マッサージ機

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以前に、私がおもちゃ美術館に行った際にこんな報告をさせて頂きました。木の車に対して、どう遊ぶかというレクチャーのもと、私がどう考えたかという報告です。

『例えば木の車のおもちゃを走らせるとき床を走らせるのではなく、子どもの体を走らせることでコミュニケーションが生まれるということでした。子どもにうつ伏せになってもらい、何人かで円を作ります。うつ伏せになってもらった背中を走らせることだ自分のところに車がくると自然と興奮し、笑い声が生まれるそうです。尚且つお尻を通る時は「おや、お山があるぞ」や頭を通るときに「大きな岩があって通れない」などいうことで子どもが意識して頭を下げ、平らにしようとしたりもするそうです。

私はこれを大人がやるのではなく、子ども同士にやってもらい、子ども同士が意図的に体を触れ合える体験も含めてやれることがいいのではないかとも感じました。』

といった報告でしたが、いつかやってみたいなぁと思っているところでした。

先日の小松崎氏の報告でありました、「発展土産」という中でどこかに行った際に保育を潤してくれる土産を紹介してくれていました。

その小松崎氏は他にもこんな物を(3.4.5歳クラス)に買ってきてくれていました。

画質が悪いですが…

画質が悪いですが…

これは単純にマッサージをする道具であります。

さすがですね、こんな風にやってみたいというものをこのタイミングで持ってきてくれるというのはまさに阿吽の呼吸ですね。笑

木の車ではありませんが、子ども同士で使うことで楽しい発展がありそうだということでさっそく保育の時に使いました。

夕方保育でこの道具を使ってお友だちの体をマッサージしてあげようというテーマで声をかけてみるとたくさんの子が集まってお友だち同士で楽しめました。

その様子がこちらですが、やはり、自然と笑顔になっている様子がわかります。

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ちなみに先生も子どもたちにやってもらい、身体をほぐしてもらいました。笑

こういったことでもコミュニケーションの一つとして使えることが見ていてよくわかりました。道具が少ないため、ある先生がなくても出来るマッサージを子どもに教えたりと発展していきます。そんな発展も楽しみの一つです。

このように意図して子ども同士が触れ合える環境を作ることで少し違った子どもの姿が見えました。

塾長や小松崎氏の土産というのはいつも保育に潤いを与えくれます。

この意識というのは私も見習い、常に持ち合わせていきたいものです。こうした保育園全体を考えられる職員が多いからこそ、保育が潤っていくのでしょうね。

土産を買ってきてくれる職員にはいつも感謝の気持ちでいっぱいです。

(報告者 本多悠里)

マッサージ機」への3件のフィードバック

  1. 「自然と笑顔になっている」というのがいいですね。子ども同士で触れ合う事が「笑顔」を生んでいるとすれば、たくさんそういった環境を整えなくてはいけませんね。1歳児クラスでも、マッサージを子どもにすると、くすぐったいのかモゾモゾっと笑顔になっていました。また、1歳児であっても、他児にマッサージを行おうとする姿が見られたのは驚きです。自分が感じた事を共有してもらいたい、相手はどんな反応をするのだろうかという思考から、コミュニケーション能力を学んでいるのですね。

  2. 私も子ども同士の関わり、肌と肌の触れ合いが生まれるような工夫、それを促す環境についてもうすこし意識していきたいなと思いました。マッサージ機を使ってもそのマッサージ機を通して自分以外の子の体の形、様子を感じることができますね。なんだかこのことがとてもいい経験になるように思いました。自分とは違う存在がいるということを体を通して感じることで、より強く印象に残るのかもしれませんね。また「こうした保育園全体を考えられる職員が多いからこそ、保育が潤っていくのでしょうね」という言葉もありました。このような思いを持っておられる職員の方がいるということもとても素晴らしいことですね。お互いを支え合いながら、お互いに協力しながら、楽しみながらという姿勢を感じます。

  3.  まさにマッサージゾーンですね。大人も子どもも思わず笑顔になってしまう取り組み、本当に素晴らしいと思います。
     マッサージというのは考えてみれば肌と肌との触れ合いが必須で、それはボディタッチ、スキンシップというものと密接な関係があるように思います。子ども達とこうして触れ合うことで、心が解け、また違った感覚で子ども達と触れ合うことができるようになりそうな気がしました。

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