食事の大切さ

いま食習慣の乱れで問題となっているのが、朝食の欠食率の高さです。つまり、朝食を「何も食べない」とか、「菓子や果物だけ」「サプリメントなどの錠剤だけ」という人が、大人のデータですが、20代の男性では3人に1人、20代女性は役4人に1人という高い割合になっているのです。

朝食を食べないでいると活動するためのエネルギー供給が不十分になる為、体調不良をおこしたり、脳へのエネルギーが不足し集中力がなくなるなどの問題が起きてしまいます。

大人であれば朝食を食べなくても、途中で何かを口にしたり早い昼食にしたりと、何かしらの手段があります。しかし、保育園児や学校生活を送る子どもたちは、いくらお腹が減ってもそのようなことができるわけがありません。

そして、朝食に限らず食の偏りは、子どもたちの体力や運動機能の低下、集中力や気力の低下、欲望がコントロールできずにキレやすい子どもが増えてきたという問題点は、このような食生活の乱れが影響していると言われています。また、以前書かせて頂いた「食育インストラクター」でも紹介をしたように、最近の少年犯罪などの非行に走ってしまう子の多くは、「話を聞いてみると、必ずと言っていいほど食生活が乱れている子が多い」という事例もあります。

 

保育園児ではまだそこまで多くはないと思いますが、小学生、中学生となり、塾などの習い事などで忙しくなったときに、食生活が乱れてしまう事があります。そうなるとどこかで食事を抜いてしまったり、偏った食事になってしまうことがあるのです。そのようになってしまわないように小さい頃からの食生活を大切にし、家族みんなで、そして保育園でもみんなで食事をしていくことが大切だと言えます。(報告者 柿崎敬史)

マタニティカフェ2

先々週の土曜日にまちにまった第一回のマタニティカフェが開催されました。

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そもそも妻がなぜこのような企画をしようと思ったのかというと、やはり自分の妊婦の時の経験だそうです。

やはり全てが初めてというのが一番の不安だったそうで、何か楽しく情報を収集出来る場所がないか?と探していたそうです。だから自分が妊娠~出産までの経験を少しでも役に立てようと思い、マタニティカフェを企画したそうです。 私は男性なので、妊婦の気持ちに共感しようと思っても限界があります。だからと言って女性でもやはり出産の経験がないと共感するのは難しいです。やはり経験した人にしか分からない境地だと思います・・・。

 

当日妻が出勤で私は仕事が休みでしたので息子と二人で過ごしていたためカフェの後半から参加しました。

保育園の4階会議室で行っていたので、恐る恐る会議室の扉を開けると5人の妊婦さんと、それぞれの旦那さんがいました。 おそらく時代もあるかと思いますが、マタニティカフェに夫婦で参加する家庭というのは、もしかしたら少し前ではありえない光景かもしません。 それだけ時代は父親の育児参加が必要となってきていると同時に、女性の社会進出が影響しているのかもしれません。 私個人としては、とても素敵な光景でした。参加されていたお父さんが方も、とても熱心な印象を受けましたので、 きっと夫婦共に協力しながら育児をされていくと思います。

 

先程も言いましたが、私はほぼ終盤に参加したので、どういったことを話したのか分からないので妻に聞きました。

 

まずはワークショップとして手作りのマラカスを作りました。

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そしてマラカス作りも終わり全員が揃ったらまずは自己紹介です。 ここで妻が驚いたのは、お父さんが、奥さんの名前、妊娠○ヶ月とお母さんでなく、お父さんが積極的に自己紹介をしていたそうです。私は妻に任せているでしょうね。

そして次に参加の理由を順番に聞いたところ、またもや驚くことが!

まず2組は保育園の付近に住んでいるので、チラシを見て。1組は違う区からの参加で、近々引越しを考えていて、その前に保育園を探しているときに新宿せいが保育園のホームページを見て参加。

1組はお母さんだけの参加でしたが園児のお母さん。

そして最後の1組が、塾長がせいがの森保育園で園長をされていた時の保護者が働いている会社の同僚でだったそうです!

