2014年 忘年会

初めまして。臥竜塾生見習いの西村と申します。今回の報告は、私の初めての報告となりますので、どうか温かく見守って頂けたらと思います。

今回は2014年最後の臥竜塾ということで、忘年会を開催しました。場所もいつもと違い、外食という1年に1度の特別な会だそうです。ボーナスも出たので、普段はワンコインの夕食ですが、1万円握り締めて良いものを食べに行ってきました。(笑)

今年の忘年会は、『CAPOLAVORO』という自然派・野菜料理のイタリアンのお店で開催されました。PC220070PC220066

 

最初はスパークリングワインで乾杯ですが、1番若いメンバーということで、私が乾杯の挨拶をさせていただきました。臥竜塾に入った経緯や、まだ見習いですが、来年からこのように報告などもやるようになると思いますので、その抱負を話して乾杯しました。 PC220027

メニューは、まずサラダ。バルサミコ酢のドレッシングがかかったものです。PC220036

 

次に9種盛りが出てきました。PC220037 PC220038

このメニューの書き方ですが、赤字は温かいもの、黒字は冷たいものを表してます。この書き方ですが、塾長がお店に提案をして、このような書き方になったそうです。 次にアンチョビのソースのバーニャカウダです。

メインはムール貝のパスタと牡蠣のパスタでした。PC220050

そして最後は、それぞれ好きなデザートを頼んで終わりです。PC220060PC220062PC220058

 

このような美味しいディナーを頂きながら、話題は先日最終回を迎えた大河ドラマ『軍師 官兵衛』の話に。

私は官兵衛を観てなかったため、観ていたメンバーで盛り上がっていましたが、その中で、豊臣秀吉のような、偉くなればなるほど威張る人ではなく、謙虚な人になるべきだと塾長がおっしゃいました。色んな書き方によって秀吉の捉え方は様々ありますが、秀吉は力をつけると傲慢な態度をとることがあったそうです。

そこから話は広がり、論語の三省の話になりました。先週の土曜日に私が、塾長と出張に行った際に話して頂いたことです。

論語の三省とは、

『人の為に謀りて忠ならざるか。

朋友と交わりて信ならざるか。

習はざるを伝へしか。』

というものです。

簡単に訳しますと、

『人の相談相手になって、真心を尽くさないことがありはしないか。

友人と交際するのに、信義に欠けることがありはしなかったか。

(先生から教わったことで、自分がまだ)習熟していないことを(人に)教えるようなことはなかったか』

となります。

先ほどの話は、三省の3つめに深く関係していると思います。1年目というのは、塾長から話を聞き、急に色んなことを知るため、すべて知ったように話してしまうところがあります。

しかし、いつも塾長から言われるのは、『10を学んで1を語れ』ということです。10を知って1を語ることで、どんな質問が来ても答えられるし、自信になるということです。

これは、今後助手として出張に行く際に、心得ておきたいと思います。

 

そして来年の大河ドラマ『花燃ゆ』の話に。

来年の大河ドラマはご存知でしょうか。来年のモデルとなった人物は、吉田松陰の妹である「文」という人物です。

吉田松陰とは、主宰した松下村塾において明治維新で活躍した志士を育てた人です。松下村塾には、高杉晋作や伊藤博文など多くの若者が在籍し、松陰からの師事を受けていました。この松陰の思想は、明治新政府に入閣した松下村塾生に引き継がれ、日本の近代化を支えました。

この吉田松陰の妹である文は、松下村塾生から可愛がられ、後に塾生である久坂玄瑞と結婚することとなります。ドラマの中では、文を中心に、困難を乗り越えていった杉家の強い絆と、松陰の志を継いでいった若者たちの青春群像が描かれます。

 

これは、臥竜塾生は観ないといけないね!という話になりました。というのも、臥竜塾のモデルはこの松下村塾なのです。松下村塾のように、臥竜塾生が塾長の志を受け継ぎ、今後の保育界の中心となっていけたらと思っています。

 

最後は塾頭から締めの挨拶です。

忘年会とは、年を忘れると書きますが、忘れたくなる1年ではなく、「その1年を振り返り、覚えていたい年にする会」ということで、覚年会という方がふさわしいということでした。

それぞれが今年1年を振り返り、来年から始まる塾生の講座もみんなで協力してやります。また、来年塾長が中国でセミナーを開く際には、助手として行くのは1人かもしれないですけど、塾生全体でフォローをしていこうと、来年に向けての抱負を話していただきました。また、保育園の中でも、臥竜塾のメンバーは、塾長の考えなどを示していく人として、そのポジションを確立していけたらなと思っています。

