『二分法』

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水曜日の朝

水曜日の朝

子どもたちが決めて開ける朝のゾーン表。ブロックゾーンも製作ゾーンも開いていません。

「だって校庭開放*だから片付け大変でしょ?」

すいすい組(5歳児クラス)子から一言。流石だと思いました。

ブログ『臥竜塾』2017年4月14日『二分法』の中でこう書かれています。(太字をクリックすると塾長藤森先生のブログ『臥竜塾』にとび、この回の全文を読むことができます。)

ここでまた、私たちが生きていく上で大切にしなければならないことが示唆されています。まず、ヒトが持っている能力を他の生き物と区別するものは、「能力の種類」ではなく、むしろ「能力を発揮できる程度」だということです。これは、私たちが大切なのは、どのような能力を持っているかということではなく、持っている能力をどのように発揮できるかということなのです。今回、教育として大切なものとして、「知識・技能の習得」が挙げられていますが、それも、どのような知識を持っているか、どのような技能を持っているかということが大切なのではなく、それらの知識をどのように使うことができるのか、持っている技能を何のために、誰のために使うかどうかに意味あるのです。

また、すべてのほ乳類と鳥類が生きていくための基本能力がどんなものであるか、そして、その能力のレベルがどのくらいであるかが問題であるということだそうですが、そのときの基本能力とはどのようなものかということが、私たちが持たなければいけない能力を示しています。ダンバーが、その例としてあげているものに、「因果関係を把握する」「類推する」を挙げています。そして、彼は、これらの能力が合わさって大きなスケールで展開されるときに、心を読む能力がふと出現すると言っています。このふたつの能力は、先の見通しが立てられるということであり、また、因果関係を把握するということは、仏教の世界でも大切にしていることでもあるのです。

保育者のような視点で朝のゾーンが決められていることを改めて感じました。

(報告者 加藤恭平)

*毎週水曜日、8:30頃〜9:30まで、近くの小学校の校庭をお借りして遊べる時間の総称です

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