16時を少し過ぎた頃、
その姿は、まるで手にしている玩具に差し込む光が当たるのを発見したように見えました。
すると、きっとこの子はその発見、その喜びを誰かと共有しようとするだろうな、きっと自分を見てくれているだろう誰かを探すだろうな、という思いがふと湧き、そんな心持ちで改めてカメラを構えていると、
12年目に入られました藤森先生が毎日欠かさず更新されています『臥竜塾』ブログ2015年7月20日『共通基盤』の中でこう書かれています。(太字をクリックすると藤森先生のブログ『臥竜塾』にとび、この回のブログの全文を読むことができます。)
この共通基盤は、受け手にとって、伝達者が何に自分の注意を向けているのか、そして、なぜ彼はそれをしているのかという両方を決定するために必要なものなのです。」
乳児の能力、共感、そして科学への好奇心。これらのことが乳児における心情への共通基盤を織り成させていることを改めて感じます。毎日の様々な学びの中で、それぞれの先生がそれぞれにこのような体験をしていることを思った時、藤森先生の教えがその感度を育んで下さっていることに、改めて実感となって気付かされる思いがしました。
同時に、乳児の主体性、能動的であるという事実に、今何の疑いも持てないような気がしています。
(報告者 加藤恭平)