Blue floor philosophy episode 29『見守る保育10ヶ条』より

 

久しぶりにお客さんとして招かれました。

久しぶりにお客さんとして招かれました。

所々に工夫を感じます。

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「カードも使えますよ」

「カードも使えますよ」

見守る保育10ヶ条の第1条にこう書かれています。

『『子どもが自発的、意欲的に関われるような環境の構成と、そこにおける子どもの主体的な活動を大切にすること。(生活と遊び・ゾーン)』~子どもが自らやろうとするのを見守る~』

日々自然といる環境がどれだけ子どもたちに影響を与えているか、子どもたちの見せる姿から感じることができるように思えてきます。

(報告者 加藤恭平)

Blue floor philosophy episode 27『2017年ドイツ報告11』『ドイツ報告16』より

2017年7月7日『2017年ドイツ報告11』

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2016年8月11日『ドイツ報告16』

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ブロックゾーンに絨毯、マットが敷かれていることが主流のようです。

園にも届きました

園にも届きました

少し厚みがあり、防音効果も期待できます。

今まで通りブロックが積み上がるか、少し心配していたのですが、

十分のようです

十分のようです

自然と靴を脱ぐ子もいて、可愛いですね。

これからまたどんな作品とドラマが生まれていくのか、楽しみです。

(報告者 加藤恭平)

Blue floor philosophy episode 25『行動』より

 

製作中

製作中

きれいに細かく切ります

きれいに細かく切ります

メニュー

メニュー

楽しんでいますね

楽しんでいますね

その隣で、

わいわい組(3歳児クラス)の子が一生懸命に取り組んでいました。

わいわい組(3歳児クラス)の子が一生懸命に取り組んでいました。

塾長著『見守る保育』の中の評価スケール

塾長著『見守る保育』の中の評価スケール

重要項目ですね、筆圧が強くなる気持ちがわかります

筆圧が強くなる気持ち、わかります

大事なところは赤丸で囲んでいます

大事なところは赤丸で囲んでいます

写真を撮っていると、「お勉強してます!」と一言いただきました。

ブログ『臥竜塾』2018年7月11日『行動』の中でこう書かれています。(太字をクリックすると塾長藤森先生のブログ『臥竜塾』にとび、この回の全文を読むことができます。)

「実際に保育している保育者は、目の前にいる子どもにどうすればいいのかが課題になるのです。「子どもには非認知能力が大切である」ということはよくわかるのですが、どんなものを、どのように付けたらよいかはわかりにくいです。もっと基本的なことで言えば、「幼児教育の基本は、環境を通して行うもの」であることも平成元年に幼稚園教育要領で示されたのですが、なかなか現代にそれが実現されていないのは、具体的な方法がわからないことが多いからでしょう。それは、過去から常に課題だったのでしょう。」

余った印刷物の裏面を子どもたちに自由に、と思って提供されたものと思うのですが、思いがけない場面を生むのですね。楽しそうに「勉強」をする姿に考えさせられるものがありました。

(報告者 加藤恭平)

Blue floor philosophy episode 24『遊び心』より

 

ラッキーパズル

ラッキーパズル

青いパズルが中に入っていて、型にはめるなどして楽しみます

青いパズルが中に入っていて、型にはめるなどして楽しみます

面白い工夫をすいすい組(5歳児クラス)の二人が見せてくれました

面白い工夫をすいすい組(5歳児クラス)の二人が見せてくれました

『まち』『むすメ』

『まち』『むすメ』

色々な形を考えて楽しんでいました。

ブログ『臥竜塾』2010年4月1日『遊び心』の中でこう書かれています。(太字をクリックすると塾長藤森先生のブログ『臥竜塾』にとび、この回の全文を読むことができます。)

「日本の文化は、古いものだけでなく、新しいものも世界に発信していっています。この新しいもののキーワードが、「遊び心」と言うのが面白いですね。日本人と言うと、「遊び」が苦手で、「勤勉」と言うイメージなのですが、「遊び心」には、もっと違った意味があるのではないかと思います。それは、心の余裕かもしれません。」

こういった発想が生まれる環境について考えるときに、心の余裕というものを大切にしていきたいと改めて思いました。

(報告者 加藤恭平)

Blue floor philosophy episode 23『活動的』より

 

「お・た・ん・じ・よ・う・び・お・あ・で…」

「お・た・ん・じ・よ・う・び・お・あ・で…」

「『あ』じゃなくて『め』、だよ」

「あ、そっか」

誕生日カードに書かれたメッセージを読む子どもたちです。子どもたちが自分で読めるようにと漢字を用いずに書くのですが、それを読んでいる場面に初めて出会い、とても感動しました。字が読めたり書けたりするようになることで、日常の楽しさや嬉しさというのはとても幅をもつものなのですね。

