先日から毎日プールに入って楽しんでいます。
以前報告をさせていただきました園庭は、塾頭山下先生と西村先生のお力で、素晴らしい園庭になりました。
2歳児クラスの園庭の脇には、ブルーベリーが植えられ、トマトが植えられ、その向かいにはなんとスイカが植えられました。
スイカを育てるということが自分の経験の中になかったもので、果たしてきちんと育つものなのかなぁと半ば疑問に思っていた部分もあったのですが(笑)
なんとまぁ、見事に大きくなりました!
するとその数分後、職員の悲鳴(笑 嘘です)が。なんと、ある子が収穫してしまいました。
正確には勢いでもいでしまったのですが、ここは大人の対応をと思い、とりあえず穏やかにそのスイカを確保。
それをおやつの時間に割ってみることにしました。
中の色は、白でした。香りはスイカで、味はスイカとズッキーニの中間のような感じで、「美味しい!」とはちょっと違う感じの味でした。
ちょっと興奮しすぎて写真を撮ることを忘れてしまったのですが、子ども達も興味津々といった感じでスイカの中身を見つめていました。
こんな感じでした↓
(https://www.cropnet.jp/sites/default/files/img/uid/27118/page/1438747326/003.JPG)
植えてくれた西村先生にことの次第を報告すると、「もっと大きいのができる為に何個か途中で採るみたいだから大丈夫だよ」とのことで、
なんだよかった(笑)結果オーライといった感じで、今は西村先生の公言通り、3個も大きい実がなってきています。
赤い実が食べられる日が楽しみです。
さて、藤森先生が10年間毎日更新されているブログ『臥竜塾』の2006年7月11日『スイカ』の回は、とても印象的な言葉で締めくくられています。
紹介させていただきます。
〝私は、スイカが大好きです。〟
ということで、今年度絵本係を担当していることもあり、スイカに関係する絵本を調べていこうと係りで話しました。
もう時期も時期なので、急げ急げと思ってやっているのですが、wikipediaには、こんな風に紹介されていました。
〝スイカは秋の季語としても用いられる。これはスイカの旬が立秋(8月7日頃)を過ぎる頃であるからで、この時期は暦の定義では秋になり、秋の季語として使われるわけである(近年の歳時記では時代に即して夏の季語とするものもある)。〟
少し救われたような思いもしながら、この赤と緑の鮮やかな果物を、絵本係として追ってみたいと思ってます。
ちなみに、先日、園の玄関にスイカが飾られました。
それを、職員でいよいよ割って食べました。毎年恒例(?笑)のお楽しみの瞬間です。大きさに圧倒されてしまいますね。
すいかは、人の気持ちを嬉しくさせる力を持っていますね。
(報告者 加藤恭平)
スイカにまつわる様々な話が紹介されていました。その時期、季節に登場する旬なものは特別な感じがしますね。その特別なものをみることで動く感情をひとりではなく、多くの人と共有することで、共通の話題で盛り上がったり、楽しんだりすることができますね。それはちょっとした幸せな時間でもあるのかもしれません。写真にうつった子どもたちの興味津々な顔、スイカを囲んだみなさんの楽しそうな顔はスイカがみなさんの雰囲気を目に見える形で示してくれたもののように感じました。ちなみに藤森先生のそのスイカの回で、種まで食べますとコメントしている私ですが、やはり変わらず今でも種を出さずに食べます。どうなんですかね笑
スイカをテラスで栽培し、ハプニングをも実際に割ってその中を観察し、絵本にもつなげるという、「スイカ」をテーマに植物・実験・観察・文字・絵などに親しみを持つという一つのプロジェクトのようですね。こういった内容のものを、しっかりと入念に計画することが大切であるとされていますが、今回のような子どもの経験の質は、子どもの姿を後から追っていった先にあったものであるようにも思います。やはり、柔軟性が大切なのだなと思いました。