「ラッキーBOY ラッキーGIRL」

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つくづく新宿せいが保育園の男性職員の遊び心には関心します(笑)

その日の天気は生憎の一日雨でした・・・。
朝から子ども達は室内だけで過ごしています。
それでも自分たちなりに遊びを探して、楽しく過ごしています。
今日もいつも通りお昼寝から覚めて、お着替えをして、
おやつの配膳が始まりました。
しかし、何かいつもと様子が違って、子ども達はソワソワしています。
お皿の下やコップの底を覗いてみたり・・・。
何かあるのかな??と思ってしばらく様子を見ていたら、
リーダーの先生が・・・
「さぁ!!今日のラッキーBoyとラッキーGirlは誰かなぁ?」
と言うと、みんな一斉に色々な所を探し始めました。
続けて先生が・・・
「今日のラッキーBoyラッキーGirlは・・・残念ながらいませんっ!」
と言いながら誰も座っていない椅子の方に行きました。
よくよく目を凝らして見ると、椅子の背もたれの所に小さなシールが貼ってありました。
そうです!『ラッキーBoyラッキーGirl』と言うのはシールが貼ってある椅子に見事座った子どもの事です。
よく結婚式の時にお皿の下にシールが貼ってある人にサプライズプレゼントを渡す企画があると思いますが、それです!
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しかし今回は残念なことに誰も座っていませんでした・・・。
その時、少し遅れて配膳に着た年少の女の子Yちゃんがいました。
すると、まわりの皆はどうするのか?と思ったら・・・。
「早く座って!早く座って!!」
とYちゃんにラッキーGirlになれるように促したのです。
誰一人「私が座る!僕が座る!」という子はおらず、本当に皆でそのYちゃんに座るよう声を掛けて、
Yちゃんがシールが貼ってある椅子に座った瞬間に・・・拍手喝采!!
なんだか、そのシーンを見ていて感動しました・・・。
よく「お集まりになっても座らない子どもがいて困っています」という相談を受けますが、
このように集まることで何か面白い事が起きる!?という期待感を持てば、
自然と椅子に座るようになると思います。
よく塾長の講演でも「待つ」ことの重要性を話されます。
「子どもを待たせる場合は、待った先に何か面白そうなこと、楽しそうなことを伝えないと、子どもは待てない」
と。まさに、この「ラッキーBoyラッキーGirl企画」は子ども達に待つ間、ずっと楽しめる企画ですね。
聞くところによると、今回で3回目だそうです。
一回目はパックの牛乳の底に顔を書いたそうで、
二回目はお皿の底にシールを貼ってそうです。
ちなみに、こんな事をやるのは・・・男性です。
そう塾生の小松崎先生です。さすがですね!
更に下の写真は先日の朝の会の様子です。
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これも、もちろん男性です。そうです本多先生です。
写真だけ見るとふざけているように見えますが、全体の風景は全員、朝の会に座って参加しています。
先生が「座りなさい」と言わなくても、自然と全員参加します。
朝から、こんな楽しい朝の会だと一日ハッピーになりますよね!
自分が園児だったら絶対にそう思います。
そして写真は無いのですが、そんな様子を2歳児の子どもが笑って見ていました。
来年、自分達もあそこで朝の会だできるんだ!という期待感も自然と身に付きます。
小松崎先生に今後の展開を聞くと、
今後は子ども自身が仕掛けたら面白いかも!と言っています。
ただ、子どもが仕掛けると、言いたくて仕方がないから、すぐにバレそうですね(笑)(報告者 山下祐)

「ラッキーBOY ラッキーGIRL」」への2件のフィードバック

  1. いいですねー!!私もそういうの、大好きです笑
    そして、繰り返し言い聞かせて、子ども達に何かをさせるという方法ではなく、楽しい、おもしろいを感じてもらいながら、こちらの思いをうまく子ども達に受け取ってもらうという方法を常に選択したいですし、その方法を楽しみながら「こんなことやってみようかな」「あんなふうにしてみようかな」と思える自分でいたいです。小松崎さんの案もさすがですし、本多さんの姿にも「くぅ〜」となってしまいます(意味が分かりませんね)。

  2.  まるでラジオのDJのような言い回しと声で「さぁ!!今日のラッキーBoyとラッキーGirlは誰かなぁ?」と言っていると、読んでいる方には想像してほしいと思います。帰国子女のような英語の発音は風に乗ってもちろん2歳児クラスにまで聞こえてくるので、雨でじとじとしていた部屋の空気を一新してくれるようでした。写真で本多先生は静止しているかのようですが、いわゆる〝ヘッドバンキング〟、五芒星のそれぞれがグルングルン動く激しいノリです。
     こんな楽しいことを見せられると最近はなんだかムラムラしてきます。空気はやはり伝染するものなのですね。遊び心というかなり感染力の強い菌が新宿せいが保育園には蔓延しています。

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