初めての報告で、読みにくいところもあったと思いますが、これから少しずつ文章を書くのも成長できたらと思います。1年間お世話になりました。また、来年も臥竜塾をよろしくお願いします。(西村 宗玲)

オープン臥竜塾

12月16日の臥竜塾の報告をさせて頂きます。
またしてもつたない文章だと思いますのでお付き合いください。
今回の臥竜塾は毎年恒例となっている年末のクリスマスパーティーを兼ねたオープン臥竜塾です。
参加者は臥竜塾生以外に4名の職員が参加してくださいました。
本日のメニューはクリスマスといったらこれですね。
KFCケンタッキーフライドチキンバーレルです!!
他にもガーリックトーストやちょっとオシャレにフォアグラなんかも添えてみました。パスタもゆで、盛りだくさん!
更に塾長が九州の方からいただいた牡蠣も食しました!!
牡蠣はオイスターソース炒めや網焼きで頂くことができ、一同大満足の夕食でした。
こんな雰囲気です!

こんな雰囲気です!

フォアグラのパテです!

フォアグラのパテです!

すいません、牡蠣の網焼きは興奮していて撮るのを忘れてしまいました。
楽しい食事をしているうちにこんな話が出てきました。
以前塾生である、西村氏が関東GTで発表した
「新人から見たせいがのベテランとのチームワーク」についてというのがありました。
そこで、今回のオープン臥竜塾では先輩の方が多くいらしていたので…逆に
「ベテランの方から見た新人、臥竜塾生についてどう感じているのか」
というのを聞いてみることにしました。
まずは、Y先生から…。
・塾長のブログである臥竜塾を見ていてコメントも見ている。書かれている塾生のコメントはそれぞれが見る視点が違っていて面白さを感じている。それぞれが違うのだけれど根本的なところはブレていないことが読んでいてわかる。
・新人だった頃に比べて今では子どもも園も変化し、私たち(ベテランの方)が塾生たちに頼っていける存在になってきている。(新人だった頃、塾生のありえない失敗も支えてくださり、しっかりと保育を教えてくださいました)
・塾生は塾長から毎週お話を聞き、様々なことを蓄えているイメージ。
・塾長が塾生を育て、みんなもそれを広めていく。この過程にありがたさを感じてる。
・仕事をして行く中でも、なるほどと思うこともあり、良い仲間の中で仕事ができていることを嬉しく感じてる。
箇条書きですいません。
一歩引いたところから私たち塾生を暖かく見守ってくれていることがよくわかります。こういった視点だからこそ、下のいる職員もそれを伝承していけるのではないかと感じます。
そこで出張の話も出ました。
いつも出張に行っている人たちには塾長はこんなことを言っています。
「出張に行っている人が偉いのではなく、出張に出してくれる職員が偉いんだよ。」
と…
その出張に行く意図や役割をわかっているY先生はこんなことを言っています。
「日本の保育を良くしてほしいと思う。よその保育園も良くなってほしいと思っている。園長先生が誰を連れて行こうとそれはわかっているし、それが良いチームワークに繋がっていく。最終的には子どもたちにとって良いことだとわかっているから」
なんだか私はこの様々なコメント聞いていて、感動していました。塾長の考えを理解し、客観的に様々なことを見ている視野の広さ。最後にある言葉のように良い保育を広めることで最終的には子どもにとっていいことだと考えられるのは子どもを第一に考えている証拠だと思います。この原点は忘れてはいけないことです。私はこんな先輩がいることに常に感謝しなくてはならないと感じます。
そしてもう一人A先生から…。
・塾生や他の職員が育ってきている。自分がしていた役割をされることで自分の立ち位置を考え、じゃ自分がどう立ち回ろうかと考える。
・みんながみんな仕事ができることで仕事の取り合いになってしまうことがある。そのバランスをさらに考えると一人、良い意味で遊んでいることができる。
これは塾長がよく言う、
「1人は暇そうにしている人も必要」
ということに繋がります。
バランスを考えて、あえてのんびり過ごす存在。
この言葉には伝えることの難しさを感じます。
現場にいる先生はよくわかると思いますが、全体の雰囲気がせかせかしているときがあると思います。その雰囲気をいち早く察してくれるのがA先生だと私は思います。
その雰囲気を察し、あえてのんびりすることで全体もその雰囲気に気づき場が落ち着くようになります。その先生のせかせかする雰囲気は子どもにも伝染し悪循環を引き起こす可能性があることを知っているからこその行動だと思います。
私自身も経験しましたが、A先生を見ることで我に帰ることが多くありました。
このわかりづらい説明ですのでよく知りたい方はぜひ新宿せいが保育園へお越し下さい。
・保育ってなんだろう、子どもってなんだろうなど新人のころは自分たちが当たり前に思っているところがそうでないときもある。そういった時はしっかりと伝えなくてはならないと思っている。
・保育士同士仕事をしていく中で様々な中身を知れて色々学べ、感謝している。
このA先生の出す雰囲気は保育園全体を巻き込み良い雰囲気にしてくれます。
言葉一つ一つに深い意味があるので聞いてる私たちは非常に勉強になります。
そしてA先生は新人の先生からも学ばせてもらっているというスタンスがあり、どんなことでも感謝の気持ちであふれています。このような先輩方がいることで今の塾生や職員が育っていっていることがわかります。良い伝承が新宿せいが保育園を取り巻いていることを再確認することができました。
何度も言いますが、この雰囲気を知りたい方は是非新宿せいが保育園へお越し下さい。
オープン臥竜塾の最後には毎年恒例のプレゼント交換があります!
プレゼント交換にはルールがあります。
それはくじで渡す人を決め、渡す時にその人の
「良い所」を言うというルールがあります。
なかなか人前で言う機会はないですし、身近にいながらも改めて言われることでまた違った感覚になることがあります。あぁ、こんなことをこの人は自分に対して思っていたんだなど新しい発見も見られます。良いことを言われ、自信にも繋がりますね。
このプレゼント交換ルールはおすすめです、ぜひ使ってみてください。
(報告者 本多悠里)

