ちょっと変わった職員が報告する勉強会~園内研修編3~ EPISODE 1

11/1(火)に行われた園内研修の模様をお伝えします。

この日は株式会社KIDS STATION様より4名の方が来園されました。(太字をクリックして会社様のHPをご覧下さい。)

韓国発『れいぞうこのくにのココモン』 (太字をクリックしてココモンのHPをご覧下さい。)を日本で事業展開されている最前線の方々で、「日本で絵本を製作するにあたりどのような方向性でいくべきか、また、今後どのようにすることで普及されていくのか、忌憚のない意見をいただければ」とのお話を藤森先生を通していただき、この日が設定されました。

4階会議室を職員会議の形(四角型)に設定し、この日の園内研修はスタート。〝一つのテーマについて話し合いをする〟という意識をテーブルセッティングからも感じてもらう意図で、我らが誇るベテラン男性保育士の先生のアドバイスによるものです。

「真ん中が空いているのはダンスを踊ってもいいからですか?」と、開口一番ユーモアあるお言葉をいただき、予定を変更して〝おはなしタマゴ(アイスブレイク)〟をプログラムの中に入れさせていただきました。

  1. れいぞうこのくにのココモン上映
  2. おはなしタマゴ(アイスブレイク)
  3. 株式会社KIDS STATION様よりご挨拶
  4. おしゃべりタイム(ディスカッション)
  5. まとめ

このような流れで行いました。

今回も、多くの先生方に集まっていただけて本当に有り難かったです。この日は火曜日ながら藤森先生が韓国出張中だった為、山下先生はじめ臥竜塾メンバーにもご参加いただきました。

今回も、多くの先生方に集まっていただけて本当に有り難かったです。この日は火曜日ながら藤森先生が韓国出張中だった為、山下先生はじめ臥竜塾メンバーにもご参加いただきました。

 

〝コーヒー派ですか?紅茶派ですか?〟「おちゃけ(お酒)派です」

〝コーヒー派ですか?紅茶派ですか?〟「おちゃけ(お酒)派です」(会場笑)

 

話している最中ながらココモンが横槍を入れます(笑)

話している最中ながらココモンによる横槍が入ります(笑)

 

いつも和やかな雰囲気を演出していただき、

いつも和やかな雰囲気を演出していただき、

 

本当にありがとうございます。

先生方本当にありがとうございます。

そして本題へ。3.今回の園内研修の趣旨のご説明をいただいた後、特別版DVDを参加者全員で視聴。感想を言い合いながら、ざっくばらんとディスカッションは展開されていきました。

(報告者 加藤恭平)

子育て講座② 番外編

さて子育て講座の後にエピソードがあったので紹介します。

 

講座のあとに保育園を見てみたいと言われたので、案内させていただきました。

案内をしている時に

「なかなか子ども同士で関われる機会が少なくて、どうしたらいいでしょうか?」

という相談を受けました。ちょうど育休中のお母さん方は同じような悩みを持っているのかもしれません。子育てで困っている方を少しでも支援できるようにと思って始めたのがマタニティカフェと子育て講座です。今後も定期的に行っていくので、良かったら参加してくださいと伝えました。

子育て講座を企画した目的の一つが「地域の人同士が繋がれるように」というのがあります。マタニティカフェ、子育て講座を参加された親同士が顔見知りになって、道端で会った時、お買いもので、スーパーで会った時、色々な場面でコミュニティが広がることを期待しています。

そんな期待を胸に、玄関から参加して下った皆さんをお見送りさせていただきました。

 

そして次の日、0歳児クラスで参加してくださったお母さんがちょうど登園されていたので、お礼を言ったところ、どうやら講座のあとに、一緒に見学をしたお母さんと自宅でお茶を飲んだそうです。

ちょうどお子さんも同じような月齢だったり、自宅が近所だったり、家庭環境が似ているなど、共通点が多かったそうで、そのまま話が盛り上がり・・・。

この話しを聞いて本当に嬉しかったです。

まだ子育て講座も2回目で私も手探りの所もありますが、保育園が地域を結ぶ役割になっていけたら!と密かに思っています。(報告者 山下祐)

ちょっと変わった職員が報告する勉強会〜園内研修編2〜 EPISODE FINAL

前回報告した〝クラス報告〟の写真です。

前回報告した〝クラス報告〟の写真です。

 

このような形で、報告をしていただいています。

このような形で、報告をしていただいています。

 

そして、4.おしゃべりタイム(小グループに分かれてのディスカッション)

