GTO〜Great Teacher ONI〜

11年目に入られました藤森先生が毎日欠かさず更新されています『臥竜塾』ブログ2006年2月2日『文化の伝承』の中に、こう書かれています。

〝明日は、節分です。園でも、節分の行事を行います。行事の一つの目的に、「地域の文化を伝承する」というものがあります。では、地域の文化というものは、何でしょうか。また、何で、伝承しなければならないのでしょうか。〟

本当ですね。ブログは、こう続きます。

〝1989 年に行われた第25 回ユネスコ総会で「伝統的文化及び民間伝承の保護に関する勧告」というものが採択されました。そこでは、民間伝承は「人類の普遍的遺産の一部を形成するものであり、また、それは異なる民族及び社会集団を結び付け、かつ、その文化的独自性を主張するための有力な手段である」といっています。〟

日本という国が独自の文化を持っているということを、日本の国民が行事や伝統に関するものを通して理解することで、諸外国との文化の違いを理解することができます。また、自国の文化、伝統に触れることは、諸外国、諸民族の文化、伝統を理解することに繋がり、それは相手を理解することに繋がり、文化と国同士を結びつけ得る有力な手段である、ということですね。

そして、〝文化を伝承していくことは、〟と、続きます。

〝文化を伝承していくことは、多様性の世界観の中で、さまざまな社会集団を結びつけ、よりよい新しい時代を作っていくために、過去の知恵から学んでいくというものである気がします。〟

新しい時代のために、僕らは、過去の知恵を学ぶ必要があるのですね。

藤森先生は、この回のブログで、節分についても詳しく説明して下さっています。この報告がアップされる頃には、豆まきは終わっていると思うのですが(笑)来年の参考にしていただけたらと思います。

〝子どもたちに日本の文化を伝承していくことが必要です。そこで、まず、鰯の頭を焼いて、ヒイラギの枝に刺し、家の入り口に差します。これは鰯の頭の悪臭で、邪気が家に入るのを防ぐという意味があります。季節の変わり目には邪気(鬼)が生じると考えられており、それを追い払うためです。「邪気」も悪臭は苦手と見えます。そして、炒った大豆を撒くのですが、それは、鬼に豆をぶつけることにより、邪気を追い払い、一年の無病息災を願うという意味合いがあるからです。その際の掛け声は、通常「鬼は外、福は内」ですが、地域や神社によっては、鬼を祭神または神の使いとしている神社、また方避けの寺社では「鬼は外」ではなく「内」としているそうです。また、家庭での豆まきでは、「鬼」の付く姓(鬼塚、鬼頭など)の家では「鬼は内」の掛け声が多いといいますが、私の知り合いにもこの苗字の人がいるので、本当か、聞いてみたいものです。そのあと、自分の歳の数だけ豆を食べます。〟

Wikipediaでも、〝「鬼」の付く姓(鬼塚、鬼頭など)の家では「鬼は内」の掛け声が多い〟という内容のことが書かれています。面白いですね。

そんなわけで、園では、今年も豆まきを行います。「あまり子ども達を怖がらせないように」という藤森先生のお言葉通り(?笑)昨年も、もちろん鬼が登場し、それはもう、最高の豆まきでした。僕らや子ども達がいくら豆を投げても退散してくれなかったのですが、最後、藤森先生が豆を投げると、「うわー!」と言って、逃げて行きました。藤森先生は子ども達のヒーローです。

今年は、写真をたくさん撮って、その模様を報告したいと思います。お楽しみに!

塗り絵も盛り上がっていますね。

塗り絵も盛り上がっていますね。

 

たっくさん♪

たっくさん♪

 

節分の気分を盛り上げる(?笑)為に、絵本係りでこんなものを作りました。いよいよその日がやってきます!

節分の気分を盛り上げる(?笑)為に、絵本係りもこんなものを作りました。いよいよその日がやってきます!

 

(報告者 加藤恭平)

南京玉すだれ

12月5日(土)、新宿せいが保育園では「お楽しみ会」が開催されます。今年のテーマは『伝統を見直そう』ということで、各クラスの劇と劇の間にある「幕間」も、職員による伝統芸能を披露することが決まりました。その中のひとつである「南京玉すだれ」を、先日、係のリーダーからオファーを頂きました。そこで、南京玉すだれを実際に会で披露する前に、その物の歴史を知りたいと思い、ここに報告させて頂きます。

南京玉すだれ

南京玉すだれ

―南京玉すだれの歴史(定説)―

日本南京玉すだれ協会によると、富山県東礪波郡平村上梨の白山宮を「南京玉すだれ発祥の地」として認定しており、平村上梨の民謡「こきりこ」が南京玉すだれの原点であり、「こきりこ」に使用されている「ささら」(編竹)が南京玉すだれの原型です。編竹は平家の子孫が遠く都を偲んで竹を編んだ物で形を作ったとも言われています。

