先日、私がつとめる、大阪の保育園に市の方々が見学とともに保育のことについて訪ねてきました。今後の認定こども園化に向けて、同じ経営である幼稚園の姉妹園である保育園での保育方針、保育方法はどうしているのかを実際見てみたいということでした。
この保育園は昨年度の後半から0.1歳児の環境を見直し始めました。そして、今年度から新園舎に建て替えることになり、まずは仮設園舎で全クラス、藤森先生の「見守る保育」の形を目指して、保育を立て直してきました。今月ついに新園舎が完成し、実際に保育が始まるところです。まだまだ、職員の先生方はみな手探りであり、研修や意見交換をもとに考えを整理し、模索している途中です。
そんな中、市の職員の訪問でした。話をしていて、市の職員の方々が一番食いついたのは、「こどもの発達を保証する環境をいかに作るか」。その話をもとに仮園舎、新園舎の見学を行い、環境をどうつくっていくかの話をしました。動かせる家具を置くことでフレキシブルに環境を変えることでき、子どもたちに合わせた環境が作れるようになることや保育所保育指針のこどもの発達過程をもとに置くおもちゃの考えなど、新宿せいが保育園で学んだこと、ここでの実践をもとに市役所の職員の方々と見ていきました。
人に説明するのは、うまくいかない部分もあり、自分の勉強不足な部分を確認する良い機会にもなりました。「人は十を知って、一(いち)話す」という言葉を藤森先生から新宿せいが時代に習ったこともあり、人にはなすことで、より自分自身の勉強になったように思います。
こうやって、学んだことが少しずつ波をおこし、それが波紋になってくれるといいなと思います。そして、やってきたことや学んだことは間違っていなかった。それ以上に必要とされているということを強く感じます。そして、行政との連携がもっと大切になるということも同時に感じます。あまり、行政の方々に良いイメージがなかった私としては、しっかりと保育の話をすれば、理解してくれる人たちはその中にもたくさんいるということを知る機会にもなりました。もっと、地域が乳幼児期の子どもたちに向くようになってくるといいですね。(投稿者 邨橋)
自分の思っていることを相手に伝えるのは難しいですね。私は誰かに自分の考えていることを伝えるのがうまくありません。まだまだ理解していないということなのかもしれませんね。「十を知って一話す」私もその大切さをある人から教えてもらいました。その言葉をこれからも大切にしていきたいです。邨橋さんの姿も陰ながら応援しております!
素晴らしい実践ですね。ブログを読んでいて鳥肌が立ってしまいました。
藤森先生の教えを体現し、実行する。難しさの中に真のやりがいを感じておられる様子が伝わってきます。
しっかりと保育の話をすれば、理解してくれる人たちはその中にもたくさんいるとの言葉を受けて、希望のような明るい気持ちが湧いてきました。
僕もぜひ応援をさせて下さい!