2014年 忘年会

初めまして。臥竜塾生見習いの西村と申します。今回の報告は、私の初めての報告となりますので、どうか温かく見守って頂けたらと思います。

今回は2014年最後の臥竜塾ということで、忘年会を開催しました。場所もいつもと違い、外食という1年に1度の特別な会だそうです。ボーナスも出たので、普段はワンコインの夕食ですが、1万円握り締めて良いものを食べに行ってきました。(笑)

今年の忘年会は、『CAPOLAVORO』という自然派・野菜料理のイタリアンのお店で開催されました。PC220070PC220066

 

最初はスパークリングワインで乾杯ですが、1番若いメンバーということで、私が乾杯の挨拶をさせていただきました。臥竜塾に入った経緯や、まだ見習いですが、来年からこのように報告などもやるようになると思いますので、その抱負を話して乾杯しました。 PC220027

メニューは、まずサラダ。バルサミコ酢のドレッシングがかかったものです。PC220036

 

次に9種盛りが出てきました。PC220037 PC220038

このメニューの書き方ですが、赤字は温かいもの、黒字は冷たいものを表してます。この書き方ですが、塾長がお店に提案をして、このような書き方になったそうです。 次にアンチョビのソースのバーニャカウダです。

メインはムール貝のパスタと牡蠣のパスタでした。PC220050

そして最後は、それぞれ好きなデザートを頼んで終わりです。PC220060PC220062PC220058

 

このような美味しいディナーを頂きながら、話題は先日最終回を迎えた大河ドラマ『軍師 官兵衛』の話に。

私は官兵衛を観てなかったため、観ていたメンバーで盛り上がっていましたが、その中で、豊臣秀吉のような、偉くなればなるほど威張る人ではなく、謙虚な人になるべきだと塾長がおっしゃいました。色んな書き方によって秀吉の捉え方は様々ありますが、秀吉は力をつけると傲慢な態度をとることがあったそうです。

そこから話は広がり、論語の三省の話になりました。先週の土曜日に私が、塾長と出張に行った際に話して頂いたことです。

論語の三省とは、

『人の為に謀りて忠ならざるか。

朋友と交わりて信ならざるか。

習はざるを伝へしか。』

というものです。

簡単に訳しますと、

『人の相談相手になって、真心を尽くさないことがありはしないか。

友人と交際するのに、信義に欠けることがありはしなかったか。

(先生から教わったことで、自分がまだ)習熟していないことを(人に)教えるようなことはなかったか』

となります。

先ほどの話は、三省の3つめに深く関係していると思います。1年目というのは、塾長から話を聞き、急に色んなことを知るため、すべて知ったように話してしまうところがあります。

しかし、いつも塾長から言われるのは、『10を学んで1を語れ』ということです。10を知って1を語ることで、どんな質問が来ても答えられるし、自信になるということです。

これは、今後助手として出張に行く際に、心得ておきたいと思います。

 

そして来年の大河ドラマ『花燃ゆ』の話に。

来年の大河ドラマはご存知でしょうか。来年のモデルとなった人物は、吉田松陰の妹である「文」という人物です。

吉田松陰とは、主宰した松下村塾において明治維新で活躍した志士を育てた人です。松下村塾には、高杉晋作や伊藤博文など多くの若者が在籍し、松陰からの師事を受けていました。この松陰の思想は、明治新政府に入閣した松下村塾生に引き継がれ、日本の近代化を支えました。

この吉田松陰の妹である文は、松下村塾生から可愛がられ、後に塾生である久坂玄瑞と結婚することとなります。ドラマの中では、文を中心に、困難を乗り越えていった杉家の強い絆と、松陰の志を継いでいった若者たちの青春群像が描かれます。

 

これは、臥竜塾生は観ないといけないね!という話になりました。というのも、臥竜塾のモデルはこの松下村塾なのです。松下村塾のように、臥竜塾生が塾長の志を受け継ぎ、今後の保育界の中心となっていけたらと思っています。

 

最後は塾頭から締めの挨拶です。

忘年会とは、年を忘れると書きますが、忘れたくなる1年ではなく、「その1年を振り返り、覚えていたい年にする会」ということで、覚年会という方がふさわしいということでした。

それぞれが今年1年を振り返り、来年から始まる塾生の講座もみんなで協力してやります。また、来年塾長が中国でセミナーを開く際には、助手として行くのは1人かもしれないですけど、塾生全体でフォローをしていこうと、来年に向けての抱負を話していただきました。また、保育園の中でも、臥竜塾のメンバーは、塾長の考えなどを示していく人として、そのポジションを確立していけたらなと思っています。

初めての報告で、読みにくいところもあったと思いますが、これから少しずつ文章を書くのも成長できたらと思います。1年間お世話になりました。また、来年も臥竜塾をよろしくお願いします。(西村 宗玲)

オープン臥竜塾

12月16日の臥竜塾の報告をさせて頂きます。
またしてもつたない文章だと思いますのでお付き合いください。
今回の臥竜塾は毎年恒例となっている年末のクリスマスパーティーを兼ねたオープン臥竜塾です。
参加者は臥竜塾生以外に4名の職員が参加してくださいました。
本日のメニューはクリスマスといったらこれですね。
KFCケンタッキーフライドチキンバーレルです!!
他にもガーリックトーストやちょっとオシャレにフォアグラなんかも添えてみました。パスタもゆで、盛りだくさん!
更に塾長が九州の方からいただいた牡蠣も食しました!!
牡蠣はオイスターソース炒めや網焼きで頂くことができ、一同大満足の夕食でした。
こんな雰囲気です!

こんな雰囲気です!

フォアグラのパテです!

フォアグラのパテです!

