そして、4.おしゃべりタイム(小グループに分かれてのディスカッション)
保育経験年数の高い先生を筆頭に3グループに分かれていただき、今回は、11/1(火)に行われる(この日は10/26)『れいぞうこのくにのココモン』研修に向けて、一つのテーマについて話し合いを行っていただきました。
(太字をクリックすると『れいぞうこのくにのココモン』のHPを見ることができます。その日の研修内容は次回報告します。)
保育に関するたくさんの質問や疑問がよせられたBOXの中から一枚、引くと中には〝熱を出した子や、保護者からお休みの連絡をいただいた時など、その対応について判断に迷ってしまうことがあります。皆さんはどう対応されていますか?〟と書かれていました。
今回も恒例のお約束があり、
ご理解とご協力をいただき、
新宿せいが保育園には看護師の先生により作成された全26ページからなる『保健のしおり』という、保健に関するガイドラインがあります。新宿せいが保育園へ入所された保護者の方に必ずお配りするもので、そのガイドラインに沿って日々の保健が営まれています。
今年度入社の新人の子や初めて園内研修に参加されたボランティアの方もいらっしゃったこともあり、各グループにて、改めてガイドラインについての確認と共有が話し合いのメインとなったようです。
最後に全体をまとめた際に個人的にとても興味深い内容がありました。
- 新宿せいが保育園の保育、見守る保育は、子ども同士の関わりが深いため感染症となればその広まりがあるはずだが、いつも大幅な広まりを見せずに終息へ向かうのは看護師の先生ががんばってくれているお陰。
- 受け入れ後、ノートに子どもの体調不良の旨が書かれていることがあり、直接言ってもらえたら、と思うことも…→保護者の方の仕事の都合、家庭の事情があるのでは。保護者の人の思いを理解しながら、どう状況に合わせて対応するか。現場の保育者の力もとても大きい。
誰か一人の責任のように押し付けられるものではなく、看護師の先生、そして現場の保育者、園の職員同士が互いに協力して子ども達の健康を考えている日々があること、その積み重ねによって子ども達の健康が守られ、維持されていることを改めて感じ、胸が熱くなる思いがしました。
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この度の研修は以上となります。読まれる方に何か得るものがあれば幸いです。
次回は、11/1(火)に行われた園内研修の模様をお伝えしていきます。
(写真提供:石田茄歩先生 金塚由衣先生 報告者:加藤恭平)
新宿せいがの看護師の先生は、担任以上に保護者からの信頼が厚い気がします。私達保育士にいろいろ教えてくれるだけでなく、無理はせずに頼っていいといつも温かくフォローしてくれる先生です。せいがは子ども同士の関係が密な分、保護者の感染症や怪我の理解が必要な部分があるとベテランの先生がおっしゃっていましたが、私達が見守る保育をできるように保健のラインを決めてくださり、保育のフォローをしてくださっていることを、今回のディスカッションで再確認できました。本当にありがたいことですね。
FIATさんへ
コメントありがとうございます!
仰る通りだと思います。塾頭山下先生が報告をあげて下さっています〝子育て講座②〟にもあるように、こうして多方面で活躍されているのも、素晴らしいですね。お楽しみ会や行事が近付くと衣装をつくって下さったり、昨日は夜食にと皆の分のおにぎりを握って下さっていました。〝働く〟とは〝ハタ(周囲の人、他人)〟を〝楽〟にすることが語源と聞いたことがありますが、それを体現される実践者であると思います。