「コメント」でつながっている

12月9日(火)の生臥竜塾
 
 本日の塾は、今日から2日間見学実習中の聴講生2名とともに始まりました。見学実習のテーマは「人の動き」ということで、職員の動きを中心に見ていきたいとのことでした。まず、1日見学実習しての感想を2人から聞きました。
 
M氏
  • 子どもが中心ということは知っていたが、実際に園を見て本当に無理がない様子でギスギスした感じもなく、その雰囲気が園全体にもある
  • 職員みんなの“子ども中心”があるからあの雰囲気なのかなと思った
  • とても心地良かった
B氏
  • せかせかしてない
  • 子どもに合わせている
  • 自分たちはどうなのだろうか、頭の中にあるものをはめ込もうとしてしまっていなかを考えてみた。
 
 などなど、2人は別のクラスに入ったにも関わらず、同じような感想を持ったところに、理念の共通理解があることを確認できました。また、個人的にも「子どもが主体であるので、目安はありますが当然毎日昼食の時間はバラバラです。」と話をさせて頂いた時にも、時間に追われることなく保育に取り組めるような柔軟な体制・環境を“チーム保育”や“理念”が可能にしているのだなぁと改めて感じました。
 
 また、私から今年のGTセミナーで発表した「ドイツ報告」を、この場でもされて頂きました。ドイツ報告のテーマとして選んだのが「ドイツの保育における意図性」です。私がドイツ視察研修に行ったことで一番抱いた感想が「これでもいいんだ〜」「こんな意図があるのか〜」です。まさに、多くの固定観念を打ち砕く機会になり、非常に刺激的な経験ができました。どの園でも言っていた「主体性・自発性・自立」を促すための保育を、実際の職員はどのような意図性を持って取り組んでいるのかといったことに着目した報告を作成したつもりです。計45分間、早口になってしまいましたが、少しでも「これでもいいんだ〜」「こんな意図があるのか〜」を感じてもらえていたらと思います。
 
 そして、今回参加した聴講生の1人が結婚をするということで、外部塾生を含めた臥竜塾生による結婚おめでとうサプライズムービーを流しました。内容は「笑点」をもとに、「こんな保育士は素敵だ!」をお題に大喜利をしたり、「結婚」をお題に謎掛けをしたり、最後にお祝いメッセージを伝えました。外部塾生を含め、私たちはお互い遠いところにいますが「臥竜塾ブログ」のコメント欄という場でつながっています。塾長がよく「コメントを読んでいるとその人の性格が伝わってくる」と言っているように、実際に会わなくても毎日会っているような感覚にもなります。これからも、一緒に「臥竜塾」で学んでいきましょう!
 
