zoom臥竜塾3

本多先生
このカードはどう遊ぶものだったでしょうか
文字のトランプ

図形は横でも逆さでも三角は三角。だけど、文字は例えば「く」が横になると「へ」になっちゃうじゃない。棒が一個あるかないかで字が違ってしまう。「ほ」と「は」、(棒が)一個あるかないかだけじゃない。その違いを見つけないと字が読めないから、『平仮名トランプ』。同じ文字が四つくらいあって、神経衰弱をやって同じ文字をとるとか、ババ抜きをするとか。

なるほど。文字ゾーンにおける意図ある玩具であることを改めて知ります。

これはどう遊ぶものでしたっけ
これには小松崎先生が回答

数遊びで、1のところに洗濯バサミを1こつけて、2のところに2こつける。以前西村先生がピンクの四角いクリップを作ってくれて、相手とペアになって、例えば7にピンクをセッティングしたら7このクリップをつける、という遊び。

ただいま345歳児クラスは各ゾーンの整理中で、その作業の進捗を伺える本多先生の質問でした。

次の質問はこの方です。

(報告 加藤)

zoom臥竜塾2

「いい質問でしたね。横田くん、他にはありますか」
「えーっと、今年度、すくすく組(一時保育)を担当することになりまして、」

「自分で判断をする、という機会が増えた。自分は実家に帰ると園を継ぐ身。判断をしなくてはならない機会が多分にあると思う。物事を判断する時のコツ、塾長が気に掛けていること、意識していることなどありましたら教えてください。」

子どもが何を考えているか、そっち側から見る癖をつける。
子どもの立場になって物事を考える。
よく上から目線で(子どもに)何をしてあげよう、とか考えちゃうんだけど、子どもの目線になる、ということ。

ここで 道徳の授業の例が挙げられました。

仲の良い友達がハワイから絵葉書をくれた。でもそれが料金不足だった。そのことをその友達に言った方がいいか、言わない方がいいか。

僕だったら言いません
それはどうして?
世の中正しいことが正義ばかりではないからです

あなたがその友達だった時に言ってほしいか、言ってほしくないか。何が正しいかでなく、相手の立場だったらどうされる方が嬉しいか。

相手の立場に立ってどうするか、ということが大切なんじゃないかと思う。

一同納得の頷きはzoom越しでもわかるものですね。

深いねぇ、深い

次の質問は本多先生からです。

(報告 加藤)

生誕

4月15日の塾報告をさせてもらいます。少々遅くなってしまい申し訳ありません。
 この日は我らが塾長の生誕の日でございました。毎年この日には塾生からプレゼントを贈らせてもらっています。その恒例となっているのが塾長、塾生の似顔絵です。カリカチュアという似顔絵を描いてもらえるところに依頼して描いてもらうのですがこれが毎年出来上がって来た時が楽しみで仕方ありません。早速ですが出来上がった絵がこちらです。

藤森九神将

ツッコミどころ満載に仕上がっています。もはや人間ではないような印象の塾生もいます。いやー、お腹が痛くなるほどいつもあーでもないこーでもないと塾生で大笑いをしています。
 後日塾長が歴代の絵を持ってきてくださり、それらを見返すと非常に面白くまた感慨深くになります。
 この九神将ですが本来は、
『徳川十六神将』と言って、徳川家康に仕えて江戸幕府の創業に功績を立てた16人の武士をイメージして描いてもらいました。徳川家康を藤森先生に見立ててというイメージでしょうか。森口氏の提案でして、さすがだなというところです。

 ではそんな日の塾ですが現在、東京都は緊急事態宣言が発出しておりますので3密を避けるべく、オンラインで塾を開催いたしました。様子はこういった感じです。

オンライン塾

 森口氏による塾セミナーのプレを含め、20時から2時間ほどでしょうか行われました。セミナーの件は「チーム保育」についてです。

今回オンラインで参加してくださった皆様、この場を借りて御礼申し上げます。
 
 チーム保育のプレの時はそれぞれ感想と言いますかどうだったかを言い合いをし、そして最後に藤森先生から最終的なアドバイスをいただいて完成となっています。我々、塾生は必ずと言っていいほどある程度セミナーの準備ができた時に一度先生にお見せしアドバイスをいただきます。毎度、あー、こんなところが足りなかったか、そんな視点があるのかとまだまだであることを実感しつつも学んでおります。

