塾長からご挨拶を頂戴しました。
今年は昨年にも増してシンガポールや上海など、世界に向けて発信されていく機会の多い年になることでしょう。講演の核となる2つのことについてお話をいただきました。
1.家庭環境など、豊かな愛情を受けれられることが一番良いけれど、それを受けられない子どもでも、子ども同士の関わりがあると将来は何の問題もなく過ごすことができる。ただそれがないと問題が起きるということで、今、中国では家庭ではそれができない、おじいいちゃんおばあちゃんが子どもの面倒を見ても子ども同士の関わりがないから、ということでそれを0歳からやる。先生から教わる、というより子ども同士の中で色んなことを学んでいる、ということ
2.白紙の状態で生まれてくると思われていた赤ちゃんは実はとても有能で、面倒を見てもらう為に大人に仕掛けている、大人を使いこなしているということが研究でわかってきている。次のAIの時代、コンピューターの時代に大人の価値観は否定されてくる。大人のやることをコンピューターがやれる時代に、大人はそれを使いこなさなくてはならなくなる。それを赤ちゃんから学ぶ。
サピエンス全史から見ると、今学校で習っていることは殆ど意味がなくなる。意味あるものとは、
ソーシャルスキル
→関わり、子ども同士の関わり
高度なクリエイティビティ、創造力
→昔で言う新しいものを生み出す力、ではなく、今あるものを掛け合わせて、新たな価値あるものを生み出す力
例えば、乗り物図鑑を見て製作ゾーンで作るなど、自分で掛け合わせることのできる環境。色んなゾーンがあって、それを子どもたちが自分で集めて遊べることのできる環境
この大きな2つを中心に園生活が行われること。
改めてその重要性を感じると同時に、見守る保育 Fujimori Methodが確固たる奥行きと、世界中の期待を背負っていることを感じてしまいます。
さぁ、それでは乾杯です。
(報告 加藤)