今回は世界文化社にお勤めの宮城さんが塾に来てくださいました。宮城さんに関しては以前のブログを参考にしてただければ幸いです。そしてご結婚されたということで今回は臥竜塾からのお祝いとして好きな食べ物と治一郎のロールケーキをみんなでいただきました。宮城さんおめでとうございます!!
まず初めに1月の臥竜塾セミナーは「21世紀型保育のススメ3〜2歳児クラスの子どもたち〜」を2回に分けて塾生が発表するのでみんなでそのDVDを見て先生から補足、そして今現在の考えのレクチャーをいただきました。その部分をまとめて1月に発表できたらと思います。ですのでこの場では詳しい内容はお伝えできませんが、なぜ2歳児クラスだけ孤立しているのか、2歳児を丁寧にやるとこで今後にどんな影響があるのかといった2歳児クラスの基本的な考え方をわかりやすく解説できたらいいなと個人的には思います。それはかなり難しいことですが塾生なりに頑張りたいと思う次第です。参加してくださる方々よろしくお願いいたします。
そして出張報告は森口氏からございました。
足立区にある保育園に行ったのでお伝えしてくれました。どんなゾーンがあるのかを説明してくださり、段ボールを目一杯使って製作をしている様子(写真付き)があり、こんなことをあまりしていないからせいがでもやってみたいねと他園から学ぶことが多くあります。かなり細かい部分の環境をみてこんなところがいいねと話すことも非常に楽しい時間となります。各ゾーンもやはり見守る保育をしている以上同じ山を登っているのでそんな登り方があるのかと登り方の参考になることで、また明日の活力になっていることがわかります。写真がなくて申し訳ありません…。
食事の風景の画像では今回見学に行った際に大人の都合上子ども(0、1歳児)と一緒にご飯を食べることができず、ただ大人が子どもが食べるところを見ているところでした。本来は一緒に食べているのですが今回そんなような光景を目にした森口氏はやはり、その光景は異常であったと報告しています。確かに監視のようになってしまい、一緒にご飯を楽しむという目的とはかけ離れてしまうことがわかります。一緒に食べることで「これ美味しいね」と共感できることができなくなってしまいますし、見てるだけだとやたらとこう食べるのよと手を出したくなってしまうのではないでしょうか。ある程度、自分が食べることで子ども自身も自分で食べようという気になるのではないかと個人的に思う次第です。塾生からは違和感しかないねーという言葉も出ていました。
見学後藤森先生による講演があり、その中で森口氏の印象に残った言葉をお伝えします。
講演の中でなぜ「見守る」なのか…
藤森先生からの言葉
「見守る保育はどんなものなのか語れなくいていい。子どもが生き生きして、保育者も生き生きしていればそれでいい。それが最大の目的である。」
「見守るという言葉が先にきてはいけない」
森口氏はこの言葉から論理中心ということでは目の前の子どもたちが見えていないのではないかと感じたそうです。理屈も大事だがその理屈が大きすぎると目の前の子どもが見えなくなってしまうのではないか、そんなことをこの言葉から感じたそうです。確かに「見守る」という言葉は非常に奥が深く幅広いことでもあることから悩まれる方も多いのではないかと思います。その一人が私自身でもあります。子どもと先生が生き生きしていればいいというのは本当にわかりやすく新人の先生などはまずここから始められたらいいのかなと個人的には思う次第です。そして経験を重ねていくうちに少しずつ理解が進んでいくのではないでしょう。実際に私自身そうですし、今だにこれがそうだ!という確信はないのでずっと学び続けていくのだろうなと思っています。
報告者 本多悠里