すいません、牡蠣の網焼きは興奮していて撮るのを忘れてしまいました。
楽しい食事をしているうちにこんな話が出てきました。
以前塾生である、西村氏が関東GTで発表した
「新人から見たせいがのベテランとのチームワーク」についてというのがありました。
そこで、今回のオープン臥竜塾では先輩の方が多くいらしていたので…逆に
「ベテランの方から見た新人、臥竜塾生についてどう感じているのか」
というのを聞いてみることにしました。
まずは、Y先生から…。
・塾長のブログである臥竜塾を見ていてコメントも見ている。書かれている塾生のコメントはそれぞれが見る視点が違っていて面白さを感じている。それぞれが違うのだけれど根本的なところはブレていないことが読んでいてわかる。
・新人だった頃に比べて今では子どもも園も変化し、私たち(ベテランの方)が塾生たちに頼っていける存在になってきている。(新人だった頃、塾生のありえない失敗も支えてくださり、しっかりと保育を教えてくださいました)
・塾生は塾長から毎週お話を聞き、様々なことを蓄えているイメージ。
・塾長が塾生を育て、みんなもそれを広めていく。この過程にありがたさを感じてる。
・仕事をして行く中でも、なるほどと思うこともあり、良い仲間の中で仕事ができていることを嬉しく感じてる。
箇条書きですいません。
一歩引いたところから私たち塾生を暖かく見守ってくれていることがよくわかります。こういった視点だからこそ、下のいる職員もそれを伝承していけるのではないかと感じます。
そこで出張の話も出ました。
いつも出張に行っている人たちには塾長はこんなことを言っています。
「出張に行っている人が偉いのではなく、出張に出してくれる職員が偉いんだよ。」
と…
その出張に行く意図や役割をわかっているY先生はこんなことを言っています。
「日本の保育を良くしてほしいと思う。よその保育園も良くなってほしいと思っている。園長先生が誰を連れて行こうとそれはわかっているし、それが良いチームワークに繋がっていく。最終的には子どもたちにとって良いことだとわかっているから」
なんだか私はこの様々なコメント聞いていて、感動していました。塾長の考えを理解し、客観的に様々なことを見ている視野の広さ。最後にある言葉のように良い保育を広めることで最終的には子どもにとっていいことだと考えられるのは子どもを第一に考えている証拠だと思います。この原点は忘れてはいけないことです。私はこんな先輩がいることに常に感謝しなくてはならないと感じます。
そしてもう一人A先生から…。
・塾生や他の職員が育ってきている。自分がしていた役割をされることで自分の立ち位置を考え、じゃ自分がどう立ち回ろうかと考える。
・みんながみんな仕事ができることで仕事の取り合いになってしまうことがある。そのバランスをさらに考えると一人、良い意味で遊んでいることができる。
これは塾長がよく言う、
「1人は暇そうにしている人も必要」
ということに繋がります。
バランスを考えて、あえてのんびり過ごす存在。
この言葉には伝えることの難しさを感じます。
現場にいる先生はよくわかると思いますが、全体の雰囲気がせかせかしているときがあると思います。その雰囲気をいち早く察してくれるのがA先生だと私は思います。
その雰囲気を察し、あえてのんびりすることで全体もその雰囲気に気づき場が落ち着くようになります。その先生のせかせかする雰囲気は子どもにも伝染し悪循環を引き起こす可能性があることを知っているからこその行動だと思います。
私自身も経験しましたが、A先生を見ることで我に帰ることが多くありました。
このわかりづらい説明ですのでよく知りたい方はぜひ新宿せいが保育園へお越し下さい。
・保育ってなんだろう、子どもってなんだろうなど新人のころは自分たちが当たり前に思っているところがそうでないときもある。そういった時はしっかりと伝えなくてはならないと思っている。
・保育士同士仕事をしていく中で様々な中身を知れて色々学べ、感謝している。
このA先生の出す雰囲気は保育園全体を巻き込み良い雰囲気にしてくれます。
言葉一つ一つに深い意味があるので聞いてる私たちは非常に勉強になります。
そしてA先生は新人の先生からも学ばせてもらっているというスタンスがあり、どんなことでも感謝の気持ちであふれています。このような先輩方がいることで今の塾生や職員が育っていっていることがわかります。良い伝承が新宿せいが保育園を取り巻いていることを再確認することができました。
何度も言いますが、この雰囲気を知りたい方は是非新宿せいが保育園へお越し下さい。
オープン臥竜塾の最後には毎年恒例のプレゼント交換があります!
プレゼント交換にはルールがあります。
それはくじで渡す人を決め、渡す時にその人の
「良い所」を言うというルールがあります。
なかなか人前で言う機会はないですし、身近にいながらも改めて言われることでまた違った感覚になることがあります。あぁ、こんなことをこの人は自分に対して思っていたんだなど新しい発見も見られます。良いことを言われ、自信にも繋がりますね。
このプレゼント交換ルールはおすすめです、ぜひ使ってみてください。
(報告者 本多悠里)

「コメント」でつながっている

12月9日(火)の生臥竜塾
 
 本日の塾は、今日から2日間見学実習中の聴講生2名とともに始まりました。見学実習のテーマは「人の動き」ということで、職員の動きを中心に見ていきたいとのことでした。まず、1日見学実習しての感想を2人から聞きました。
 
M氏
  • 子どもが中心ということは知っていたが、実際に園を見て本当に無理がない様子でギスギスした感じもなく、その雰囲気が園全体にもある
  • 職員みんなの“子ども中心”があるからあの雰囲気なのかなと思った
  • とても心地良かった
B氏
  • せかせかしてない
  • 子どもに合わせている
  • 自分たちはどうなのだろうか、頭の中にあるものをはめ込もうとしてしまっていなかを考えてみた。
 
