「皆の前でダンスをしたい」とすいすい組(5歳児クラス)の子どもたちから声があったので、それならばと任せてみることにしました。
集まった友だちの関心をダンスでこちらに向けた後、
最後の子にマイクを向けた後、
「今日は、散歩が楽しかったです。」
「校庭開放が楽しかったです。」
など、プログラムに沿ってそれぞれに思いついたことを言っていました。
明日の予定を話し、最後の挨拶へ。
驚いたのは、それまで話を聞いていたような聞いてなかったような子も、
最後は見事に全員で締めくくられました。
ブログ『臥竜塾』2018年10月21日『ハリスの考える進化9』の中でこう書かれています。(太字をクリックすると塾長藤森先生のブログ『臥竜塾』にとび、この回の全文を読むことができます。)
子どもたちが話を聞いてくれない時は面白い話をしてない時、と塾長から教わったことが思い出されます。年配者である保育者は子どもたちの時代から20年以上遅れていると考えることもでき、タメになるようなことを言うこともできるかもわかりませんが、それ以上に子どもたちが興味をもって聞けるような工夫が必要であることを改めて感じます。
「同輩から学ぶものはより時節に合った現状にふさわしいもの」なるほど子どもたちは自然にそれを行い、受け手は自然にそれを受け止めます。保育者は、指導したり、握った主導権をかざしたりするのではなく、子ども社会に入り込む、お邪魔するといったイメージでも間違いではないのかもわかりません。
(報告者 加藤恭平)