先日、遅遅番(12:00から20:30までの出勤の番)で、我らが誇るベテランの先生と一緒になりました。
普段からその先生の面白さ、ユーモア溢れるその一端には、毎日触れていたつもりだったのですが(笑)この日の出来事は、是非とも報告せねばと思い、筆をとりました。
遅遅番では、〝戸締り〟というなんとも魅力的な夜だけの活動(?笑)があります。
ちょっと特別な感じで子ども達とエレベーターに乗ってみたり、敢えて電気を全部消して肝試し風にしてみたりと、各々先生方それぞれに楽しまれているかと思うのですが、僕の場合は電気を全部消して楽しんでいます(笑)
今回の主役はにこにこ組(2歳児クラス)の青い服の男の子(以下 青くん)です。行きたいんだけどちょっぴり怖くて…でも行きたいんだよな…というような複雑な表情が滲み出ていますね。
これ、短い時間ながら声を録音する機能がついています。カラスの声(?笑)のような声に加工されてしまうのですが、録音の仕方次第ではっきりと聞き取ることができます。
「おばけこないでー。」(笑)
武器(?笑)を手に入れ、同時に勇気を手に入れた青くん。
エレベーターを降りると、そこは闇の世界…
一歩歩く毎にボタンを連射していました(笑)
11年目に入られました藤森先生が毎日欠かさず更新されています『臥竜塾』ブログ2013年3月8日『ユーモア』の中でこう書かれています。
〝私の園の職員が、「どんな時に幸せを感じるか?」という問いに対して、「朝起きて、今日も園に行ける!と思うときに幸せを感じる。」と言いました。逆に、最近多い「現代うつ」と言われる若者は、朝起きて、今日も職場に行くと思うと気持ちが悪くなるようです。また、家を出るまではいいのですが、次第に職場に近づくにつれて具合が悪くなると言います。職場が居心地がいいのか、居心地が悪いのかは、その職場の雰囲気が大きな要素になります。
そして、その職場が楽しいと、いい仕事ができます。脳科学では、気分がいいと、ヒトは最高の能力を発揮しますし、頭の回転が速くなり、情報の理解力が上がり、複雑な問題にも正しい判断を下すことができ、考え方も柔軟になることがわかっています。明るい雰囲気のもとでは、人は他人や物事をより前向きに見ることができます。そうなると、自分の目標達成能力についても楽観的に考えられるようになり、創造性や決断力が向上し、他人の役に立とうとする意欲も高まります。「仕事はつらいもの」とどこか思っている節があります。我慢して働くことが偉いと思う人がいます。しかし、悲観的な見方や、暗い職場は、効率が悪いのです。笑いは、不真面目ととらえ、ユーモアはふざけていると捉える人がいます。
職場におけるユーモアの研究によれば、タイミングの良いジョークや陽気な笑いは、創造性を刺激し、コミュニケーションの端緒を開き、一体感や信頼感を強め、仕事をより楽しくしてくれると言います。交渉の途中に楽しいジョークが出れば、金銭的譲歩を引き出せる可能性も大きくなると言います。この良い雰囲気は、チームにおいては特に重要だと言われています。リーダーがチームを熱意と協調の雰囲気に導けるかどうかで成功が左右されるのです。そうではなく、集団内に感情の葛藤があってメンバーの注意力やエネルギーが共通の目標からそれるようなことになれば、業績に悪影響が及ぶのです。研究によると、全体的な雰囲気が前向きな経営陣ほど、よく強調しあい、業績も良いことがわかっています。別の言い方をすると、仲の悪いトップによる経営が長くなればなるほど、全体の採算は悪くなるのです。〟
思わず人がクスッとしてしまうようなユーモアを多分に生み出す人がトップにいるからこそ、新宿せいが保育園はいつも笑いに溢れ、楽しい話題に事欠かない毎日を送れるのだと思います。
そんなユーモアたっぷりな先輩の姿勢を見て、改めて先輩方から学ぶことの多さに気付かされるような、そんな出来事でした。
(報告者 加藤恭平)
ユーモアを先輩の先生から学ぶことができるというのはとても素晴らしいことだと思います。そして、それは自分もそういう風になりたいと思える存在の方が近くにおられるというのはこんなに嬉しいことはありませんね。センスのいい、タイミングのいいユーモアを言えることは簡単なことではありませんね。そして、それは場の雰囲気を感じるとても高度な力でもありますね。ユーモアを意識してくださる方は全体のことにも目をむけてくださっているのかもしれませんね。そんな方がおられる職場の雰囲気は楽しくなりますね。「職場におけるユーモアの研究によれば、タイミングの良いジョークや陽気な笑いは、創造性を刺激し、コミュニケーションの端緒を開き、一体感や信頼感を強め、仕事をより楽しくしてくれると言います」そんなセンスのいいユーモアを私も身に付けたいです。