保育経験年数の高い先生を筆頭に3グループに分かれていただき、今回は、11/1(火)に行われる(この日は10/26)『れいぞうこのくにのココモン』研修に向けて、一つのテーマについて話し合いを行っていただきました。

(太字をクリックすると『れいぞうこのくにのココモン』のHPを見ることができます。その日の研修内容は次回報告します。)

保育に関するたくさんの質問や疑問がよせられたBOXの中から一枚、引くと中には〝熱を出した子や、保護者からお休みの連絡をいただいた時など、その対応について判断に迷ってしまうことがあります。皆さんはどう対応されていますか?〟と書かれていました。

今回も恒例のお約束があり、

写真 笑顔。 うなずき、合いの手。 意見を言うときは相手を肯定してから言う。(例 あなたの意見はとてもいいですね。そして、こうするともっといいと思います。) 盛り上げてください。 「今更聞けないこと」「そんなことも知らなかったの?」というようなことをじゃんじゃん出していただけたらと思います。 不平・不満、愚痴、泣き言、悪口、文句。なるたけお控えください。

1.写真
2.笑顔。
3.うなずき、合いの手。
意見を言うときは相手を肯定してから言う。(例 あなたの意見はとてもいいですね。そして、こうするともっといいと思います。)
4.盛り上げてください。
5.「今更聞けないこと」「そんなことも知らなかったの?」というようなことをじゃんじゃん出していただけたらと思います。
6.不平・不満、愚痴、泣き言、悪口、文句。なるたけお控えください。

ご理解とご協力をいただき、

話し合いを始めていただきました。

話し合いを始めていただきました。

新宿せいが保育園には看護師の先生により作成された全26ページからなる『保健のしおり』という、保健に関するガイドラインがあります。新宿せいが保育園へ入所された保護者の方に必ずお配りするもので、そのガイドラインに沿って日々の保健が営まれています。

今年度入社の新人の子や初めて園内研修に参加されたボランティアの方もいらっしゃったこともあり、各グループにて、改めてガイドラインについての確認と共有が話し合いのメインとなったようです。

最後に全体をまとめた際に個人的にとても興味深い内容がありました。

  • 新宿せいが保育園の保育、見守る保育は、子ども同士の関わりが深いため感染症となればその広まりがあるはずだが、いつも大幅な広まりを見せずに終息へ向かうのは看護師の先生ががんばってくれているお陰。
  • 受け入れ後、ノートに子どもの体調不良の旨が書かれていることがあり、直接言ってもらえたら、と思うことも…→保護者の方の仕事の都合、家庭の事情があるのでは。保護者の人の思いを理解しながら、どう状況に合わせて対応するか。現場の保育者の力もとても大きい。

誰か一人の責任のように押し付けられるものではなく、看護師の先生、そして現場の保育者、園の職員同士が互いに協力して子ども達の健康を考えている日々があること、その積み重ねによって子ども達の健康が守られ、維持されていることを改めて感じ、胸が熱くなる思いがしました。

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この度の研修は以上となります。読まれる方に何か得るものがあれば幸いです。

次回は、11/1(火)に行われた園内研修の模様をお伝えしていきます。

(写真提供:石田茄歩先生 金塚由衣先生 報告者:加藤恭平)

 

ちょっと変わった職員が報告する勉強会〜園内研修編2〜 EPISODE 3

・ぐんぐん組(1歳児クラス)

黄色い服の男の子が主人公です。

黄色い服の男の子が主人公です。

先生に頼まれて、

 

駆けていきます。

駆けていきます。

手を繋いで連れてきてくれます。

手を繋いで連れてきてくれます。

最近大人のお手伝いがしたくてたまらない黄色い服の男の子。午睡明けのオムツ替えの場面で、活躍してくれているそうです。

「ありがとう。そしたら次はこの子お願いね。」

「ありがとう。そしたら次はこの子お願いね。」

手を繋いで、おやつを食べる席まで連れて行こうとします。

手を繋いで、おやつを食べる席まで連れて行こうとします。

黄色い服の子の気持ちを汲むように促すクラスの先生のアプローチも素敵ですね。他クラスにいても早番、遅番など様々な場面でこの黄色い服の子と接しているため、この子のこんな成長を知ると嬉しくなります。

・にこにこ組(2歳児クラス)

 

手に何か持っていますね。

手に何か持っていますね。

こちらの先生が某ショップで購入したという〝魔法の杖〟。これだけきれいに円になってお集まりができたことにクラスの先生が感動し、シャッターを切られたそうです。

 子ども達も興味津々といった様子。

子ども達も興味津々といった様子。

特にお集まりの時など、子どもの興味を集める工夫というのが大切になるように思います。子どもだけでなく、見ていて思わず大人もクスッと笑ってしまうようなアプローチというのは、とても素敵ですね。