しかも、その保護者のお父さんは新宿せいが保育園が開園して大変な時に定期的に様子を見に来てくれたり、初の父親保育の時の事前説明会の時にも来て下さり、父親保育の良さを伝えて下さったり、餅つきにも助けに来てくれたり・・・何かと私たちを励ましに来て下さった保護者の知り合いだったのです。「保育園に入れるなら新宿せいががいい!」とアドバイスをしたそうで、わざわざ引越してきたそうです・・・。 本当に凄い偶然というか、何というか・・・。ずっと縁があるのでしょうね。 どうやら、ほとんどの参加された方は、保育園をよく調べているそうで、様々なところから情報を得ているようで、いい保育園だと聞いて参加したなど、妻はとてもとても恐縮したとのことです。

 

自己紹介もほどほどに終わり、お母さん方の悩みや相談、聞きたいことに話題は移りました。

まずは、保育園からは私の妻を合わせて4人の職員が一緒に参加しました。 その内、一人は二人のお子さんを持つ保育士、もう一人は塾生の西田先生の奥さんと二人目の可愛い赤ちゃんです。

まずは遠い未来の話しをしてもイメージがつきにくいので、近い未来の話しをしたそうです。

妊娠中の過ごし方、出産の事、産後の過ごし方、そして保育園の話しなどです。 妻もマタニティカフェを企画したのは初めてですし、参加された皆様ももちろん初対面ということもあり、少し緊張した雰囲気だったそうです。 しかし、その雰囲気を一気に和ませてくれたのが、西田婦人です。

 

と言うのも、西田先生の奥様は時々、突拍子もない発言を急にすることがあり、 塾長も驚かされることもしばしば(笑)

しかし、それも緊張している雰囲気の時には抜群の能力を発揮してくれるのです。 もちろん時と場合によりますが・・・。

しかし今回に限っては、西田婦人のお陰さまで一気に場が和み、終始和気あいあいと和やかな雰囲気だったそうです。

 

それからは出産を間近に控えたお母さん方のリアルな悩み相談になり、まず一つが「立ち会い出産」をするかしないかです。

それに対して私の妻は、いてもいなくても変わらないと答えたそうです(笑) ただ精神的な支えにはなるそうです・・・本当ですかね・・・。

 

参加者の皆さんは初めての出産なので、色々な事が不安でいっぱいなようです。

しかしマタニティカフェの役割というのは出産に向けて前向きになれるような場にする必要があるのではないでしょうか?

私自身、マタニティーカフェでの新しい発見があったので紹介していきます。(報告者山下祐)

ちょっと変わった職員が考えるリーダー論 5 〝触媒というリーダー像〟

 〝触媒とは「化学反応の前後でそれ自身は変化しないが、反応の速度を変化させる物質」という意味ですが、英語の「catalyst」とは、時代の流れなどを,加速する働きをするものを指します。(中略)

現在、NHK大河ドラマ「花燃ゆ」という吉田松陰の末妹で、後に久坂玄瑞の妻となる杉文が主人公ですが、私は、この吉田松陰は「触媒」の役割をした代表的な人物だと思っています。ウィキペディアによると、触媒とは、「自発的に起こり得る反応の反応速度を増加させる」とあるように、自発的に学習しようとする子どもたちに対して、触媒としての教師は、相手の学習速度を高める存在になるということです。〟

ここには、学びたくなる環境があります。子ども達が塾頭との握手を望むように、僕も塾頭と手を取り合って前に進めることに大きな感動を覚えています。

渦には必ず中心があります。日本の保育の夜明けを目指して、塾頭を中心に、大きな渦をつくっていきたいと考えています。

(報告者 加藤 恭平)

単位展 4km

他にも、このような展示がありました。

紙の単位

A版

A版

B版

B版

【紙の規格サイズであるA判、B判は半分の半分の半分…と切っていっても長方形の比率がずっとかわりません。「A」「B」に付く数値は、サイズを切っていくほどに大きくなります。A判はもともとドイツの規格で、現在は国際規格。B判は日本の美濃紙をもとにつくられた規格です。】

