼稚園は「ふじようちえん」。そんな話から、急遽「情熱大陸」で放送されたふじようちえん園長「加藤積一氏」の映像を見ることになりました。
ふじようちえん
ここでは、640人の子どもと66人の職員が生活を共にしており、職員向けに年に1度の「ふじようちえん検定」という100の問題を解くといった、ユニークな取り組みをしているそうです。その問いは非常に細かく、番組スタッフが「細かいですね」というと、加藤氏は「この細かさが細部を見る目を養う」と言われていました。ちなみに、この検定に合格も不合格もないとのこと。そして、こんなことを大切にしているそうです。
「表面上の時代の動きに惑わされないようにする」
「子供の育ちに良いと思ったら即実行」
「先生たちみんなで作っていく幼稚園」
「ここは先生たちが生きてる居場所」
「すべてが育つ方向へと向かっていく」
「自覚」
ふじようちえんには、フランス・コロンビア・中国等、世界各国からの視察も多く、注目されていることが伝わってきました。また、加藤氏が早朝に散歩をしている際、遠くでキジが鳴きました。その出来事から、「そういえば昔、キジとかクジャクとか飼っている家あったよな…あれ何に使っていたんだろう。」という好奇心溢れる言葉をもらしていました。そして毎月、写真の園だよりを作成しており、印象に残った50枚の写真を園だよりとして発行しているようです。
映像を見ると、加藤積一氏の人柄が非常に伝わってくる内容でした。実際の保育の中身・内容も見てみたいねなどという声もありました。塾長は、保育園を建てる上で、どうして子どもにとって危険な点・避けて欲しい点を設計士や建築士に伝えがちだが、園長という存在は、そこでどんな保育がしたいのかを伝えなくてはならないとおっしゃっていたのが印象的でした。
そして最後に、先週から臥竜塾に仲間入りした田崎氏から見た、塾生の印象を聞いてみるコーナーへとなっていきました。簡単にですが紹介していきたいと思います。
西村 「めっちゃ真面目だと思っていました」
小松崎 「真面目だけど面白い」
森口 「なんか年上なんですけど弟みたい。守ってあげたくなっちゃいます」
若林 「いろんな意味で、いろいろ学びたい存在」
本多 「一番からみ辛い。面白いから逆にプレッシャー」
山下 「ボス」
柿崎 「コックさん」
加藤 「よくしゃべるなぁ。自分ができないからすごいなぁと思う」
塾長 「思ったより絡み辛くない」
もちろん、一同が大爆笑でした(笑)。初めに言っておきますが、田崎氏はバカでもふざけてもいません。ということを考えると、この言葉が浮かび上がってきます。
「大物」
今後の生臥竜塾が楽しみで仕方がなくなるような、そんな今回の塾でした!
(報告者:小松崎)
長崎はアツイと!(長崎弁)
まず報告が一週間も遅れてすみません・・・。
今日は臥竜塾の年間講座でした。
今月の担当は森口先生で、テーマは「科学実験」です。
おそらく近いうちに、本人から報告があると思うので、ここではあえて書きません。
楽しみにしていて下さい。
さて今週の月曜日~水曜日まで環境セミナーが開催されました。
全国のGT園の先生方が東京に集まり、塾長の講演をはじめ、実践発表、ドイツ報告など盛りだくさんの研修となっています。
おそらく参加されたことがある先生もいるかと思いますが、とても学びの多い、楽しい研修です。
今回は保育士の先生が主に参加されていますが、他にも園長、副園長を対象とした研修、主任やリーダーとなる先生を対象としたセミナー、
そして調理、用務、事務、保健といった職域別セミナーなど様々な研修をGTは企画しています。
そんなGTのCMを西村君が作ったそうです。
例えばセミナーの休憩中などに流すのを目的に作ったようです。
まずは、みんなでそれを拝見することに・・・。
本当は皆さんにも動画を見てもらいたいのですが・・・。
ですので、見たい方はセミナーに参加していただければ確実に見れます(笑)
とても面白く構成はしてある中に、ちゃんとGTの趣旨や「見守る保育」の大切なことなどを上手く盛り込み、
面白いだけでなく、ちゃんとメッセージ性があるCMだと思います。
そんな面白い動画を見たあとに、先週の木曜日から長崎に塾長が出張に行かれたので、
森口君から出張報告が始まりました。
まず1日目ですが、この写真をいきなり見せられました(笑)
ソースカツ丼ですね。しかもボリューム満点の!
どうやら、これをお昼に食べたそうです・・・うん!美味しそう!!
ちなみに西村君はこれの大盛りをペロリと食べたそうです・・・恐るべし(笑)
そして2日目は佐世保市で研修を行い、続けて3日目は長崎見守る保育研究会の研修です。
研修としては次の日からですが、この3日目にとても大切なイベントがありました。
そのイベントの前に、ちょっとしたイタズラを長崎でしたそうです(笑)
まだ私が助手として出張に行っていた頃なので、数年前になりますが、長崎のGT園にアポも取らず突撃訪問をしたのです。
そして塾長が訪問先の園長先生に一言
「佐世保バーガーください」
塾長の突撃訪問でただでさえ驚いているのに、開口一番「佐世保バーガーください」(笑)
さすがにキョトンとされていました。
今回のその時と同じ保育園に突撃訪問をしようと計画したそうです。
ただ今回は事前に連絡をしたそうですが、残念ながら保育園にはいらっしゃらないとのことで、
せっかくなので見学だけしたそうです。
保育士の先生からしたら願ってもないサプライズですね!