ささら

ささら(南京玉すだれの原型)

そもそも、南京玉すだれとは、「アさて、アさて、さては南京王すだれ…」といった独特なしゃべり方と軽快なりズムに乗って、竹製の専用のすだれを釣竿や橋などの形に見立てて操る大道芸です。南京玉すだれは日本で生まれた、生粋の日本オリジナル大道芸でもあり、もともとは、旅芸人や富山の薬売りが、客寄せの為に道端や広場で演じ、投げ銭を貰うのが目的だったようです。 誤解されがちですが、決して、中国の南京で生まれたものではありません。もともと南京玉すだれは、放浪芸人の色々な商売の売り言葉(口上)のなかで、「唐人阿蘭陀南京無双〔とうじんおらんだなんきんむそう〕玉すだれ」と呼ばれていました。いつしか無双がなくなり「南京玉すだれ」と呼ばれるようになりました。また、当時南京は先進都市の代名詞で、大変モダンな風潮があったので南京の名前がついたと考えられています。

そして、玉すだれは世界ギネス記録にも認定されています。内容はというと『最大人数で行う南京玉すだれパレード(The largest parade of people performing nankin tamasudare)』という記録です。その数、272人。2013年5月19日に行われた第43回神戸まつりの中での記録挑戦ということで、 公道を練り歩く形で20分間のパレードを行ったそうです。

南京玉すだれパレード

南京玉すだれパレード

 

ということで、私は『旅芸人や富山の薬売りが、客寄せの為に道端や広場で演じている』といった心境で「南京玉すだれ」を披露すれば、間違いないということになります。塾長のブログには『「幕間」とは、劇と劇の間をつなぐもので、次の出し物の準備をしている間をつなぐもので、準備が出来たら合図をして次の出し物の紹介をして去るという役目があるのですが、前の出し物の振り返りと、次の出し物への期待を持たせる役目もあります。』と書かれてあります。残り2週間という中でしっかりとした芸を身につけることは出来ないかもしれませんが、見ている方々も、そして自分も、次の劇も楽しそうだなぁと思えるような「南京玉すだれ」にしたいですね。

(報告者 小松崎高司)

行事ってこんなに楽しい!〜秋の名物お芋掘り報告〜 完結編!!!

埼玉いるま保育園に到着しました。先ず驚くのは、その園庭の広さです。

その魅力的な園庭の脇に荷物を置かせていただきました。

いきなりパーっと遊びに出てしまうのではなく、なんとなく集まって先生の指示を待っています。

いきなりパーっと遊びに出てしまうのではなく、なんとなく集まって先生の指示を待っています。

 

本多先生は今日の流れを埼玉いるま保育園さんのお芋掘り担当の先生と確認しようとしています。その空気を読んでその場に待機しています。いつもと違う雰囲気を感じているようで、まるで久しぶりに会う親戚のお家に来た子どものように静かでした(笑)

 

今回も新宿いるま保育園さんとの3園合同の企画であり、そのバスが遅れているとのこと。先にちょっとあそんで待つことになりました。

園庭での注意事項、遊び方の説明を受けています。時に聞き手に問いかけるような紙芝居のようなつくりになっていて、とてもわかりやすかったです。

園庭での注意事項、遊び方の説明を受けています。時に聞き手に問いかけるような紙芝居のようなつくりになっていて、とてもわかりやすかったです。

この子達は、後に始まる開会式の司会の練習をしているのです!

この子達は、後に始まる開会式の司会の練習をしているのです!

この日の為に、司会者数名が立てられ、内容を考え、練習をしてきてくれたのだそうです。それも、ほとんど子ども達が自分で考えてきたものだということを後で知って驚きました。とても立派な司会ぶりに、この子達の豊かな才能を感じます。同時に、それを伸ばすことができる、尊重してあげる環境があることを、とても感じました。

 

そして、お芋掘り前の自由な時間がスタート♪

ベテランの先生も楽しそう♪

大人も楽しい♪

三輪車に乗ったり、うんていをやったり、ブランコをやったりと思い思いに遊んでいました。

何か楽しい場面を見つけたようで、オシャレなポーズで写真を撮っていますね。

何か楽しい場面を見つけたようで、オシャレなポーズで写真を撮られていますね。

その先にあったのはこんな遊びの場面でした。流れてくる水をタイヤで止めようとしています。

その先にあったのはこんな遊びの場面でした。流れてくる水をタイヤで止めようとしています。

 

数分後。

水の勢いが増し、その先にブロックを置くことに。埼玉いるま保育園の子も興味津々といった様子で、集まってきてくれました(写真黄色帽子が埼玉いるま保育園の子ども達です)

水の勢いが増し、その先にブロックを置くことに。埼玉いるま保育園の子も興味津々といった様子で、集まってきてくれました(写真黄色帽子が埼玉いるま保育園の子ども達です)

あそびが自然と子ども同士を繋げるということを目の当たりにした思いがしました。

 

新宿いるま保育園さんも到着し、いよいよ開会式です。

わくわくした視線が司会の子ども達に集まります。

わくわくした視線が司会の子ども達に集まります。

くじ引きをして、ペアが決まりました。

くじ引きをして、ペアが決まりました。

それでは、本多先生の後に続いて、畑へ出発!

