7月5日の塾報告です。
今回の塾は対面式で行いました。
最初の話題は、今後塾生で行うことについて話ました。それは、GTの広報誌に塾長がいつからどんな事を考えながら園長をやり始め、今に至っているのかを塾生で話し合い、その様子や内容を何回かに分けて連載するとのことでした。今回は知っている方もいるとは思いますが、建築を学んでいた塾長がどんな思いでなぜ学校の先生になったのかというところまでを話し合いました。話した内容についてはぜひ広報誌を見ていただければと思います。
次の話題は、塾長が6月25日~30日までシンガポールへ行っていたので、その報告を写真など交えて紹介してもらいました。ちなみに今回のシンガポールツアーは5泊6日で参加者が37名ということでした。
1日目は移動で9:10の飛行機でシンガポールへと向かいました。
2日目から見学で、1園目はSTEMに力を入れている園ということでした。
「Mud Kitchen」といって外で泥を使って遊べるキッチンがあり、園舎内にあるおままごとゾーンのようなものがありました。塾長も常々園舎内でやるような遊びも外でできたらいいよね!と言っているのを体現しているかのようなゾーンでした。他にも、光るテーブルの上に色のついたセロファンやアクリル板などを置いて遊べるものや、テーブルの中心から風が出るテーブルがありそこでいろんなものを風の力で浮かせてみたりと、楽しそうなものがたくさんありました。
ちなみに私も数年前にシンガポールへ行かせてもらっていて、今回のツアーで5園ほど見学をしたそうなのですが、そのうち4園は私も行ったことがあったのでその時に印象にあったことも紹介したいと思います。私がいったときはちょうど「STEMフェスティバル」というものをやっていて、ステージの上で演劇を交えて液体を混ぜて色が変化したり透明にしたりという大人でもたのしめる実験をしていたのが印象的でした。またそのときは園内でもいろんな実験が親子で楽しめるまさにフェスティバルが行われていました。
2園目は園児数1000人超えの大型園の見学でした。
ここは、屋上に遊具があったり、水遊びができるところがありました。また、園内ではお店屋さんごっこができるように作られたそのお店の手作りのクオリティーがとてもすごかったです。
私が見学させてもらったときはまだ開園しておらず、園児が入っていない状態だったので実際に子どもたちが生活している雰囲気が感じられました。またここは何といっても有名ホテルで働いていたシェフが働いていて今回も彼の話を聞いてみたかったのですが、どうやら有名レストランからのヘッドハンティングがあったそうで退職されていたそうで少し残念におもっていましたが統括園長曰く、思ったよりも長く働いてくれていたとのことだったそうです。
3日目の3園目は、園舎の目の前に大きな国立公園がある園の見学でした。ここでは目の前にある公園を利用して双眼鏡を使ってバードウォッチングをし、様々な鳥を発見したということで表彰されたこともあるそうです。また、園内では1つの手洗い場に4つの蛇口がついているのですがそれぞれ水の出し方が違う設計になっていて、確かに社会にはいろんな水の出し方があるのでこういったところでも学べるんだなと感じました。
私が行った時も子どもたちと一緒に双眼鏡を使って公園内を歩き回り、バードウォッチングをさせてもらいまた。また、園内では美術に関心がある園だったのかこどもたちのたくさんの制作物やカラーチャート、テラスでは立ったままアクリル板に直接絵具で絵が描けるようなものがあったのが印象的でした。
4園目は、ショッピングモール内の一角にある小さな園に見学したそうです。私が行った時の記憶では、スペースとしては大きくないのですがそれでもSTEMについての玩具などがありました。そのとき子どもたちが遊んでいたのは、車輪のついた玩具にどういう経路でゴールに向かうかなどのプログラミングをして遊んでいたのが印象的な園でした。
4日目は子ども科学センターや国立博物館を見学し、その後5園目で講義を行なったとのことでした。ちなみにシンガポールでは「見守る保育」のことを「ウォッチ&ウエイト」と訳していましたが最近、「ウォッチ&ウエイト/ケア」と訳すようになったそうです。
5日目は自由行動ということで、Enの鳥海シェフ、長崎の西村君たちとマーライオンやマリーナベイサンズ、植物園などの観光名所を巡ったとのことでした。シンガポールは景観を大事にしているので、ポイ捨てや路上飲酒、路上でガムを噛んだり様々なことで罰金があるおかげで、街はとても綺麗になっているということでした。もし行く際にはご注意を!(笑)
報告を聞きながら自分が言った時の事を思い出しながら改めて刺激を受けました。特に1000人規模の園で知り合いになったバーナードシェフと帰国後も連絡を取り合っていたのでまた会えたら嬉しいなとも思いました。
また観光した時はその当時F1が好きだったのでタイヤ痕やサーキット場を見て興奮したのも思い出しました(笑)
そして塾頭の誕生日ということもあり、みんなで追い生クリームしたケーキでお祝いをしました! (報告者 柿崎)