そんな突撃訪問も終わり、いよいよこの日一番のイベントが始まります。それは
「見龍塾」です。
以前、報告でもあがっていたかもしれませんが、私たち「臥竜塾」の一つ段階があがった塾です。
西村君のお父さんをはじめ、数名の園長先生方がホテルの部屋に集まり、塾長の考えを聞いていたそうです。
森口君が隣で塾の様子を見ていたようですが、自分たちの何十年後を見ているような感じだったそうです。
話し合いの雰囲気や塾生同士の絡みなども、今の私たちと似ていたそうです。
なんだか嬉しいですね。私たち臥竜塾生も、歳をとっても楽しく、ワイワイ学べる場を作ったりしていきたいと思います。
そんな濃い3日目も終わり四日目に突入しました。4日目はいよいよ勉強の始まりです。
200人での研修です。さすが長崎です・・・。
さらに研修は5日目に入りました。
この日の人数が多くなんと420人だそうです!!
もはや研修といか、何というか・・・「スゴイ」という言葉しか思い浮かびません(笑)
私も長崎の出張に塾長と行ってましたが、やはり長崎の見守る保育を実践している園の先生方と話すと、
自分のモチベーションが上がります。
話しを聞いていて懐かしく思いました。
そんな長崎での研修内容ですが、
いくつかの実践園が発表をされました。
その中で西村くんの実家であるみのり保育園の実践発表を簡単に紹介します。
成長展を中心に発表をしたそうです。新宿せいが保育園の成長展は子どもの作品を展示を中心としていますが、
みのり保育園は作品の展示プラス、子ども達が好きなことを披露するそうです。
例えば跳び箱をしたり、中には漫才を披露する子どももいたそうです。
面白い実践ですね。こういう発表をたくさん聞くと、それぞれの保育園が見守る保育の理念を基に、
実践しているので、聞いている側はとても勉強になります。
また長崎見守る保育研究会では新たにプロジェクトを考えているそうです。
「evolutional project」
これは一日、園を絞って保育を見るそうです。
ただ・・・詳しくは・・・私も分かりませんが、おそらく近々耳にする日が近いのではないでしょうか??
そんな長崎の出張報告ですが、最後に森口くんからこんな話が・・・
その前に・・・
落語には「マクラ」という物があります。
簡単に言うと本題に入る前に話すことです。本題の前ふりなどをして観客を温める手法です。
それを踏まえて・・・森口君が
「最近、園長先生の講演の時に枕が長いんですよ、今回も前日に講演用のパワポを作って160ページにも及ぶパワポだったんですが、
いざ講演が始まると、そのマクラが長すぎて、気づいたら6ページしかパワポが進んでないんですよ(笑)」
マクラでほぼ講演を終えてしまう塾長・・・
そもそもマクラではなく、マクラも本題なのでしょうね。
私も助手の時に経験がありました(笑)横でパソコンを操作するのですが、残り時間少ないのに、
まだこのページ!??という助手あるあるです(笑)
さてさて最後になりましたが今回のメニュー紹介です。
冒頭にも書きましたがこの日は臥竜塾セミナーでしたので、簡単なメニューを考えました。
更に、今回から新たに塾生が加わりました。
今年、新宿せいが保育園で働くことになった「田崎てんゆう」君です。
実家は西村君と同じ長崎です。更にお父さんが園長先生です・・・。
そうです、昔から塾長とも関わりがある、見守る保育を実践されている保育園さんです。
ちょっと、今回は長崎の話が濃かったので、次回、田崎くんに色々と聞いてみようと思います。
そんな田崎くんの歓迎を兼ねて・・・
「長崎名物 皿うどん」です。
そして餃子(買ってきた)です。
そしてそして、小松崎君がとうとう30歳になりました・・・。
ようこそ30代です(笑)
今回の塾は、めでたい塾となりました(報告者 山下祐)
咖喱
8月30日の臥竜塾の報告をします。
この日は全国から主に園長先生、副園長先生などが集まるGTサミットが行われたので、サミットが行われている会場の近くで売っているホテルの美味しいレトルトカレーを購入して、塾での食事にすることにしました。
内容は、まず、私が塾長と行った京都での出張の様子を報告させてもらいました。
京都では、ある保育園さんの園内研修と保護者講演会のために訪れました。
園内研修では塾長は基本的な保育の話を交えながら、最新の研究に基づく教育の話をされました。
簡単にどのようなお話をされたのかといいますと、
・子どもを指導することが専門性なのではなく、子どもが自ら働きかけることができる環境を構成することが専門性である
・環境構成には個々の子どもの発達理解が必要である。
・最近のニュースを見ていると自制心が育っていないことに関することが多い。自制心は子ども集団があってこそ身につく。
・赤ちゃんはカクテルパーティー効果という音に注意を向けるというようなことがまだできないので、すべて聞こえてしまうので、音環境には気をつけなければいけない。
また、質問として1歳児クラスの環境はどうあるべきですか?とあり、このようにこたえておられました。