 などなど、2人は別のクラスに入ったにも関わらず、同じような感想を持ったところに、理念の共通理解があることを確認できました。また、個人的にも「子どもが主体であるので、目安はありますが当然毎日昼食の時間はバラバラです。」と話をさせて頂いた時にも、時間に追われることなく保育に取り組めるような柔軟な体制・環境を“チーム保育”や“理念”が可能にしているのだなぁと改めて感じました。
 
 また、私から今年のGTセミナーで発表した「ドイツ報告」を、この場でもされて頂きました。ドイツ報告のテーマとして選んだのが「ドイツの保育における意図性」です。私がドイツ視察研修に行ったことで一番抱いた感想が「これでもいいんだ〜」「こんな意図があるのか〜」です。まさに、多くの固定観念を打ち砕く機会になり、非常に刺激的な経験ができました。どの園でも言っていた「主体性・自発性・自立」を促すための保育を、実際の職員はどのような意図性を持って取り組んでいるのかといったことに着目した報告を作成したつもりです。計45分間、早口になってしまいましたが、少しでも「これでもいいんだ〜」「こんな意図があるのか〜」を感じてもらえていたらと思います。
 
 そして、今回参加した聴講生の1人が結婚をするということで、外部塾生を含めた臥竜塾生による結婚おめでとうサプライズムービーを流しました。内容は「笑点」をもとに、「こんな保育士は素敵だ!」をお題に大喜利をしたり、「結婚」をお題に謎掛けをしたり、最後にお祝いメッセージを伝えました。外部塾生を含め、私たちはお互い遠いところにいますが「臥竜塾ブログ」のコメント欄という場でつながっています。塾長がよく「コメントを読んでいるとその人の性格が伝わってくる」と言っているように、実際に会わなくても毎日会っているような感覚にもなります。これからも、一緒に「臥竜塾」で学んでいきましょう!
 
 ということで、毎日のレポート(コメント)を提出している本日の聴講生2名は、「外部臥竜塾生」として、今後は活躍してもらうようになりました!
 
「笑点」をもとにしたお祝いムービー

「笑点」をもとにしたお祝いムービー

外部塾生 kuma8monさん kuma6monさん

外部塾生のkuma8monさんと
kuma6monさんも出演

 
 最後に本日のメニューです。
 今回は、お祝いもあったので「手巻き寿司」を食べました。また、島根からのお土産ということで、山陰浜田特産の「赤てん」も頂きました。ありがとうございます!そして、湯葉と三つ葉のお吸い物といった感じで、本日も楽しい美味しい食事となりました!
 
「赤てん」

「赤てん」

本日のメニュー全体写真

本日のメニュー全体写真

 
Mさん、ご結婚おめでとうございます。末永くお幸せに…!
 
(報告者 小松崎高司)

新人職員

12月2日の臥竜塾は、先日より塾長の「助手、三代目」となった西村君から、12月28、29日に行われた「関東GT」の報告がありました。

その際に、なんと塾長の講演の一コマを使い西村君から「新人から見たせいがのチームワーク」という発表をしてきたそうです。

その内容は、他の新人にそれぞれが思うせいがのチームワークを見て思ったことをインタビューした内容だったそうです。

・G先生→以前の職場では、分からないことを先輩に聞けず失敗したら怒られていた。その為、「次は頑張ろう」という気持ちにはなれなかった。しかしせいがでは、先輩に聞きやすい環境が整っている。失敗しても「次は頑張ろう」と思える。

・Y先生→以前の職場では入社すると新人研修を行ってから実務に入るが、せいがではやりながら覚える。先輩を見て、マネをしながら覚えていく。分からなくても聞けばすぐに教えてくれる。やりたいと思ったことをすぐにやらせてくれる。

・K先生→子どもの腕が抜けてしまった時に、前の職場では怒られていたと思うが、せいがでは周りにいた先輩たちに「私たちも気を付けなきゃ」と言われたことで、逆に自分がもっと気を付けようと思えた。

夕涼み会の前々日の忙しい時に、やりたいことを提案したら、先輩が「やってみよう」と言ってくれて、何とか間に合った。

子どもが嘔吐してしまった時に、遠くにいても後輩が汚れ物をやらないといけないと思い、走ってやろうとしたが、「そうじゃない」と言われた。「先輩後輩関係なく、近くにいる先生がやるべきで、遠くにいる先生はそこでやるべきことがある」と教わった。

職員の誕生日をみんな覚えていて、お祝いをしてくれる。

・E先生→1人で抱え込むことはなく、相談していろんな意見が聞け、それを相談しやすい環境。

子どもが選べるように色んなタイプの先生がいる。優しいタイプや厳しいタイプの先生など色々いる中で、年長のクラス担任が「今年の3,4,5歳の職員を見て、みんな優しいタイプの先生だから、私が厳しいタイプでいこうと思った」と言っていたことに、ベテランの役割や、柔軟性を感じた。

・西村君→自分がたまにクラスのヘルプに入り保育をしていると、どうしても自分が「かわいいな」と思ってしまう子ばかりに手をかけてしまい「ひいき保育」になってしまう。それをベテランの先輩保育士に相談したところ「1年目はそれでいい。その子以外の子たちを自分たちが見ればいいから」と言ってくれた。普通なら、「もっと色んな子と関わって」と言われそうなところだが、先輩のフォロー力を感じた。

自分の趣味が「コケいじり」なのだが、それを保育園の環境作りの一つとして、コケの展示棚を用意してもらった。趣味を活かしてくれる。

新人さんが共通して言っていたことは「先輩のフォロー力のすごさを感じた」ということでした。

という発表を行ってきたそうです。

自分の1年目を考えるとそんな発表ができるほどの技量や、新人さんたちのような感性を持っていなかったなと感じつつ、西村君をはじめ今年の新人さんと楽しく保育ができることにわくわくします!