・わいらんすい(3・4・5歳児クラス)

見つめる目…

見つめる目…

山下先生と西村先生ですね。

山下先生と西村先生ですね。

用務の二人の活躍を紹介しました。

先ずは西村先生。ピーステーブル (太字をクリックすると〝ピーステーブル〟について書かれたブログの全文を読むことができます。)から見える景色を大改造してくれました。

思わずまったり。視線の先には、

思わずまったり。視線の先には、

金魚。

金魚。

ホットになった心をクールダウンさせる役割を持つピーステーブルにまさにうってつけですね。

そしてこちらのカラフルなボード。

そしてこちらの色鮮やかなボード。

大きさを測り、色を塗り、コツコツと作ってくれた力作です。

紙芝居の棚の上に置かれています。

紙芝居の棚の上に置かれています。

配膳の際に、子ども達がここに給食を乗せたトレーを置いてお茶をもらったり、また、時にはそのお茶をこぼしてしまったりといったことがありました。そこに気付いてくれた西村先生の優しさですね。助かっています。

お次は山下先生。

雑巾掛けの場面です。

雑巾掛けの場面です。

いつも雑巾がけをしているすいすい組(5歳児クラス)は芋掘りの為園外へ。毎年恒例らんらん組(4歳児クラス)雑巾がけデビューの日を山下先生が見守りました。(とても感動したので詳細は後日報告します。)

最後に整列。そして、

最後に整列。そして、

一人一人と硬い握手。

一人一人と固い握手。

子ども達の嬉しそうな、誇らしげな表情が印象的でした。

最後に、

クラスに貼られている小松崎先生の力作を紹介。

クラスに貼られている小松崎先生の力作を紹介。

3週間かけて描かれたとのことで、溢れる才能に脱帽です。

そんな小松崎先生とすいすい組(5歳児クラス)担任、我らが誇るベテランの先生とすいすい組(5歳児クラス)の子ども達とで、

東京富士大学で開催される『ねぇねぇきいて!コンサート』に出場します。

東京富士大学で開催される『ねぇねぇきいて!コンサート』に出場します。

日時:2016年11月11日(金) 時間:10:00~11:30 場所:東京富士大学 二上講堂 『第3回 ねぇねぇきいて!コンサート』

日時:2016年11月11日(金)
時間:10:00~11:30
場所:東京富士大学 二上講堂
『第3回 ねぇねぇきいて!コンサート』

子ども達がとても楽しみにしているこのイベント。子ども達で決めた〝ありがとうの花〟と、そして藤森先生作詞作曲の園歌〝風と光と〟をステージの上で歌います。「『風と光と』が歌いたいね!」と子ども達で話し合っていたことを聞いた時、子ども達にとって園歌は特別で、そしてとても身近で、その歌としての存在の大きさをとても感じ、感動が湧いてくる心地がしました。

クラス報告は以上です。次回、ディスカッションの内容を報告します。

(写真提供:郡山真璃恵先生 金塚由衣先生 報告者:加藤恭平)

子育て講座②

10月22日(土)に子育て講座を②「赤ちゃんの体調変化」というテーマに沿って講座を企画しました。

なぜ、そのテーマにしたのかというと、毎週火曜日に保育園に入園を考えている保護者向けに入園前見学を行っています。私がよく案内をさせてもらっているのですが、その時に「慣れ保育はどれくらいですか?」「熱が何度になったらお迎えですか?」という質問が多くあります。おそらく職場を復帰するにあたって、育児と仕事との両立に不安を感じているお母さん方が多いのと、初めての子育てに不安を感じていたり・・・それならば、そんな不安を抱えているお母さん、お父さん方に対して少しでも解消できるようなテーマにしようと思ったのがきっかけです。そして新宿せいが保育園の保健士に赤ちゃんの体調変化について話していただき、そして質疑応答をしてもらう形式にしました。

今回の参加者は、

中国出身のご夫婦と3ヶ月の赤ちゃん、

9ヶ月の赤ちゃんとお母さん

4ヶ月の赤ちゃんとお父さん

そして新宿せいが保育園の0歳児クラスのお母さんと園児

計5名の方に来ていただきました。

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写真は今回の講座で担当していただく保健士の手作りの「リンゴカスタードタルト」です!前日に調理室で作って下さいました。これは絶品のケーキで参加者の皆さんも、見た目と味に驚いていました!私もいただきましたが、本当に美味しいのです・・・。

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そんな美味しいケーキとお茶を飲みながら講座が始まりました。

