職域別セミナーの今回の講師は、カーポラヴォーロの鳥海将彦さんでした。
塾長のお話から、その中でも印象的だったものが、
「自然に飼っている鶏の卵はアレルギーを起こさせない」
というもので、卵の中に純粋に含まれているものが反応してアレルギーを引き起こす、と思っていたのですが、実は肥料などから得た成分が卵に含まれ、それがアレルギーを引き起こす、という内容でした。自然な状況で育てられた豚が、屠殺場に運ばれる際に抵抗した話と重なります。電気ショックでトラックへ載せたものの、その後処理された肉の味や内臓の色などが普段と異なったという声があった、という内容で、その一瞬で受けたストレスが内臓にまで影響を与えるというのですから、普段の養育状況がどれだけの影響を与えているかは推して知るべしですね。
自然の木は自然に倒れて自然に還るのですが、例えば植林された杉などの木は自然に還りやすいものとは言いにくいようで、そういった国産材を用いた割り箸などは積極的に使った方がいいとのことでした。勉強になります。
しかしながら、口に入る全ての食べ物を、自然な状況で育てられたものにすることは、とても難しくなっているような時代に感じられます。
「全部完璧は無理だけど、少しは気をつけて」
そういった意識が大切であることを、塾長から改めて教わりました。
先日同行させていただいた、八王子は光明保育園への出張の報告をしました。
(報告 加藤)