IMG_2808

IMG_2812

到着!

そして待望の!お芋掘り!!開始!!!

そして待望の!お芋掘り!!開始!!!

掘ってます掘ってます。

掘ってます掘ってます。

掘ってます掘ってます。

掘ってます掘ってます。

 

大収穫でした!皆思い思いに自分の掘ったお芋を嬉しそうに持ち上げて見せてくれました♪

 

お芋掘りも終わって、待望のお弁当タイムです♪

園庭のでレジャーシートを広げました。

園庭でレジャーシートを広げました。

そして、いよいよこの度の企画のクライマックスへと突入していきます!

 

お弁当もほぼほぼ食べ終わった頃、にわかに聞こえる声が!!!

「いぃしやぁきいもぉぉおお〜!♪」

「いぃしやぁきいもぉぉおお〜!♪」

そう!焼き芋カーの登場です!!!

 

焼き立てのお芋を味わうに、これほど最高なシチュエーションがありますでしょうか!!!

「熱いからな〜」ーお世話になりました。

「熱いからな〜」ー焼き芋カー、ありがとうございます!

このようにして、焼けたお芋を置いておくのですね。

このようにして、焼けたお芋を置いておくのですね。

食べやすい大きさに切って、

食べやすい大きさに切って、

そして子ども達の元へ♪

そして子ども達のもとへ♪

「おいしーい!」「あまーい!」

「おいしーい!」「あまーい!」

かわいい後輩のお芋とシャッターチャンスを狙う黒い影…

かわいい後輩のお芋とシャッターチャンスを狙う黒い影…

 

食べ終わった後は、また園庭で遊ばせてもらいました♪

 

そして、お礼を言って帰路に。

帰りも、わくわくの〝レッドアロー〟です!

電車が来るまで駅でちょっと休憩。

電車が来るまで駅でちょっと休憩。

個人的に感動したことなのですが、水筒の中身がなくなった子達に、職員が駅の売店でお茶を買ってきて配っていました。考えてみれば当然のことなのですが、そのあまりにも自然な流れに、とても感動を覚えました。この爽やかな優しさ、シンプルな行為の中にある豊かな愛情を、子ども達はいつも受けて育っています。

「他に水筒全部飲んじゃった人はいるー?」

「他に水筒全部飲んじゃった人はいるー?」

そして、いざレッドアロー号へ!

 

乗り込むとすぐに、埼玉いるま保育園芋掘り担当の先生から連絡が入りました。

 

「せいがさんをみんなで見送りたいと思うので、進行方向右を見てください」

 

ということで、皆で窓に張り付くようにして見ました。

感動のラスト!

感動のラスト!

 

最後まで、本当に心温まるおもてなしとご配慮をいただき、子ども達はもちろんのこと、職員も心から楽しませていただきました。埼玉いるま保育園さん、新宿いるま保育園さんに、改めて感謝の気持ちでいっぱいになります。本当にありがとうございました。

 

このように楽しかった思い出は、子ども達の心の中に深く染み込んで、お芋の栄養分それ以上の栄養を心に摂らせ、心を大きく豊かに太らせていってくれることでしょう。

 

11年目に入られました藤森先生が毎日欠かさず更新されているブログ『臥竜塾』2014年1月22日『特別な日』の中にこう書いてあります。

 

〝保育指針にも書いてありますが、生活リズムは、情緒の安定につながるのです。しかし、江戸時代では、なかなか波乱万丈ということは起きません。そこで、人為的に「ハレ」を作り出す必要があったのです。それが祭り、能狂言、正月などの行事です。それが年中行事であり、こういった「ハレ」の日には農民も毎日の農耕を忘れ、思いっきり楽しみました。日常、変わらずにおこなっている農作業の合間にも、「あと何日で祭りがある」とか言って、退屈な労働にも耐えることができたのです。「ケ」の中に「ハレ」の要素を取り入れて、人間は生きてきたのです。〟

 