 この発表で大事なところが先生がプレが終わった後におっしゃっていたことになります。それが以下の3つのポイントになります。
1、子どもの多様性を認める
子ども主体、子どもの多様性を支えるために大人がそれを援助する、一斉画一から個を大事にする保育へ。

2、保育者の多様性を認める
それぞれを生かす、先生たちがそれぞれの多様性を持っていることを生かす、あなたはあなたのままでいいよ。

3、複数の目で支える
一つの先生に価値観から見るのではなく、色んな複数の価値観から子どもを支える。

これがいったりきたりしていたからこうして項目に分けた方が見やすかもしれないねということ。

番外編で先生からの助言として
・自分の能力に気づく(自分は一体どういうタイプなのか、どういう人間なのか、そんなことに気付けるのがチーム保育)

・リスクを減少する、みんなでやることで一人だけの責任にならないことで心理的安全性へと繋がっていく。

・元々人類が男女を作ったのも多様性と言われている。男女がいないと滅びてしまうとも言われている。簡単にいうと一番の最小単位のチーム保育が男女である。そういう意味で保育者も男女がいるという意味がある。

・同じチームでもサッカー型と野球型とテニス型があるということ。

 そして、森口氏による、『信頼関係』『思いやり』といった部分も非常にチーム保育をする上で大前提に置くべき事項であると私自身強く思うところであります。

塾のプレではこういったことが挙げられ、それを踏まえた森口氏による塾セミナーでありました。

次回は加藤氏による、より実践的な内容になっていくのではないでしょうか。

 森口氏によるとこういったオンラインでやることのメリット、デメリットとしてオーディエンスがいないことで反応がない難しさをオンラインでは感じるようです。先生や森口氏はオーディエンスの反応で話すことを変えていくそうです。そんな領域まで達しておられることがすごいことです。反応が良ければその話をもう少し続けたりしているそうです。これは本当にすごことです。私の勝手な想像ですが、お笑いで笑をとれているのに反応がない為すべってしまっているのかなという感覚に近いのかなと…違いますね。

報告者 本多悠里

zoom臥竜塾

春の香りの臥竜塾。

今回はそれぞれの自宅から

外部塾生の面々も参加し、賑やかな回となりました。

森口先生からの提案、「塾長に今聞きたいことを質問してみよう!」

先ずは横田先生

「小学校の先生に何でなろうとしたのですか」

なろうと思って、なったわけではない。一同笑い

その時は建築家になろうと思っていた。学校建築を設計するには実際に教員をやってみなきゃわからないと思って、やってみた。

それについて森口先生、「チーム保育や異年齢保育についても通じるものがありますね。それをやろうと思ってやってるんじゃなくて、子どもの主体性、子どもを第一に考えた時にそういう保育になった、ということで、塾長の一貫した考えた方を知る思いがする」

方法が目的になってはいけない、という塾長の話が思い出されます。

質問は続いていきます。

(報告 加藤)

勉強の意義

遅くなりましたが、3月18日の臥竜塾の報告をします。

卒園式も終え、移行の週に入りました!

コロナで振り回される日々が続いてますが、全国的にも、小中高は自治体によりけりだとは思いますが、臨時休校が続いていますね、そのなかでも保育園、学童は別。ニュースでも休校する事で感染リスクがなくなるが学童保育に集まる人も多くなる事で感染拡大抑制になっているのかというような疑問がメディアでも多々取り上げられている今日この頃です。

私自身も正直うん?と思うとこもありました(笑)保育園は社会インフラだから仕方ないのかな?など、ちょっとまてよ学校もそうではないかみたいなことも思いつつ、保育園の社会的使命ですね(笑)

