最近は天候に恵まれ、植物の成長がとても著しいです。
とくに屋上のハーブガーデンがある場所の芝生に関しては、ついこの前種まきをしたと思いきや、
既に10㎝以上も伸びているので、今日は朝から芝刈りと雑草抜きです。
手入れを怠っていたせいか、芝が成長しすぎて地中での根の張りが物凄く、引っこ抜くのもやっとでした。
ちなみに芝生といっても屋上はコンクリートなので、厚さ10cmくらいの芝生専用のマットがあるので、
それを敷き詰めて、芝生にしてあります。
さて、少し前から壁面緑化を意識した建物が多く見られます。
とくに東京の真夏は恐ろしいくらい、暑いです・・・保育園でも、そろそろゴーヤを植えて、
緑のカーテンをする予定です。
芝生にも壁面緑化のように室内の温度を下げる効果があるので、取り入れています。
そんな屋上の芝生ですが、自然がたくさんあります。
例えば、子ども達が公園に行くと必ず見つけてくるダンゴムシ。
そしてミミズです。その中で私が一番、テンションが上がったのが「ケラ」です。
知っている人も多いと思いますが、ケラは土の中に潜り、水中を泳ぎ、そして飛ぶという、
万能な昆虫です。特に潜るスピードは、大きな前足を匠に使って、驚く程早く地中に潜ります。
あと「手のひらを太陽に」の歌詞に出てきますね
「ミミズだっ~て、オケラだっ~て、アメンボだっ~て♫」
案外、子ども達はケラを見たことがないと思ったので、何匹か捕獲して、
虫かごに入れて、保育室に置いておきました。
もちろん、すぐに食いついて「先生、この中に何いるの??」
と何人も聞いてきます。
「ケラっていう虫だよ、図鑑に載っているから、調べてごらん」
と言うと、すぐに調べていました。
基本的にケラは地中で生活する昆虫なので、地上に出てくることはあまりないので、
子ども達も見る機会が少ないのかもしれません。
たまたま幅の狭い虫かごがあったので、実際にケラが潜っている様子を見ることができて、
ずっと食いついて見ていました。
今回のケラに関わらず、おそらく自分の身の回りにある物で、
当たり前過ぎて見過ごしている物でも、子どもにとっては新鮮で、好奇心が湧くものかもしれません。
藤森先生のブログを読んで、色々なところにアンテナを張り巡らして、
ちょっとしたことにも敏感に反応し、保育に還元する。
環境を通して保育し、その環境を保育者が用意するとは、こういうことのような気がします。
(投稿者 山下)