大阪
先日、塾長の大阪出張に同行させてもらいました。
その際に訪れたのが、ある幼稚園と保育園です。その幼稚園、保育園は以前新宿せいが保育園で働いておられ、臥竜塾の大先輩でもある邨橋先生が副園長先生をされているご実家の園です。
現在、邨橋先生は幼稚園の方の副園長先生ということなのですが、その幼稚園の環境を見学させていただきました。
(正式には幼保連携型子ども園になります)
まず、幼稚園でありながらオープンスペースで、子どもたちが3.4.5歳の異年齢で過ごしているということに驚きました。まだまだ課題はたくさんあるということを言われていましたが、このように実際に実践しておられるということがすごいことだなと感じました。
いくつか写真を撮らせていただいたので、写真で環境の紹介をしたいと思います。
水耕栽培ができるケースが3つ置かれていました。邨橋先生も「これ、結構いいんだよね」と気に入られているようでした。
そして、立派な日本庭園がありました!この日本庭園は2階から1階に降りる階段からも見ることができますし、子どもたちがお昼寝をしていたところからも見ることができたり、相談室からも見ることができます。この日本庭園が様々な場所から自然と目に入ってきます。日本庭園を見ることで自然と落ち着く効果もあるのではないかと感じました。
少し前に増築されたということもあり、環境の随所に遊び心やこだわりがありました。天井にはこのような頑丈なものが。ここにハンモックやブランコをくくりつけて遊べるようになっているそうです。
トイレもとても清潔感のある空間でした。たくさん並べられた観葉植物も素敵ですね。また、ガラス張りになっていることで、外側からもこの観葉植物が目に入るので、外も中も気持ち良くなりますね。
戸も活動によってガラスの部分にできたり、閉じたりもできます。
このようなスペースもワクワクしますね。
また、乳児クラスも見学させていただきました。ロフトがあったり、ままごとができるゾーンがあったりと心地よさそうな空間が広がっていました。乳児の先生の中には邨橋先生の奥様であり、以前新宿せいがで働かれていた先生もおられます。とても印象的だったのが、子どもたちがとても落ち着いているということでした。他の子が手を洗っているのを後ろで待っている子や、着替えを終えた子がテーブルで絵本を見ながら待っている様子など、子どもたちが自分で行動している姿を感じました。
そして、一番テンションが上がったのが、園庭の環境です!
築山といった体を動かして遊ぶ環境があったり、木々が沢山あり、緑もあり、影もある環境でした。何より興奮したのがこのビオトープです!川魚、小川、ため池、用水路好きの私にとってはワクワクするような環境でした。ビオトープの中には沢山のメダカが泳いでいましたし、知らず知らずのうちにタニシやヤゴといった生き物も見られるようになったそうです。まさに生態系を感じることのできる環境でした。また、地中にためている雨水をポンプで引き上げ、ビオトープの中へそそぐここともできるのです。これは楽しそうですよね!雨水なので、雨が降っていない時期は水が出てきませんが、そんなことも感じて欲しいと邨橋先生も言われていました。
亀が暮らしているこの環境も子どもたちがいつでも見ることができそうで、いいなと思いました。
簡単な報告ではありますが、
ご実家に戻られ、見守る保育を広めよう、実践しようとされている邨橋先生の姿勢からたくさんの力をいただいた今回の出張でした。
報告者 森口達也