NHKスペシャル『ママたちが非常事態!?最新科学で迫るニッポンの子育て』
番組も後半の後半。完結編です。
夫の身としては、感じ入るものがあります(笑)
番組は、科学的に解明してくれました。
〝愛情のホルモン〟〝絆を強めるホルモン〟、また〝幸せホルモン〟として知られてきたオキシトシンというホルモンが、人の体内にあります。
そのホルモンは、すなわち〝愛情と攻撃性〟を兼ね備えている、ということが、科学的に解明されたのです。
それは、出産期、また出産後に、赤ちゃんを〝敵から守る〟為に必要であった、と言います。
番組はそれを〝子どもを守る為の戦略〟と表現していました。
そのような作用が、夫へのイライラとして表出される、ということでした。
目から鱗とはこのことで、なるほど、そういう性質があるのですね。
番組は展開されていきます。
出産後、未熟な夫(?笑)を前にしても女性は、あるタイミングの時には、とてもリラックスできる時間があるそうです。
藤森先生が、昨年の園のテーマにされていた〝共感〟が一つのキーワードになっています。
具体的に言うと、〝気持ちに寄り添って聞いてあげる〟〝すごいよっておかあさんを認めてあげる〟ということであると思います。
藤森先生は「保育園に子どもを預けている時期のお母さんは、もしかしたら、人生で一番イライラしてしまう時期にあたるのかもしれない。保育園はそんな保護者の思いを、〝聞く〟ことだけでも、役割になっているね。」と仰っていました。
そして、「イチイチめげていたら、生きていけないね。」と添えて下さいました。
本当ですね。保護者からのクレームが多い園があるとして、そんな保育園さんの肩の荷が降りるのではないか、と感じるような言葉だと思います。
このような言葉で、番組は締めくくられていました。
世の中が、お母さんにも、お父さんにも優しい社会になっていくことを願いつつ、また、僕らの大きな仕事の一つとして、そのお手伝いをこれからもしていけることに誇りと喜びを感じつつ、この度の報告を終えたいと思います。
(報告者 加藤恭平)
出産後にイライラしてしまう女性の性質は「子どもを守るための戦略」だったというのは本当に目から鱗ですね!そのことを科学的に理解することの大切さを感じるとともに、出産後に奥さんから敵だと思われてしまうような行動をしないように気をつけないといけないなと思いました。そしてそれは、「共感」ということがキーワードになってくるのですね。この共感は出産期だけではなく、日頃から大切になってきますね。日頃から意識していないとなかなかその時に実践することはできないかもしれません。共感する姿勢、大切にしていきます。そして、藤森先生が言われた保育園の役割もしっかり意識していきたいです。「イチイチめげていたら、生きていけないね。」という言葉にもグッときました。