大阪報告と一問一答

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8月9日(火)の生臥竜塾

 

今回は、塾頭の父上でもあります、世界文化社の山下氏もゲストティーチャーとして参加してくださいました。富山名物の「白エビ」をはじめ、「ヒラメの昆布締め」など、多くのお土産をいただき、非常に豪華な夕食をいただきました。ありがとうございました!さっそくメニュー紹介からいきたいと思います。

 

麻婆茄子丼ととろろ昆布のすまし汁

麻婆茄子丼ととろろ昆布のすまし汁

茄子と茗荷とササミの和え物

茄子と茗荷とササミの和え物

だだちゃ豆

だだちゃ豆

らっきょう漬け

らっきょう漬け

白エビの唐揚げ

白エビの唐揚げ

ヒラメの昆布締め

ヒラメの昆布締め

かき氷

かき氷

 

 

今日の塾の始まりは、先週の森口先生の大阪出張報告からでしたが、この報告は森口先生が既にアップしているので、そちらをご覧ください。同じ塾生の邨橋氏が勤められている園の報告です。

http://namagaryujuku.com/?activity=大阪

 

塾長も、幼稚園という立場から地域に積極的に働きかけて保育の質向上のための尽力、環境を思い切って変えたり、乳幼児期の重要性を訴えて行動している園長先生をはじめ、諸先生方を「すごいよね」とおっしゃっていました。また、ここに至るまでも決して簡単ではなかったという背景話などもあり、邨橋氏の苦労をねぎらっておられました。同じ塾生としても誇らしく、同時に、素敵な刺激を受けた報告でした。

 

そして、森口氏は、日本100名城スタンプ帳をコツコツと集めており、大阪でも「大阪城」に登ってきたという話から、大阪という土地に脈々と流れ続けてきた文化に触れて、非常に刺激的な体験が多くできたという話もしてくれました。

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【塾長への一問一答コーナー!】

塾長は、見学者に園内を案内する際、各クラス(発達)に応じた環境構成を実際の現場にある物を通して説明します。この環境がある意味は、この時期にはどのような環境が必要なのか、どんな発達を促すための環境なのか等、その説明を聞くだけでも、新宿せいが保育園の保育の質の奥深さというものを強く感じることができます。なかには、担任が知らなかった環境というのもあるほどです(汗)。そこで、こんな質問をしてみました。

 

Q:見学者案内をしている際に、環境で気になったところ・よかったところ・そうでないところなどはあるのか?また、その際には、どのような方法で伝えるのか?

 

A:基本的に、自分の考えを説明したり、こういう考えでこうだから、ほらこの環境がそうでしょと、現場の環境に理屈をつけて説明する。これは先生たちの考えで、私の考えをこういう風に具体化しているみたいだって。自分が思っていた環境と違う場合がある時は、後で“あそこ説明しにくかったよ”と伝えたり、また、別の違った時には、その説明の時には触れないで、“説明がうまくつかなかったよ”って担任に言うことはある。そうすると担任は気付く。ちょっとそれは違うなって思っても、理念に直接関係がなければ、その人の“発想”だから否定しない。違うなって思っても、それは個人の問題。クラスを歩いて回ったり、案内したりしていても逆に感心することの方が多い。うちの園では、あまり具体的には言ってないけど、自然と私の考えに沿っている。基本的な部分は、既に構成してはある。ドイツの統一カリキュラム「バイエル」では、分厚く発達ごとにきちんと決められているからこそ、独創性が出せている。日本では、独創性を出すためにと言って逆に薄く作っているから現場が確立化しない。守るべきところが見えないから。きちんとした明確な理念になるほど、画一化しない良い発想が生まれる。そこを守ればいい。

 

 

“説明がうまくつかなかったよ”などの言葉から、塾長の、職員に対する「信頼」「愛」「真心」といったものを感じますね。また、質問以上の実に奥深い返答を頂きました。そして、「見守る保育」という保育方法のもと、「共生と貢献」という理念が新宿せいが保育園には存在しています。

共生:他を受け入れ、共に生きていくなかで、それぞれの子どもが周りのすべての環境のなかで生かされていることを知り、自分も相手の存在を深め、また豊かにしていくことができる社会づくり。

貢献:さまざまな体験を通して得た知恵や知識を用いることによって、 よりよい共生を目指す(貢献)ことに喜びを感じる子ども。

子どもの発達を踏まえて見守り、上記に沿ってさえいれば、どんな環境であってもいいのです。職員の皆が生き生きと働いている理由が、また一つ理解できた気がしました。

(報告者:小松崎高司)

大阪報告と一問一答」への3件のフィードバック

  1. 素直にこの報告に対して感動を覚えます。藤森先生の言葉から職員を真心を持って接し見守ってくどさっていることが伝わってきます。また共生と貢献を整理して考え理解できた気がしています。「子どもの発達を踏まえて見守り、上記に沿ってさえいれば、どんな環境であってもいいのです。」ということを念頭に置き、改めて保育をしていきたいと感じます。私も小松崎氏のような報告を私も書いてみたいものです。学びをありがとうございます。

  2. 塾長が“説明がうまくつかなかったよ”と話しているのを想像して、以前を思い出しました。こうしたことを〝職員に対する「信頼」「愛」「真心」”と表現されていますがまさにその通りだと思います。自分もこうしたことを気軽に言えるような存在を目指していきたいと思います。それと、夜中にコメントを描くことの多い私にとって、おいしそうな食事の写真はなかなかの飯テロです(笑)

  3.  とても勉強になりました。藤森先生がそのようなお気持ちで見学者の方へ対応されていることを初めて知りました。〝“説明がうまくつかなかったよ”などの言葉から、塾長の、職員に対する「信頼」「愛」「真心」といったものを感じますね。〟本当にそう思います。物事を遠回りでも近道でも言われた時にその真意を察知できる力というのもとても大切で、それはどのように育まれていくものなのか、と思ったりします。考えを廻らせ、しっかりとキャッチできるように努めていきたいと思います。

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