私事なのですが、10月から新宿せいが保育園で再び働かせていただいています。
1年半ぶりに戻ってきたのですが、色んな変化があり、勉強させられるばかりなのですが、ついこの間、すごく驚いたことがありました。
それは、戻ってきてから、初めて0,1歳の部屋に保育に入った時に、子どもたちがだれも泣かなかったということです。
3、4,5歳児クラスぐらいからだと、まだ私がいた時を覚えていて、普通に話しかけてくれます。
ですが、初めて会う0,1歳の子どもたちが誰も泣かずに一緒に遊んでくれるとは思いませんでした。
中には「だれなのかなー」と、私のことを見つけて警戒する0歳さんもいたのですが、しっかりと自分で慣れている先生を探し、その近くに位置取りながら観察していました。
考えてみれば、新宿せいが保育園では朝夕の保育中に違うクラスの職員と関わりがあったり、時間が空いた時間に保育室に来てくれる調理の職員いたり、看護や事務の職員など、40人近い大人が子どもたちそれぞれと関わっています。
40人近い人と関わること、それは大人の生活の中でも多いと感じるのに、0~5歳の間にそれが経験でき、普通のことになっているというのは、とてもいい経験だなと感じます。
そんな中、3,4,5歳のクラスには何人か、警戒をしたまま近くに寄ってこない子もいました。もちろん、それもどうするのかな~とその子どもたちの様子を見ているのですが、そんな様子を見ていてあることを思い出しました。
以前、NHKのヒューマンという番組で
紛争地域に入った軍隊が言葉も通じない環境で一触即発の空気の中、そこにいる民衆とどう向き合ったかというシーンでした。得も言われぬ空気の中、そこにいる軍隊がとった行動は「みんなで笑う」ということでした。「笑顔」見せることで、その場の空気は穏やかになり、そこをやり過ごすことができたそうです。
子どもたちの警戒と、紛争はだいぶ違うかもしれませんが、「笑顔」を見せながらゆっくり仲良くなっていきたいと思います。
(報告者 西田 泰幸)
子どもたちにとって保育園や共に過ごす先生方の存在が安心できるものになっているのでしょうね。自分で保育園の雰囲気を感じ取る力を持つことも大切ですが、第3者的な人が見る園の様子も客観的で的確な見方をしてくださるのかもしれませんね。そんな方の意見というのは大切にしなければいけないなと感じました。NHKのヒューマンでのその場面、思い出しました!笑顔というのは本当にいいですね。笑って過ごせるような人生を歩むためにも、笑顔になれるような人との付き合い方やまた誰かの笑顔を生み出せるような存在になりたいなと思いました。偉そうなことを言ってしまいましたが、まずは私がニコニコしていようかなと思います。案外、ニコニコしているのも難しい時がありますよね(^^)
笑顔がとても大切なものであることを改めて感じます。努力をして無理にすると却って相手を不快にさせてしまうと聞いたことがあり、西田先生のように心から楽しんでいるというのでしょうか、内面が穏やかで軽やかな状態で自然と笑みがこぼれてくるようなそんな笑顔がいいと思います。ですが、中々難しい場面もありますね。そんな時こそ笑顔笑顔ですね。
西田先生の報告に躍動感を感じ、なんだか読んでいてとても明るい前向きな気持ちになりました。