潜竜から・・・

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3月26日の塾報告をさせていただきます。

まずはじめに食事のメニューからですが、前日が送別会でした。

新宿せいが子ども園の送別会では退職される先生が食べたい物を用意するのが、

恒例になっております。

ちなみに今年の退職者は3名おりまして、

一人はパエリア、二人目は豚の角煮、そして3人目が豚肉料理ということで、

保健の先生が「豚ロースのネギ味噌マヨ焼き」という、いかにもご飯にピッタリな物を考えてくれました。

というわけで、お肉料理ばかりということで、お肉がメインにならない物で考えた結果、「麻婆豆腐丼」にしました。

そして買い物にいつものスーパーに行くと、何やら入り口に行列が・・・

なんと入場規制がかかっていたのです!!これには流石に驚きましたし、並んで入ったところで、おそらく何も無いということで、別のスーパーに・・・。

そこは普通に入ることができました。

麻婆豆腐の豆腐を探しに行くと、まさかの展開です!

豆腐が一つも無いという状況!さらには生肉、生魚も全くなく、さらにはインスタント麺もほとんどないという状況!

ご存知の通り、ニュースでも騒がれておりますが、新型コロナの影響なのか分かりませんが、何もないという異様な光景でした・・・。

野菜はたくさんあったので、野菜を使った料理ということで、

塾長が「麻婆茄子にしよう!」と提案してくださったので、メニュー変更です。

この報告を書いたのは3月29日に書きましたが、

小池都知事から土日は自粛するようにと言われたのをきっかけに、さらに買いだめしている人が多かったのではないでしょうか?

ただ不思議なのは、土日は天気も悪く、日曜日は雪が降ったので、

外出する人も必然的にいなかったかもしれませんね。

さて肝心な塾の報告をしますね!!

今回は家庭の事情で参加者が少なく本多先生、柿崎先生、川辺先生、高橋先生と私と塾長を含めた6名でした。

その6名で塾長の今後の目標を話してくださいました。

今後、中国で見守る保育が広まり、塾長だけでなく塾生にも中国で話してもらうことで、活躍の場を色々なところに広げたいという話しから、

塾生がもっと保育に色々なアイディアを出し、それを活かすということです。

具体的には実践もそうですが、手作りおもちゃだったり、見守る保育を実践するにあたっての、具体的な環境です。

例にあがったのはボードゲームです。

よく塾長が講演でも話されますが、日本のボードゲームとドイツのボードゲームの違いです。

日本はどうしても将棋のように相手を打ち負かすのがルールのボードゲームに比べて、ドイツは数人と協力しないとクリアできないボードゲームが主流と話されているように、みんなで話し合って協力しながらゴールできるオリジナルなボードゲームを考えたり、子どもが自立できるような環境を考えて、作ってみたり・・・。

少しづつ自分たちが塾長から学んできたことを具現化し少しづつ実行する時期が近づいてきているのかもしれませんね。

※今回のテーマの潜龍について・・・

そんな夢のような話しから年度末ということで、子どもの話になりました。

塾長が教員時代のエピソードで、とても乱暴な男の子がいたそうです。

その子は教室の前から後ろの自分の席に行くまで、机の上に置いてあるクラスメートの筆箱やノートを片っ端から落として教室の後ろの自分の席まで行くという子でした。

そんなこともあり、塾長はなんとかその子を態度や性格を変えようと思い、

保護者の方に相談したところ、親は自分の子供に限ってそんなことは・・・

となかなか取り合ってもらえず、解決できないまま月日が経ち・・・

数年後、久しぶりに当時の生徒に会う機会があり、乱暴だった彼が、あれからどういう進路に行ったのか気になり聞いたところ、

都内の有名な大学に進学したと聞いたそうです。それを聞いて塾長が思ったことは

「保育士は万能ではない、見守る保育をしたから全ての子どもが良くなるとは限らない」

と感じたそうです。確かにそれは私も思います。

見守る保育はこれからの社会に絶対に必要な保育だと思います。

じゃあ、それを実践したから全ての子どもが絶対に良くなるというのは・・・難しいと思います。

ただ我々、認可保育園はパブリックな仕事だからこそ、

リスクは少ない方を優先するべきだと思いますし、

補助金で運営している以上、指針に沿った保育を展開する必要があります。

実際に塾長のここ数年の講演を聞いている方は実感していると思いますが、

今まで塾長が話してきたことが科学的に実証されてきていますし、

だからこそシンガポール、中国、韓国とアジアを中心に広がってきているのだと思います。

今日から新年度が始まりました。年長児は小学校に進学します。

最後の最後まで新宿せいが子ども園で過ごせて楽しかった!!と思えるように、

私ができることを子ども達と過ごして実感させてあげたらと思いました。(報告者 山下祐)

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