行事というものが、どの保育園にとっても、子どもにとっても職員にとっても〝ハレ〟の日となることを切に願いつつ、この度の報告を終わらせていただきます。

最後は、

帰りの電車内にて。

着くまでの間、ゆっくり寝てね。子どもって、本当に可愛いですね。

気持ち良さそうに、スヤスヤと寝息を立てていました。

(写真提供:本多悠里 報告者:加藤恭平)

行事ってこんなに楽しい!〜秋の名物お芋掘り報告〜

先日、すいすい組(5歳児クラス)さんのお芋掘りへ同行させていただきました。

 

一口にお芋掘りと言っても様々な楽しみ方、様々なスタイルがあるかと思います。今回も新宿せいが保育園ならではの楽しみがこの度の企画にふんだんにありました。あますところなく報告させていただきます。

 

今回も、埼玉いるま保育園、新宿いるま保育園さんに多大にご協力をいただきました。至れり尽くせりのご配慮をいただき、本当にありがとうございます!

 

さて、目指すは埼玉いるま保育園!ということで、駅に向かいます。道中も期待で胸がいっぱいの様子の子ども達でした。

駅で、乗車券について説明をしています。

駅で、乗車券について説明をしています。

そう、なんと西武鉄道の特急列車〝レッドアロー号〟に乗って行くのです!!!現地に着くまでにも魅力的なことがいっぱいですね。

本多先生(5歳児クラス担任)を先頭に歩いていきます。

本多先生(5歳児クラス担任)を先頭に歩いていきます。

さて電車がくるまで、しばし待機。大人もほっと一息といった感じです。

「せっせせーの、よいよいよい♪」

「せっせせーの、よいよいよい♪」

「アーループースー♪」

「アーループースー♪」

ふと気づくと10分ほど経っていました。子ども達の待てること待てること。

手遊びをしたり、ペアを替えたりしながら楽しんで待っていました。売店のお姉さんが微笑ましそうに、見てくださっていたことが印象的でした。

 

電車が到着し、車内へ。思い思いに水筒を取り出します。

席に着きました

席に着きました

大人もそうですが、〝電車の中で飲む〟ことってとても魅力的です(笑)ついつい飲みすぎる子も中にはちらほら。

 

すると写真右の子が、

「僕の水筒は◯◯くんの水筒より小さいから、我慢しておこう…」

「僕の水筒は◯◯くんの水筒より小さいから、我慢しておこう…」

呟くように、自分に言い聞かせていました(笑)お弁当の時に飲む量を残すことを自分で考えたりできるのは、見通しをもつ力が育まれている証拠ですね。

 

数分後。

職員も皆座っています

職員も皆座っています


席から立って子ども達を常に〝監視〟するようなこともないのは、子ども達を信頼しているからこそです。子ども達もそれに応えるように、話す声の大きさに注意をしたりしているようにも感じられました。

 

また、特急列車に乗った後に、私鉄電車に乗り換えるのですが、その電車の中は通勤の方も多かったからか、とても静かでした。乗り込んだ瞬間、空気を察知して静かになる子ども達です。この〝空気を読む〟という力も対人知性の一つと言えます。

 

さて、埼玉いるま保育園さんの最寄り駅に到着です。

「なんかお茶の匂いがするー。」

「なんかお茶の匂いがするー。」

歩いてすぐの道路沿いに、お茶屋さんがありました。埼玉県は静岡茶、宇治茶と並んで『日本三大茶』の一つである〝狭山茶〟の産地としても有名です。道中にも香るお茶の香りを楽しみながら、散策しながら向かいます。

「川があるよ」「なんかキラキラしてるね」

「川があるよ」「なんかキラキラしてるね」

さらに、

遠くに見えるのは飛行機です。

遠くに見えるのは飛行機です。

 

「うぉー!ジェット機!」「かっこいいー!」大興奮の子ども達でした。

 

そして、いよいよ埼玉いるま保育園さんに到着です!

「おーい!せいが保育園ー!」

「おーい!せいが保育園ー!」

大歓迎をして下さいました。事前に、今日参加する子ども達の顔写真を送り合ったり、手紙を贈り合ったりと、お互いに期待をしながら今日に至っています。

 

いつも子ども達がこんなにも歓迎してもらえるのは、一重にいるま保育園さんの先生方のご尽力の賜物です。本当にありがとうございます!!!

 

この度の報告で、着くまでの道中の楽しみを見ていただきました。次回は、いよいよお芋掘りへと展開していきます♪

 

(報告者 加藤恭平)

行事ってこんなに楽しい!父親体験保育報告 4(完結編!)

父親体験保育報告の最終章(後編)です!

