夜は、2部屋を予約していただき、藤森先生の就寝される方の部屋で、皆で軽くお酒を飲みながら、談笑をしました。
そこで、西田先生に塾生からプレゼント。車の免許を取得中の西田先生にキーケースをあげました。
開けてみるとそこには予想以上にリーズナブルな風合いのキーケースが…
そういうサプライズが、特に塾長と塾頭は大好きです(笑)
驚いていただいたところに、誰もがご存知有名ブランドのキーケースを渡したのでした。
そんなサプライズもあり、夜は深まっていくのでした。
そして次の朝。
マイナスイオンを全身に浴びて出発!!!
電車の扉が閉まり、走り出す電車を追いかけようと電車に合わせて早歩きになる塾頭山下祐先生。
感動の別れ…と思いきや旧ブレーキ!(塾頭が!笑)
最後まで笑いを届けてくれる塾頭山下祐先生でした。
電車は、箱根美術館(http://www.moaart.or.jp/hakone/)のある、『強羅駅』を目指します。
先頭が入れ替わる為、色んな景色を見ることができます。
藤森先生のお茶目な姿を披露してしまいました(笑)
そこから歩いて1分もかからない所に〝箱根美術館〟がありました。
館内は基本的に写真禁止だったのですが、縄文時代の火焔土器や土偶、桃山時代の陶器など、魅力溢れる館内をゆっくり歩いて行きました。
そしてまた散策へ。少しすると、見えてくる茶室〝真和亭〟(http://www.moaart.or.jp/hakone/space.html#teapint)にて、御茶を一杯いただきました。
本多先生も脱帽の空間でした。
11年目に入られました藤森先生が毎日欠かさず更新されています『臥竜塾』ブログ2014年7月18日『理念と美』(http://www.caguya.co.jp/blog_hoiku/archives/2014/07/理念と美.html)の中でこう書かれています。
〝保育園、幼稚園という建物は、子どもを収容する箱ではありません。そこで、子どもが生活し、子ども同士の触れ合いの中で学習していく場なのです。再三このブログでも強調していますが、ドイツでは、「建物は第二の教師である」という感覚を持ちます。だからといって、機能的であればいいということではありません。機能を追求していくと、そこには「美」が生まれると思っています。そしてその美は、周りに攻撃的に存在するのではなく、周りと調和をし、周りと一体となって新たな美を産みだします。その環境をの調和によって新たな美を作り出す技を、私は日本人が世界の中で優れている民俗な気がします。それは、四季があり、豊かな自然に囲まれているからでしょう。また、鋭く、細やかな感性も日本人は持ち合わせている気がします。
私は、それらを、茶室から強く感じます。〟
本当に美しい空間で、藤森先生の仰るように、このような空間、環境の中で育てば、心穏やかで、豊かな人柄になっていくのだろうなぁ、と漠然とながら思えてきます。「建物は第二の教師である」という言葉通り、保育園の園舎というものの重要性を、日本は改めて見直す必要があるようにとても感じます。
そんなことを思いながら、それぞれに御茶を楽しみ、ほっと心を和ませたのでした。
(報告者 加藤恭平)