まずは参加者の自己紹介と日ごろ子育てをしている中で悩みや不安があれば言ってもらいました。すると「授乳のあとのげっぷがなかなか出ない」「先日、ベットから落ちてしまって・・・」と言った、多くの人が抱えている悩みが早速出ました。

まず保健士からこんなお話がありました。

赤ちゃんは生まれてから6ヶ月程度までは母子免疫があるので、しばらく赤ちゃんを守ってくれていますが、最近の説では2ヶ月で効果がきれてしまうと言われています。それによって早めにワクチンを接種して赤ちゃんを病気から守っている次第です。

しかし保育園に入園すると、集団生活になります。そうなると、やはり病気がちになってしまいます。冬はインフルエンザ、夏はRSウィルスなど季節によって感染症が違ってきます。それらの感染症や病気にかかるたびに仕事を休んでしまいますが、1年、2年と時が経つと、子どもは体に免疫がついてどんどん強くなり、2歳クラスになるころにはほとんど休まなくなります。ですので、保育園に入園されたら1~2年は大変かもしれませんが我慢のしどころです。

確かに私の息子も今ではほとんど保育園を休まず登園していますが、最初の1~2年の時は何度もお迎えに行ったのを思い出しました。

一通り、話し終わった後に具体的な話しに移りました。

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上の写真のプリントをベースに保健士が一つ一つ丁寧に解説をしてくれました。

いくつか紹介したいと思います。

耳の場合は「耳垂れ」が出て、匂いが臭く、黄色っぽい液体が出てきたら急性中耳炎の可能性あります。赤ちゃんは正直なので、よく耳を触る仕草をしたり、泣いたりしたらそれがサイン!早めの受診をして重症化を防ぐ。

肌の場合、発疹が出たら早めの受診をして、水疱瘡の早期発見で重症化を防ぐ、また虫刺されでも、かゆくて、かいてしまい、その場所に細菌が入ってしまい、それが原因で飛び火になってしまうので、早期対応をすること。

また参加者からの質問で「水疱瘡とあせもの違いは?」という質問に対しても、水疱瘡の場合は微熱を伴うと解答していただき、ここで微熱というキーワードからこんな話しをしてくださいました。

医師会では37.5℃は微熱と診断しているそうですが、まずは自分の子どもの平熱を知っておくことが重要とのことです。赤ちゃんによって平熱が高い赤ちゃんと低い赤ちゃんとでは、同じ37.2℃でも全く違ってくるので、とにかく自分の子どもの平熱をちゃんと把握しておくように!とここは強く言われました

続いて尿についてです。

おしっこの回数を気にかけて下さいとのことです。そして色が重要で、少し赤っぽいと膀胱炎のおそれがあるので注意です。またおしっこがオレンジの少し濃い色の場合は水分が少ないので、しっかりと水分を取るように。ただ実際にオムツを見ても分からない場合は、オムツを病院に持っていくと、医者も判断しやすいので、それも手です!

うんちの場合も同様で、頻繁に出てしまう、おっぱいやミルクを飲まなくても出てしまう、匂いがいつも以上に臭い(胃腸炎のおそれ)、などの症状は医者に診てもらった方がいいので、病院に持っていくといいと言われました。

便の関連から「小児便秘」も最近になって注目されているそうです。この時期に便秘になってしまうと、うんちを出すのが痛いと思ってしまい、そうなると成長した時に「うんちをするのは痛いこと」と思い込んでしまい、大きくなったときの排泄の自立に大きく影響してしまうので早めの対応が必要とのことです。また小児便秘の原因としては、

やはり食生活が影響しているので、野菜が少なかったりすると、便秘になりやすくなるので注意が必要ですと教えていただきました。

・・・という風に雑談を交えながら終始、和やかな雰囲気で今回の講座が無事に終了しました。

最後に保健士の方から・・・

赤ちゃんの出すサインを繰り返し見る事で、親は覚えていきます。そして何よりも普段元気な姿をしっかりと見ることが大切です。

赤ちゃんは、自身の体調がおかしいと、サインを出すので、それをしっかりとキャッチしてあげれば、大事に至らないですよ。

と最後の言葉で締めくくりました。

私もそうでしたが、どうしても第一子というのは色々と心配になってしまいます。鼻水が出てきたり、咳が出たり、普段よりミルクを飲まなくなったり、げっぷが出なかったりと、ちょっとしたことでも心配になります。少しでも知識として知っておくのと、知らないとでは子育てにおいて、肩の荷が少しは下りるのではないでしょうか?