給食が終わり、片付け→午睡へと向かっていきます。

給食後の片付けも率先して取り組んでくださいました。

給食後の片付けも率先して取り組んでくださいました。

にこにこ給食後の掃除のシーンなのですが、この片付けの段取り、流れをお父さん先生達に伝えていたのはなんと実習生の子でした。

お父さん先生も、新人の先生かな?という気持ちだったと思います(笑)実習生の子がたった数日の間で掃除の仕方、手順まで把握していたということに驚きと、嬉しさがありました。

おむつ替えもお父さん先生が率先して行って下さっていました。

おむつ替えもお父さん先生が率先して行って下さっていました。

午睡へと向かっていきます。

2歳児部屋は午睡へと向かっていきます。

こちらは、ぐんぐん部屋での午睡の風景です。

こちらは、1歳児部屋での午睡の風景です。

こんな風景を見ていると、昨年の2歳児部屋での午睡時のお父さん達のことを思い出します。

昨年の2歳児クラスのお父さん先生方は、午睡中に皆さん腕を組んで立っておられました(笑)

眠さの為か、その光景の不思議さ(?笑)の為か、泣きじゃくる子ども達。

それでも立ったまま子ども達を見つめていらっしゃったのですが、あるお父さんが、

「あ、座りましょうか。座って、トントンしましょうか。」

と言って、それから皆さん座ってトントンされていたことを思い出します。

すごく印象深い光景でしたが今年は見られず(笑)皆さん最初から座って優しくトントンをされていました。

子ども達もすぐに眠りについていました。

子ども達が寝てからは、お父さん先生方に休憩も兼ねながら、ノートを書いていただきました。

絵を仕事にしておられるお父さんが書くノートなどもあり、型にはまらないとてもユニークなノートが数多く見られました。

午睡が明け、おやつ、そして午後の自由遊びを経て、お迎えの時間となり、あっという間に父親体験保育終了となりました。

そして、お楽しみの親睦会へ…♪

会議室で皆さん何かを見ておられますね。

会議室で皆さん何かを見ておられますね。

今回は藤森先生、西村先生が出張だったこともあり、親睦会にはなんとスカイプで参加をしていただきました!

この後藤森先生がご登場されました。話を聞くことに夢中で写真を撮ることを忘れてしまいました(笑)

この後藤森先生がご登場されました。話を聞くことに夢中で写真を撮ることを忘れてしまいました(笑)

藤森先生のご挨拶、お父さん先生の今日一日の疲れが吹き飛ぶようなお言葉の数々をいただき、この後の親睦会もとても盛り上がりました。

このような行事を通して、お父さん方の交流は深まり、また、園への理解、見守る保育への理解が深まっていることを肌で感じます。

父親が育児に参加しないことが問題とされていることもあるかと思いますが、そのような話題とは縁が遠く、ここに参加されたお父さんは、もちろん我が子のお父さんであると同時に、新宿せいが保育園の子ども達のお父さんである、というように言っても過言ではないように感じます。

その証拠に、週が明けて、登園の際に、自分が父親保育で関わったのであろう子どもに、きさくに挨拶をされるお父さんの姿が見られました。

我が子の成長を見守ってくれ、喜んでくれる人がたくさんいること。こんな素晴らしいことが現実に存在します。

世の中の多くの保育園に、このような素晴らしい行事が広まることを、心から願っています。

(報告 加藤恭平)

行事ってこんなに楽しい!父親体験保育報告 3

遅ればせながら父親体験保育報告の最終章(前編)です!勝手ながら達成感があります(笑)

日中の活動の様子を報告していきたいと思います!

「今回がラストギグです。」と、長く父親保育に携わって下さったお父さん先生の最後の魂の朝の会が繰り広げられていました。

「今回がラストギグです。」と、長く父親保育に携わって下さったお父さん先生の最後の魂の朝の会が繰り広げられていました。

終わって調理室に今日の人数を報告に行く後ろ姿に、男を感じます。

終わって調理室に今日の人数を報告に行く後ろ姿に、男を感じます。

ちっち組は、園庭に出てのんびり遊んでいました。見ている側も癒されるような光景でした

0歳児組は、園庭に出てのんびり遊んでいました。見ている側も癒されるような光景でした

ぐんぐん組は、室内あそびをのんびりと。そして、給食前に「ちょっとブイブイ言わしてきます」とのことで(笑)、

1歳児組は、室内あそびをのんびりと。そして、給食前に「ちょっとブイブイ言わしてきます」とのことで(笑)、

皆で散歩に向かっていました。「バギーに乗って、保育園の周りをブイブイいわしてきます」とのことでした(笑)

皆で散歩に向かっていました。「バギーに乗って、保育園の周りをブイブイいわしてきます」とのことでした(笑)

その間にこちらは布団敷きです。こういった細々したこともお父さん先生方のお仕事の一つです。

その間にこちらは布団敷きです。こういった細々したこともお父さん先生方のお仕事の一つです。

にこにこ組は近くの公園へお散歩です。園長代理がスッと輪の中に入り、人数の把握など、確認に確認を重ねながら出発の準備をされているのが印象的でした

2歳児組は近くの公園へお散歩です。園長代理がスッと輪の中に入り、人数の把握など、確認に確認を重ねながら出発の準備をされているのが印象的でした

 