 

そして今回のメニューは、西村君の実家から頂いた「鯛茶漬け」「うちわエビの刺身」と「厚揚げの煮物」「大根サラダ」「豆腐のふわふわ焼き」「アオサの味噌汁」でした。

デザートは小松崎tが持ってきてくれた地元のイチゴでした。(報告者 柿崎)

本日の豪華な食事

本日の豪華な食事

茨城県鉾田市のいちご

茨城県鉾田市のいちご

チームワークの大切さとそれぞれの役割

 

今回は

塾長がいただいた蟹で蟹鍋を作りました。前回のカニ料理の際に、食べてはいけない「ふんどし」という部分を食べてお腹を壊した塾生がいた為、慎重な調理となりました。

夕食後は塾生の誕生日ということもあり、ドッキリありの特製ケーキを頂きました。

 

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今回の報告は

西村による長崎の県大会の報告から始まりました。

長崎の平戸で行われた県大会。なんと参加者は350人もいたそうです。

その中で、塾生の西村はこんなことを話す機会があったそうです。

 

「僕はまだ新人なので、どうしても自分の好きな子ばかりかまってしまう。」

そのことをせいがの先輩保育士に相談した時こう言ってくれたそうです。

「新人の時は自分の好きな子をとことん可愛がればいい。他の子は先輩の僕たちが見れるから。」

 

普通だと、自分の好き嫌いで保育をするのではなく、色んな子も見なければいけないと声掛けするところが多いでしょう。

 

『ベテランが後輩のやりたいことをしっかりサポートすることによって、今度は後輩が先輩になった時も同じことをしてあげられる。』

 

そんな所に、せいがの新人育成の大切なところがあると塾長は言われました。

 

 

もう一つ、塾長の講演や出張に、臥竜塾生がついていけるのにも、チームワークがあると塾長は言われます。

 

一緒についていく臥竜塾生が頑張っているのではなく、残って保育をしている職員が気持ちよく送り出してくれる。

つい最近も、そんなことを象徴しているようなことが土曜日にもあり、急な外出にも、職員が保育は自分たちだけで大丈夫だから行っておいでとすぐに声をかけてくれる。そんな声がせいがのいろんなところで聞こえる。これは本当にチームワークがいいからこそできることです。

 

 

そして話題は、今日あった篠原学園の取材の話に映りました。

何年か前にもあったのですが、今回は塾生の小松崎、若林、西村と職員の一人が参加しました。

 

内容は、篠原学園に入学し、保育を目指す高校生に向けてのパンフレットやメッセージを、篠原学園の現役生徒と対談形式で行った取材でした。

 

話の中で面白かったのが、保育士を目指す生徒のほとんどがどこかで、保育園の宿場体験を経験しているということでした。今回対談に参加した生徒の4人も、3人が保育園の職場体験を経験したことがありました。

 

対談では

「子どもとの関わりにおいて大切にしていることは?」

 

それに対して

小松崎  子どものやっていることには意味がある。素直に受け止めるようにしている。

西村   自分は用務なので、保育士よりも少し近い存在で接するようにしている。

若林   子ども同士、子どもだけの環境を大切にしている。

と答えたそうです。

 

他にも、「学生時代にやっておいた方がいいことは?」「就職するためには?」 など

と色んな対談があったそうなのですが、詳しくはできあがった次年度用の篠原学園のパンフレットを確認してみてください。また、どこで使われているのかわかりませんが、それぞれの学生への熱いメッセージの動画も公開されるようです。

 

 

話変わって、塾長の用事で外出された時に、日頃お世話になっているカグヤさんに遊びに言った話もありました。突然の訪問に、社員の皆さんは驚かれていたそうです。そして、全社員に塾長がいらっしゃったことがしっかりとメールされたようです。最後に塾長はまた「お邪魔します」と予告をして帰られたそうです。ドキドキですね。

 

 

最後に、塾長に一緒について回る人についての話がありました。

もう早いもので、1代目山下、2代目柿崎、3代目西村ともう3代目になった付き人。

3代目となった今も、それぞれに役割があるそうです。

子どもができた山下には、子育てで遠くに出れず、園に残っているからこそ、園での来客対応などできる仕事がある。

また柿崎も全国を回っていろんなとこを見たからこそ、今度は調理の大事な役割をまかされている。

そして、西村はこれから何ができるか。

みんながそれぞれの役割を発揮できるのは、お互いがしっかりと仕事を引き継いで伝えることができたから。そして、周りが安心して出張に行かせてくれたから。

 

ある園で塾長はこんな話が聞いたそうです。

 

まだ年長を経験したことがない先生がどうしても年長組のクラスを持ちたい。しかし、その先生は字はきれいではない、言葉掛けが気になる、と周りからいろんなことを言われていたそうです。

どうしたらいいかと塾長が相談された時、こう答えられたそうです。

 

1つは、園全体で年長クラスの担任が偉いという雰囲気を作ってしまっていないか。

 

2つ目は、その人のいいところをしっかりと言えているか。

 

もし、しっかりといいところ、例えば優しいといった特徴を言えたなら、その優しさがこのクラス、メンバーに必要と、なぜそのクラスなのか、なぜそこに必要とされているか、と役割がわかる。悪いところを言うのではなく、いいところを活かせるようにする。

 

そしてそれぞれの立場、役割をみんながわかると、チームワークが活きる。

子どもがいる人は早く帰り、そして家に帰ってから残っているみんなに感謝ができる。

 

また、せいがでチームワークがいいことの一つに、山下の存在も大きいという話も出ました。塾長だったらこう考えるかなと、様々な場面において塾長の考えを伝えてくれる。

塾長とせいがの職員とのつながりを絶妙な位置で取り持ってくれる。

 

それは仏教のお釈迦様における多聞天の存在にも似ているそうです。

 

