11月20日の塾報告

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今回の塾は園における行事の話からはじまりました。

行事は 「メリハリと 変化」を生む大切な機会

藤森先生から、日々の生活は安心感を作る一方で、単調な毎日が続くと、子どもが本来もっている 探究心や好奇心 が生まれにくくなることがあるのではないか、そのため、行事で「特別な変化」を作り出し、子どもの心を揺さぶることが大切ではないかとありました。

また、人は遺伝的に「新しいものに慎重になる」性質を持っていますが、それ以外の場面では子どもはとても好奇心旺盛・
その変化を楽しめる環境づくりが大切だという話にもなりました。

行事の取り組みは「大人が作りすぎない」ことが鍵

こちらも藤森先生から、

劇などの活動では、セリフを一字一句覚えさせるのではなく、
ストーリーだけ伝え、表現は子どもに委ねる ことで、子ども自身の工夫や発見が生まれていく。

  • 同じ練習の繰り返しは飽きやすい
  • 変化を楽しむからこそ、子どもは面白さを感じる
  • 変顔やアドリブが好きなのも、まさに「変化」があるから
  • その“変化”を大人が全部用意すると負担が大きくなる。むしろ子どもに任せればいい

結果よりも 試行錯誤の過程こそが学び
身体表現を豊かにしたり、動物になりきってみたりする表現活動も大切にしていきたいという話がありました。

「ゾーン」やは空間の名前ではなく心理状態

またゾーンについての説明も藤森先生からありました。

絵本ゾーンや制作ゾーンなど、ゾーンは空間を設定すること自体が目的ではありません。
大切なのは、そこで子どもが 集中し、没頭しているかどうか

区切られた場所でなくても、
子どもが自然と集まり、夢中になる場所がゾーンになえう。

環境はきっかけにすぎず、
本当に大切なのは 子どもが熱中していること であり、
その場を「子ども自身と一緒につくっていく」ことが重要だという結論に至りました。

まとめ

今回の話し合いでは、

  • 行事は子どもに「変化」を提供する大切な機会
  • 大人が作り込みすぎず、子どもの工夫や探究を引き出す
  • 試行錯誤そのものが学びである
  • 子どもを信じて任せる姿勢を大事にしたい
  • ゾーンや環境は「子どもの心理状態」がつくるもの

といった点が共通理解として深まりました。

今後も、子どもが自ら発見し、喜び、学びにつながる行事や環境づくりを、みんなで話し合いながら試行錯誤をしながら、実践していきたいと思いました。

報告者 森口達也


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