転がりながら学ぶ

2月16日、臥竜塾の報告をさせて頂きます。
またまたつたない文になると思いますがお付き合いのほどよろしくお願いします。
前回の報告では見守る保育の10か条の写真について塾生が写真を集めて作るという所まで話がありました。本日は少し、今まで撮ってきた写真に言葉を添え、こんな言葉がいいかもねというように10か条に沿った言葉を考えている状態です。次回は大きなプリンターで印刷してみるなどして、より現実的になってきそうです。できあがりをお楽しみに。
今回の塾は所々に転がる保育の話をピックアップしていきたいと思います。
まず食事をしている際に塾頭が思った疑問を塾長へ投げかける話から始まります。
それは、新宿せいが保育園に来られた見学者と山下氏がお話をした際に思ったことのようです。どうやら話の流れでひっかき、噛みつきの話が出てきました。
その中で、ひっかき、噛みつきのことに対して、見学者の方は、それをする子たちは実は知的に発達している子なのではないかという意見だったそうです。一緒にお友だちと遊びたいが、お友だちが一緒に遊んでくれない、そんなときにひっかき、噛みつきが起こるのではないかといくことです。これは理解した上での行動(ひっかき、噛みつき)ということです。
それは本当なのかと塾生それぞれ頭で考えているとき、塾長から、
「じゃ、よくお母さんの肩を噛む子どもがいるけどそれは知的に発達してるってことかな、そうではないよね」という見解です。確かにそう考えると知的に発達しているとは考えがたいように思います。まず知的に発達していれば引っかきや、噛みつきはないように思います。そういった話を私自身一人で聞くことがあればどうなのかと悩んでしまうかもしれません。そんな時、この塾で共有し、考えられる機会が設けられることが大切な場であると感じます。また山下氏がいることで見学者を案内し、様々な意見に出会い、塾で共有できることは貴重な体験になるのでは勝手に思っています。
更に様々な話が転がる中で、卒園式の話にもなります。今3代目の助手として西村氏が塾長に付いて出張などに行っていますが、今年の省我会の卒園式を見たいということで3園(省我保育園、せいがの森保育園、新宿せいが保育園)の卒園式に参加するようです。それぞれ違う雰囲気、装飾、形式が違うと思うので良い経験になりそうですね。
3園といえば、3年前に行われた、省我会の3園合同研修会です。
その研修では当然理事長先生のご挨拶がありました。その挨拶の中で、重要なあいうえお作文を省我職員に伝えてくだったことを思い出し、振り返ることができました。
生きていく上でも必要なことだと感じています。
そのあいうえお作文は「かきくけこ」です。
か→感謝
き→気配り
く→工夫
け→謙虚さ
こ→向上心
です。
どれも大切なことだと感じています。個人的に“く”の「工夫」ということが自分自身に足りないことだと感じています…。
そんなことはおいておいて、この5つは見守る10か条の次に大事なことでもあるように感じますので頭に入れておく必要がありますね。
このように転がりながら、学んでいっています。
話は変わりましてみなさん、TwitterやFacebookなどはご存知でしょうか。
私は情報を集める程度で両方使用しています。ただ、深くは知らないため上辺だけの使用となっています…。今の若い人は当たり前のように使っていて、なんでも知っているようです。現に塾生である、西村氏、若林氏は詳しく知っているようでした。本日初めてTwitterのリツイート、リプライという意味を2人から教えてもらいました。
リツイート=ReTweetと書くそうです。この人のツイート(つぶやき)をもっと他の人に知ってもらいたいという思いから、自分もそのツイートを自分のところに載せることができるようです。
リプライは単純に返信するという意味だそうです。
こんなことでも初めて知ることができました。
雑談はさておき、ついに!!
見守る保育もTwitterとFacebookを始めています!!
詳しくはこちらをご覧ください。
Twitterはこちら
https://mobile.twitter.com/mimamoruhoiku
Facebookはこちら
https://m.facebook.com/mimamoru.net?refsrc=http%3A%2F%2Fsearch.yahoo.co.jp%2Fsearch%3B_ylt%3DA2RAEHdTN.NUeDQAOH85oPB7%3B_ylu%3DX3oDMTEzMDB2MTlkBHBhZ2UwMQNtdG9wLWlvcwRzZWMDc2VhcmNoBHNsawNzcmNo
どちらも見守る保育に関することがアップされており、様々なカテゴリーからわかりやすく展開されています。写真や動画も載っていて、塾長のブログもまとめて動画にされているなど非常にわかりやすく、参考になることばかりです。
現在は新宿せいが保育園に勤めている、神宮寺さんという方が作ってくださり、アップしています。その方いわく、ゆくゆくは塾生がアップしていけるように考えてくださっているようです。
こういったところからも発信できるというのは嬉しいことですね。
ぜひ、皆さんよろしくお願いします!!
では最後に本日のメニューです。
 まずにごり生酒を買ってきたのでこれに合うものと考えメニューを考えました。
先日プライベートで秩父に行ったお土産の生酒です。