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最後は赤ちゃん同士、見つめ合っていました。

今後も地域に貢献できるような講座を考えていこうと思います。(報告者 山下祐)

ちょっと変わった職員が報告する勉強会〜園内研修編2〜 EPISODE 2

3.クラス報告では、今回は職員室の先生(フリー)からも写真の提供があり、最近の様子や変わった出来事などについて報告がありました。

・職員室(フリー)

支持力を調べています。

支持力を調べています。

成長展へ向けて腕の力で自分をどれだけ支えることができるかのデータを子ども達から取り、それをドイツのデータと比較しようとする保健の先生の試みです。

その際に倉庫をきれいに配置していただきました。

その際に倉庫をきれいに配置していただきました。

「出しやすく片付けられたように思ったので、この写真を倉庫に貼っておこうと思います。」とフリーの先生。皆から「いいね!」と声が挙がっていました。

職員室にある磁石のパネル表記です。

職員室にある磁石のパネル表記です。

ある先生が考案して下さったそうで、予定を書き込むホワイトボードが格段に見やすくなりました。

園の子ども達の誕生日を祝うボードです。

園の子ども達の誕生日を祝うボードです。

いつもは子ども達の顔写真が貼ってあるこのボード。新入園児(スウェーデンから来たマリアちゃんです)の誕生日を「私が描いてみたい。」とすいすい組(5歳児クラス)の女の子から提案があり、このような可愛らしいバースデーボードになったということでした。 (太字をクリックするとマリアちゃんのことが書かれたブログにとびます。)

・すくすく組(一時保育)

可愛いバッグを肩にかけていますね。

可愛いバッグを肩にかけていますね。

先日のドイツ報告(夕方に集まってドイツに因んだ料理や飲み物を楽しみながら、ドイツ研修に行かれた先生方の報告を聞く会が毎年催されます)にて、ドイツで行っていた取り組みを真似してみたとのことで、

拾い集めたものを嬉しそうに入れています。

拾い集めたものを嬉しそうに入れています。

素敵な取り組みですね。

新宿せいが保育園の先生方から〝神様〟と言われる先生を撮った写真も。

新宿せいが保育園の先生方から〝神様〟と言われる先生を撮った写真も。

誰もが尊敬してやまないこの先生は今年度すくすく組(一時保育)にいらっしゃいます。お手伝い保育(すいすい組(5歳児クラス)が毎週決まった曜日に各クラスにお手伝いに入る取り組みです)で来たすいすいさんとすくすくさんを繋げようとするそのアプローチが見事とのことで、

ブリッヂが得意なこの子にトンネルになってもらってその下をくぐるという遊び(笑)で、子ども達の関わりが見事に生まれたそうです。

ブリッヂが得意なこの子にトンネルになってもらってその下をくぐるという遊び(笑)で、

子ども達の関わりが見事に生まれたそうです。流石ですね。参加された先生方からも笑いが起きていました(笑)

・ちっち組(0歳児クラス)

ちっち組(0歳児クラス)は動画で報告。

手押し車を走らせています。

手押し車を走らせています。

次の瞬間!

手作りの手押し車登場!

手作りの手押し車登場!

ちっち組(0歳児クラス)の先生が苦心の末に完成させた力作ということで、その出来栄えに皆感心されていました。

面白いですね。続きのクラスを次回報告します。

(写真提供:遠藤瑠里子先生 片ヶ瀬茉美先生 石田茄歩先生 報告者:加藤恭平)

大阪の陣

 先日、塾長と一緒に大阪出張へ同行させていただきました。大阪では塾生の先輩でもある邨橋先生の幼稚園にお邪魔しました。園内研修の前に市長さんと教育部長さんなどなど市の教育関係者の方が6名ほど集まり、幼稚園の園長先生(邨橋先生のお父様)、塾長の話を聞きながら、質疑応答をするという場がありました。その会は2時間半ほどあったのですが、1時間あまりで塾長が保育の重要さ、乳児の重要さをノンストップで、とても強烈に相手に伝わる話し方でお話をされました。短い時間の中に、大切なことをしっかり詰め、短時間ではあったのですが、見事に相手に伝わる内容で、私は近くでその話を聞いていて衝撃を受けました。
なかなか伝わらないかもしれませんが、その時に塾長が話されたことを簡単にまとめでご紹介したいと思います。

・赤ちゃんは大人にやらせるように仕掛けている。とても能動的な存在である。
・人工知能の発達に対応する教育をしていかなければならない。そのための非認知教育。
・地域に税金を納めるような大人にしていかなければならない。若い人はきつい仕事をしなくなっている。
・勉強につながるために乳幼児期の「楽しむ」「味わう」という(経験カリキュラム)ことが大切になる。
・人類の祖先であるホモサピエンスが持っていた力(協力)を子どもに伝えることが大切。
・赤ちゃんは生まれながらに協力の基盤を持っている。

