少し前の話になりますが、7月24日に長崎から多くの見学者が来られました。
長崎といえば見守る保育を実践している園が全国でも多く、そして年に3回塾長を招き研修会を行っています。
おそらくご存知のかもいらっしゃるかと思いますが、その前進には二人の園長先生の影響が大きいと塾長から聞いています。
そのうちの一人は塾生の西村くんのお父さんです(以後、西村先生)。私も助手として出張に行っていた時は西村先生には大変お世話になりました。
私の結婚式の時も長崎から来ていただき乾杯もしていただきました。
他にも、当時1年目だった私に対して長崎の園長先生方は優しく接してくださり、感謝の言葉しかありません。
出張に行かなくなってから、会う機会も減り少し寂しい気もありましたが、先日たくさんの先生にお会いできてとても嬉しく思いました。本当にありがとうございました・・・。
さて、35名も長崎から見学に来られましたが、研修の日程はまず午前中は保育園の見学で、今回は塾長自ら案内をされました。
そして午後は塾長の講演ということで、塾長がフル稼働の一日でした。
しかし塾長が研修の前日に
「私の話しは長崎に行って年に数回聞くことができるから、ココでしかできないことをしたいよね・・・」
と。そこで塾長が思いついたのは近年ベテランのA先生が学会などで発表されたりしているので、
A先生が子ども同士の共感についての発表をすることになりました。
さらに、急なフリで私も保育園の環境を発表することに・・・。
臥竜塾の教えの年間講座で行った「環境」の発表をして、更に塾生の西村くんも環境セミナーで行った見学園紹介のプレゼンも連速で行うことに。
長崎の保育園をたくさん見学しているのと、私よりも長く勉強されている先生が多い中で、改めて環境の発表はとても緊張しましたが、
おそらく自分の父親の目の前で発表する西村くんの方が緊張しているのではと思います(笑)
そして研修も無事に終わり、夜は新宿せいが保育園の職員と意見交換会でした。
当初、外で行う予定でしたが、せっかくだから!ということで、園内で行うことに!
3階のスペースの家具を移動し、ほぼオープンな環境にし、テーブルを並べて行いました。
そして食事はケータリングというのも初の試みです。
いま、ギビングツリーで色々な企画をされている神宮司さんという方がいます。
彼はせいがの森の時から塾長と関係があり、「食」の方にとても詳しい方です。
自分自身でも飲食店を経営されていたこともあり、しかも自然食を主に取り扱っているため、
食へのこだわりがとても強い方です。その神宮司さんからお店を紹介していただきました。
メニューは・・・
・三日間塩麹に漬けた白身魚のカルパッチョ
・三日間麦麹に漬けた鶏もも肉のステーキ
・神奈川の 豚を使った冷しゃぶサラダ
・生じゅんさいのおひたし
・いぶりがっこ、チーズ、とんぶりをのせたカナッペ
・舞茸の炊き込みご飯
と、どれも素材にこだわった逸品で、本当に美味しかったです。
どうやら保育園のテーマの「伝統」とつなげるためにメインと前菜に「麹」を使用したそうです。
なんだか嬉しいですね!!
さてさて、意見交換会の話に戻りますね。
まず塾長から挨拶を頂き、乾杯は副園長の中山先生がされました。
そしてせっかくの機会なので、各クラスに分かれて意見交換をしてもらうことに・・・。
いざ始まると、どのテーブルもすぐに盛り上がり、どのテーブルも静かにならず、基本的に終始盛り上がっていました(笑)
会が終わって、新宿せいがの職員に聞くと
「長崎の先生はアツイね(笑)もぅ話がとまらない(笑)」
という感想です。
それは私もいつも思います。と言うのも助手で長崎に行くたびに、長崎の先生方の見守る保育に対するアツイ思いが体中から溢れ出ており、
私も長崎出張の時には、そのパワーに影響され「私も、もっと頑張らないと!!」と強く思い、東京に戻っていました。そして長崎に行くと必ず一言挨拶をしなければいけないので、そういう部分もカナリ鍛えられました(笑)
そして今回、塾の報告でもありましたが、中国展開に向けて試験を塾生が考えるという話がありましたが、
今回、長崎の先生方に試しに解いてもらうことにしました。その際に文章的に変なところや、分かりにくいところなどを指摘してもらうという目的もありました。
その答え合わせを意見交換会の最後の方に担当した塾生が答え合わせをし、最後に「見守る保育ステッカー」を各園さんにプレゼントしました。今後、長崎の出張があると思うので、西村くんに試験問題の感想を聞いてきてもらい、改良を加えられたらと思います。
とにかく、その一日は朝から晩までアツイ一日でした。
さらにもう一つ嬉しいことがありました。熊本から外部塾生の渡邉先生と平田先生も研修に参加され、さらに大阪から外部塾生1号の邨橋先生も研修に急遽、参加することに。
せっかくということで、最後に記念写真を撮りました~。
いつか、いつか塾生全員が集まり、「塾生サミット」みたいな物を開いてみたいなぁと思いました。(報告者 山下祐)
急なフリ、急遽、予定でしたが、という言葉が随所にあるというのがなんともいいなと思いました。その場の雰囲気、みなさんの様子から柔軟に予定を変更できる姿勢というのはその場の楽しさをより高めることができそうですね。
私も長崎での研修はとても印象に残っています!自分が集合時間に遅刻して、園長先生方を待たしてしまったということもあるかもしれませんが…(反省です!)みなさんの熱い思い、そしてなにより優しいさをすごく感じた研修になりました!また、機会があればぜひ参加したい!と思える時間でした。
熱いものを確かめあることで、さらに熱くなったそんな1日だったのかなと想像しました!
例えば、ある方が「あの人はアツイ人」と言われていたとしますが、そのアツさを共感できる人がいなければ、そのアツさは時を経て鎮火していくか、自信をなくしてしまうか、関心を寄せられることがないといった傾向があるかと思います。それのアツさを冷ます事なく持続できるのは、共感してくれる仲間の存在、そして、自然とアツくなれる尊敬できる方の存在があるからなのだろうなぁと勝手に感じました。「見守る保育研究会」の方々は、“共感の輪”が別格なのでしょうかね。