「それ書くの日課になってきたね」

「それ書くの日課になってきたね」

側で見守る先生が嬉しそうに言います。朝の自由あそびの時間、自分から先生に声をかけ、その子のこの時間が始まります。

「今日はペンの色全部使ってみたんだ」

「今日はペンの色全部使ってみたんだ」

次の日のおやつ

次の日のおやつ

書き始めた当初

1ヶ月程前

楽しい積み重ねが生む成果を目の当たりにするようです。

ブログ『臥竜塾』2017年9月5日『活動的』の中でこう書かれています。(太字をクリックすると塾長藤森先生のブログ『臥竜塾』にとび、この回の全文を読むことができます。)

「私は以前(2015年8月19日)のブログで、アメリカと日本の研究の違いを書いたことがあります。この夏休みに、小学一年生の多くは家に朝顔を持って帰って、その成長を記録したことでしょう。日本では、日々の観察を積み上げて、ある法則を見つけ出していくやり方を取ります。それは、「帰納法」と言います。帰納法は、多くの観察事項(事実)から類似点をまとめ上げることで、結論を引き出すという論法です。それに対して、以前アメリカの理科の教科書を見たときに、そこでは、「演繹法」と言う研究の仕方を教えていました。これは、一般論やルールに観察事項を加えて、必然的な結論を導く思考方法のことです。ピアジェが採った方法はこの思考方法でしょう。

水切りの例の場合、決して子どもは試行錯誤を繰り返しているわけではありません。乳幼児期に系列だった変数の操作、ここでは石の重さだけ変化せせるとか、投げ方だけを変化させるというような操作ができるわけはないからです。しかし、手当たり次第に試しているのではなく、何らかの仮説を立て、その仮説に基づいた行動をしているのです。また、重要なのは、子どもも、科学者と同じように、決して受け身の存在ではなく、積極的に世界について働きかけて、そのあり方を知ろうとする活動的な存在であるということなのです。」

2015年8月19日『研究方法』

とても主体的で、能動的な活動が日常の細やかな部分においても展開されていることを改めて知りました。

(報告者 加藤恭平)

Blue floor philosophy episode 22『2017ドイツ報告13』より

新しい遊具が3階に設置されました。

吊り下げられています

吊り下げられています

登ろうとすると安定しないので、一番上まで行くことが難しい

登ろうとすると安定しないので、一番上まで行くことが難しい

もう一つ

西村先生が乗っても大丈夫なスウィング

西村先生が乗っても大丈夫なスウィング

何人かで乗っても大丈夫

何人かで乗っても大丈夫

ブログ『臥竜塾』2017年7月9日『2017年ドイツ報告13』の中でこう書かれています。(太字をクリックすると塾長藤森先生のブログ『臥竜塾』にとび、この回の全文を読むことができます。)

「「肋木(ろくぼく)」が目に付きます。ハシゴのようなものです。この「肋木」は、「スウェーデン体操」の補助器具として考案されたもので、「肋木」にぶら下がった状態で静止したり、ぶら下がった状態から両足を折り曲げたりとする全身運動で、筋力アップや体力の向上を意図するものです。」

「ドイツのミュンヘンでは冬はとても寒く、雪も多く、外で遊ぶことができない日も多くなります。そのために室内の運動遊びの部屋が必要になるのです。

その他に幼児にとって必要な遊びは、「スウィング」することをあげます。そのために、天井からいろいろなものをぶら下げることが出来るようなフックが着いています。ロープやはしご、吊り輪などがぶら下げてあり、子どもたちはそこで揺れる体験をします。」

この遊具の会社が発行している冊子にはこう書かれています。

「運動あそびは0歳から始まります

運動あそびで重要なのはバランスです。小さい頃からバランスあそびを豊富に経験することで、自分の体を自由にコントロールできるようになり、動くことも楽しくなり、運動嫌いになりません。このことは将来いろいろなスポーツを楽しむためにも、大切な要素です。筋肉の強化や様々な技術を体得する前の幼児期に必要なのはバランスの良い事であり、運動を楽しみ豊かなあそびを豊富に体験させることです。神経系はほぼ人間の大半(基本)が育つ幼児期に、良質な運動あそびの経験を増やしてあげてください。」

勉強になります。日本も、夏はとても暑く、外に出られないことも多くなっています。室内の運動遊びが充実されていくのかもわかりませんね。

子どもたち夢中になって遊んでいました。毎週水曜日に、このような時間を設けていく予定です。

(報告者 加藤恭平)

Blue floor philosophy episode 21『ドイツ報告13』より

森口先生に見せてもらったドイツの写真の中から、文字の部屋の取り組みを真似してみています。

これは「い」を作ってくれています

これは「い」を作ってくれています

「『う』の下の方って、反対から読むと『し』に見えるね」

「『う』の下の方って、反対から読むと『し』に見えるね」

子どもたちそんな発見をしながら、

少しずつ増えていっています。

少しずつ増えていっています。

平仮名が終わったら、片仮名を展開させていく予定です。

ブログ『臥竜塾』2018年6月28日『ドイツ報告13』の中でこう書かれています。(太字をクリックすると塾長藤森先生のブログ『臥竜塾』にとび、この回の全文を読むことができます。)