そんなこんなでも無事、新宿せいがこども園も卒園式を迎える事が出来た事に私自身嬉しく思いました。

保護者の方にも、この大変な時期に卒園式をしてくれた事に、園への感謝の言葉も頂きました。卒園式後の祝う会でも、渡部先生が作って頂きましたくれたオリジナルソングに涙を流して聞き入っていた保護者をみると私もグっとくるとこがありました。せいがバンド最高でした!!ありがとうございます。そしてメンバーの先生方おつかれさまでした。

前置き長くなりました。さて3/18日の塾報告させてもらいます。今日のメニューはマグロの漬け丼でした。個人的に用事がなって遅くの合流になり、作っている先生方の写真があまりない事、ご了承ください。

ひたひたにしみ込むマグロ君 
職人技のように、うすくマグロをさばく柿崎先生

今日は、世界文化社の宮城さんも参加されました。

貫禄ある宮城さん!

さて、塾の内容ですが、宮城さんの大学の話になり先輩には、新宿せいがの事務のスペシャリスト、あや先生がいたとの事でした。学生時代も優秀だった先生。その中でこんな話がありました。優秀なのになんで、事務をしているんだろうね?

もったいないよねという話題になり、僕もホントもったいないなと思いましたが、その時にふとおもったのが、勉強する意義ってなんだろうという事でした。

世の中には、ホワイトカラー、ブルーカラーという表現がありますが、これは主に会社員に使われる事が多いですが、知っている方も多いと思いますが、簡単に説明させて頂くと。

ホワイトカラーは知的な面を必要とする労働者を指し、生産性に直接は関係のない職種。 ブルーカラーは、これとは対極の意味合いで生産工程や、現場作業、体を使った仕事が多い職種を指すと定義されているわけですが、頭脳職、現場職ともいわれているそうですね。

すいすい担任、加藤先生お疲れさまでした!
笑う山下先生!神妙な面持ちの本多先生(笑)

ホワイトカラーの方は、やはり大卒が多いそうですが、その中でも優秀な大学を卒業したものがなれる業種だと。でも優秀な大学を卒業しても、大企業に入りたいと思わない人間もいるそのエピソードを紹介したいと思います…

これは僕の同級生なのですが、東工大を卒業して、ショップ店員をしている子もいます。

なんで?と聞いた事があるのですが、逆になんで?と言われました。その子は、別にいい企業にいきたいから大学にはいったわけではないと。私は、ポカーンとしてしまいましたが、その子とお酒を結構酌み交わすのですが、そこから僕の勉強という概念が変わりました。

その子から教えてもらったのは、勉強していい大学いったら、確かにいい企業に入れたりするだろう、学歴フィルターもある。その考えがそもそもの間違いだと、お前はそういう色眼鏡でしかものを見ることができないのかと怒られました。勉強する意義について熱く語りましたが、その子に勉強したら「人生の選択肢が増えるんやと」教えてもらいました。

例えば、一万もっている人で、9900円の物を買う人もいれば500円ぐらいの物を買う人もいるんやと、でも、1000円しかもっていない人が2000円の買い物するのは無理やろと、だから2000円、5000円の物を買うには勉強しないといけないんだよなという内容でした。

この話の落ちは、ある人から引用したそうですが(笑)

ホントそうだなと塾で話している時に思った出来事でした。

AIの時代がきたらどうなるのでしょうか?

園長先生もよくAIの話をされますが、代替する新しい職種も出てくるだろうと、ホワイトカラーの職種もAIに奪わるといろんなコラムを読むと書いてありますが、蓋を開けてみないとわからないですよね(笑) 何年後にそういう時代になるのかわかりませんが、楽しみでもあります。

報告者  川邉


潜竜から・・・

3月26日の塾報告をさせていただきます。

まずはじめに食事のメニューからですが、前日が送別会でした。

新宿せいが子ども園の送別会では退職される先生が食べたい物を用意するのが、

恒例になっております。

ちなみに今年の退職者は3名おりまして、

一人はパエリア、二人目は豚の角煮、そして3人目が豚肉料理ということで、

保健の先生が「豚ロースのネギ味噌マヨ焼き」という、いかにもご飯にピッタリな物を考えてくれました。

というわけで、お肉料理ばかりということで、お肉がメインにならない物で考えた結果、「麻婆豆腐丼」にしました。

そして買い物にいつものスーパーに行くと、何やら入り口に行列が・・・

なんと入場規制がかかっていたのです!!これには流石に驚きましたし、並んで入ったところで、おそらく何も無いということで、別のスーパーに・・・。

そこは普通に入ることができました。

麻婆豆腐の豆腐を探しに行くと、まさかの展開です!

