学童の子どもたちと近くの公園へ遊びに行った際に面白い遊びの発展が見られました。
シーソーの遊具がその公園にあり、女の子4人でその遊具で遊んでいた際に私が
「AちゃんとBちゃんよりCちゃんとDちゃんの方が少し下に傾いているね。」と言うとDちゃんが
「私はクラスで背の順が後ろから3番目だからAちゃんBちゃんCちゃんよりも重いの!」と言いました。すると背の順をお互いに言い合い、
「じゃあAちゃんとCちゃんを交換すれば同じになるってことじゃない?」とBちゃんが提案します。
その案に他の子が賛同し、再度チャレンジ。
しかし結果はあまり変わらず…
この日は全員で公園に遊びに来たのではなく、選択制にしていたため、他に女の子がおらず、男の子たちは鬼ごっこに夢中であったため、そこでこの遊びは終わってしまいました。
しかし、その後に4人で話し合ったらしく、その話し合いで出た答えを私に言いに来てくれました。
「背の順で○番目のEちゃんをAちゃんかBちゃんのところに入れれば同じになると思うの!だから今度この公園に遊びにきたらもう1回やってみる!」と言ってきました。
今回の遊びの発展に、私がかけた声かけは最初の1度きりで、その後のやりとりは全て4人の子どもたちだけでのものです。
私の1回の声かけでこうも遊びが発展するのだと保育者の声かけの重要性を感じたと共に子どもたちの探究心に驚いた出来事でした。
しかし、今回は背の順と体重が比例すると思い込んだ末の結論となってしまっています。
次回にEちゃんを交えてチャレンジした際、子どもたちはどのような結論を見出すのでしょうか。
楽しみです。
願わくは、同じにならず、再び子どもたちが考える機会となり、大人を介せずに子どもたちだけで背の順と体重は比例しないという結論に至ってくれたらと思っています。
そうなるとその後この遊びはどう発展するのでしょうか。
どう転んでも良い学びとなるよう見守り、時には子どもたちの探究心、好奇心を擽る声かけができたらと思います。
(投稿者 若林)