夏が過ぎ、スイカの季節が終わろうとしていることを園庭のスイカが教えてくれました。
今年は、スイカにとても活躍してもらいました。最後に、子ども達の忘れられない笑顔をスイカが作ってくれたことを写真と共に報告させていただきます。
皆で園庭に集まりました。期待に膨んだ表情をしています。
「次に何か楽しいことがある!」という期待感が、子どもの「待とう!」と思う気持ちを育みます。
毎日、給食前、おやつ前に皆で「いただきます!」をする為に、お喋りしたりしながらを待つ経験を重ねています。
このような積み重ねが、子ども達に〝待つ〟ことの意欲を持たせ、また、このような機会でその積み重ねてきたことの成果を見せてくれるのだなぁと感じたりしました。
皆で美味しくいただきました。
さて恒例の塗り絵タイム。スイカの塗り絵に人気が集まります。
すると、テーブルの反対側で「これ◯◯ちゃんのだよ!」と声が。
ちょっと見せて、と声をかけると手をどけて見せてくれました。
確かにその子の名前の中には〝す〟が入っています。子どもの発見の面白さに小さな感動を覚えると同時に、意図せぬところで、繋がりが生まれていることを教えてくれる子ども達に、感謝の気持ちが湧いてきます。多岐にわたって子ども達の環境をデザインしてくれる西村先生、山下先生が中心となって植えてくれたスイカが、このような発展を生み、また、子ども達に、夏ならではの喜びを文字通り味合わせてくれました。多くの人の関わりの中で、子ども達が育まれていることを改めて感じさせてくれた取り組みでした。
これで、今年のスイカ報告は以上です。最後に絵本係として、スイカを題材にこのようなボードをつくったので紹介させてください。
また来年のスイカの季節が楽しみです。
(報告者 加藤恭平)
これから、スイカ栽培が恒例となっていきそうですね。食を通して保育を行うという実践が、そのまま忠実に再現されているような印象を受けました。また、報告の中に『「次に何か楽しいことがある!」という期待感が、子どもの「待とう!」と思う気持ちを育みます』とあったように、食育には多くの「待つ」機会があり、そこを大切にするのが重要であるのですね。
その季節、その時期によって収穫できるものや味わえるもの、鑑賞できるものは様々ですね。先日、走っている時にみかけた彼岸花が今日はもう枯れかけていました。少し寂しさを感じながらもまた来年も見れるといいなと思いました。スイカもまた夏を感じるものですね。夏の時期にとれるスイカをみんなで味わい、そして、スイカについての話題で盛り上がる、スイカを通して日常を楽しむというのはとても幸せなことじゃないかなと感じました。秋には秋の楽しみがあり、冬には冬の楽しみがあるはずです。それを見つけながら、楽しさを共有していくという生活はとても美しい日常ではないかと思います。人生を楽しむヒントが詰まっている報告にも思えました!