見守る保育において、チームワークの大切さ、自分の役割をしっかりと考えようと思う臥竜塾でした。              (報告者 西田)

人に教えること

塾長の言葉でこんな言葉があります。
「人から教わるより、教えた方が学びは大きい」
これは塾長の講演や話を聞いたことがある人ならば知っている有名な言葉です。

今週の月曜日~水曜日とGT環境セミナーがありました。今回も初日の見学に約60名、3日目は半分の30名ほど見学に来られました。

その際に見学者からの質問は「保育説明員」という役割の人を各フロアに設けて、
何か聞きたいことがある方は保育士は保育をして質問に答えることが難しいので、説明員に質問するという体制をとっています。
私も説明員として主に345歳のフロアに環境マイスター(用務員です)として環境の説明として立っています。
私なりに今まで塾長から学んだことを説明させていただいています。
なかなか面白いのが、セミナーの種類によって質問内容が違うことです。
当たり前ですが、サミットは園長先生方の参加者が多いので、理念的な質問やチームワーク(人間関係)の質問が多いのに比べて、
環境セミナーは保育士の先生方が多いので具体的な方法論の質問が多いです。
本多君が「どういう質問が多いの?」と聞かれたので、今日の議論はその質問内容について話し合う事になりました。

質問内容としてよく聞かれる内容は…
・移行について
・行事
・書類
・ゾーン(保育室)の作り方
・先輩、後輩の関係
・遊びの偏り
などが多く聞かれます。
今回は「遊びの偏り」について詳しくさせていただきます。

まず345歳の子ども達は朝の会で保育室で遊ぶか、外に散歩に行くか決ます。

その時に外が好きな子どもはずっと外を選ぶし、室内が好きな子どもはずっと室内を選んでしまい、遊びが偏ってしまわないか?
という内容です。確かにそれはあるのかもしれませんね。
その質問に対して私が答える例として、確かに偏るかもしれませんが、ちゃんと子ども達を見ていると自分で調整して、
外が好きな子どもも時々は室内を選ぶし、室内が好きな子どもも時々は外に行くので、案外、大人が思っている以上に子ども達は自分で調整していると思います、と…。

よく塾長の講演でお話される事で子どもの情緒が安定している時というのは何も椅子に座っておとなしくしている状態が情緒の安定しているのではない、

もしかしたら外で走り回っている事で心が落ち着く子どももいるはず。

また塾長がドイツの話でこんな話をして下さいました。
ドイツでは全員で外に行く時があるそうで、その理由としては外気や日光に浴びることが目的のようです。

と言うのもドイツは日照時間が短いようで太陽が出ている時間が限られているそうです。
なので全員で一斉に外に出るようです。ただ日本と違うのは、外は体を動かす事が目的にしています。
ドイツでも外が苦手な子どものために、日陰でくつろげる場所を設けたりと、ちゃんと環境を用意しているようです。
実際に私もドイツ研修に行った際に日陰で静かにたたずんでいる子どもを見かけました。
どうしても、私たちは癒しの空間と言われると室内の一角に設けがちですか、ドイツでは屋外にもちゃんと癒しの空間を設けているのですね。
また今回のセミナーから西村君が塾長の助手として初めて最初から最後まで参加しましたが、
その中で「刷り込み」という言葉をよく耳にしたそうで、「刷り込み」とは何か?と疑問を持ったようです。
本人としては「思い込み」という意味で理解しているそうですが、これに対して小松崎くんが
版画を例に刷り込みについて答えていました。
版画は一度、刷ってしまうと白紙に版画の跡が残る、しかし間違って刷ってしまうと跡を消すことはとても難しいように、
考え方も一度、頭の中に入った考え方があると、それが頭の中に強く残ってしまい、それを変えるにはとても難しい・・・と。
版画を例に出すのは、さすが小松崎君です。
さらに塾長が話されたのは、「間違った目で見てしまう」ということです。
一度頭の中に入ってしまった考え方が、もし間違っていると、その考え方で物事見たり、考えてしまうので、
全てが間違ってしまう恐れがあるということです。
よく言うのは好きな色を答える時に、男の子は青で、女の子は赤が好きと言うことです。
塾長のブログでを読みながら思うことですが、
いかに自分が持っている刷り込みを減らし、物事を新鮮に見るかが大切だと思いました。
来年度から塾生がとうとう講座を開いてしまいますが、
冒頭に書いたように、教えることのほうが遥かに学びは大きいです。
と言うのも、それに向けて今以上に学び、自分の中で考え方を整理しなければいけません。
そういう意味では、塾生としては、今までと同じような学び方ではいけませんね・・・。
さてさて少し不安がよぎる報告になってしまったので、メニュー紹介です。
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まずメイン料理は北九州は小倉市の「焼きうどん」です。
焼きうどんと聞くと、まぁ想像できると思いますが、今回の焼きうどんは私が今まで食べた中では別格でした!
ソースはもちろん美味しいのですが、麺が印象強く残っています・・・。
そもそも焼きうどんは小倉発祥だそうです。どうりで伝統の味がしました・・・。
次は大阪で有名な「点々の一口餃子」です。
名前のとおり一口で食べれるくらいの大きさの餃子です。
小さいからといって侮るなかれ!この美味しさは百聞は一見にしかず、大阪に行かれたら購入してみては?
あとは少し前に名古屋の味噌カツの味噌が余っていたので、
その味噌をリメイクし刻みネギを入れて焼きおにぎりにしました。
今回は全国各地の名産が集まった、とても豪華な食事でした。
そしてデザートは・・・マダムシンコ!!
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に見立てたバームクーヘンです。
セミナーの時に塾長の知り合いの園長先生からバームクーヘンをいただき、
先週にマダムシンコを食べたので、もしかしたらできるのでは?と塾長が言ったところ、
柿崎くんが「余裕ですよ」の一言。
普通はグラニュー糖を使うそうですが、体のことを考えて「てんさい」を購入しました。
バームクーヘンの上にてんさいを散らし、その上からシナモンをふりかけ、
ガスバーナーで焦がし完成しました!
早速、塾長が食べてみたところ「微妙・・・」の一言(笑)
私も早速食べて、本当はどうなのか?と思い食べてみると・・・「微妙」の一言でした。
次回からはデザートのうでも磨かないといけませんね・・・。
(投稿者 山下祐)

