医食同源

このエントリーをはてなブックマークに追加

10月28日の臥竜塾報告は、メニューから紹介したいと思います。

今回のメニューは、先日塾長と徳島県へ園内研修に行った際のお土産として買ってきた名産の「半田そうめん」と園内研修を行った保育園さんから頂いた「すだち」を旬のさんまと、そうめんにかけて食べました。

お土産の半田そうめんと頂いたすだち

お土産の半田そうめんと頂いたすだち

緑の方は鳴門の若芽を練りこんだ半田そうめんと旬のさんま

緑の方は鳴門の若芽を練りこんだ半田そうめんと旬のさんま

すだちは徳島県原産の香酸柑橘で、徳島県を代表する特産物です。すだちの花は県の花にも指定されていて、古くから家庭料理の調味料として愛用されていたそうです。また、クエン酸が多く含まれていることから疲労回復効果や、すだちに含まれているカリウムには体内の塩分を排出させる効果があるそうです。

そんな食事の最中に本多君が「俺、さんまって背骨まで食べるんだよね」と一言。みんなで背骨まで食べる本多君を「スゲーなぁ」とみんなで言いつつ、どこまで食べるかという話題になりました。内臓の苦みが好きという塾長や、目玉を食べる西村君、内臓は苦いからという事で身だけ食べ、内臓部分を背骨で覆い隠す小松崎君などみんな様々な食べ方でした。昔誰かが「魚の食べ方でその人がわかる」と言っていたくらい一匹の魚で性格が出るのだなと感じました。

そして食べながらこんな話にもなりました。以前塾長が出した『保育としての「食育」』という本の中に書かれていた石塚左玄という人の話です。彼は、江戸末期の嘉永4年(1851年)に産まれた人なのですが、後に「食養学」という学問を提唱します。その中で「一物全体論」という考え方がありそれは、生命あるものを丸ごと食べるという考え方でした。まさに今回のさんまをどこまで食べるかではないですが、中国で言う「医食同源」と同じように「肝臓を食べると肝臓に効く」「脳を食べると脳にいい」「心臓を食べると心臓によい」といった考えも含め食べる事の大切さを改めて感じました。

他にも食養学から「人類穀食動物論」つまり、人間の歯は穀物を噛む臼歯、野菜を噛む門歯、肉を噛み切る犬歯の歯の割合でそれらを食べるべきという話し。

また、「身土不二論」は自分が住んでいる土地で採れたものをその旬で食べる事は、栄養価が高く新鮮なため、健康につながるという考え方を学びました。

 

今回のヘルシーメニューだったことと、食からの健康についての話題になったのは実は、塾長と本多君が職員健康診断を翌日に控えているからという事だったのです。

他のみんなは31日に受けるという事で、「医食同源」を学んだ今回の臥竜塾でした。(報告者 柿崎)

医食同源」への2件のフィードバック

  1. 遊歩道から下を見る、鳴門海峡。やはり徳島県でしたか!きっと、とても、高いのでしょうね。高所恐怖症ですが、ちょっと興味があるのが不思議です。私はさんまは大好きです(脂がのっていますから!)が、骨も、目玉も、内臓も食べないですね。園で、今度さんまが出るはずなので、ちょっとそのあたりの部位に挑戦してみようと思います。そういえば、確か釣りバカ日誌で浜ちゃんがスーさんの食べ残した魚をくれと言うシーンがあります。きちんと食べてやるのが魚への供養だと浜ちゃんが言うのですが、そんな姿は浜ちゃんという人を表しているのかもしれませんね。私は子どもの頃、テープが擦り切れるほど釣りバカ日誌を見ていたので、プロポーズの言葉も浜ちゃんがみち子さんに言ったことを言いたいなと思っていました。その内容が「僕はあなたをしあわせにする自信はありません。ですが、僕が幸せになる自信はあります。結婚してください」というものです。小さい頃からいつかこの言葉を言いたいと思っていました。さすがにこれは使いませんでしたが、大人になってこの言葉の深さが少し分かったような気がした時は嬉しかったです。って、全然違う話になっていました。いつもの悪い癖が出てしまいました。すいません!

  2.  報告、お疲れ様でした。僕もさんまは骨を気にせず食べるのですが、まさか背骨まで食べるとは流石本多先生ですね。時折胸を張ってとても姿勢の良い立ち方をされる時がありますが、医食同源、背骨にきっとさんまの背骨が効いていることですね。
     食べるということの大切さを、藤森先生の最近のブログから、またそのことで頭にスイッチが入っているのか、街角やテレビなど様々なところで食べることについての話題が挙っているように感じています。食べることは生きることの基本であると思います。健康診断の結果が待ち遠しいところですが、結果によらず、食に対して、健康に対して気を遣っていきたいと思う今日この頃です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です