新宿せいが保育園は7月に〝夕涼み会〟という行事があり、それに向けて今係りを中心に動き出しています。
行事、ということでとても気持ちの入るところですが、よく考えると実は毎月行事を行っていました。
そう、誕生会です。
今回は、新宿せいが保育園の誕生会について報告したいと思います。
写真は昨年度2月の誕生会です。この月の誕生会はとても熱心に写真を撮りました。西村先生が食について話されるということ、そして、調理から給食を紹介する際にあの〝ロボット〟が登場することなどを事前情報として知っていたからです。
撮っていく内に、とても感動的な場面に何度も遭遇しました。新宿せいが保育園の誕生会は、いつもドラマがあるように思います。
この月の誕生会。司会は我らが塾頭山下先生です。
横では西村先生がプロジェクターと音響を準備。何やら面白いことをしてくれそうですね。
「それでは入場です!」
新宿せいが保育園伝統(?笑)の王冠を被って誕生児が入場してきました。
整列。
友達にピースをしたり、恥ずかしさからか逆に何もせずに佇んでみたり(?笑)前に出た子ども達の姿はいつも本当に可愛いです。
順番に名前と何歳になったか、そして〝質問〟などをしていきます。
「誰に質問をしてほしいですか?」
「ハイハイ!」「ハイ!」「ハイハイハイ!」「ヘイハイヘイ!」
「◯◯ちゃんです。」
ということでマイクをその子のところへ。
色々なやり方があるのですが、山下先生の司会は見ている子ども達を巻き込んでいくやり方です。
「好きなケーキは何ですか?」「好きな乗り物はなんですか?」
面白いですね。毎回色々な質問が出ます。
「ショートケーキです。」
「なるほどね〜。」「美味しいよね〜。」「はい拍手—!」(笑)
こんな風にして次々に誕生児を紹介していきます。
それを全員にしていくのですが、子ども達も大好きなお友達が前に出ているからか、結構よく聞いています。
11年目に入られました藤森先生が毎日欠かさず更新されています『臥竜塾』ブログ2012年6月3日『誕生会』の中でこう書かれています。(太字をクリックすると藤森先生のブログ『臥竜塾』にとび、この回のブログの全文を読むことができます。ぜひ読んで下さい♪)
〝月1回行う誕生会はどう考えればいいでしょう。それは、私の園では、誕生児だけでなく、「園児全員が楽しみにする月集会」というイメージにしています。食事の時間にしても、お昼寝にしても個人差があるものは、始まりは一斉に始まり、終わりは個々の対応にしています。一斉に始まるというのは、みんなが一緒だと楽しいということから、「待つ」ということを大切にしているからです。保育では、どうしても子どもを待たせるのはいけないというイメージがありますが、「待つ」という体験は、社会の中で生きていくうえでとても大切なことだと思っています。〟
本当ですね。現在藤森先生のブログ『臥竜塾』では〝我慢〟や〝ホットな感情をいかにクールに切り替えるか〟ということにスポットが当たっています。子ども達の〝待つ〟という行為は、我慢そのものであると思います。〝この後に楽しいことが待っている〟という期待感が子ども達に〝待つ〟という力を育むことを改めて感じますね。
そんな誕生会への期待感は子ども達だけでなく職員も同じです♪この後にどんな楽しいこと(職員からの出し物)が待ち受けているのでしょうか。
質問タイムにて生まれたドラマと合わせて、続編にて報告します。
(報告者 加藤恭平)