「潜龍」から「見龍」へ2

11月11日の生臥竜塾

 

今回の生臥竜塾報告は夕飯メニューから紹介させていただきます。

今回のメニューは飛騨高山地方の郷土料理の朴葉みそとカニカマの酢の物、油揚げと豆腐のお味噌汁です。

 

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メニュー

    

朴葉みそとは、自家製の味噌にネギなどの薬味、椎茸などの山菜、茸をからめたものを朴の葉に載せて焼いて食べるものです。

今回は朴の葉に特性の味噌とネギ、椎茸、獅子唐、牛肉を載せ、焼いて美味しくいただきました。

 

本多先生によると人生のTOP3に入る美味しさとのことでした。

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朴葉みそ

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火を入れる前の朴葉みそ

塾生一同、感動の一品でした。

そしてデザートに移ります。

11月11日と言えば…?

そう!ポッキー!…ではなく、マダムシンコのマダムブリュレです!

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マダムブリュレ

 

1日限定50食と、とてもレアな一品をいただくことができました。

こちらも朴葉みそに引けを取らず美味でした。

そして11月12日はカッキ―こと柿崎先生のBirthdayということで今回の生臥竜塾は柿崎先生の誕生日祝いも兼ねて行われました。

改めましてカッキ―さん!お誕生日おめでとうございます!

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Birthdayケーキ

 

続きまして、前回の生臥竜塾で来年度より、ギビングツリーの研究生として、年10回行われる講座を担当することになり、その分担を決めた事と講座の主な流れについて小松崎先生が報告してくださいましたが、今回の話し合いで多少の変更と何月にどのテーマを誰が話すかを決めたので再度報告させていただきます。

4月 【環境の面から】  担当:山下・西村

5月 【乳児】      担当:西田

6月 【異年齢】     担当:本多・小松崎

7月 【チームワーク】  担当:西田

9月 【食育】      担当:柿崎

10月【行事・書類】    担当:若林・本多

11月【海外の保育】    担当:山下

12月【文字・数・科学】  担当:小松崎

1月 【保幼小の連携】  担当:若林

2月 【共通理解】    担当:邨橋

 

となりました。また、行われる曜日は今のところ火曜日に統一し、時間は18002000を予定しています。

また、前回の報告にも書かれている通り、講座は変わらず、初めの1時間は担当者から話をして、残りの1時間は受講者同士でのディスカッション形式をとる予定です。

この講座を通して、学びをより深く、そしてGT仲間としての共通理解も深めていければと思いますので、興味のある方で参加可能な方はぜひご参加ください!お待ちしております。

今後変更があった場合は、今回同様に生臥竜塾報告にてお知らせ致しますので宜しくお願い致します。

最後にこの11月に塾長の出張に2回同行する西村先生の抱負で締まります。

西村:「園長先生の出張に同行する際は、変に気負わずに楽しんでこようと思います!」

塾長:「挨拶の際に話す内容を決めておいたら?」

     「例えば、新宿せいがに入って…とか」

西村:「そうですね…」

そこで、K先生が

K:「以前俺に言ったことを言えばいいんじゃない?」と一言。

そのときの会話は…

K:「なんでそんなにいつも笑ってるの?」

西村:「毎日が楽しいからです!」

西村先生曰く、それをなぜかと考えたときに、

西村:「新宿せいがでの仕事は趣味等、なんでも仕事として取り入れる事ができると気付いた!だから毎日笑って楽しく仕事ができているのだと思います。」

と答えたそうです。いや~深いですね。

私自身、なぜこんなに仕事が楽しいのか気付かさてもらった一言でした。

しかし、こんな素晴らしい会話にもしっかりとオチがあるのが塾生同士の会話です。

その会話は出勤したての朝の更衣室で交わされた会話で、そのときいつも通りニコニコと笑っている西村先生とK先生は相反する表情だったそうです。

そう!K先生は朝に弱く、朝なのにいつも通り元気でニコニコ笑っている西村先生に、なぜ朝なのにいつも通りニコニコしていられるのか聞きたかったのです!

さて、このK先生とは誰でしょうか?(ヒント:塾生です。)

(報告者 若林)

「潜龍」から「見龍」へ

11月4日(火)の生臥竜塾
 
 ついに、『潜龍』である臥竜塾生も、次のステップである『見龍』へと変わる時がきたのでしょうか。
 
 来年度より、ギビングツリーの研究生として、年10回行われる講座を担当することになりました!内容は各々の得意分野などを活かし、新宿せいが保育園4F会議室にて、1講座2時間(予定)を受け持ちます。日程などの詳細はこれから決めていきますが、大まかな講座テーマは下記の通りです。
 
「環境の面から」  山下・西村
「文字・数・科学」 小松崎
「チームワーク」  西田
「保幼小の連携」  若林
「海外の保育」   本多
「食育」      柿崎
「書類面」     西田・小松崎
「行事」      山下・若林
「異年齢」     本多・小松崎
「乳児」      西田・若林
 
 講座は、初めの1時間は担当者から話をして、残りの1時間は受講者同士でのディスカッション形式をとる予定です。また、その講座は基本的に年間を通して行いますが、単発での受講も可能です。
 
 冒頭にも書いたように、「まだ力を蓄えている段階で、自分の力をひけらかすことはせず、あせらず、じっと我慢をする時期」であった『潜龍』から、「モデルを徹底的に真似していき、様々な方との出会いで得たことを実直に実行する時期」である『見龍』へと変わるため、この機会は私たち塾生にとって大きな意味を持っています。主に、実践を通した報告と、それらから得た学びなどをお話させて頂き、何よりも“保育の楽しさ”が伝わればなと考えています。受講者のみなさんの「安心基地」のような存在でもあり、明日からの保育に多くの希望が持てるような講座を作り上げていきたいですね!
 