・乳児の環境はあまり片付けなくてもいい。前へ前へと好奇心や遊びを広げていくことが大切。見立て遊びができるものを用意し、あまり具体物を置かない方がいい。
また、2歳の環境として…
・友だち同士の関わりが大切な時期なので、細かくゾーンを分ける必要はない。いろいろなところにおもちゃを持ち出したい時期でもあるので。
というようなことをお話しされていました。
保護者講演会にも多くの保護者の方が参加しておられました。塾長の話を熱心に聞いておられる保護者の方ばかりでした。
講演と講演の時間が少しあったので、奈良の興福寺や東大寺、京都の比叡山延暦寺を塾長と訪れました。印象的だったのが、最近、塾長と出張する先はほとんどそうなのですが、今回の観光地にも日本人の方がほとんどいなかったということです。たくさん人はいるのですが、多くが外国の方で、大げさではなく日本人は1割いるかいないかという感じです。時代の変化を感じますね。
また、延暦寺では最近の塾長の天気との関係の強さを感じました。どういうことかといいますと、塾長が行く先はほとんど晴れるのですが、今回の延暦寺では高い山にあるということもあり、霧がかかっていました。少し先が見えないくらいの霧だったのですが、それがなんとも幻想的な雰囲気を醸し出していました。それがとても神々しく、神秘的で、比叡山の印象をより強いものにしてくれました。
塾長の行くところ、ただ晴れるのではなく、その場に合った天気になるのです!
次に9月に行われる臥竜塾生の年間講座についての話をしました。
テーマは「科学実験」になるのですが、どんな内容で進めていくのかを話し合いました。
その中でオルゴールを使った実験をしてみようということになり、実際にみんなで簡単にその実験を体験してみたりもしました。
年間講座の様子はまた報告させてもらおうと思います!
(報告者 森口達也)
お盆報告
遅くなり申し訳ありません。8月23日の報告をさせていただきます。
私16日お休みをいただいていたので、久しぶりの塾となりました。今回のメニューは、先生がお中元に頂いた温麺(うーめん)と、熊本出張で頂いたゴーヤを使用したゴーヤチャンプルーです。ゴーヤチャンプルーは私のオススメである、「とろけるチーズ」トッピング!
お休み中、私は長崎の実家に帰り、実家の手伝いをしていました。まず、その報告を皆さんにさせていただきました。今年から、8月11日が「山の日」として祝日になったので、10日の仕事が終わってから長崎に帰りました。以前も書いてるとは思いますが、私の実家はお寺で、13日から15日はお盆でお檀家さんのお家を周ります。そのため12日は初めて平日のお休みで、長崎にいたため、父のやっている保育園に行くことができました。保育園では、今年の環境セミナーで発表している、見学園紹介を実家の園でも行いました。なせそのような話になったかと言うと、前日に家族で晩御飯を食べているときに、先日行ったドイツの街並みなどを、祖母に見せていたついでに、セミナーでどんな話をしているかを見せて、話をしていました。それを隣で聞いていた父は、明日保育園でその発表をしたら?と言われました。私も話をすることで、何か得るものがありそうだと思い、話をすることにしました。
実家の保育園はGT園なので、環境セミナーは来ようと思えば来ることはできるのに…という話をしたのですが、今年に限っては、環境セミナーに参加することが厳しいそうです。なぜなら、今年は職員さんを交代で1週間近く、新宿せいが保育園で実習したからだそうです。私も話すからには、その場がプチ環境セミナーのような場となるためにも、真剣に話をしなければと思ったので、頑張って発表させていただきました。
話しながら思ったのが、いつも話す時は園長先生が一緒なので、後ろについてるという安心感があるのですが、初めて1人で人に話をしたので、とても緊張はしたのですが、それ以上に新宿せいがの保育をもっとしっかり話せるようにならないとなと感じました。
そして、13日からのお盆は、毎年のように車でお檀家さんのお家を回っています。今回すごく感じたのが、お檀家さんも高齢化が進み、息子さんたちの世代に変わってきているなということです。と言っても、私の1つ上の世代だと思います。小学生の時に、父と回っていたのですが、その頃から変わってきているなというのを感じました。また、私自身も祖父の初盆だったので、西村家でも世代交代があり、さらに私たちまで命をつないできた先祖の大切を感じるようなお盆になりました。園長先生の講演でもよく話が出ますが、飢饉や戦争など、人が亡くなるようなことが歴史上起きてきたが、それでも亡くならなかった先祖がいるからこそ、今の私たちがいるんだということを、改めて感じました。一番近い、父母もそうだと思います。今回、実家の歴代住職の名前が彫られている銅板を見つけたのですが、初代の住職が亡くなったのが(おそらく)室町時代だそうです。その前の時代から遺伝子をつないできているのでしょうが、そのように実際に記録があることに感動しました。
西村 宗玲