A3画用紙をたくさん持っていかれました。巨大紙飛行機をつくってあそぶとのことでした。

A3画用紙をたくさん持っていかれました。巨大紙飛行機をつくってあそぶとのことでした。

散歩に行かないと言ったにこにこの子に、日中ついて下さったお父さん先生です。布団を敷き終わって、一緒に絵本を読んでくださっていました。

散歩に行かないと言った2歳児クラスの子に、日中ついて下さったお父さん先生です。布団を敷き終わって、一緒に絵本を読んでくださっていました。

わいらんすいは、いくつかのグループに分かれて活動を行っていました。こちらのグループは〝折り紙〟です。

3、4,5歳児クラスは、いくつかのグループに分かれて活動を行っていました。こちらのグループは〝折り紙〟です。

製作ゾーンでは、お父さん先生が用意してくださった、〝福笑い作り〟が展開されていました。

製作ゾーンでは、お父さん先生が用意してくださった、〝福笑い作り〟が展開されていました。

「塗り絵の方が面白そうだったので、急遽塗り絵にしちゃいましたよ(笑)」と仰っていました。子どもの姿に合わせて臨機応変に対処されていました。流石です!

「塗り絵の方が面白そうだったので、急遽塗り絵にしちゃいましたよ(笑)」と仰っていました。子どもの姿に合わせて臨機応変に対処されていました。流石です!

こちらは〝紙飛行機作り〟です。

こちらは〝紙飛行機作り〟です。

そして、更に、散歩へ行くグループに分かれ、近くの公園で、〝宝探し〟が行われ、公園至るところに宝が隠され、大いに盛り上がったということでした。

給食は、柿崎先生によって報告されていますので、割愛させていただきます。(http://namagaryujuku.com/?activity=父親体験保育@調理室)

そして給食後の片付け、午睡へと進んでいきます!

(報告 加藤恭平)

 

行事ってこんなに楽しい!父親体験保育報告 2

遅ればせながら、父親体験保育報告の続きをしていきたいと思います!

朝会後もクラスでは、受け入れが続いていました。

お母さんもほっと一安心の一瞬ですね

笑顔でのバイバイ。お母さんもほっと一安心の瞬間ですね

受け入れ後、ちょっぴり泣いていた子も…

受け入れ後、ちょっぴり泣いていた子も、

ちょっと前まで泣いていた子も、お父さん先生の優しさと機転で、すぐに気持ちが切り替えられるようです

お父さん先生の優しさと機転のお陰で、すぐに気持ちが切り替えられるようです

新宿せいが保育園がある場所は、東京は新宿ということもあり、外国のお父さんもいます。今年は2名の参加がありました。

海外に留学や出張経験があり、この日ぐんぐん組のリーダーでもあるお父さん先生が、その日の打ち合わせを行っています

海外に留学や出張経験があり、この日ぐんぐん組のリーダーでもあるお父さん先生が、その日の打ち合わせを行っていました

こちらのお父さんは日本語がとても流暢で、参加されたお父さん方と、多くの交流を楽しまれていました

こちらのお父さんは日本語がとても流暢で、参加されたお父さん方と、多くの交流を楽しまれていました

 

わいらんすいでも、打ち合わせをしながら、受け入れをされていました。

わいらんすいでも、打ち合わせをしながら、受け入れをされていました。

和気あいあいとした雰囲気の中で、受け入れが行われていきました。

また、柿崎先生の報告にもありましたように、今年は調理として、お父さん先生が入られました。

初の試みでもあり、職員もそうでしたが、それ以上に、当のお父さん先生がとても張り切っておられました。

日頃からお料理をされるそうで、朝飯前!といった様子でした

日頃からお料理をされるそうで、朝飯前!といった様子でした

「パパ!がんばってね!」奥様の声援が調理室に響きました。微笑ましい場面です。

「パパ!がんばってね!」奥様の声援が調理室に響きました。微笑ましい場面です。

この日は男性職員のみの出勤なのですが(来年度からは変わります)、毎年、この日が楽しみなのは男性職員、お父さんだけではないようです。

例えば、受け入れの時に話しをしたお母さん方からこんな意見をいただきました。

「溜まっていた家の掃除ができます!」「これからママ友でランチに行くんです♪」

また、「久しぶりに美容院に行きます♪」「一人の時間を満喫します♪」といった声もありました。

父親体験保育の日は、お母さん方にとっても嬉しい日のようです。

そして、

職員、お父さん方のやる気の源だと、僕は思っています。

職員、お父さん方のやる気の源だと、僕は思っています。

 

出勤日となっていない休日にも関わらず、この日の様子を見に、女性の職員の姿も。

その眼差しが父親体験保育の熱気を更に熱いものにしていることは、間違いないことと言えると思います。

多くの人の喜びに後押しされながら、保育は進んでいきました。

次回は、日中の活動の様子を報告します!