ただ異なる紙を平行に並べるのではなく、立体的に積み上げてことで視覚的にも分かりやすく、また、インパクトのある展示になるのですね。非常に参考になります。

 

無印良品の単位

尺貫法を元に構成されたスケール

尺貫法を元に構成されたスケール

商品や並べ方を工夫するのみならず、その見せ方を工夫することで購買意欲を高め、商品そのものに付加価値を付け、癒し効果や安心感を生み出す展示へと変化させることが可能なのですね。

 

黄金比(1:1.618…)の単位

黄金比

黄金比

【古来より数学のみならず建築や美術に用いられてきた黄金比という美しい比率の中から偶然発見されたクマ。】

ぬいぐるみの中でも、よく「クマのぬいぐるみ」が子どもたちに人気なのには理由があったのですね。また、美しい比率ということもあって、子どもは生まれながらに美しい物とかを求め、美的感覚に優れているということが理解できます。逆に、子どもが持っているもの、求める物の中に、大人が未だ把握していない『美しいもの』があるのかもしれません。

 

命の単位

命の単位

命の単位

【いずれのほ乳類も、一生の間に打つ鼓動の回数は約20億回と言われています。身体が小さければ速く、大きければゆっくりと鼓動を打ちます。鼓動の速さはほ乳類の、物理的な時間とは違う命の単位とも言えます。聴診器を胸に当ててゾウ、ヒト、ネズミの鼓動を体験してみてください。】

左からゾウ、ヒト、ネズミの時間の進み具合を展示

左からゾウ、ヒト、ネズミの時間の進み具合を展示

ゾウが2km歩く時間感覚は、ヒトが4km歩く時間感覚に、ネズミに換算すれば40kmとなるということかもしれません。ゾウにはゾウの、ネズミにはネズミの時間が存在しています。このような違いは、ヒトの中でも見られるのではとも感じました。よく、多動な子を落ち着かせようと、あらゆる手を使いますが、多動な子どもは多動な時間で生きているわけで、そういった時間の中で気持ちよく過ごせるような環境を用意しなくてはいけないということであるようです。みんなよりも、行動も思考も遅い子どもは、そういった時間の中で生活をしているわけで、その時間を無理矢理速めようとする行為は、命を削る行為なのかもしれません。少々極端な考えですが、個々の発達を保障するとか、個人差に応じるというのは、“その子の時間を理解する”ということなのでしょう。

 

体の単位〈コップの中の空間〉

コップの中の空間

コップの中の空間

【人間にとっては水を飲むための小さなコップでも、蟻にとっては大きな家かもしれません。体の単位を変えて想像してみることで、身の回りの物の中に、たくさんの空間を発見する事ができます。】

去年度の成長展では、テーマが「共感」でした。そこで、子どもの世界に共感してみようということで、大人の湯のみ茶碗は、子どもにとってはどれくらいの大きさなのか、一般の雑巾のサイズは、子どもにとってはどのくらいに感じているのか、子どもの視野はどれくらいの範囲が見えているのか、子どもの目線カメラ映像から、子どもの目線にはどんなものが見えているのかなどの展示を行いました。それも、「体の単位を変える」という考え方であったのだと思います。そして、まさに『新たな気づきと創造性』をもたらす見方であったのだと感じました。

(報告者 小松崎高司)

2045年問題はすぐそこに・・・

最近の塾長の講演でよく耳にするのが、「2045年問題」です。

2045年問題とは、人工知能が人間の知能を上回る年だと言われています。どういうことかと言うと、最近よく使われているLINEというアプリですが、リクルートのアカウントは、自動会話ができるようになっています。今までも公式アカウントでは、こちら側からメッセージを送ると返事が返ってきていたのですが、会話にはならないことが多かったです。それが、ちゃんと会話になっているのです。また、ソフトバンクが出したロボット、pepperは、感情を持っており、表情や声からその人の感情を察する「感情認識機能」というものが備わっています。このように、意外と人口知能は身近なものになっています。そして、この人口知能やロボットが、少しずつ人間の仕事を奪っているのです。