 また、ギビングツリーの仲間が、海外に保育園を作る計画を進めているという話を聞き、みなで盛り上がっていました。その話題では、一人の塾生に話題が集中し、「じゃあ◯◯先生、出向で行けば?」とか、「確かに顔は◯◯(国名)顔ですものね!」などと、多いにいじられていました。塾長の著書は、すでに3カ国語に訳されており、海外での支持も受けています。今後、このような動きが増えていくと思うと夢がふくらみ、気分は高まる一方です。
 
 そして今回は、料理をしている様子を載せたいと思います。週に一回、このように塾生みんなで料理をしているので、自ずと腕も磨かれていきます。
チャーハンに入れるピーマン
チャーハンに入れるピーマン
 そんな切り物をしている最中、本日は西田氏と本多氏で「あそこの環境、もっとこうしたらどうかな?」とか「そう、あそこ変えたいんだけども、もっといい方法ないかな?」、「来年に向けてこうしたらいいんじゃない?」など、保育の話を何気なくしています。同じ釜の飯を食うということは、作業を分担しながらも、互いの意志を共有し、同じビジョンに向かっているかの確認をすると共に、多くの安心を得られる場でもあります。また、そのようなリラックスできる場だからこそ生まれるアイディアというものもあるので、このような時間があるということは素晴らしいことだと改めて感じました。
 
 今回のメニューは、以前熊本の外部塾生からお土産として頂いた「豚骨ラーメン」に、先日塾長と本多氏が熊本出張で買ってきた“馬のタン”を入れました。また、同時に高菜もお土産に買ってきてくれたので、高菜キムチチャーハンにして美味しく頂きました!
 
黒亭ラーメン
黒亭ラーメン
 
馬タン
馬タン
 
 
本日のメニュー
本日のメニュー
 
食後のほうじ茶
食後のほうじ茶
(報告者 小松崎高司)

医食同源

10月28日の臥竜塾報告は、メニューから紹介したいと思います。

今回のメニューは、先日塾長と徳島県へ園内研修に行った際のお土産として買ってきた名産の「半田そうめん」と園内研修を行った保育園さんから頂いた「すだち」を旬のさんまと、そうめんにかけて食べました。

お土産の半田そうめんと頂いたすだち

お土産の半田そうめんと頂いたすだち

緑の方は鳴門の若芽を練りこんだ半田そうめんと旬のさんま

緑の方は鳴門の若芽を練りこんだ半田そうめんと旬のさんま

すだちは徳島県原産の香酸柑橘で、徳島県を代表する特産物です。すだちの花は県の花にも指定されていて、古くから家庭料理の調味料として愛用されていたそうです。また、クエン酸が多く含まれていることから疲労回復効果や、すだちに含まれているカリウムには体内の塩分を排出させる効果があるそうです。

そんな食事の最中に本多君が「俺、さんまって背骨まで食べるんだよね」と一言。みんなで背骨まで食べる本多君を「スゲーなぁ」とみんなで言いつつ、どこまで食べるかという話題になりました。内臓の苦みが好きという塾長や、目玉を食べる西村君、内臓は苦いからという事で身だけ食べ、内臓部分を背骨で覆い隠す小松崎君などみんな様々な食べ方でした。昔誰かが「魚の食べ方でその人がわかる」と言っていたくらい一匹の魚で性格が出るのだなと感じました。

そして食べながらこんな話にもなりました。以前塾長が出した『保育としての「食育」』という本の中に書かれていた石塚左玄という人の話です。彼は、江戸末期の嘉永4年(1851年)に産まれた人なのですが、後に「食養学」という学問を提唱します。その中で「一物全体論」という考え方がありそれは、生命あるものを丸ごと食べるという考え方でした。まさに今回のさんまをどこまで食べるかではないですが、中国で言う「医食同源」と同じように「肝臓を食べると肝臓に効く」「脳を食べると脳にいい」「心臓を食べると心臓によい」といった考えも含め食べる事の大切さを改めて感じました。

他にも食養学から「人類穀食動物論」つまり、人間の歯は穀物を噛む臼歯、野菜を噛む門歯、肉を噛み切る犬歯の歯の割合でそれらを食べるべきという話し。

また、「身土不二論」は自分が住んでいる土地で採れたものをその旬で食べる事は、栄養価が高く新鮮なため、健康につながるという考え方を学びました。

 

今回のヘルシーメニューだったことと、食からの健康についての話題になったのは実は、塾長と本多君が職員健康診断を翌日に控えているからという事だったのです。

他のみんなは31日に受けるという事で、「医食同源」を学んだ今回の臥竜塾でした。(報告者 柿崎)

学び合う

10月21日の生臥竜塾
二回目の塾の報告をさせてもらいますが、やはり緊張します…
つたない文章になると思いますがどうかお付き合いください。

今回の塾には塾長がされている臥竜塾のコメンテーターでもあるお二人が来られました。
お二人は日曜日から東京に来られ、水曜日まで新宿せいが保育園で実習を行っています。
一人の方は数年前にも新宿せいが保育園で実習を行った方ですが、もう一人の方は初めて新宿せいが保育園に来られたそうです。