(報告者 加藤 恭平)

父親体験保育@調理室

今、臥竜塾生ブログで加藤君が「父親体験報告1」という事で報告をしています。番外編というわけではありませんが、今回調理からの父親保育も報告させてもらおうと思います。

 

今回初めての試みをしました。父親保育を始めて8年目になりますが、お父さんの希望により父親保育に限らず、初めて保護者の方が厨房に入って調理をしました。

そのお父さんは、何回も父親体験保育に参加されていて、保育士は各年齢、そして園長代理まで体験された方だったので、「次は調理がしたい」という希望を園長と相談しOKが出たので今回初めての試みとなりました。

もちろん調理室に入るという事で検便はしてもらいました。検便の結果「陰性」という事でお知らせをし、そのお父さんから園長代理に「陰性」だったと報告のメールを出したつもりが、嬉しさからだったのか、保育園の保護者全員が見ることができるアドレスに送ってしまっていました(笑)

 

そんなこんなで、お父さんと当日どういったものが作りたいか相談をしたところ「ダシ」をテーマにメニューを考えたいという事でした。そして、考えたその日のメニューは、

ご飯、里芋の味噌汁、鮭の塩焼き、鶏肉と高野豆腐の煮物を作りました。至ってシンプルな和食ですが、味噌汁は子どももわかりやすいように、ダシの入っているものと、いないもので飲み比べをしてもらい出しの旨味を感じました。そして、鶏肉と高野豆腐の煮物は炒めるところから味付けまで全てお父さんに作ってもらいました。

鶏肉を炒めているお父さん

鶏肉を炒めているお父さん

また、食事の前にお父さんが3~5歳クラスで手作りの紙芝居を披露してくれました。内容はダシ(だし汁)の紹介と共に、人をダシに使うという意味の「ダシ」を意味違いで子どもたちに話し、理解できたのかはわかりませんが、子ども達以上に周りの大人が笑う事で楽しい雰囲気の中で食事をしました。

食事前に手作り紙芝居を読んでくれています

食事前に手作り紙芝居を読んでくれています

味噌汁はもちろん、お父さんの作ってくれた鶏肉と高野豆腐の煮物もたくさん食べていました。お父さんたちがいる事は日常とは違いますが、「楽しい」という環境は食事をする上でも子どもたちにとって、そして大人も働くうえでとても大切なことというのを実感しました。

来年度も調理を希望するお父さんがいたので、今回はとても良いきっかけ作りになり次は何ができるか、今から楽しみです! (報告者 柿崎敬史)

行事ってこんなに楽しい!父親体験保育報告 1

先日、父親体験保育が開催されました。参加されたお父さんはOBの方も含めると約40名、子ども達も土曜日に関わらず80名以上の参加があり、大盛況で幕を閉じました。

父親体験保育については、藤森先生が10年間毎日更新されている『臥竜塾ブログ』の中で、詳しく解説されていますので、臥竜塾ブログの検索スペースに『父親保育』と入れて検索してみてください。

さて、今年もまた数々のドラマがありました。

写真と共に紹介していこうと思います。

「おはようございまーす」「よろしくお願いしまーす」

「おはようございまーす」「よろしくお願いしまーす」

まずはガムテープを見えやすいところに貼っていただき、名前を書いていただきます。

こちらから何も言わなくても、「名前をお願いしまーす」と、お父さん方から発信して下さり、とても段取りよく進んでいきます。

何度も参加されているお父さんの経験値に脱帽してしまいます。

「今日はよろしくお願いしますね」

「今日はよろしくお願いしますね」

「何か仕事はありますか?」とお父さん方からお声掛けをいただきました。布おむつを畳んでいただいています。

挨拶や日常の話などをしながら、良い雰囲気です。

そして、朝の大きな仕事の一つと言えば、〝受け入れ〟ですね。

来てみたらお父さんだらけ(笑)の空間に、びっくりする子ももちろんいます。

そこでまた、ドラマが生まれるのです。

「そうだよね、お母さんがいいよね」

「そうだよね、お母さんがいいよね」

そして、数分後。

受け入れ後、お父さん先生が選んだ絵本を読んでいます。

受け入れ後、お父さん先生が選んだ絵本を読んでいます。

「よし、もう大丈夫だね」「今日一日よろしくね」

「よし、もう大丈夫だね」「今日一日よろしくね」

このお父さん先生は、父親保育には欠かせない常連の方でもあり、今回はにこにこ組のリーダーのお役目を務めて下さいました。

抱きかかえられている子も2歳児クラスの子です。こんなやりとりからも、瞬く間に、子ども達との信頼関係を築いていくのですから、驚いてしまいます。本当に勉強になります。