そもそも、この2045年問題とは、アメリカの発明家である、レイ・カーツワイル氏が提唱したもので、コンピュータの処理能力が18か月で2倍になるという法則が今後も維持された場合、2045年には、全人類の能力を1台のコンピュータが上回ると言われています。

それが進んだ場合、コンピュータの人工知能化が急激に進み、いずれコンピュータがコンピュータを発明する時代となります。そうなれば、人工知能が新たな発明を生むため、人工知能は、人類最後の発明となるわけです。

そして、外に出てみると、コンピュータなど機械が人間に代わって仕事をしている光景をよく目にします。駅に行くと、自動券売機で切符が買えて、改札で切符を切るのも機械がやっています。今回私が、この2045年問題について書こうと思ったのが、近所のTSUTAYAに行って見たものに、ショックを受けたからです。それがこのセルフレジです。

 

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最近スーパーなんかにもありますが、これを見たときは、とてもショックでした。ほんのつい最近までは、人が操作していたレジが、セルフレジになっていたのです。つまり、従業員が前ほど必要じゃなくなったということで、人が機械に仕事を奪われたところを目の当たりにしたのです。

これを見たときに、2045年問題といいますが、もう遠い未来の話ではないということを感じました。これからは、仕事に限らず、コンピュータに代わることのできないものが何かということを考え、それを大切にしていかなければならないと思います。

 

西村 宗玲

父親体験保育@調理室

今、臥竜塾生ブログで加藤君が「父親体験報告1」という事で報告をしています。番外編というわけではありませんが、今回調理からの父親保育も報告させてもらおうと思います。

 

今回初めての試みをしました。父親保育を始めて8年目になりますが、お父さんの希望により父親保育に限らず、初めて保護者の方が厨房に入って調理をしました。

そのお父さんは、何回も父親体験保育に参加されていて、保育士は各年齢、そして園長代理まで体験された方だったので、「次は調理がしたい」という希望を園長と相談しOKが出たので今回初めての試みとなりました。

もちろん調理室に入るという事で検便はしてもらいました。検便の結果「陰性」という事でお知らせをし、そのお父さんから園長代理に「陰性」だったと報告のメールを出したつもりが、嬉しさからだったのか、保育園の保護者全員が見ることができるアドレスに送ってしまっていました(笑)

 

そんなこんなで、お父さんと当日どういったものが作りたいか相談をしたところ「ダシ」をテーマにメニューを考えたいという事でした。そして、考えたその日のメニューは、

ご飯、里芋の味噌汁、鮭の塩焼き、鶏肉と高野豆腐の煮物を作りました。至ってシンプルな和食ですが、味噌汁は子どももわかりやすいように、ダシの入っているものと、いないもので飲み比べをしてもらい出しの旨味を感じました。そして、鶏肉と高野豆腐の煮物は炒めるところから味付けまで全てお父さんに作ってもらいました。

鶏肉を炒めているお父さん

鶏肉を炒めているお父さん

また、食事の前にお父さんが3~5歳クラスで手作りの紙芝居を披露してくれました。内容はダシ(だし汁)の紹介と共に、人をダシに使うという意味の「ダシ」を意味違いで子どもたちに話し、理解できたのかはわかりませんが、子ども達以上に周りの大人が笑う事で楽しい雰囲気の中で食事をしました。

食事前に手作り紙芝居を読んでくれています

食事前に手作り紙芝居を読んでくれています

味噌汁はもちろん、お父さんの作ってくれた鶏肉と高野豆腐の煮物もたくさん食べていました。お父さんたちがいる事は日常とは違いますが、「楽しい」という環境は食事をする上でも子どもたちにとって、そして大人も働くうえでとても大切なことというのを実感しました。

来年度も調理を希望するお父さんがいたので、今回はとても良いきっかけ作りになり次は何ができるか、今から楽しみです! (報告者 柿崎敬史)