・赤ちゃんが持っている…
①人を援助する力
②人にものをあげたがる力
③人に教えたがる力
④道徳心
これらの力が発揮される場を作らないといけない。その場がないと消えてしまう。
これらの力は相手がいてこそ成り立つ。

偏見を持ってしまう理由…
①異年齢を体験しない
②障害のある子を分ける
③男女を分ける
差別意識、偏見は環境によって作られる

・人類が子孫を残せてきたのは、族を作り、共同保育を行なってきたから。だからこそ離乳も早い。
・大正デモクラシーの時以来の新教育運動が起こってきているが、それを教える教師が育っていない。
・総合的な学習の時間が教科になってしまっている。
・子どもに話す力がないのは先生に聞く力がないから。子どもに聞く力がないのは、先生に話す力がないから。

・ネアンデールタール人の遺伝子を少し受け継いでいるのは日本人だけ。
・幼さを残す幼形成熟が鍵。
・遊びを通して学ぶので、幼児期の遊びという学びも就学時の学びも同じものである
・それぞれの地域で活躍する人材を作らなければいけない。それが多様性である。東京でサラリーマンをすることがいいという価値観をおかしい。八百屋も魚屋も必要である。
・自分でなんとかできるという思いが病気を治す。ストレスをなくすのではなく、自分で解消できる力が大切。

・一斉画一的教育から主体性、選択制の教育へ。それは病気を克服する力、生きている力につながる。
・十分にハイハイをするから歩くことができる。
乳児期にしっかり発達する、楽しむことができれば勉強ができるようになる。
・乳児の保育時間は長すぎる。乳児の保育は重要だが、長すぎるのは良くない。そのためには子ども園では1号認定を乳児にも認めるべき。
・親と同居している家庭に補助を出してみては。
・人類だけにある青年期、老年期は心を育てる、孫の面倒を見るためにある。
・親の養育が子どもに影響する。だからこそ園に預けた方がいい。親のよって格差を生んでしまうから。

・子どもたちの発達を見せる切り口が5領域。
・言語能力はすべての教科につながる。
日本人の英語力は論文向き
韓国人の英語は会話向き

・足が速い子がいるのと同じように、勉強にも向き不向きがあるのだから、得意な子がやればいい。
・3〜4年生でヴァーチャルな世界を見ることができるので、歴史、地理といった教科が始まる。この時期に英語が始まるのは理にはかなっている。
・困難を乗り越える力を持っている子は…
①愛されていると思っている
②自分が好きである
③前向きである

・子どもは刷り込みなので、大人が多様な価値観を持ち、そのあり方を示していかなければならない。

このようなことを塾長は話されました。箇条書きなので、分かりにくい部分もあると思いますが、塾長の話は全てが繋がっており、乳児教育の重要さを市長さんはじめ、教育部長さんたちは納得されておられました。是非とも市としても、こういう保育を進めていきたいと仰っていました。見守る保育がこのようにどんどん広がっていくと子どもたちも大人も幸せになると思うので、このような動きはとても嬉しくなりますね。
また、塾長の分かりやすく確信をつく話し方に改めて感動しました。私も塾長のように柔らかく、しかし確固たる信念を持ち、相手を納得させる話し方ができるようになりたいなと思いました。
塾長はよく難しいことを難しく話すことは誰にでもできる。難しいからこそ簡単に分かりやすく話すことを心がけたいと仰っています。私もそれを目指していきたいです。

報告者 森口達也

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帰りに少しだけ千利休を感じてきました。

ちょっと変わった職員が報告する勉強会〜園内研修編2〜 EPISODE 1

先日(2016年10月26日)行われた園内研修の模様をお伝えします。

会議室から見える夕日がきれいなpm17:15

会議室から見える夕日がきれいなpm17:15

 

近く迫るハロウィンにちなんだ色合い(?笑)の飲み物を用意しながら参加して下さる先生方を待ちます。

近く迫るハロウィンにちなんだ色合い(?笑)の飲み物を用意しながら参加して下さる先生方を待ちます。

この日のプログラムは、

1.遠藤先生による講演

2.乾杯〜おはなしタマゴ(アイスブレイク)

3.クラス報告

4.おしゃべりタイム(小グループに分かれてのディスカッション)

5.まとめ

という流れで行いました。

 