一方職員室では、藤森先生を迎えて朝会が行われました。

〝園長代理〟のお父さん先生が、いつもは藤森先生が座られている椅子に座って朝会が始まります

〝園長代理〟のお父さん先生が、いつもは藤森先生が座られている椅子に座って朝会が始まります

司会の方は、今回初の試みの一つ〝OBのお父さん先生の参加〟による、お父さんです。

お子さんが新宿せいが保育園を卒園して尚、保育園に、また、父親保育に思い入れがあり、

今回初めてOB枠を設けさせていただき、肩書きとしては、『名誉顧問』『オブザーバー』という形で、参加をしていただきました。

藤森先生は、この朝会で最初にお話をいただいた後すぐに島根へご出張に行かれています。

滞在時間はなんと約10分!

ご多忙にも関わらずこうして、藤森先生にご出席いただくことで、指揮が高まるということを本当に感じました。

園長代理からもご挨拶をいただき、いよいよ父親保育開催です!!!

 

(報告者 加藤 恭平)

 

不安→自信

今年のテーマは繰り返すようですが「伝統」です。

そろそろ夕涼み会に向けて係も始動し始めました。

以前の報告で茶室の紹介をさせていただきましたが、今年の夕涼み会では、その茶室を活用しようということで、

よく時代劇でも出てくるような、番傘の下で抹茶とお茶菓子をいただく、

「野点をしよう!」と塾長と西村君と企画する予定です。

いかにも水戸黄門のうっかり八兵衛が「ご隠居!そろそろ休憩しませんか?」と

言いたくなるような雰囲気の野点のブースを作りたいと思います。

 

まずお茶ですが、実は西村君が月に何回かお茶を習いに行っています。

ですので、当日も西村君がお茶のお点前を披露する予定です。

 

そしてお茶と一緒に出てくるお茶菓子ですが、

何を作ろうか・・・と3人で悩んでいたら、塾長がある小さな箱を持ってきて

「これはどうかな??」

と提案してきたのが「落雁」でした。

落雁とは、米などから作ったでん粉質の粉に水あめ、砂糖を混ぜて着色し、

型に押して乾燥させた干し菓子です。おそらく食べた事がある人も、ご存知の方もいるかと思います。

塾生の西田君が実家の金沢からお土産で持ってきてくれます。

塾長が見せてくれたのは、子どもの日にちなんだ落雁で色とりどりで形も様々でとても素敵な落雁でした。

 

しかし、見た瞬間「これは作れるのか!?」と心の中で思いました。

取りあえず、作り方を調べてみると材料は入手が困難な物はなさそうなので、

あとは素人が作れるのか・・・です。

まぁやってみないと始まらないので、作ってみる事に・・・。

 

早速、塾長と西村君の三人で材料と型を買いにいきました・・・。

東京のいいところは、すぐに材料が揃うところです。

合羽橋というとこは食器や調理道具の問屋街で、

近年は海外からの観光客が多くなってきました。

そこで5種類の型を購入しました。

ただ、ここで驚いたのは値段です。

落雁専用の型を購入しようとしたら、なんと20000円もするのです!

木製の物で、押し出して簡単に取り出せるようになっています。

とは言っても、素人がさすがに20000円の物を使うのは勿体ないので、

一つ400円くらいの陶器で出来た型を購入しました。

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そして、いざ調理開始!

西村君と手分けをしながらせっせと作り始めて約1時間・・・。

なんとか完成しました!!せっかくなので抹茶を混ぜた物とノーマルな味の二種類を作りました。

最初は作ったこともないので、粉や砂糖を入れてこねる作業はいいですが、

固さなど全く分からないので、とりあえず適当にしてみると、

その適当が良かったのか、奇跡的に上手くいったのです(笑)

型から外すのは少し時間もかかりましたが、

やっていくうちに上達し、二人とも落雁マスターになりました(笑)

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素人が作ったとはいえ、満足した出来栄えでしたし、

何よりも塾長も美味しいと言っていただいたのが嬉しかったです。

 

過去にも夕涼み会の食事でバームクーヘンを作ってみたり、

きりたんぽを作り、炭火で焼いたり、

祭り寿司を作ったり・・・。

今まで、色々な事をやってきました。

最初はどれも不安から始まりますが、塾長のやってみよう!

の一言で不安が自信に変わるのです。

そんな「大丈夫!やってみよう!!」という一言で

不安が自信に変えることができる存在になりたいと思います(報告者 山下)