朝の保育園

子どもが産まれたことでしばらくブログへの投稿を休んでいたので、久しぶりのブログの投稿となります。

 

先日、これもまたひさしぶりに保育園の早番をやる機会がありました。

早番というと保育園で朝から子どもたちを受け入れるために、換気や掃除、おむつやタオルの準備など様々な準備をしなければいけません。そうした準備は、久しぶりでもなんとなく覚えていました。

 

ですが、ひさしぶりに見た朝の子どもたちの様子は、日中に見るとまったく違ったものでした。

 

その日、一番初めに保育園に来る子。もちろん日によって違うのですが、大好きな先生にあえて喜んで飛びついてくる子、他の子がいない様子に少し緊張気味の子、なかなか保護者と離れることができない子と様々です。

そこから少しずつ子どもが増えていきます。だいたい保育園の朝早い時間は、0歳から5歳まで一緒に過ごすことが多いのですが、その関わりもとても面白いです。

ある程度人数が揃ってくると、保護者と別れられずに泣いている子を助けてあげるような子が出てきたり、部屋の中で何して遊ぼうか迷っている子と遊んであげる子が出てきたり、驚くのはその関わりが全くかかわったことがない子でも起こることです。

 

そんな時に、ついつい思ってしまうのが、自分が子どもの立場だったらどう感じているのだろうなということです。

もし4歳ぐらいなら、、、泣いている子や、遊んでほしそうにしている子がたくさんいる環境に、色んな意味でやる気を持っていたでしょう。

もし1歳くらいなら、、、迷っていると助けてくれる人がいる、知らない子でも声をかけてくれてそこから仲良くなれる。

大人の世界でも、そうしたことはあるでしょうが、こうした環境が毎日、そして何度もあるということはそうそうないでしょう。

そう考えると、この瞬間の子どもたちの環境は本当にすごいものだなと感じてしまいます。

(報告者  西田)

単位展 3m

面白い展示を見つけました。

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これは、時計でしょうか…。時計が見えそうなところを見てみても、長針も短針も見当たりません。しばらく見ていると、なんと時計の中に“おじいさん”が現れてきました。すると、そのおじいさんは、黒のペンで、今の時間を示す長針と秒針を手書きで書き始めたのです。

時計の中におじいさん

時計の中におじいさん

時間が進むにつれて、消しては書いてを繰り返していました。まさに、手書きというアナログさとデジタル映像との融合であり、時間という単位を面白く表現した展示だなぁと感じました。

また、私が思っていた“時間”に対する考えも、ここで大きく変わることが出来ました。よく、「命と時間」は、誰もが平等に与えられたものであるとされています。つまり、時間は誰もが一緒で、変わることがないもので、決められているものであるということです。しかし、その「時間」を人間が書こうとする映像から、時間は決められているもの・やってくるもの・受け入れていくものとかではなく、『書き加えていくもの』であるのかなとも感じました。平等でありながらも、そこに向き合う時間は各々の自由であるということです。単位を通して、世界を平等にし、ただそれを受け入れるためのものではなく、その手段を通して、自分の生活に潤いと好奇心を書き加えていく、そんな「単位」という存在でもあるのでしょうか。

そして、どうして時計の中にいるのは「おじいさん」なんだ?…と考えていると、…そうか!「大きなのっぽの古時計」に出てくるのが“おじいさん”だからだ!!と…、一人で感動していました。(笑)こういったように、作者や企画者、また、目の前にいる相手が、どんな思いでそれらを構成し、作り上げていったのかをあれやこれやと考えること・知ろうとすることはとても楽しいです。それが、私の趣味なのかもしれません。

 

