それでは各チームで話し合われた内容をお伝えします。
チームO(オー)
◇血液型でチーム名を決めた。A型の人もいたが、Oっぽいね(?笑)とのことでこのチーム名になったそうです(ちなみにチーム名は決めなくてもいいものです(笑)
Q.早番、遅番の時など、担任でないクラスに入る時、(この場合はわいらんすい(3・4・5歳児クラス)のことが話されていました)どう動くといいのか?その中で、朝の受け入れ時など、例えば泣く子に対してどこまで関わっていいものか。
A.子どもと関わってくれたり、朝はお掃除とかをしてくれると助かります。
A.わいらんすい(3・4・5歳児クラス)の職員が普段の姿を知っているので、受け入れは担任の職員に任せるのが吉。受け入れる子どもの人数が多い時やその時間帯によっては、手を貸していただけるとありがたいです。
Q.登園降園で泣いている子の対応
A.どちらも泣いていると保育園でずっと泣いているような印象を保護者はもつものかもしれません。登園降園の時には保育園の楽しんでいる様子を保護者へ伝えられるといいですね。
素朴な質問のように感じられますが、後日参加されたある先生に「遅番、早番で入った時に気持ちが違いました。」との声をいただき、何だかとても嬉しい気持ちになりました。
チーム松(笑)
◇チームの中に韓国語に非常に長けている先生がいた為、〝韓国語講座〟からこちらのチームはスタート!(素晴らしい出だしですね!)
「今度、韓国語講座研修を開いてほしい」との声にまで発展していました。ぜひとも実現させたいですね。
◇ある先生のある悩みに対して、〝昨年より成長している証拠〟との旨のアドバイスをチームで共有したようです。
Q.ちっち組(0歳児クラス)の子達の中に脱走チーム(笑)が増えてきて、さらにタオルの入った籠をぐちゃぐちゃにするので困っています。
A.探索活動が盛んな今のちっち組(0歳児クラス)。今やらないとぐんぐん組(1歳児クラス)でやったらもっと大変。やらせてみて、そして子どもは自分で経験をして、時には少しイタイ思いをしたりして初めて分かることもあるので、目を向けてあげるくらいでいいのでは。寛容に見ていきたい。
チームもも
このチームには調理の先生が二人いた為、自然と調理関係の話に発展していきました。
◇調理の先生達は、アレルギーの子達に対しての配慮をとても丁寧にやっている。毎日本当にお疲れ様です。
◇配膳のお当番の子ども達が自分たちでアレルギーの子を確認しようとする姿があり、それが子ども達から子ども達へと伝承していっていることを感じて、素晴らしいと思う。
◇ある先生の小学校時代、小麦アレルギーながら、どうしてもパンを食べたくなってしまう子がいて、二度も救急車で運ばれた、という話がありました。
→周りの子もドキドキしますが、やはりその子の自制心や我慢する力を育んであげたい。
新宿せいが保育園のアレルギーへの取り組みは目を見張るものがあり、0か100かで食事の配慮を決めるようなものではなく、アレルギーの子ども達一人一人に合わせた配慮をするなど、とてもキメ細やかな取り組みをしています。調理の先生、保健の先生、そして職員が全総力をあげて取り組んでいることなので、自然、話に熱がこもりました。
かなり大まかで、言葉足らずになってしまいましたが、3チームが話し合われた内容をまとめさせていただきました。この盛り上がりを写真でお伝えしたいのですが、話し合いに夢中になり過ぎて撮るのを忘れてしまい(笑)むしろそれによってこの日の熱を感じてもらえたらと思う次第です。
さて、4回に分けて報告をしてきましたこの度の園内研修。お集まりいただいた先生方のご尽力でとても学びある時間を過ごすことができ、本当に感謝の気持ちでいっぱいになります。
これからもこのような形で園内研修をどんどん行い、見守る保育の実践者の集まりとして、より深く見守る保育を追求していくきっかけとなる時間を過ごせるような研修へと発展することを期待してしまいます。
読まれる方に何か得るものがあれば幸いです。
長い報告となりましたが、最後までお読みいただきありがとうございます。
次回開催は10月を予定しています。また、報告させて下さい。
(報告者 加藤恭平)
どんな質問にも、すぐにこのような答えをくださる先輩方、本当に尊敬します。ディスカッションのなかで私は良し悪しで判断する部分が多いことに気付かされました。見方を変えると、負にしか見えなかった行動も正に感じたり、グレーの対応も有ると考えられたりします。そのような、違った角度の見方は、ディスカッションで保育年数に関わらず、それぞれの先生から感じられました。保育中はなかなか、今どう考えて行動しているのですか?など聞く事が難しいので、互いの考えを話せる機会は貴重だと感じました。次回も楽しみにしてます!
FIATさんコメントありがとうございます!
〝そのような、違った角度の見方は、ディスカッションで保育年数に関わらず、それぞれの先生から感じられました。〟保育を〝保育道〟と名付けて下さった藤森先生の意図がそこにあるような気がします。年数や年齢ではなく、人間力、人間的魅力、人格が保育には要求されるように思う昨今、FIATさんのコメントはとてもその芯をついていると思います。お互いに学び合う関係というのは本当に素晴らしいものだと思います。これからも楽しく継続していきましょうね!