ちょっと変わった職員が考えるリーダー論 7 〝新しいリーダーの形〟番外編

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先日の報告の番外編です。公園での出来事から面白い発見がありましたので、報告させていただきます。

これは公園に着くまでの道中での一コマです。

「落ち葉がいっぱい降ってるから傘さしてるのー」何とも可愛いですね。

「落ち葉がいっぱい降ってるから傘さしてるのー」何とも可愛いですね。

公園では川の水かさが増して、いつもと違う雰囲気に。大喜びの子ども達でした。

公園では川の水かさが増して、いつもと違う雰囲気に。大喜びの子ども達でした。

公園を管理して下さっている方と。

公園を管理して下さっている方と。

雨上がりで風も強かった為に、公園はほとんど貸し切りのような状態でした。そんな中、外に出た仲間のような、同志のような(?笑)そんな感情が湧いたのでしょうか、「こんにちはー!」「はい!帽子あげまーす!」など(笑)いつも以上に関わろうとする子どもでした。

先日の報告で、落ち葉のじゅうたんや、風に流されていく雲を見て喜ぶ子ども達の姿を報告しました。そして上記の出来事も含めて、もしこの日、一年目の職員が「今日は部屋で遊びます」と判断をしたならば、また、散歩に出ようとするその判断を、先輩風を吹かしたような形で(?笑)僕らが潰してしまったならば、出会えなかった光景であることに気づきます。

それは、本当にもったいない。

11年目に入られました藤森先生が毎日欠かさず更新しています『臥竜塾』ブログ2007年11月26日『伝統と文化』の中でこう書かれています。

日本の伝統や文化を見直し、それをどう進化させ、今の日本に活用し、世界に貢献していくかを考えることはとても重要なことです。今、世界でも日本の文化が再評価されています。それは、物だけではなく、生き方、生活の仕方なども再評価されているのです。環境保護、エコ、リサイクルに対する考え方、生活の知恵なども「もったいない」で表される日本人の考え方が注目を浴びています。しかし、私は、子どもたちに「日本の伝統、文化を勉強するように!」という前に、もっと、日本の伝統的な教育のあり方、学習のやり方なども検証してほしいと思います。

10年近く前のブログから、今年度のテーマである『伝統』にスポットを当てたブログを書かれています。脱帽です。

話が逸れてしまいましたが(笑)この日本人が得意とする〝もったいない〟という精神、考え方をもつことで、保育に膨らみと豊かさがプラスされるのではないか、とそんな風に感じました。

そんなことを思っていると、

椅子に置いていた子ども達の帽子が風で吹き飛んでしまいました。

椅子に置いていた子ども達の帽子が風で吹き飛んでしまいました。

 

でもきっと大丈夫。子ども達がやってくれます。

何も言わずに見ていると、

「あー!帽子があっちにいってるー!」

「あー!帽子があっちにいってるー!」

「もー!私がやってあげるね。」

「もー!私がやってあげるね。」

「一緒にやるー!」

「一緒にやるー!」

「ニンニンジャー参上!」

「ニンニンジャー参上!」

最後にはニンニンジャーまで登場していただき(笑)帽子はあっという間に集められていました。

今年は、本当に子ども達から学ばせていただきました。

来年も、子ども達の成長を見守りながら、たくさんのことを学んでいきたいと思います。

そして、

生臥竜塾ブログをいつも読んで下さっている皆様に、心から感謝いたします。

皆様の声が、僕ら報告者の原動力です。

来年もどうぞよろしくお願い致します。

2016年が皆様にとって最高の年になることを祈りつつ、この度の報告を終わります。

(報告者 加藤恭平)

ちょっと変わった職員が考えるリーダー論 7 〝新しいリーダーの形〟番外編」への1件のフィードバック

  1. 帽子が飛んでいったのを見て、それを集める子どもの姿、素敵ですね。「もー私がやってあげるね」ということからも、この子の性格を想像してしまいます。そして、一緒にそれをやろうとする子の姿もいいですね。まさに保育園での子ども集団だからこその姿でもありますね。保育という現場の子どもたちの姿からはたくさんの気づきや、発見、学びを与えてもらえます。そのことに少しでも気がつけるように、目の前の子どもを見る目、その意識を忘れずにやっていきたいと思いました。

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