 ということで、毎日のレポート(コメント)を提出している本日の聴講生2名は、「外部臥竜塾生」として、今後は活躍してもらうようになりました!
 
「笑点」をもとにしたお祝いムービー

「笑点」をもとにしたお祝いムービー

外部塾生 kuma8monさん kuma6monさん

外部塾生のkuma8monさんと
kuma6monさんも出演

 
 最後に本日のメニューです。
 今回は、お祝いもあったので「手巻き寿司」を食べました。また、島根からのお土産ということで、山陰浜田特産の「赤てん」も頂きました。ありがとうございます!そして、湯葉と三つ葉のお吸い物といった感じで、本日も楽しい美味しい食事となりました!
 
「赤てん」

「赤てん」

本日のメニュー全体写真

本日のメニュー全体写真

 
Mさん、ご結婚おめでとうございます。末永くお幸せに…!
 
(報告者 小松崎高司)

新人職員

12月2日の臥竜塾は、先日より塾長の「助手、三代目」となった西村君から、12月28、29日に行われた「関東GT」の報告がありました。

その際に、なんと塾長の講演の一コマを使い西村君から「新人から見たせいがのチームワーク」という発表をしてきたそうです。

その内容は、他の新人にそれぞれが思うせいがのチームワークを見て思ったことをインタビューした内容だったそうです。

・G先生→以前の職場では、分からないことを先輩に聞けず失敗したら怒られていた。その為、「次は頑張ろう」という気持ちにはなれなかった。しかしせいがでは、先輩に聞きやすい環境が整っている。失敗しても「次は頑張ろう」と思える。

・Y先生→以前の職場では入社すると新人研修を行ってから実務に入るが、せいがではやりながら覚える。先輩を見て、マネをしながら覚えていく。分からなくても聞けばすぐに教えてくれる。やりたいと思ったことをすぐにやらせてくれる。

・K先生→子どもの腕が抜けてしまった時に、前の職場では怒られていたと思うが、せいがでは周りにいた先輩たちに「私たちも気を付けなきゃ」と言われたことで、逆に自分がもっと気を付けようと思えた。

夕涼み会の前々日の忙しい時に、やりたいことを提案したら、先輩が「やってみよう」と言ってくれて、何とか間に合った。

子どもが嘔吐してしまった時に、遠くにいても後輩が汚れ物をやらないといけないと思い、走ってやろうとしたが、「そうじゃない」と言われた。「先輩後輩関係なく、近くにいる先生がやるべきで、遠くにいる先生はそこでやるべきことがある」と教わった。

職員の誕生日をみんな覚えていて、お祝いをしてくれる。

・E先生→1人で抱え込むことはなく、相談していろんな意見が聞け、それを相談しやすい環境。

子どもが選べるように色んなタイプの先生がいる。優しいタイプや厳しいタイプの先生など色々いる中で、年長のクラス担任が「今年の3,4,5歳の職員を見て、みんな優しいタイプの先生だから、私が厳しいタイプでいこうと思った」と言っていたことに、ベテランの役割や、柔軟性を感じた。

・西村君→自分がたまにクラスのヘルプに入り保育をしていると、どうしても自分が「かわいいな」と思ってしまう子ばかりに手をかけてしまい「ひいき保育」になってしまう。それをベテランの先輩保育士に相談したところ「1年目はそれでいい。その子以外の子たちを自分たちが見ればいいから」と言ってくれた。普通なら、「もっと色んな子と関わって」と言われそうなところだが、先輩のフォロー力を感じた。

自分の趣味が「コケいじり」なのだが、それを保育園の環境作りの一つとして、コケの展示棚を用意してもらった。趣味を活かしてくれる。

新人さんが共通して言っていたことは「先輩のフォロー力のすごさを感じた」ということでした。

という発表を行ってきたそうです。

自分の1年目を考えるとそんな発表ができるほどの技量や、新人さんたちのような感性を持っていなかったなと感じつつ、西村君をはじめ今年の新人さんと楽しく保育ができることにわくわくします!

 

そして今回のメニューは、西村君の実家から頂いた「鯛茶漬け」「うちわエビの刺身」と「厚揚げの煮物」「大根サラダ」「豆腐のふわふわ焼き」「アオサの味噌汁」でした。

デザートは小松崎tが持ってきてくれた地元のイチゴでした。(報告者 柿崎)

本日の豪華な食事

本日の豪華な食事

茨城県鉾田市のいちご

茨城県鉾田市のいちご