1遠藤先生による講演

今年度、ドイツ研修(12年目に入られました藤森先生が毎日欠かさず更新されています『臥竜塾』ブログ2016年7月27日『雨の日』から始まる〝ドイツ報告〟の連載の中にその様子が詳しく書かれています。太字をクリックすると藤森先生のブログ『臥竜塾』にとび、その回のブログの全文を読むことができます。)へ行かれた遠藤先生。その際にミュンヘン市の教育局の先生と、公立幼稚園の園長先生と職員の方々へ向けて行った講演を、日本語に翻訳し、再講演していただきました。

とても勉強になりました。

とても勉強になりました。

〝私の園の保育士が「乳児からのシティズンシップ」をテーマに、英語で写真を交えてプレゼンをしました。子どもたちは乳児から人との関わりの経験から、社会の一員となるための資質を学んでいるという発表です。まだまだ乳児は、親と過ごした方がいいと思っている人がいる中、親との愛着のもとで、他児と関わることの大切さを訴えるもので、終わってから、ミュンヘン市当局の幼児担当からは、絶賛されました。〟

『臥竜塾』ブログ2016年7月30日『ドイツ報告4』にある藤森先生のお言葉通りで、とても学び多き時間を提供していただきました。

そして2.乾杯〜おはなしタマゴ(アイスブレイク)へ。

そして、2.乾杯〜おはなしタマゴ(アイスブレイク)へ。

集まっていただけたことがお祝いだね(笑)ということで、乾杯をし、質問内容を新たにした〝おはなしタマゴ〟を先生方に引いていただきました。

〝名前の由来を教えて下さい〟との質問に「30分程時間いただきますけど大丈夫ですか?」と山下先生(笑)

〝名前の由来を教えて下さい〟との質問に「30分程時間いただきますけど大丈夫ですか?」と山下先生(笑)

〝好きなおにぎりの中身〟〝得意なスポーツ〟などざっくばらんにお答えいただきました。

〝好きなおにぎりの中身〟〝得意なスポーツ〟などなどざっくばらんにお答えいただきました。

そして、3.クラス報告へ。今回は、フリー(職員室)からの報告も入り、とても充実した内容となりました。

(写真提供:石田茄歩先生 金塚由衣先生 報告者 加藤恭平)

 

瞳そらさないで 色付く秋のトキメキの中で EPISODE 1

突然ですが、新入園児を紹介します。

 

アンナちゃんと、

アンナちゃんと、

 

わかりますか?

わかりますか?

 

マリアちゃんです。

マリアちゃんです。

 

スウェーデンから来ました。

二人はスウェーデンから来ました。

 

ちゃんとお当番の写真も(すごい白くしてしまってすいません笑)

ちゃんとお当番の写真も(すごい白くしてしまってすいません笑)

 

ありますよ。

クラスの先生が用意してくれました。

 

おちゃらけているわけではなく(笑)とても真面目にこの新入園児をクラスの仲間として迎え入れています。

藤森先生からこのようなお話をいただきました。

  • 人形をつかった保育は、スウェーデン、オランダなどヨーロッパでは主流である。
  • グローバル化、全ての人類への共通理解としても意味がある。
  • 高齢者や障がいをもった子にもとても意味がある。

素晴らしいですね。〝転園してきたクラスメイト〟というイメージで人形を導入されているということで、その方法を模範しています。

12年目に入られました藤森先生が毎日欠かさず更新されています『臥竜塾』ブログ2013年5月30日『人形考1』の中にはこう書かれています。(太字をクリックすると藤森先生のブログ『臥竜塾』にとび、この回のブログの全文を読むことができます。)

〝民俗学者であった宮本さんは、「子供の世界」という著作の中で、そのころの子どもの姿を描いています。その章の中に、柳田さんと同様「オモチャ」について書いてあります。まず、おもちゃについて、「子供の成長にともなって、耳からだけでなく、目や動作を通じての教育がなわれる。その中で重要な役割をはたしていたものは、オモチャである。オモチャはモチアソビということばに敬語のオがつき、語尾が省略されてできたことばである。(中略)」

 この説明は、柳田さんと同じですが、その語源を説明するところから、おもちゃは、もともと「子どもが持って遊ぶもの」という機能があり、その内容を大きく二つに分けています。一つは、例えばおひなさまのように、大人の用具のミニチュアで遊ぶことで、大人になるための準備をしているというものと、「子供たちだけの遊び」というのは、子どもが自ら作り出し、それは、その時期の子どもに興味があるもの、その役目として、その時期の発達を促すものであるのではないかと思います。