ご飯を作る所からご一緒させてもらい、とても気さくなお二人。
いつも会っているかのような会話が行き交っていました。
食事中も楽しく食事をすることが出来ました。

ご飯も食べ終わり、実習の感想や臥竜塾に参加してみての感想を聞く機会が設けられました。

まずは、以前にも新宿せいが保育園で実習したことがある方の感想です。

「実習するにあたって自分なりに何を見てくるかを考えてから望みました。」とのことです。
その見る視点というのは、以前塾長がお二人の園を訪れた際にこんなことをおっしゃっていたそうです。

「年長さんが年長らしくないね。もっと任せていいのでは」だったそうです。
それを踏まえ、新宿せいが保育園ではどういった子どもとの関わりをしているのかを意識して見たそうです。

実際見てみた感想はこちらです。
「子どもと先生の距離感が絶妙でした」
説明として…
・0、1歳クラスは何かあったらすぐ手の届く所に先生がいること
・2歳クラスはすぐに声をかけられる距離に先生がいること
・幼児クラスになると子どもから離れた状態に先生がいること
といったようにその年にあった関わりを感じたようです。

また幼児クラスの先生は子どものやる気を引き出させる声の掛け方をしていたようです。
客観的に見られることで私たちもどんな保育をしているのかがわかり、参考になります。

そこで気になるのが子どもに任せるにはどうすればいいのかですね…
塾生である本多に直接質問が来ました。

が…

本多、答えられずでした…。

そこで塾長の解説が入ります。(塾長の言葉を借り説明させてもらいます)

昔はガキ大将がいましたが、それをなくそうという時期があったようです。
しかし、ガキ大将のようなリーダーをなくすのではなく大切なのは、弱い人を助けること、年下の子を助けることが良いリーダーなんだと言うことを伝えることです。

お手伝い保育でもそうですが、子どもはやってあげることが好きです。
ただやってあげることを続けるのではなく下の子の気持ちに気づけることが大事になってきます。
気持ちに気づくというのは気持ちを持っている人にしかできないことです。
お手伝い保育の自己評価でも子どもの気持ちに気づくことができた?という項目があります。
その子どもの気持ちに気づく意識が出てきたときに年長らしくなるようです。
そしてそこで大事なのがその意識が出てきた時にすかさず褒めてあげることが大事です。

というお話でした。
私自身、心で大きく頷き、良い学びとなりました。
すかさず実践して行こうと思っております!

続いて、初めて新宿せいが保育園に来られた方の感想です。

日曜日に外から見させてもらい、外のビオトープがあるとこから、地域に呼びかけている様子、地域の方が寄れるような環境が用意されているんだなということを感じ、翌日実際に中を見ることがより楽しみになったそうです。

実際に見てみた感想はこちらです。
「細部までこだわっていて、子どもの高さに合わせて環境が用意されていました」
「抜け目がないくらいに思えました」「子どもにとって良い環境である」ということをおっしゃってくださいました。

他にも具体的に0、1歳の部屋を中心に見て、先生の動きも見ていたようです。
子どもがお部屋から出て行っても(目の届く所)目はしっかりと子どもを追っていてその出て行ったことに対しても意味があることを理解しているので、見守ることが出来、子どもも最後にはしっかりとお部屋に戻って来ていたそうです。
その一連の流れを見ることで子どもを信頼していることがわかったそうです。

また印象的だったことがもう一つあったそうです。

1歳児クラスの新宿せいが保育園のある先生が、
「火曜日はよく興奮してケガをすることが多い。だから自分も子どもたちと一緒に遊ぶことを意識している」
と会話の中で聞いたようです。
このことに対し、保育の深さと人的環境の良さを感じたそうです。
こういったことを聞ける塾生も良い学びができていることは間違いありません。

新宿せいが保育園、全体の感想としては、
「先生たちがリラックス出来る空間があり、リラックスしてるからのびのび出来ることが伝わって来る」です。

そして塾生へ、こんな質問がきました。

「若い後輩への接し方、後輩のやる気が出るようにするにはどんな雰囲気作りをしていますか?」

それに対し塾生である若林が答えます。

「後輩の立場から自分は二年目ですが失敗しても後ろでしっかりサポートしてくれる先輩がいます。自分もそんなサポートができるようになりたいと思っています」

そこから本多にも同じ質問が来ます。
「私もクラスに後輩ができることで子どもと同じくらいどうしたら後輩が働きやすいかを日々考えています。後輩の提案を肯定し、どんなことがフォローできるかを考えています」と答えました。

しかし、次に塾長の実践が一番ためになるものでした。

塾長の実践は、職員からの提案をいいねというのではなく一緒にやることから始まります。
それは言葉で命令するのではなく、それを一緒にやることで見本を見せ、モデルになるということです。
そうすることでこうすればいいのかという職員の発見に繋がります。
後輩の提案も同じように一緒にやることが先輩の役目であることを痛感できるお話となりました。

といった感じで進んで行く生臥竜塾でした。

実習にきていただいた先生に感想を聞くこと、質問を受け答えることで客観的に自分の園のこと、自分のことを省みることができ、とてもよい学びとなります。
今回来て頂いた先生お二人に感謝したいと思っています。

つたない文章で申し訳ありませんでした。

最後になりますが本日のメニューになります。
本日は豚肉と白菜のミルフィーユ鍋、長芋のゆずこしょう和え、焼きなす、かりかりじゃこのおろし醤油、白菜のサラダ、最後に雑炊です。盛りだくさんなメニューでしたが、今回は10人の男性がいたのでペロリでした!
食後のデザートはコーヒーと一緒にシュークリームとエクレア、1つだけプリンがあり、みんなで争奪戦でした。笑
今回も全て美味しく頂きました。

本日のご飯

本日のご飯

〆の雑炊

〆の雑炊

(報告者 本多悠里)