「日本では保育所保育指針が今年から実施されていますが、その中で実際に取り組みにくいものに「文字・数・科学」があります。」

真似て、学んでいきたいと思います。

(報告者 加藤恭平)

Blue floor philosophy episode 19『生得的』より

給食後、

積み上がった食器を

積み上がった食器を

おもむろに下ろす

おもむろに下ろす

すいすい組(5歳児クラス)の子です。

「え、気付いたらいつもやってるけど。」

こう返され、より感動が深まりました。

ブログ『臥竜塾』2017年7月30日『生得的』の中でこう書かれています。(太字をクリックすると塾長藤森先生のブログ『臥竜塾』にとび、この回の全文を読むことができます。)

「ここまでの知見を見ると、私はいろいろと考えることがあります。まず、道徳的な感受性は生得的であるということは、その後の教育によって学習されるとすると、その教育はエデュケーションという「引き出される」という意味に近く、教え込むということではないと思います。しかも、言語と同じようにまわりの大人からの影響が大きいとすると、環境がとても重要であるということがわかります。それは、大人になってからも、自分の周りの人たちの道徳的判断がずいぶんと影響するようです。そのような環境にいると、また、そのような文化の中で育ていると、自分のそのような道徳的判断をするようになってしまうのでしょう。また、子どもの日常的な場面のなかで学習していくとしたら、やはり幼児期から子どもの社会的ネットワークの中で、経験を積み重ねていく必要があるのではないでしょうか?」

もちろんその子の資質が大いに関係していることを思いながら、こういったことが自然とできる子へと育んだ環境について、とても考えさせられるものがありました、

(報告者 加藤恭平)

Blue floor philosophy episode 17『無記』より

先日、父親体験保育がありました。

お父さん先生方に日案の作成から、一日を通して保育をしていただく行事です。

その日、保育者は主にその様子を少し離れたところから見守っています。

ブロックゾーンでおもむろに紙飛行機を折り始めるお父さん先生。

ブロックゾーンでおもむろに紙飛行機を折り始めるお父さん先生。

次第に子どもたちが集まってきました。

その様子を見つめる後ろ姿

その様子を見つめる後ろ姿

実習生です。

「ちょっと声をかけてもいいですか?」

とのことで、実習生の様子を見守っていると、

すっと、ブロックゾーンへ行き、

すっと、ブロックゾーンへ行き、

「あちらのテーブルが空いてますよ。」

お父さん先生、お礼を言って移動されていました。

お父さん先生、お礼を言って移動されていました。

ブログ『臥竜塾』2006年1月14日『無記』の中でこう書かれています。(太字をクリックすると塾長藤森先生のブログ『臥竜塾』にとび、この回の全文を読むことができます。)

「「子どもとかかわることは、何も、相手をしたり、面倒を見るだけでなく、子どもがすることを邪魔しないで見守っているのもかかわるということだよ。」と言ってあげました。私は、「何もしないこと」が、子どもにとって、「何かをしてあげること」になることもあると思います。」

12年前、塾長が実習生にかけた言葉です。このような学びある実習になったかどうか、それは当人にしかわからないと思いながらも、子どもを、お父さん先生を見守る後ろ姿は、先日見た頼もしい背中によく似ていたように感じられました。IMG_8029

(報告者 加藤恭平)

Blue floor philosophy episode 16『ドイツ報告7』より

倉庫を整理していると、恐竜の玩具が出てきました。

ブロックゾーンに置こうかな、とそれ位しか思い付かなかったのですが、

写生に

写生に

手にとって触って、細部まで確認しながら描く子もいました。

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この子たちがこんなに夢中になり、しかもこんなに上手だとは、思わず驚いてしまいました。

ブログ『臥竜塾』2016年8月2日『ドイツ報告7』の中でこう書かれています。(太字をクリックすると塾長藤森先生のブログ『臥竜塾』にとび、この回の全文を読むことができます。)

「ドイツ研修で2園目の園の保育活動における重点項目のひとつめが「自然を、五感を使って感じる」でした。二つ目の項目は、園としての重点項目でもある「言語教育」です。子どもたちの言語活動は、日常的な子どもたちのやり取りの中で育まれていきます。例えば、レゴ遊びをしながら、子どもたちは会話をします。また、本に親しむことから育まれることもあるので、図書館に行って、お絵かきなどをします。図書館や美術館で子どもたちが、お絵かきができるというのは、日本と違いますね。有名なゴッホのひまわりの本物の絵の前で、子どもたちがその絵を写生できるなんて、日本では考えられませんね。」

提案するもの、そして、提案の仕方一つで子どもたちは違った姿を見せてくれることに改めて気付かされる思いがしました。

子どもたちを少し離れたところから見守るこの背中が今回の提案者です。

子どもたちを少し離れたところから見守るこの背中が今回の提案者です。

頼もしい背中ですね。

(報告者 加藤恭平)