先日プライベートで秩父に行ったお土産の生酒です。

先週いただいた金柑を甜菜糖と水で煮詰めた物。

先週いただいた金柑を甜菜糖と水で煮詰めた物。

ブリの照り焼き、玄米の7分づき、ねぎ、なめこ、油揚げのみそ汁。

ブリの照り焼き、玄米の7分づき、ねぎ、なめこ、油揚げのみそ汁。

油揚げに納豆を詰めて焼いたもの。(柿崎氏の母がよく作ってくれたそうです)

油揚げに納豆を詰めて焼いたもの。(柿崎氏の母がよく作ってくれたそうです)

山芋と白菜の和風サラダ

山芋と白菜の和風サラダ

以上になります。

(報告者 本多悠里)

節分

今日の夕飯は

塾生の西村がお土産で買ってきた豚骨ラーメンと、節分と言うことで恵方巻きをみんなで作って食べました。西南西の方角が塾生から見てちょうど塾長が座る位置だった為、みんな一言もしゃべらず、塾長の方を向いて食べるという少し面白い光景でした。DSC_0037(2)DSC_0038(2)

 

保育園・学童のおやつも、恵方巻きで、やはりみんな一言もしゃべらず、食べたのですが、そのあまりの静かさに違和感を覚えました。普段、いかに音のある環境で食事を食べているかということがわかる気がして、少し考え物ですね。

 

さて今回は「節分」ということで「自分の中の追い出したい良くない所 or 最近あった福(いいこと)は?」という議題で話し合いました。

 

西田

「私は追い出したいよくない所は、チャンスを譲ってしまう所ですね。人に話すことや説明することを、説明上手な人に回してしまう。自分も積極的に答えていけるよう気を付けていきたいと思います。」

 

小松崎

「福と言えば、最近同じクラスの先生に注意されたことですね。僕の中で一つ目標だったんですが、そういう風に後輩が発言してくれるということは、自分が言えない雰囲気をだしている先輩ではないということで、またクラスとして意見を言いやすい環境になっていることでもあり、うれしく感じます。よくないと感じる所は、譲る気持ちが少し足りないかなと感じるところです。」

 

柿崎

「最近はどんなメニューにしようかなと考えている時に、ウキウキ感があり、それが自分にとっての福かな。」

西田「最近はどんなメニューでウキウキしたの?」

柿崎

「うーん、パスタかな。今までのパスタだけじゃなく、色んなバリエーションを増やしてパスタを極めるみたいな。追い出したい所は怠け心かな。」

 

西村

「毎日が楽しくて福ですね。」

小松崎「・・・」

西村

「追い出したい所は、自分を追い出したいというか、もっと塾長の家に近いところに引っ越しをしたいですね。」

 

若林

「何をするにも、相手の気持ちを考えすぎてできないような消極的な所を追い出したいですね。」

 

本多

「僕は踏ん張り所が定まらないというか、環境に流されてしまう所を直したいなと思いますね。もちろん、理想は尽きないことはわかってるんですけど、しっかりと幹のようなものを立てて、できるだけ思い描くことに近づいていきたいと思います。」

 

山下

「追い出したい所は、昨年の年末ぐらいでもうほとんど追い出せました。福な所は、報告や発言がそれぞれの立ち位置が見えてきて楽しく感じています。」

 

塾長

「私は、勉強家ではないのでもっと勉強しなければという思いですかね。それと見守る保育を体系化しなければと考えています。今、中国で見守る保育の本が出るなど盛んに取り上げられている。おそらく中国では、中国の形に変化させて見守る保育が取り上げられるでしょう。ですが、私は、それでいいと思っています。モンテやイエナプランなども、その国々で取り入れられやすいように変化を遂げている。少し変化があっても、そこから広がればいい。どんなに変わったとしても、日本の藤森平司が考えた見守る保育という所は変わらない。」

「ここでいう体系化というのは、マニュアル化とは少し違います。例えば、ケンカをした時に、職員はどんな対応をしたか。こういう時にはどうしたか。そんな体験談をあげて、それに答えるような、話の中での体系化を目指そうと思っています。」

「最近、島根では見守る保育の10か条のポスターを作ったそうです。それは、各条文にあった子どもたちが自発的に活動している写真に、メッセージを付けてわかりやすく張り出しているそうです。」

「ドイツでも、読書週間というものがあり、その時には職員がポスターを作り、わかりやすく掲示する。見守る保育でも職員がわかりやすくポスターを作るというのは面白いですね。ポスターでは少し難しいところもあるので、絵ハガキぐらいならすぐに取り組めるかもしれませんね。」1423140692056 14231406999711423140675835

そこから、臥竜塾で写真を集めて、十か条の写真を作れないかという案がでました。来週はちょうど、塾長の出張で臥竜塾がお休みなので、そこで塾生で集まりまた話し合う予定です。どういった感じに進んでいるかは、また次回の生臥竜塾をお楽しみにしてください。

 

(報告者 西田 泰幸)