豆腐が一つも無いという状況!さらには生肉、生魚も全くなく、さらにはインスタント麺もほとんどないという状況!

ご存知の通り、ニュースでも騒がれておりますが、新型コロナの影響なのか分かりませんが、何もないという異様な光景でした・・・。

野菜はたくさんあったので、野菜を使った料理ということで、

塾長が「麻婆茄子にしよう!」と提案してくださったので、メニュー変更です。

この報告を書いたのは3月29日に書きましたが、

小池都知事から土日は自粛するようにと言われたのをきっかけに、さらに買いだめしている人が多かったのではないでしょうか?

ただ不思議なのは、土日は天気も悪く、日曜日は雪が降ったので、

外出する人も必然的にいなかったかもしれませんね。

さて肝心な塾の報告をしますね!!

今回は家庭の事情で参加者が少なく本多先生、柿崎先生、川辺先生、高橋先生と私と塾長を含めた6名でした。

その6名で塾長の今後の目標を話してくださいました。

今後、中国で見守る保育が広まり、塾長だけでなく塾生にも中国で話してもらうことで、活躍の場を色々なところに広げたいという話しから、

塾生がもっと保育に色々なアイディアを出し、それを活かすということです。

具体的には実践もそうですが、手作りおもちゃだったり、見守る保育を実践するにあたっての、具体的な環境です。

例にあがったのはボードゲームです。

よく塾長が講演でも話されますが、日本のボードゲームとドイツのボードゲームの違いです。

日本はどうしても将棋のように相手を打ち負かすのがルールのボードゲームに比べて、ドイツは数人と協力しないとクリアできないボードゲームが主流と話されているように、みんなで話し合って協力しながらゴールできるオリジナルなボードゲームを考えたり、子どもが自立できるような環境を考えて、作ってみたり・・・。

少しづつ自分たちが塾長から学んできたことを具現化し少しづつ実行する時期が近づいてきているのかもしれませんね。

※今回のテーマの潜龍について・・・

そんな夢のような話しから年度末ということで、子どもの話になりました。

塾長が教員時代のエピソードで、とても乱暴な男の子がいたそうです。

その子は教室の前から後ろの自分の席に行くまで、机の上に置いてあるクラスメートの筆箱やノートを片っ端から落として教室の後ろの自分の席まで行くという子でした。

そんなこともあり、塾長はなんとかその子を態度や性格を変えようと思い、

保護者の方に相談したところ、親は自分の子供に限ってそんなことは・・・

となかなか取り合ってもらえず、解決できないまま月日が経ち・・・

数年後、久しぶりに当時の生徒に会う機会があり、乱暴だった彼が、あれからどういう進路に行ったのか気になり聞いたところ、

都内の有名な大学に進学したと聞いたそうです。それを聞いて塾長が思ったことは

「保育士は万能ではない、見守る保育をしたから全ての子どもが良くなるとは限らない」

と感じたそうです。確かにそれは私も思います。

見守る保育はこれからの社会に絶対に必要な保育だと思います。

じゃあ、それを実践したから全ての子どもが絶対に良くなるというのは・・・難しいと思います。

ただ我々、認可保育園はパブリックな仕事だからこそ、

リスクは少ない方を優先するべきだと思いますし、

補助金で運営している以上、指針に沿った保育を展開する必要があります。

実際に塾長のここ数年の講演を聞いている方は実感していると思いますが、

今まで塾長が話してきたことが科学的に実証されてきていますし、

だからこそシンガポール、中国、韓国とアジアを中心に広がってきているのだと思います。

今日から新年度が始まりました。年長児は小学校に進学します。

最後の最後まで新宿せいが子ども園で過ごせて楽しかった!!と思えるように、

私ができることを子ども達と過ごして実感させてあげたらと思いました。(報告者 山下祐)