こんな展示もありました。

数字の階段

数字の階段

これらは、「1—100のものさがし」というもので、日常何気なく目にしている物や使用しているものなどの中から、1㎝の物から100㎝の物を1㎝刻みで探していった結果の展示でした。非常に面白いですね。単三電池が5㎝であることや、中濃ソース容器が10㎝であることを始めて知ったなんて方もいるのではと思います。そして、今「それを知ったところでどうなるの?」という疑問を抱いた方…。私も、そう思いました。しかし、3mくらい先を見て考えていると、きっと自分が話したいなぁ、知りたいなぁと思っていた人と自分との前に、ちょうど、単三電池や中濃ソースがあれば、その話題をきっかけにコミュニケーションがとれるかもしれないとも思ったのです。これも立派な、生活の潤いですね。

67㎝は募集中

67㎝と72㎝は募集中

そんな時、同時に、子どもたちがブロックゾーンで遊んでいる姿を思い出しました。あるブロックとあるブロックつなげたいのにうまく噛み合わず、どうしても崩れてしまう状況に陥った5歳児が、別の場所からそこに必要な幅であろう物を探し、そこに加え、挟み込むような形で作品を完成させていたのです。きっと、子どもたちは、単位というものを体で理解していっているのであろうなと感じたと同時に、これは園でもできるのではと思いました。

その名も、「保育園の1—100のものさがし」です。子どもの「これくらい・あれくらい」を実際に数字で知り、数という単位を、遊びを通して学ぶための環境です。具体的には、数個のメジャーと1—100の数字が書かれた大きな表があればすぐに行えます。子どもたちは、メジャーを持ちながら、様々な物の長さを測っていくでしょう。そして「5㎝あった!」などと見つけます。大きさ審査員である職員が特別なかっこいいメジャーで測り、厳正な審査を行います。「確かに、これは5㎝ですね。おめでとう!」と言って握手なんかして、デジカメでその物の写真を撮り、現像して表の「5㎝」の部分にそれを貼るのです。

1ー100のものさがし

1ー100のものさがし

慣れてきたら、審査員を子どもがしたり、単位を「色」や「形」、「重さ」などと派生していっても面白いですね。今年のテーマが「伝統」ということもあり、貫という重さや尺という長さの『尺貫法』についての体験ができる環境にしてもいいですね。また、これは、興味がある3・4・5歳児全員が対象であり、「表をみんなで完成させよう!」という共通のゴールを目指した、一種の協力ゲームでもあると思います。

単位展から、このような保育の形も想像できました。

(報告者 小松崎高司)

試行錯誤

最近はよく職員でゾーンの環境について話し合う機会が多くあります。

新しい環境を作るにあたり、難しく感じることも多くありますが、ワクワクする気持ちも多くあります。
ただ、アイディアがまだ乏しい私は様々な先生からアイディアを盗んでいこうと日々他の先生をたくさん見ています。笑
その中で気になる環境の作り方をしている先生を見かけました。
今年度から製作ゾーンが新しくなり、色鉛筆を置く場所であったり、ハサミを置く場所、素材を置く場所など、どこになにがあったら子どもたちにとって良いのかなど、基本的な部分から設定していくことをやっています。
もうだいぶ定着はしてきましたが、まだまだといったところです。
この基本的な部分を設定するのは実にワクワクします。初めから作れるということに私は楽しさを覚えています。
以前、細かいですが色鉛筆はどう置こうかとなど悩んでいました。あまりにも上手に色鉛筆が片付けられないことから子どもたちが「わかりにく環境にしてしまっているね」という考察にいたり、環境の見直しにかかります。
するとある日こんな光景が目に入ってきました。
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この写真はある先生がこれは「見やすい?」「これはどう?」と聞きながら環境を設定していました。
子どもも「これの方がいいんじゃない?」と素直にやりやすい方法を提案していました。
私たちが頭の中でこうしたらわかりやすいと考えたとしても実際に環境に働きかけるのは子どもたち自身であることは言うまでもありません。
その子どもたちにどんなことが良いか素直に聞いてみてから環境を設定することも大事なことなのかもしれないと思えました。
子どもの姿からどんな環境を設定していくかというのは基本的な部分で忘れてはいけないところです。最近その考えが薄れてきてしまっていたのは反省すべきところですが、改めて環境を設定することの大切さを身を持って体験しています。
子どもの姿から環境を計画していく、
Do See Planから子どもたちの環境を設定していく上で当たり前のことなのかもしれませんが、直接細かい部分まで一緒に考えてやる姿勢というのは私にとってはとても新しいものでした。
より細かい部分を一緒に考えることの方が合理的なのかもしれませんね。
その一緒に考えた環境はこれからの子どもの姿をまた考察し、どうしていくを考えることも楽しみの一つでもあります。
子どもたちの意見を上手く取り入れ、大人の良いと思うところを上手くすり合わせながら現在は試行錯誤を重ねながら環境を設定しています。
その試行錯誤からの発見というのはより良い環境を作るための階段であるように思いますのでどんどんそういった取り組みを重ねていき、行動に移していきたいと思える出来事でした。
(報告者 本多悠里)