 宮本さんは、そのなりたちから最近のおもちゃへの経緯を説明しています。「その初めのモチアソビは、きわめて素朴なもので親たちが作って与えたもののほかに、子供たち自身で作った者も少なくなかった。」そもそもオモチャは、身の回りのものから工夫して作られたものでした。しかし、当時でもこのような変化が起きます。

「ちかごろ都会の玩具店や、土産店にたくさんならべられて、人気のあるコケシは、もともと東北地方の木地師たちがつくって温泉地の土産として売ったものである。木地師たちは椀や盆をつくるのがその主業であったが、そのあまった木屑で、人形をつくったのである。コケシというのは、木屑を意味する言葉のようであり、西日本では、木屑をコケラとよんでいる。木屑で人形を作ることは東北だけでなく、西日本にもあった。つまりロクロをつかって木地ものをつくるところでは、そうした人形を子供たちのためにつくる風があったのであろう。その人形をオボコともネブリコともいっている。」

そういえば、私の子どものころは、旅行に行ってのお土産に「こけし」が多く、家には、日本各地の大小様々なこけしがケースの中に所狭しと並べられていました。そして、その形、顔が少しずつ違っていました。今でも、子どもたちは、こけしではありませんが、人形を持って遊ぶことが多いようです。子どもが人形を持って遊ぶというのは、世界共通なのでしょうか、ドイツでも人気です。

日本における人形の発祥は、やはり宗教上からのようです。「もともと人形は神の依代としてつくられたり、人間の災厄をはらうときに用いる。形代としてつくられたのが起源であろうが、こういうものが子供のモチアソビになっていった歴史はきわめて古いと思われ、ヒイナ遊びのごときは、平安時代以来の文献にしばしば見えるところであ(中略)〟る。

人形の歴史が日本でもとても古いものであることがわかると同時に、日本の文化に根付いたものであることも伺えます。

だからでしょうか。子ども達の反応もとてもいいのです。

次回、子ども達の可愛らしい反応と合わせて報告します。

(報告者 加藤恭平)

寝ても大宮覚めても大宮やっぱり大宮3

サッカーの話題ばかり書いてきましたが、ここでリンクしたのが、塾長の話です。新宿せいが保育園の副園長先生主催の勉強会が先日開催されました。テーマは「リーダー論」です。参加者のほとんどが、保育園のリーダー、つまり、園長先生・副園長先生ばかりです。そこで、ある先生から、塾長に相談がありました。それは、その保育園の職員が辞めたいと言ってきて、辞めて何するの?と聞くと、フラワーアレンジメントをやりたいと言ってきたそうです。その先生は、辞めるのはもったいないなと言うけど、無理して引き止めるのも…ということで、悩んで、塾長に相談に来たということでした。塾長のアドバイスは、2つあったそうです。1つ目は、辞めてやりたいことが明確ならば、それを応援し、気持ち良く送り出すことが大切。2つ目は、辞めても気軽に遊びに来れるような辞め方をするように。ということでした。さらに、辞める勇気も大切だが、戻ってくる勇気もときには必要という話もしてもらったそうです。勉強会の午後のディスカッションの時間にもその話題になったのですが、もし、フラワーアレンジメントのようにやりたいことを見つけて辞めることは、勿体無いことだろうけど、その人にとってはいいことだと思います。それで、フラワーアレンジメントを身につけて保育園に帰ってくるようなことがあれば、その職員はいい武器を身につけて帰ってきたことになるため、保育園としてもいいことですね。つまり、快く送り出せるリーダーと、帰ってきても快く受け止めるリーダーになりなさいということを塾長はおっしゃっているのだと思います。(もちろん、辞め方にもよりますが…)

話を戻して、鳥栖戦の話ですが、私は、大宮サポーターがまさに、良いリーダー像と被って、感動しました。鳥栖に移籍する富山選手を快く送り出し、鳥栖の選手として、大宮と試合する際は、大きな拍手で迎える。もしも、富山選手が大宮に戻ってくることがあれば、大宮サポーターなら、それも快く受け入れる気がしました。鳥栖で試合に出ることで、成長し、新たな武器を身につけて帰ってくるだろうという信頼があるからこそだと思います。そう思うと、プロ野球で言えば、今話題の広島カープの新井選手とカープファンの関係も少し似ているかもしれません。(笑)

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ただ、自分の趣味であるサッカー観戦に行った話なのですが、感動的な場面が見られたし、塾長の話に勝手にリンクしたので、書かせていただきました。ちなみに、今回出てきた富山選手は、塾生の若林先生の元チームメートだそうです!
これからも感動したエピソードをあげていきます。

終わり

西村 宗玲