行事ってこんなに楽しい!父親体験保育報告 1

先日、父親体験保育が開催されました。参加されたお父さんはOBの方も含めると約40名、子ども達も土曜日に関わらず80名以上の参加があり、大盛況で幕を閉じました。

父親体験保育については、藤森先生が10年間毎日更新されている『臥竜塾ブログ』の中で、詳しく解説されていますので、臥竜塾ブログの検索スペースに『父親保育』と入れて検索してみてください。

さて、今年もまた数々のドラマがありました。

写真と共に紹介していこうと思います。

「おはようございまーす」「よろしくお願いしまーす」

「おはようございまーす」「よろしくお願いしまーす」

まずはガムテープを見えやすいところに貼っていただき、名前を書いていただきます。

こちらから何も言わなくても、「名前をお願いしまーす」と、お父さん方から発信して下さり、とても段取りよく進んでいきます。

何度も参加されているお父さんの経験値に脱帽してしまいます。

「今日はよろしくお願いしますね」

「今日はよろしくお願いしますね」

「何か仕事はありますか?」とお父さん方からお声掛けをいただきました。布おむつを畳んでいただいています。

挨拶や日常の話などをしながら、良い雰囲気です。

そして、朝の大きな仕事の一つと言えば、〝受け入れ〟ですね。

来てみたらお父さんだらけ(笑)の空間に、びっくりする子ももちろんいます。

そこでまた、ドラマが生まれるのです。

「そうだよね、お母さんがいいよね」

「そうだよね、お母さんがいいよね」

そして、数分後。

受け入れ後、お父さん先生が選んだ絵本を読んでいます。

受け入れ後、お父さん先生が選んだ絵本を読んでいます。

「よし、もう大丈夫だね」「今日一日よろしくね」

「よし、もう大丈夫だね」「今日一日よろしくね」

このお父さん先生は、父親保育には欠かせない常連の方でもあり、今回はにこにこ組のリーダーのお役目を務めて下さいました。

抱きかかえられている子も2歳児クラスの子です。こんなやりとりからも、瞬く間に、子ども達との信頼関係を築いていくのですから、驚いてしまいます。本当に勉強になります。

一方職員室では、藤森先生を迎えて朝会が行われました。

〝園長代理〟のお父さん先生が、いつもは藤森先生が座られている椅子に座って朝会が始まります

〝園長代理〟のお父さん先生が、いつもは藤森先生が座られている椅子に座って朝会が始まります

司会の方は、今回初の試みの一つ〝OBのお父さん先生の参加〟による、お父さんです。

お子さんが新宿せいが保育園を卒園して尚、保育園に、また、父親保育に思い入れがあり、

今回初めてOB枠を設けさせていただき、肩書きとしては、『名誉顧問』『オブザーバー』という形で、参加をしていただきました。

藤森先生は、この朝会で最初にお話をいただいた後すぐに島根へご出張に行かれています。

滞在時間はなんと約10分!

ご多忙にも関わらずこうして、藤森先生にご出席いただくことで、指揮が高まるということを本当に感じました。

園長代理からもご挨拶をいただき、いよいよ父親保育開催です!!!

 

(報告者 加藤 恭平)